白馬三山【1泊2日】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 2,279m
- 下り
- 2,262m
コースタイム
09:10発 猿倉登山口
10:10着 白馬尻小屋
15:15着 白馬頂上宿舎(テント設営+休憩45分)
16:50着 白馬岳
17:20着 白馬頂上宿舎(キャンプ)
2日目:
06:30発 白馬頂上宿舎
07:47着 杓子岳
08:52着 白馬鑓ヶ岳
10:30着 白馬鑓温泉(1時間休憩?)
03:10着 猿倉登山口
(時間は大体です)
天候 | 1日目:くもり時々雨 2日目:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
帰り:行きの逆 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(猿倉〜大雪渓手前) 比較的歩きやすいです。道迷いも少ないと思います。 (大雪渓) 時期のせいなのか天気のせいなのか、落石が多発していました。 念のためにヘルメットを備えた方が良さそうです。 (白馬頂上宿舎〜白馬岳) 多少のガレ場はありますが、比較的歩きやすく距離も短いので、 大きな荷物はデポしていいかもしれません。 (白馬頂上宿舎〜杓子岳〜白馬槍) ガレているところの下に砂があるので、なかなか進まないです。 難しいわけではないですが、意外にバテます。 また、稜線なので風の影響をもろに浴びます。 晴れている時は最高の景色だと思います。 落石も気をつけたいところです。 (白馬槍〜白馬槍温泉〜猿倉) 雨だったせいもあり、登山道が川と化しているところが多数ありました。 濡れて滑りやすい岩がゴロゴロしているので、 できれば天気のいい時に行きたいところです。 ただ、見たことのない花がたくさんのお花畑が広がっており、 充分楽しめるところでした。 |
写真
感想
今週末はテント泊装備で白馬三山に行って来ました。
かれこれ3年連続の白馬三山です(^_^)
メンバーは、Aさん、Mさん、Dちゃんの4人です。
週末にかけての予報があまり良くなくて、計画続行しようかどうかもちょっと悩ましいところでしたが、
メンバーに雨でも大丈夫か、恐る恐る聞いてみると、みんな二つ返事で構わないとのこと!!
これにはちょっと私もテンション上がりましたー。
登山は自然相手なので、当然雨の日もあれば、晴れの日もあって、、、
どちらにも向き合っていきたいです。
そして、ありがたいことにほとんどの私の登山仲間はこれに近い考えを持っている人が多い気がします。
というより、元はといえば、私も周りの登山仲間からこういう考えを教えてもらったんでした(^_^;)
※といっても、危険が増すときや、交通費が嵩む場所での悪天候は、例外ですが。
そういうわけで、今回も計画実行です。
ルートは猿倉スタート後、白馬大雪渓から白馬岳へ行き、
白馬頂上宿舎でキャンプ(Dちゃんは久しぶりの登山ということで小屋泊)、
二日目は残りの二山の、杓子と白馬鑓、鑓温泉で猿倉戻り。
第一日目は、私以外はみんな白馬大雪渓がはじめて。
やっぱり白馬に来たなら、ここは登っておいてほしいところです。
ただ、私も8月にここに来るのは初めて。季節のせいなのか分かりませんが、思った以上に落石が凄く、
滝の音かと思いきや、大量の落石が流れている音だったりしたので、正直驚きました。
ヘルメットが推奨されるのも凄く納得。
なるべく落石の音が聞こえたら止まって確認するようにしながらみんないいペースで歩きます。
落石の危険の少ないところまで来たら、ようやくランチタイム。みんなおなかペコペコ(笑)
その後はたっぷり休憩、リラックス。
そして歩きはじめますが、たっぷり休んだ後は、また体が温まるまで頑張らないといけません。
まだあと二時間はあるので、ちょっと踏ん張りどころ。
幸い天気は悪くなく、途中青空が見えたり、遠くの方まで景色が見えたりしたので、疲れが紛れます。
期待していない分、見えた時のよろこびは大です。
しばらく歩いて小屋が見えると、さらに大盛り上がりでした!!
そして何とか小屋に到着。小屋とキャンプのチェックインを済ませて、身軽になって白馬岳へ。
ここでなぜか天候悪化。。。いきなり雨が激しくなってしまいました(T_T)
そのため山頂に到着した時には何も見えず涙。すぐに下山開始です。
ところがAさんが捜し物があるから、先に下山しててくれとのこと。
???
いつも周りの意見やペースに合わせてくれているAさんが、よりによって山頂で捜し物があると…
とりあえず何か事情があるようなので、言われる通り、先に下ります。
すると、なんとなんとDちゃんが「ジオキャッシングだ!!」とのこと。「ん???」更に訳が分かりません。
どうやらジオキャッシングというのは、世界中に散りばめられた箱をGPSを使用して探し当てる、
言わば世界規模のトレジャーハンティングみたいなものらしいのです。
なるほど、納得。
ふたりとも科学とか物理とかに精通しているので、こういったことには詳しい!!
なんか、自分の知らない世界を教えてもらったようで楽しいです。
そしてテント場に戻ります。外は雨なので、みんなそれぞれのテントに戻って各自夕食、睡眠です。
晴れたら集まっておしゃべりしながらごはん食べたんでしょうけどねぇ。今回は諦めて、次回に持ち越し(笑)
第二日目。朝方から雨が強くなり、テントもビショビショ?? 一気に重たくなりました。
そして前日濡れたレインウェアが乾くわけもなく、冷え冷え。
更に、ちょっとクサイ。洗濯物が乾ききっていないあのニオイがまとわりつきます…
気にしない、気にしないと言い聞かせますがやっぱり気になるあのニオイ(笑)
天気予報を確認すると、一日中雨で、更に風も15m位になるとのこと。
稜線歩きなので、風の影響は思い切り受けます。
白馬鑓を通った事のない私は元々の計画に沿って行きたかったのですが、
白馬頂上宿舎の登山相談員の方に色々と相談に乗ってもらったところ、
天気と距離を考え、みんなの体調と気分を確認してみた方が良いとのこと。
来た道を戻るというエスケープルートの提案をしてみましたが、歩ける天気だしせっかくだから、
ちゃんと三山を廻って、違うルートで帰ろうということで全員が賛同!
そうと決まれば、すぐに出発です。
冷たい雨が降る中、先が見えない稜線歩き。
ある程度の覚悟はありましたが、白馬の中でもこの稜線は最高だと思っているので、
できればみんなにも見てもらいたかった・・・
一つだけいいことと言えば、先にある大きな登り坂を見ることなく、
ひたすら登って行くと山頂に近い状態なので、ちょっと嬉しい(#^.^#)
寒さと雨と風のため、山頂に長居はできません。
何だか冬山のようっ!!
でもムードメーカーのMさんが、いつでもみんなの歩くモチベーションを上げてくれるので、
天気が厳しくても登りが辛くても結構賑やかな登山となります。
そして三山全てを登り終えると、みんなで大喜びです。
そしてこの先の鑓温泉経由の登山道。
先週、知人からコースタイムより巻けるよ、と聞いていたのですが、
鑓温泉まではほぼマップタイム。
ところどころで温泉臭が漂ってくるので、そろそろかな?と思うものの、
温泉まではまだまだ。
しばらくして小屋が見えた時、嬉しさでペースが少し上がりました(笑)
天気と時間の関係で、私達は温泉に入るという選択肢がなかったのですが、
食事くらいの休憩なら大丈夫。という事で、
山小屋にはめずらしくピラフがあったので、それを即注文。
温かいものを食べると何だか幸せです。
お腹も満たし、外に出るとやはり雨。寒い・・・
でもいったん歩き始めるとちょうどよく、帰り道では結構話も弾みました。
もしこの週末、ほかのメンバーが来なかったら、きっと一人で来ていたと思いますが、
その場合にはこんなに楽しく、明るい登山はできなかったかなーと思います。
そして参加メンバーも、私のムチャぶり計画に文句ひとつ言わずに賛同してくれたのが、
すごくうれしく、またこのメンバーで行けたらいいなと思うのでした。
おしまい。
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