黒部五郎岳【64.1】北アルプスの夏は短いのです。

2024年08月03日(土) [日帰り]

• GPS: 12:29
• 距離: 29.5km
• 登り: 2,304m
• 下り: 2,308m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:01
• 休憩: 0:24
• 合計: 12:25

距離 29.5km 登り 2,304m 下り 2,308m

2:55 飛越新道登山口
4:16 飛越新道分岐
5:04 寺地山
6:51 6:52 神岡新道分岐
6:58 6:59 北ノ俣岳
7:24 赤木岳
7:31 赤木岳南峰
7:54 中俣乗越
8:58 8:59 黒部五郎の肩
9:08 9:19 黒部五郎岳
9:25 9:26 黒部五郎の肩
10:19 10:20 中俣乗越
11:18 赤木岳南峰
11:25 赤木岳
11:51 北ノ俣岳
11:56 神岡新道分岐
12:45 12:52 北ノ俣避難小屋
13:26 寺地山
14:10 14:11 飛越新道分岐
15:19 飛越新道登山口
15:20 ゴール地点

天候

晴れ。時々ガス。下山時に晴れ間あり。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

飛越新道登山口の駐車場を利用。線はないけどかなり広いので、上手に詰めれば20台くらい停められそう。簡易トイレ、ポストあり。

コース状況／危険箇所等

【飛越新道登山口〜北ノ俣避難小屋分岐】
傾斜の緩い場所が多く、少々のアップダウンもあって、距離の割に標高が上がっていきません。特に2000m手前はダラダラと続きます。ぬかるみ箇所が非常に多く、足首より深く沈んでしまうところも多かったです。

【北ノ俣避難小屋分岐〜神岡新道分岐】
樹林帯を抜けると急斜面に。枯れ沢？に沿って登っていきますが、雨の日は川になること必須かと。下りはかなり滑りやすかったです。稜線手前からはハイマツがうるさい感じ。

【神岡新道分岐〜黒部五郎岳】
気持ちの良い稜線歩き。赤木岳に岩ゴロゴロ地帯あり。山頂手前からの300mは傾斜が厳しくなるので頑張って。この区間、少々崩れた跡がありましたが、マークもあり通過は問題ありませんでした。

写真

8/3 2:51

片道5時間超の運転でした。疲れた…。標高が高いためか、エアコンなしで仮眠取れました。予定より10分早くスタートです。今日も頑張ります。

8/3 4:15

真っ暗で撮るものがない…。滑りやすそうな粘土質の登山道を黙々と歩きます。

8/3 4:30

少し明るくなってきた空に、奇麗な山容が。笠ヶ岳かしら。再訪したいと思っているけど、ナカナカ機会が得られずです。

8/3 4:42

ぬかるみ箇所がそこここに。かなり深いものもあります。下草の朝露との合わせ技で、既に靴の中までビッショリ(+_+)。

8/3 5:00

寺地山…のはずですが、山表もなく、本当に山頂かなといった感じ。

8/3 5:04

数10mズレたところに山表ありました。

8/3 5:05

あまり標高の変わらない区間をダラダラと歩きます。雲もあって先行き不安。足元の状態の悪さも相まって、ここへ来たことを後悔し始めています…。

8/3 5:29

まぁ、せっかく遠くまで来たので、行けるところまで行ってみましょう。青空も見えてきました。

8/3 5:30

8/3 5:32

笠ヶ岳、だと思います。私的、好きな山リストのトップ5に入っていると思います。

8/3 5:33

まだ2000m程度ですが、もうすぐ樹林帯が切れそうです。さすが豪雪地帯ですね。稜線も見えてきました。

8/3 5:37

北ノ俣避難小屋分岐。避難小屋は気になりますが、まずは先を急ぎ、時間に余裕があれば立ち寄ることにします。

8/3 5:41

分岐からしばらくは木道がありましたが、ご覧の通り。横に踏み跡があるのでそちらを通過します。

8/3 5:44

池沼がチラホラ。不思議な景色です。

8/3 5:44

8/3 5:56

ナカナカに厳しい傾斜です。

8/3 6:00

雲が取れてきました。午後から再び雲が出そうなので、それまでに山頂に辿り着ければ今日の山行は成功ですね。

8/3 6:11

右が涸れ沢。それに沿って上段に踏み跡がありますが、時々消えてしまうので、上を歩いたり下を歩いたりです。

8/3 6:29

あの稜線に沿って歩くのかな。ちょっと元気が出てきましたよ。

8/3 6:41

ハイマツの藪が鬱陶しいですが…もう少しと信じて足を動かします。

8/3 6:47

ようやくお日様をゲット。応援、よろしくお願いします。

8/3 6:49

稜線に乗りました。ふぅ〜、疲れたなぁ。スタートから4時間です。

8/3 6:49

ここまでとはまるで別世界。

8/3 6:49

目指す方向はコチラ。左のが黒部五郎岳かな。

8/3 6:50

神岡新道分岐。後ろの、北アルプスの山並みも素晴らしい。撮った時には気が付かなかったけど、右端のは槍ヶ岳かしら。ここでようやく、人に会いました。

8/3 6:51

さぁ、では楽しんでいきましょう！！

8/3 6:52

あぁ、もぅ、ため息が出ちゃいます。来てよかった。

8/3 6:52

とんがりコーン。今日は槍ヶ岳に行くプランも立てていたのですが、そちらでも良かったかなぁ。

8/3 6:58

北ノ俣岳。人が増えてきました。さすが、人気のエリアといった感じですね。

8/3 6:58

北側。こちらのルートから稜線に乗るのが一般的でしょうか。

8/3 6:59

槍ヶ岳方面。いつか行って見せますよ。

8/3 6:59

笠ヶ岳に向かって歩き出しますが、その右手に乗鞍岳、そして御嶽山まで見えているよう。距離感がバグります。

8/3 7:00

目指す黒部五郎岳はコチラかな。

8/3 7:00

左が乗鞍岳。右が御嶽山。どちらも3000m級ということで、雲海から頭を出している感じがいいですね。

8/3 7:01

遠く西側に白山。こちらも、いつか尋ねてみたいものです。

8/3 7:03

8/3 7:07

あぁ…、それにしても楽しい道だなぁ。

8/3 7:14

8/3 7:14

歩きやすい道ですが、標準コースタイムが厳しめなのが辛いところです。

8/3 7:18

8/3 7:20

8/3 7:27

北ノ俣岳かな。

8/3 7:30

岩ゴロゴロ。マークも無かったですが（復路では見かけた）、何となくで歩けました。

8/3 7:33

8/3 7:35

8/3 7:47

最奥の方に見えているのは、白馬方面かなぁ。

8/3 7:48

歩いてきた道を振り返り。

8/3 7:52

鞍部に池沼。

8/3 7:54

多くの人とスライドするようになりました。さすがに夏の北アルプスはどこも賑わいますね。

8/3 8:11

最後の急斜面が見えてきました。九十九折りの登山道が、厳しさを予感させます。

8/3 8:19

日差しが強いけど、風があるので歩くのにはちょうど良い感じです。

8/3 8:19

8/3 8:28

8/3 8:31

厳しい坂ほど、マイペースに。

8/3 8:44

8/3 8:44

岩がゴロゴロしてきました。ゴローさんの名前の由来ですかね。

8/3 8:50

歩いてきた道を振り返り。

8/3 8:53

調子が上がってきて、どこまでも歩いていきたくなってきました。トレッカーズハイ？

8/3 8:56

黒部五郎の肩。山頂まではあと一息です。デポされたザックがたくさんありました。

8/3 8:57

これが黒部五郎岳のカールかぁ。

8/3 8:57

まだ雪が残っているのですね。

8/3 8:57

正面には槍や穂高が、ドーン。

8/3 8:57

さぁ、山頂に向かいます。すれ違った小学生？から「もう少しですよ！」励まされてしまいました。頑張ります！！

8/3 8:58

8/3 9:05

山頂が見えてきましたが、やはりかなりの人出のようですね。

8/3 9:08

黒部五郎岳に到着です。スタートから6時間超でした。

8/3 9:08

眼下のカールと、北アルプスオールスターズ。素晴らしい景色です。

8/3 9:09

今日は行きそびれてしまいましたが、いつか必ず。

8/3 9:09

南東側。

8/3 9:10

北側。どこまでも、山、山。

8/3 9:11

カールを通過して右奥に山小屋かな。いい場所にありますね。

8/3 9:11

西側には早くも雲が出てきました。

8/3 9:20

山頂での滞在時間10分…。名残惜しいですが、復路も長いので引き返します。

8/3 9:24

下りは慎重に…。特に山頂周辺はザレ気味なので、要注意です。

8/3 9:39

8/3 9:55

8/3 9:55

8/3 9:59

8/3 10:00

天気の崩れが無いようなら、やはり泊りでゆっくりと歩きたいですねぇ。

8/3 10:14

8/3 10:19

往路で撮りそびれてしまった、中俣乗越。

8/3 10:20

雲が…

8/3 10:20

天気予報通りに増えてきてます。降られる前に下山できれば良いですが…。

8/3 10:30

お花畑。

8/3 11:19

8/3 11:19

8/3 11:49

8/3 11:56

神岡新道分岐まで戻ってきました。この稜線上では、ビックリするくらいにたくさんの人とすれ違いました。

8/3 11:56

この景色ともサヨナラです…。寂しいなぁ。

8/3 11:57

いつか、また。

8/3 11:59

そしてこちらは、これから下りる西側。雲多め。ザレザレで非常に滑りやすかったです。

8/3 12:18

8/3 12:21

基本的には上段の踏み跡を歩いた方が楽ですが、時々道が消えるので、その時は下段に下りて歩きました。

8/3 12:25

8/3 12:25

8/3 12:37

この急斜面の途中に、どうしてこんな水溜りができるんでしょうかね〜。

8/3 12:39

8/3 12:44

あまり時間に余裕はないですが、せっかくなので避難小屋に寄ってみます。

8/3 12:46

北ノ俣避難小屋。…ナカナカにワイルドですね…。私が傾いているのか、建物が傾いているのか…。

8/3 12:46

扉は閂（かんぬき）で閉じられています。

8/3 12:47

小屋のすぐそばに水場がありました。たっぷり出ています。

8/3 12:48

小屋の中。窓がないので、密閉感が強くほこりっぽいです。奥の扉はトイレかしら…？靴を脱ぐのが面倒で、中までは入りませんでした。

8/3 12:49

扉に曇りガラスがついていたので、これが唯一の明り取りになりますね。

8/3 12:50

裏手側。こちらにも扉がありました。内側の扉と合わせて、トイレスペースでしょうか。といっても、設備があるわけではないので、携帯トイレを利用するためのスペースかもしれません。

8/3 12:54

さて、予定ルートに戻って、いよいよ樹林帯に突入です。またあのぬかるみを抜けるのか…。

8/3 13:09

オワカリイタダケルダロウカ…かなり深くまで沈み込みます…。とはいえ明るくなったので、脇の方に迂回したりで被害は朝よりも少なく済みました。

8/3 13:22

ちょっと嫌な雲が増えてきましたね。

8/3 14:01

8/3 14:05

飛越新道分岐まで戻ってきました。分岐とはいっても、左側はロープが張られています。

8/3 14:06

笹薮もかなり深くなっていますし、通らない方がよさそうですね。

8/3 14:13

立派なサイズのキノコがたくさん！食べられるものなら嬉しいですが、野生のキノコは怖いので手にしないようにしています…。

8/3 14:19

道に深い穴が。雨水の流れでできるのでしょうか。

8/3 14:27

鬱蒼とした、静かな登山道です。稜線の賑わいとは大違い。

8/3 15:01

日の当たる場所では、土が乾き始めていてありがたい。

8/3 15:02

遠くに湖が。けっこう大きなもののようですが、ここからではあまりよく見えませんね。

8/3 15:18

暑さにフラフラしているところで、ようやく登山口に下りてきました。

8/3 15:19

登山口はこんな感じ。

8/3 15:19

スタート時よりも車が少なくなっている気がします。
今日も無事に下りてくることができました。お疲れさまでした。

撮影機器：

moto g31(w) motorola

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ 食器 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ 携帯トイレ アイゼン（4本爪） 傘 ツェルト

感想

pumi3

こんにちは。酷い寝違えをしてしまったようで首が動かせず、目薬を差す度に悶絶している pumi3 です。

北アルプスの夏は短いです。うっかりするとすぐに秋になってしまいます。なるべく早いうちに訪ねたいところですが、夏らしいお天気のため、午後から雨が降りそうな場所がたくさん。槍ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、白馬岳など、いくつか行きたい場所はあったのですが、唯一、雨マークの出なかった黒部五郎岳にターゲットを絞りました。片道5時間超の運転は辛いですが…2連休あるので、翌日によく休めば何とかなるでしょう。行程の3/4は、よく行く高山と同じだったのは助かりました。

樹林帯を抜けるまでがナカナカ長く、足元の悪さもあって、テンションは下がるばかりでしたが…稜線に出てしまえば素晴らしい天気に素晴らしい景色。とても楽しい稜線歩きができました。さすがに夏山シーズンとなり、人の多さはちょっと気になりましたが…この時期はどこへ行ってもこんな感じでしょうね。槍ヶ岳なんか、渋滞が発生してたかもしれないなぁ。

雨に降られることもなく、ほぼ予定通りの時間に下山。十分すぎる山行でしたが…まだ体力が残っていたのか、なんだかちょっと物足りなさも。もっとたくさん歩きたかったと、心が叫んでいるのかもしれません。せっかく大きなザックも持っているので、お泊り登山も増やしていきたいです（←雨の心配のないとき限定となりますが）。

コメント

580

pumi3さん
こんばんは
黒部五郎かぁ・・・イイですねぇ
この辺りのエリアは「隠居後平日泊りで」と先送りしているので、
あと何年かしたら行って見たいです
それまで体力維持しなくてはｗ
お疲れ様でした

pumi3

580さん　コメントありがとうございます(^^)
素敵な場所でしたよ〜。日帰りではもったいなかったです。「平日泊りで」サイコーですね。何日かかけて、天上をお散歩したいものです(#^^#)。
ただ、今回使った登山口はお勧めしません…。ひっどいルートでした…。