【ingress山行】青い空がなくてもportalがあるさ@奥多摩
- GPS
- 06:35
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,351m
- 下り
- 1,331m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ■立ち寄り湯…のめこい湯 |
写真
感想
[img]http://www.yamareco.com/uploads/photos/2945.gif[/img] [color=ff8c00]ルールやマナーの意義[/color]
鴨沢の登山道は何度も登っているので、道に関しての目新しい感想はない。
今回一番気にかかったのは、道中でであった他の登山者の言動だ。
堂所を過ぎ、七ツ石小屋への分岐に至るまでの道にて、前方から小学生の集団がやってきた。
どうも小屋泊だった様子で、30〜40人の子どもたちが、引率の先生とともに下ってくる。
元気よく、
「こんにちは〜」
という子もいれば、ちょっと足元が怪しくなっている子もいた。
その場所はやや岩混じりの尾根道で、狭くはないが余裕ですれ違えるほどの広さもない。
岩がゴツゴツしているし、谷側は急斜面。
当然、道を開けて子どもたちを通してやるべきだ。
ほとんど考えるまでもなく立ち止まった。
挨拶しながら子どもたちを見送っていると、後ろからガシガシ登ってくる男性が一名。
小学生たちと強引にすれ違いながら、私が待機している辺りまで来ると、
「登りが優先ですよ。ルール守ってください」
と言う。
小学生たち、そして引率の先生に向けた言葉であったのだろうが、思わず、
「それは場合によるでしょ」
と言い返してしまった。
彼は私の言葉が聞こえたのか、聞こえなかったのか、無言でそのまま強引に登っていった。
私は小学生たちが最後まで行き過ぎるのを待って登り始めたが、彼はもうずいぶん先に行っていて姿は見えなかった。
「すれ違いでは登りが優先」
これは私ももちろん知っている。しばしば山のマナーとして目にする。
この点、彼の言ったことに誤りはない。が、彼の理解には大きな誤りがある。
何故「すれ違いでは登りが優先」なのか。
山道でのすれ違いにはリスクが伴う。道にもよるが、場合によっては死の危険すらある。
そのリスクを最小限にすることを考えてみよう。
すれ違い方法には3種類しかない。
1:下りが止まり、登りが動く
2:登りが止まり、下りが動く
3:双方が同時に動く
すれ違う時は、少なくとも登りと下りのどちらかの登山者が動く必要がある。
動いている時と止まっている時、どちらが安全かと言えば、普通は止まっている方が安全だ。
では下りと登り、どちらのリスクのほうが高いか?
遭難事故の大半が下りの時である事実からしても、下りの方がハイリスクである。
ということは、すれ違い時に最も危険なのは、下りの登山者が動くことである。
先程挙げたすれ違いの3パターンのうち、下りの登山者が動かないのは1番しかない。
だから、
「すれ違いでは登りが優先」
というマナーが成り立つのである。
しかし、マナーとはあくまでも「大抵の場合はこうするほうが無難である」というセオリーに過ぎない。
どんな場合でも下りが動くのが最も危険というわけではない。
大切なことは、このマナーが何のためにあるのかを忘れないことだ。
このマナーは、
「安全にすれ違うために」
あるのだ。
ということは、もしも登りを優先にすることで安全にすれ違えない状況だったら、本末転倒になる。
その場合は登りが優先ではなくなるのだ。
今回、下ってきたのは大勢の小学生だった。
道はそれほど広くはない。大勢の子どもたちが安全に退避できるスペースは無い。
子どもたちを岩に張り付かせるように待たせて、私一人が登るのに比べたら、
私一人が脇に避け、子どもたちが下るのを見守る方が、間違いなく安全だったと言える。
ましてや、だ。
疲れてふらふらしている小学生もいる中、お互いに足を止めずにすれ違ったりすれば、リスクはより大きい。
「すれ違いでは登りが優先」
というマナーが、
「場合による」
というのは、そういうことだ。
残念ながら、彼にそれを伝えることが出来なかった。
山には様々なルールやマナーがある。
情報誌やサイトで、それらを目にし、学ぶことも多い。
それらを覚えることも、もちろん大切なことではある。
しかし私は、安全の確保以上に優先されるルールもマナーも無いと思う。
願わくば、それらのルールやマナーが、何のためにあるのかも併せて語るようにして欲しい。
[img]http://f.st-hatena.com/images/fotolife/w/wicket/20140720/20140720165100.jpg[/img][b][color=228B22]微妙な空だったら山グレス[/color][/b]
今回も微妙な天候だったので近場で。
七ツ石山で面白かったのはすれ違った子供たちの会話。
[b]「宿泊学習の時にイーサン・ハントが居たんだ」[/b]
『イ…イーサン・ハントだと?』
それを聞いたmizがイーサン・ハントってなんだっけ?と思い出せない。
そしてオラも『あ!聞いたことがある!なんだっけ!』と思い出せないで苦しむ。
早く下山して電波あるところへ行ってググりたい!
そんな気持ちで無事下山し一息ついてググりました。
まじか?!ホントかよ?!
mizcreidさん、Mococoさんこんばんは。
岩ゴツゴツの谷側急斜面の道で小学生30〜40人と強引にすれ違う・・・結構なミッションインポッシブルですねそれは。ルールまで説くとはただモノじゃなさそう・・・もしかして彼がイーサン・ハントだったのか?
そんなスパイなら失敗やむなしの大作戦であってほしいですねホントに
花と戯れる夏山から一転してキノコ特集のレコ。あっという間に秋ですね、梅雨みたいな雨続きでイヤになっちゃいますけどね
イーサン・ハント気になります。
なぜトム・クルーズではなく、イーサン・ハントなのか?
映画スターが小児病棟を慰問したりするけれど…
宿泊学習にくるんだろうか?
すごーく気になります。
雨続き過ぎですよね。
8月の週末は行事色々で山に行けなかったのでなんとか秋晴れに恵まれた山行したいのですけど( ˘・ω・ ˘ )
こんにちは〜
久しぶりの山でした。
ほんと、いつの間にやらきのこの山と化していて、季節はこのまま秋に突入するのではという感じですね。
今回のミッションは結局最後の最後で携帯電波が入らず、もとよりインポッシブルだったというオチでございました。
mizcreidさんMococoさんこんばんは(^-^)/
ミッションお疲れ様でした。
登山道のマナーは登り優先と言いますが、やっぱり、安全が最優先ですよね。
山歩きに慣れていない子供達の間をガシガシ登ってくる事自体どうなのかと思います。
イングレスについては少し調べてみたらやっぱり面白そうですね。
Mococoさん達がそこまでハマっているのもかなり気になります。
イングレス、Chilicaさん向けじゃないかとお誘いしたのです。
地図やガイドブックに載ってないような祠や石碑、有名店、山頂標識…そういう物がポータルになっているのでお散歩や旅行が好きな方は楽しめるゲームなのです。
ちなみに私の好きなポータルは『写真と全然違うじゃん?!』というがっかりポータルです(*´∀`)
あと、Chilicaさんの住んでいるエリアは激戦区(笑)
飯能・奥武蔵の山域で目を見張る活動しているエージェントもヤマレコの方のようです。
こんにちは〜
イングレスの楽しみ方は人それぞれありますね。
私は妙ちくりんなスポットが思わぬところにあることを知らされるのが好きです。
近所の知られざる神社とか、「誰が来んだよ」的な謎名所とか。
狛犬好きなので氏神系の小さな神社の在り処がわかるのは嬉しいです。
興味が出てきましたらぜひ。
mizcreidさん、Mococoさん、初めまして!?
山行お疲れ様でした。
!?を付けたのは、「笠」に見覚えがあったからです。
その日私は堂所下で小学生の集団とすれ違いました。こちらは単独の登りでしかも谷側でしたが、どちらが優先なんて特に考えることもなく、集団を先に行かせました。もちろん谷側なので、しっかりと大きな杉の木のお世話になりました。
今思えばですが、集団の真ん中辺りで引率の先生が止まって、「お先にどうぞ」っと声をかけてくれたんです。ガツガツ男からのアノ一言を聞いた先生だったかもしれません。私は「お気遣いなく、お先にどうぞ」っと。
元気な子、バテてる子、挨拶する子、沈黙の子、いろんな子がいて微笑ましかったです。まさか数十分前にこんなことがあったなんて思ってもいませんでした。
いくら知識や経験、準備をしっかりしていても、山では思いも寄らないことが起きます。そんな時には、型にはまらず、その場に応じた臨機応変な対応が必要だと思います。
大切なのは、みなが安全に気持ちよく山行できることではないでしょうか。
初めまして。
七つ石山までの間ですれ違いましたか。
笠かぶっていた方です(*´∀`)
mizと離れて行動していたのでmizが出会った出来事は分からないですが
子供たち微笑ましかったですね。
私の後ろで立ち止まって待っていたトレランさんは子供たちに
励ましの言葉をかけながら笑顔で見送っていました。
そういう光景もほっと癒されます。
子供たちの後ろから追いついて先に行こうとしていた方たちは
最後尾の先生に声をかけ、先生は前の生徒たちに注意をかけ
子供さんたちは安全な位置に避けて待機する場面もありしまた。
一声かけて相手を思いやる行動をとるのは大切ですよね。
ホントに何が起こるか分かりませんもの。
Mococoさん、レスありがとうございます。
「一声かけて相手を思いやる行動」ってホント大切ですね。
笠はMococoさんスタイルですか。これならすぐにわかりますから、次回どこかですれ違った際にはお声がけさせていただきます。これからもお互いよい山行ができるといいですね。
ちなみに、7721458は「七ツ石小屋」です。(笑)
笠は今回初導入だったのです。
夏に活躍すると思って買ったのですがお天気悪かったり、諸用で山に行けなかったりでようやく山で使えました。
気分や天候に寄ってかぶる感じで(笑)
またお会いした時には『えむえむ七ツ石小屋さん』とお呼びするようですかね。
お会い出来るのを楽しみにしてます。
こんばんは、レス遅くなってしまいました。
七ツ石小屋に通い詰めるとは面白いスタイルですね。
雲取でもなく鷹ノ巣でもなく、七ツ石ってところが格好良いです。
七ツ石小屋に泊まったことはありませんが、あのロケーションはなかなか渋いですよね。
水が美味しいし、トイレも綺麗になったし、近隣の小屋ほど混み合わないしで、もっと評価されていい小屋かも知れませんね〜。
mizcreidさん、レスありがとうございます。
七ツ石小屋には、もう2年6ヶ月通っています。小屋の「業」としては、登山客がたくさんきた方がいいのですが、個人的には「静(ボォーっとする)」を求めていますから、隠れ家的な今のままがいいです。(笑)
みなさんがいつ寄られても気持ちよく過ごせるよう、小屋番さんと協力していきますので、こちらに来られた折には、ぜひお立ち寄りください。
お二人の奥多摩山行は、いつも参考にさせて頂いておりました
歩いてみたい所を調べると いつもMocoさんの(熊さん?)のお顔がw
*奥多摩 三大急登シリーズも 後から 追っかけさせて頂きました
今回の感想を読んで、とても 共感 (感じ入るもの) があり、
ついに mizさんのレコにコメントを入れさせて頂きました。
長い文は必要ないと思いますが、mizさんも仰る通りに
マナーは (より安全な)状況判断によっても 柔軟にも対応すべきだと思いますし
そういう仲間(登山が好きな人)が いる事にも悲しくなっちゃいますね。
これからも、お二人の奥多摩レコを楽しみにしております^^ノ
初めまして。
拍手をつけていただいた時に気になっていたアイコンの方だ!
いつか機会があればお聞きしようかと。
アイコンのイラストはご自分で描かれたものなのかなぁと。
素敵だなぁと気になっていたのです٩( 'ω' )و
私の顔にくっついているのはうちで飼っているパグ子な顔なのです。
姿形は小熊にそっくりです。
登山は安全第一で。
何かあったらしょんぼりどころじゃないですもんね。
初めまして、亀さんレスで申し訳ないです。
奥多摩三大急登シリーズもしばらく中断したまんまで、大御所の稲村石も積み残してるのでいずれ、とは思っております。
冬場かなあ〜。
登山のマナーはいろいろと難しいところもありますが、最終的な判断基準はあくまでも安全かどうかに尽きると思います。
その場で一時的に不快な思いにさせたとしても、危険だと思ったらやらない、そんな勇気がいるんでしょうね。
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