八ヶ岳(小淵沢駅〜観音平〜編笠山〜権現岳〜赤岳にてギブアップ!美濃戸口へ下山)
- GPS
- --:--
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,513m
- 下り
- 1,858m
コースタイム
- 山行
- 10:45
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 12:35
天候 | 晴れました! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿駅23:54発---ムーンライト信州81号---3:09着小淵沢駅 復路: 美濃戸口BT16:25発---アルピコ交通バス---16:58着茅野駅 茅野駅17:36発の大月行普通列車で帰路へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【小淵沢駅〜観音平駐車場】 登山道というよりも一般の道歩きです。危険個所は特にありませんが、今回のような暗い中での歩行の際には、ヘッドライトや懐中電灯が必須です。観音平への分岐まで山と高原の地図では、裏道を通るルートが記載されていますが、今回は夜明け前で見通しも悪く、ここから迷ったらかなわんということで、車の往来する道路を行かせて頂きました。途中、登山道に分岐する箇所もあったようですが(富士見平など)、まんまとスルーしてしまい、駐車場まで完歩してしまいました。(10KM弱) 【観音平〜編笠山】 途中の雲海まではなだらかな森林歩きが楽しめます。雲海から押手川までもやや傾斜が増すものの歩きやすく危険個所はありません。押手川から編笠山までがこのコースの核心部で大きな岩を乗り越えたりハシゴを登ったりする箇所も出てきます。樹林帯から徐々に空が近く見え始め、樹木の背も低くなりはじめると編笠山の山頂はすぐそこです。 【編笠山〜権現岳】 眼下に青年小屋を眺めながら、背の低い樹木に囲まれた登山道を下ります。青年小屋近くになると、樹木帯が切れてゴツゴツした岩場が登場しますが、登山者が多いためか、マークされている岩付近は非常に安定しています。青年小屋通過後、しばらくは整備された登山道ですが、徐々に岩場、クサリ場が現れます。ギボシ辺りから権現岳の姿や権現小屋が視界に飛び込んできます。ここから権現岳は差し当たって危険個所はないですが、自分はなぜかガレ場を30Mくらい下ってしまい、ガレガレと落石も起こし、登り返しにもドキドキしながらやっとこさ登山道に復帰しました(汗)こういうチョンボをしなければ問題ありません。 【権現岳〜赤岳】 まずは、このコースの名物、長〜いハシゴの下りがお出迎えです。混雑時は渋滞必至。時間に余裕をもって通過しましょう。その後旭岳までは非常におだやかに進行できます。※ちなみにこの区間の岩場で左足のももの裏側をツリました(泣) キレット小屋までは気持ちの良い稜線歩きで徐々に高度を下げていきます。途中登山道の狭いところなどは、踏み外しに注意して通過すれば問題ないですが、気を付けていきましょう。キレット小屋(なかなかキレイ!)を通過すると、いよいよこのルートの核心部。最高部赤岳への過酷な登山の開始です。岩自体は非常にしっかりしており、ホールドも豊富で鎖もあるため難易度自体は高くはありませんが、とにかくキツイ!充分覚悟の上トライなさいますようお願いします。中岳からの登山道と合流するとあとわずか、今までの登山道と比較すれば、だいぶ楽な道ですが、激闘の疲れが行く手を阻みます。がんばって足を前に出しましょう! 【赤岳〜行者小屋】 山頂から先程の分岐を今度は中岳、阿弥陀岳方面に進みます。多少ガレてますので注意して下ります。眺めはとても良いです。文三郎尾根は分岐を右へ(阿弥陀に行く体力も時間もありませんでした(;_;))マムート階段をはじめとする階段の数々を下ります。下りきって水の流れる音が聞こえ始めたら行者小屋です。豊富な水量の水場なので、ベースキャンプにはもってこいです!13時の時点でもテント場がかなり賑わってました。 【行者小屋〜美濃戸口】 行者小屋から美濃戸山荘までは奥秩父のような登山道を下ります。幅がそこそこ広くたまにゴツゴツがあれど、基本土が主体の登山道です。木の階段なども整備されていますが、この登山道の状況ですと…いつものようにコケます(涙)お尻をシコタマぶつけてまだ痛いです。 美濃戸山荘から美濃戸口までは未舗装の車道歩きのためサクサク進むことができます。途中、車の通過もボチボチありますが、お互い注意すれば問題ありません。目の前に建物が見え始めるとそれが八ヶ岳山荘(美濃戸口バス停)、ゴールです。 |
その他周辺情報 | 八ヶ岳山荘にて入浴可です(今回は時間が無く入れませんでした) 尚、八ヶ岳縦走路上の小屋でも入浴可のところがありますので、山地図などで確認しておくと良いでしょう。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
タオル
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感想
青春18きっぷも利用期間があとわずか…そんな折に、ふと出来心でえきねっとで予約した「ムーンライト信州」の切符がある状況。白馬まで購入したが、今回は八ヶ岳大縦走を企画すべく小淵沢駅にて途中下車を敢行(残りの区間を無駄にして申し訳ありませんでした)
3:09に到着すると、普段の賑わいはどこへやら、無人駅と化した小淵沢駅。ただ電燈は点いていて虫かごの鈴虫もきれいな音色でお出迎え。軽く食事(実は甲府を過ぎたころにムーンライト車内でも牛丼完食)とトイレを済ませ、富士山以来のナイトウォークを敢行。と言っても登山道というよりも一般の道歩きです。懐中電灯の灯りがないと厳しいですが極めて快適です。できれば山と高原の地図の通りに進みたかったの
ですが、夜明け前で見通しも悪く、まっすぐ行ったら怖そう(暗くて…)ここから迷ったらかなわんということで、車の往来する道路を行かせて頂きました。途中、登山道に分岐する箇所もあったようですが(富士見平など)、まんまとスルーしてしまい、駐車場まで完歩してしまいました。
10キロの歩道歩きをしたためしばし休憩とまたまた栄養補給。ここでウォーキングシューズから登山靴にチェンジ(最近結構この方法です)
朝から大賑わいの観音平駐車場をスタート。途中の雲海まではなだらかな森林歩き。雲海から押手川までもややゴツゴツして傾斜が増すものの歩きやすく危険個所はありません。押手川から編笠山までがこのコースの核心部で大きな岩を乗り越えたり初ハシゴが出てきます。ハシゴが無くても問題のなさそうなところでした。樹林帯から徐々に空が近く見え始め、樹木の背も低くなりはじめるとようやく編笠山の山頂に到着。風がビュービューで寒い寒い!この間まで何日連続猛暑日とか言ってたのに!ってさすが2500M地点ですね。
またまた栄養補給をして出発。眼下に青年小屋を眺めながら、背の低い樹木に囲まれた登山道を下ります。青年小屋近くになると、樹木帯が切れてゴツゴツした岩場が登場しますが、登山者が多いためか、マークされている岩付近は非常に安定しています。青年小屋で再度栄養補給。ここから権現岳まではしばらくは整備された登山道ですが、徐々に岩場、クサリ場が現れます。ギボシ辺りから権現岳の姿や権現小屋が視界に飛び込んできますが、権現小屋が見えた付近でなぜかガレ場を30Mくらい下って「あれ?こんなに厳しい道をみんな進んでるの?たしかに権現小屋は下に見えたけど…こんなに下る?前の人達は?」ふと見上げると権現小屋ははるか上!そうです。登山道から外れて沢筋を下ってしまった模様。ガレガレと落石も起こし、登り返しにもドキドキしながらやっとこさ登山道に復帰しました(汗)よく西穂〜奥穂の縦走路をアップしているユーザーさんがいらっしゃいますが、こんなのが8,9時間続くかと思うとめまいがします(汗汗汗)
権現岳の頂上は分岐から少し移動するので、分岐に荷物をデポして行きました。山頂を示す刀がありましたが、山頂標が見当たらない!っと思った矢先、足元にちゃんと
ありました。山頂ですもん!
分岐にて再度栄養補給。なにせ長丁場ですからね!
最初にこのコースの名物、長〜いハシゴの下りがお出迎えです。登りの方を2名ほど先行して頂き下ります。しばらくはおだやかに進行していましたが、最初の岩場の登りにて左足のももの裏側を激ツリしました(泣)オレンジのヘルメットのお兄さんに水を飲んでマッサージをするようにとアドバイスと励ましを受け10分ほどでどうにか回復。再度歩を進めます。キレット小屋までは気持ちの良い稜線歩きで徐々に高度を下げていきます。キレット小屋はなかなかキレイな建物でした。さあ、ここからがいよいよこのルートの核心部。登山道の岩自体は非常にしっかりしており、ホールドも豊富で鎖もあるため難易度自体は高くはありませんが、とにかくキツイ!この辺から寝不足とか10KMの歩道歩きのダメージが徐々にのしかかってきます。じわじわ歩を進めていくしかないです(涙)真行寺尾根からの登山道と合流あたりで「あと少しですよ!今までと比べればだいぶ楽な道ですから」と励まされ、激闘の疲れに苦しみながらもがんばって足を前に出し続けることに努め、ようやくオバQの頭が間の前に現れました!もっと早い時間でもっと遠くまで行くつもりでしたが、自分の現状や残された時間を考えるとここで撤退が○と判断。ゆっくりと山頂を楽しむことにしました。雲の切れ間から南東方向に富士山が見えたり、わんちゃん連れの奥様が寛がれたりとみんな思い思いに赤岳山頂を楽しんでしました。
さて、下山ルートですが、先程のオレンジヘルメットのお兄さんに「一番楽で時間もかからないルート」を質問。文三郎尾根を下り行者小屋経由で美濃戸口まで下るルートを推奨されました。美濃戸口からのバスが16:20なので、4時間弱余裕があります。バテバテで心配でしたが、今日帰らなければならないため、体に鞭を打って下りることにします。
山頂から先程の分岐を今度は中岳、阿弥陀岳方面に進みます。眺めはとても良いです。阿弥陀に行く体力も時間もなく分岐を右へ、マムート階段をはじめとする階段の数々を下ります。階段は歩きやすいですがやっぱり疲れます、下りきって水の流れる音が聞こえ始めました。行者小屋は豊富な水量の水場です。13時の時点でもテント場がかなり賑わってました。ここをベースキャンプにすると楽しめそうです。
行者小屋から美濃戸山荘までは奥秩父のような登山道を下ります。幅がそこそこ広くたまにゴツゴツがあれど、基本土が主体の登山道です。木の階段なども整備されていますが、この登山道の状況ですと…いつものようにコケました。お尻をシコタマぶつけてまだ痛いです。
美濃戸山荘から美濃戸口までは未舗装の車道歩きのためサクサク進むことができます。ここで登山靴からウォーキングシューズに変更。車の通過もボチボチありますが、お互い注意すれば問題ありません。八ヶ岳山荘(美濃戸口バス停)が見えてきました。ゴールです!日帰り入浴可でしたが時間が無く今回は見送りです(涙)
今回の反省点ですが、やはり八ヶ岳の縦走を検討するならば、そもそも山中泊を前提とした計画が必要なんだなーと感じました。18きっぷの一回分に囚われない山行計画を立てたいものです。
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