【夏山前哨戦・一日目】甲武信ヶ岳登頂戦(雁坂峠・雁坂嶺・東破風山・西破風山・木賊山・甲武信岳・三宝山)
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- GPS
- 10:05
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 2,128m
- 下り
- 2,125m
コースタイム
天候 | 晴れ→曇→晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況 土の道から岩の道、砂の道と変化に富む。 下山後温泉 笛吹の湯 クールダウンにはぬるめの湯がよいだろう。 ほったらかし温泉もぬるくて夏場にはよい。 |
写真
感想
梅雨も明けて、いよいよ夏本番。
今まで不遇をかこっていた分奮発することとした。
夏といえば暑い。暑いときは、
[篷爾慮いた部屋に引きこもる。
高いところに行く。
L襪暴个ける。
た紊某討靴燹
今回は↓い鯀択。
直前まで行き先が定まらなかったが、天気と昨年雨天のため断念したことを勘案して、とりあえず一日目は甲武信ヶ岳に行くことにした。二日目は鳳凰三山を想定していたので足慣らしとしてもちょうどよいはずである。
金曜夜に家を出て、道の駅大滝温泉まで進出。1時半くらいに到着し、3〜4時間くらいの睡眠で大丈夫かしらと思いつつ眠りにつく。それよりも途中で雨がポツポツ降っていたのが気になった。天気予報では晴れっぽかったが、山の天気はわからない。昨年と同様目前で断念となってしまうのだろうか?
明け方、目を覚ますと、雲はかかっているが陽光燦燦、晴れることは確実と思われた。山行の成功を確信し、道の駅みとみまで車を走らせる。
道の駅みとみでも好天で気分も晴れ渡る。
意気揚々と0555時出発、と思いきや進行方向が逆だったため、0600時改めて出発。
甲武信ヶ岳は翌日の露払い的な位置づけだったので、いつもの「イケイケドンドン」式の歩き方は極力抑え、「ゆったりまったり」式で行くこととした。そうしないと翌日到底持たないだろう。
暫くは舗装された道路なのでウォームアップにはちょうどよい。
ウォームアップが済んだところで山道に入るが、見た目にも涼しい沢の道となり、十分楽しませてくれる。ただ、前日雨が降ったからか、水量が若干多めで沢を渡る場所を探すのに若干苦労した。
沢沿いの道から森林の道を抜ける間に雨露やら何やらで下半身が濡れてしまったが野反湖周遊の時のようにげんなりしない。そのうち空間が開けた。雁坂峠は晴れ渡っている。
誰もいない静かな峠上で思わずバンザイを三唱し、しばし休憩。
晴れ渡っているとはいえ、どんどん雲が近づいてくる。甲武信ヶ岳の方はどうだろうか。
山稜が雲に覆われ始めた頃に出発。途中でキツネを見かけたりして雲中山歩を楽しみつつ、雁坂嶺に到達。雲で真っ白。
東破風山で一息ついたところで第一山人発見。ここで軽食休憩。空は相変わらず真っ白。この分では甲武信ヶ岳の方も眺望は望めないだろうが、その時はまた来ればいいや。
東破風山からはゴツゴツ露出した岩の間をすり抜けたり、砂礫と化した上を歩いたりになる。相変わらず、空は雲で真っ白だが、その背景が、強風等で斜めに倒れた木々やサイノ河原の風景によくマッチしている。特にサイノ河原は真っ白な世界で現世とは思われない神仙の世界となっていた。
再び森の中に入り、戸渡尾根分岐までに2人の登山者、木賊山で1人の登山者に会う。甲武信ヶ岳は一応百名山だし、結構人気があるのではないかと思っていたのだが、それほど人が来ていない。雲がかかっているからか、或いは皆さん八ヶ岳や富士山、アルプス等の方面に行かれているからか。静かな山行が続く。
甲武信小屋を過ぎれば、山頂はもうすぐである。あの立派な標柱を目の前に感慨も深し。しかし展望は開けず。今までどこにいたんだというくらいにそれなりに人も多かった。
少々休んだ後、三宝山に行って戻ってくる頃には晴れ間が見えるだろうと根拠の無い希望を抱きつつ一旦山頂を去る。これが狙い通り。途中で三宝岩に寄ったのだが、こちらは人もおらず、静かで、しかも晴れていて展望も比較的良かった。岩の上によじ登り山頂が雲に覆われている甲武信などを眺めながら一休み。
そのうち、風向きが変わったのか、雲が岩に迫ってきたので、三宝山まで進出した後、甲武信ヶ岳に戻る。そしたら今度は先ほどの白い世界とは打って変わって雲が晴れてきていた。
嗚呼、吾人の歩むところ、常に陽光あり!
先ほどまでお昼を広げていた方は下山してしまったのか、山頂には他に2人しかおらず、ゆったり、まったり、静かで長閑な、広い世界を落ち着いて楽しむことが出来た。
暫く遠くの景色を眺めた後、下山へ。甲武信小屋から巻き道を経て戸渡尾根を行く。尾根道歩き時には青空が顔を見せてくれた。
分岐では、夏はやっぱり沢だろうと近丸新道へ。薄暗くも時々沢渡りのある楽しい下り道を行くと、軌道跡があらわれ、昔はあそこまで地面があったんだなあとか、ここは土砂崩れで埋もれちゃったんだなと地形の変化に思いをいたす。
そのうち登山口へ降りた。ついでに西沢渓谷も見ていくかと、西沢山荘前までは行ったのだが、全部観ると夜になってしまうこと及び翌日のことを考えて、また今度来ることにした。
少々やり残すのは別に私の流儀ではないが、次回来るインセンティブにはなる。
無理をしないということでもある。おしまい。
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