ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 711458
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剱岳(室堂〜山頂〜早月尾根) 15039

2015年09月03日(木) ~ 2015年09月05日(土)
 - 拍手
fukuchi36 その他6人
GPS
56:00
距離
15.7km
登り
1,212m
下り
2,867m

コースタイム

9/3(木)
8:35 室堂出発 ー(45分)ー 雷鳥沢キャンプ場 9:32 ー(89分)ー 剱御前小舎 11:45 ー(55分)ー 剣山荘 12:43 着(泊)
歩行時間:3時間09分(8:35〜12:43) 歩行距離:6.4km

9/4(金)
6:40 剣山荘出発 ー(28分)ー 一服剱 7:25 ー(47分)ー 前剱 8:28 ー(59分)ー 平蔵のコル 9:34 ー(56分)ー 剱岳 11:32 ー(97分)ー 標高2600m地点 13:35 ー(67分)ー 早月小屋 14:43 着(泊)
歩行時間:5時間54分(6:40〜14:43) 歩行距離:4.4km

9/5(土)
6:04 早月小屋出発 ー(86分)ー 1600m道標 8:13 ー(60分)ー 展望台 9:30 ー(40分)ー 馬場島登山口 10:10 着
歩行時間:3時間06分(6:04〜10:10) 歩行距離:5.3
天候 9/3 曇り時々雨・ガス、時々強風(夕方から翌朝 雨〜強風雨)
9/4 曇り時々雨・ガス、時々強風 
   山頂気温:4〜5℃(体感 2〜3℃)
9/5 晴・薄曇り 無風〜微風
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
往路:
 9/2 大阪 9:09 発 立山 15:26 着
 9/3 立山 7:00 発 美女平 7:07 着(立山ケーブル)
    美女平 7:25 発 室堂 8:10 着(立山高原バス)
復路:
 9/5 馬場島登山口 10:32 発 大阪 17:47 着(入湯他≒2時間含む)
コース状況/
危険箇所等
道の状況:
 登り下りとも危険個所多数。ヘルメット・ハーネスは必携。濡れた岩場では登り下りともスリップに要注意。ガレたところでは浮石を踏まないことと落石を起こさない歩行が要求されます。早月尾根の下りは急傾斜の岩場・木の根が特に滑り易いことと、登山口直前の急階段では段鼻で躓き易いので注意が必要です。

登山ポスト:あり
その他周辺情報 馬場島登山口から車で約40分のアルプスの湯で入湯後昼食。
予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
剣山荘
9/3 立山ケーブル・立山高原バスのチケットを手に列に並び・・・
9/3 立山ケーブル・立山高原バスのチケットを手に列に並び・・・
・・・7:00発のケーブルに乗り込む。
・・・7:00発のケーブルに乗り込む。
8:35 雨具を着込んで室堂を出発。
8:35 雨具を着込んで室堂を出発。
残雪があちこちに目に付く中、黄葉が始まっています。
残雪があちこちに目に付く中、黄葉が始まっています。
地獄谷の硫黄臭を嗅ぎながら歩を進め・・・
地獄谷の硫黄臭を嗅ぎながら歩を進め・・・
・・・雷鳥沢野営場管理所でトイレ休憩(@100円)。
・・・雷鳥沢野営場管理所でトイレ休憩(@100円)。
ガスで眺望がない中、やや強い風を受けながらガレたジグザグ道を進み剱御前小舎に到着。
ガスで眺望がない中、やや強い風を受けながらガレたジグザグ道を進み剱御前小舎に到着。
朝食後およそ3時間半、空腹を覚え@500円のどん兵衛で暖を取る。バイオトイレは@100円です。
朝食後およそ3時間半、空腹を覚え@500円のどん兵衛で暖を取る。バイオトイレは@100円です。
ガスで遠望が利かない中、浮石に注意しながら・・・
ガスで遠望が利かない中、浮石に注意しながら・・・
・・・足元には花期が終わったチングルマが・・・。
・・・足元には花期が終わったチングルマが・・・。
濡れた岩は用心しながら下ります。
濡れた岩は用心しながら下ります。
雪渓を数個所横断して進むうちに・・・
1
雪渓を数個所横断して進むうちに・・・
・・・ガスの下方に剣山荘が見えてきました。
・・・ガスの下方に剣山荘が見えてきました。
五竜岳・鹿島槍ヶ岳方面の稜線が見え始めました。
1
五竜岳・鹿島槍ヶ岳方面の稜線が見え始めました。
剣山荘が目前です。
剣山荘が目前です。
12:43 剣山荘に到着しました。
12:43 剣山荘に到着しました。
剣山荘から剱岳山頂方面を望む。
この雲行きなら明日のアタックは問題なし・・・と、思っていたら夕方からの雨が夜半には強風雨に変わり・・・。
1
剣山荘から剱岳山頂方面を望む。
この雲行きなら明日のアタックは問題なし・・・と、思っていたら夕方からの雨が夜半には強風雨に変わり・・・。
雨音を聞きながら・・・17:00 剣山荘の夕食です。
1
雨音を聞きながら・・・17:00 剣山荘の夕食です。
明日の難所トライを控えて、好きなビールもグッと我慢。
明日の難所トライを控えて、好きなビールもグッと我慢。
9/4 5:30 前夜来の強風雨がおさまってきたので、山頂アタックへ向けて勝負飯で腹拵え。
9/4 5:30 前夜来の強風雨がおさまってきたので、山頂アタックへ向けて勝負飯で腹拵え。
ハーネスを装着してイザ出陣のfukuchi36クンです。
ハーネスを装着してイザ出陣のfukuchi36クンです。
6:40 剣山荘を出発して山頂を目指す。
6:40 剣山荘を出発して山頂を目指す。
2番クサリを通過して・・・
1
2番クサリを通過して・・・
・・・一服剱で一休み。
・・・一服剱で一休み。
次第に岩場が厳しくなってきました。
次第に岩場が厳しくなってきました。
前剱で一休み。前進か撤退か思案中です。
前剱で一休み。前進か撤退か思案中です。
昼前後の好天を期待して、さぁ出発です。
昼前後の好天を期待して、さぁ出発です。
濡れた岩場は慎重の上にも慎重を・・・。
濡れた岩場は慎重の上にも慎重を・・・。
いよいよ核心部に近付いてきました。
いよいよ核心部に近付いてきました。
カニのタテバイを前にして・・・深呼吸。
1
カニのタテバイを前にして・・・深呼吸。
アタック開始です。
アタック開始です。
水平にトラバースして後続の仲間を待ちます。
緊張の上に手が悴んで・・・。
水平にトラバースして後続の仲間を待ちます。
緊張の上に手が悴んで・・・。
10:40 出発から4時間、剱岳山頂に到着しました。
ガスって眺望がきかないのが少し残念ですが・・・。
1
10:40 出発から4時間、剱岳山頂に到着しました。
ガスって眺望がきかないのが少し残念ですが・・・。
三等三角点とマイザック。
三等三角点とマイザック。
Kガイドと同行者で記念撮影。
fukuchi36を含め3名が初トライで山頂に立つ幸運に恵まれました。
4
Kガイドと同行者で記念撮影。
fukuchi36を含め3名が初トライで山頂に立つ幸運に恵まれました。
早月尾根へと下っていきます。
登り以上に慎重さが求められるクサリ場が続きます。
早月尾根へと下っていきます。
登り以上に慎重さが求められるクサリ場が続きます。
標高:2800m付近でライチョウ1羽に出合いました。
標高:2800m付近でライチョウ1羽に出合いました。
ステンレス製から鉄製クサリに変わりました。
ステンレス製から鉄製クサリに変わりました。
標高:2600m標識前で・・・
標高:2600m標識前で・・・
・・・最後の休憩です。
・・・最後の休憩です。
早月小屋の赤い屋根が見えてきました。
早月小屋の赤い屋根が見えてきました。
急坂と細尾根に注意しながら・・・。
急坂と細尾根に注意しながら・・・。
早月小屋テント場手前でクマの唸り声を耳にして・・・一瞬立ち竦む。
小屋ができる以前は熊の通り道だったそうで、子連れ熊の可能性大との話に再びギョッと・・・。
早月小屋テント場手前でクマの唸り声を耳にして・・・一瞬立ち竦む。
小屋ができる以前は熊の通り道だったそうで、子連れ熊の可能性大との話に再びギョッと・・・。
14:43 早月小屋に到着しました。
14:43 早月小屋に到着しました。
談話室満室、外小雨、許可を得てマイルームで反省会。剱岳登頂の興奮が醒めず、昨日は控えた酒類がグイグイと・・・。16時頃から激しい降雨、無事の下山を歓び合いました。
談話室満室、外小雨、許可を得てマイルームで反省会。剱岳登頂の興奮が醒めず、昨日は控えた酒類がグイグイと・・・。16時頃から激しい降雨、無事の下山を歓び合いました。
伝蔵小屋(早月小屋)の掲示物を眺めながら・・・
伝蔵小屋(早月小屋)の掲示物を眺めながら・・・
・・・17:00 夕食です。
1
・・・17:00 夕食です。
9/5 朝焼けに浮かぶ北方稜線ルートのシルエット。
9/5 朝焼けに浮かぶ北方稜線ルートのシルエット。
天気がよく剱岳山頂が遠望できます。
天気がよく剱岳山頂が遠望できます。
5:20 早月小屋の朝食です。
5:20 早月小屋の朝食です。
大日岳方面を望む。
1
大日岳方面を望む。
北方稜線ルートから剱岳山頂方面を望む。
北方稜線ルートから剱岳山頂方面を望む。
6:04 早月小屋に別れを告げて・・・。
6:04 早月小屋に別れを告げて・・・。
小屋を出て直ぐのビューポイント。
小屋を出て直ぐのビューポイント。
早月尾根は想像以上の激下りです。
早月尾根は想像以上の激下りです。
早月尾根ルートピストンで剱岳を日帰り登山する男性に道を譲っているところです。
早月尾根ルートピストンで剱岳を日帰り登山する男性に道を譲っているところです。
週末で天気が好転したので、早月尾根から剱岳を目指す多数の登山者と擦れ違いました。
週末で天気が好転したので、早月尾根から剱岳を目指す多数の登山者と擦れ違いました。
10:10 馬場島登山口に下山しました。
10:10 馬場島登山口に下山しました。
迎えのバスの向こうに剱岳を望む。
迎えのバスの向こうに剱岳を望む。
アルプスの湯で汗を流した後、剱岳登頂のご褒美にニンニク風味の鶏空揚を肴にビールで乾杯。
アルプスの湯で汗を流した後、剱岳登頂のご褒美にニンニク風味の鶏空揚を肴にビールで乾杯。

感想

 高所恐怖の連れ合いに同行を拒否され、単独で剱岳登山ツアーに参加。ベテランのKガイドとTサブガイドに男4・女1の計7名で、小雨とガスの中、室堂を出発。剣山荘に着く頃にはガスの晴れ間ができて遠方の山々の稜線を眺めることができた。
 翌朝には前夜来の強風雨が上がり、昼前後には薄日も予想されたので、雨具・ハーネスを装着して剣山荘を後にする。風・ガス・小雨の中を慎重に歩を進め、剱岳一番の難所・カニのタテバイを悴む手で必死に攀じ登り出発から4時間後に剱岳山頂に立つことができた。ガスに包まれて山頂からの眺望を楽しむことができなかったが、初トライで山頂に立てたのはこの上なく幸運であった。早月尾根の下りは岩場・クサリ場の急坂の連続で登り以上に慎重な歩行が要求されたが、事故なく早月小屋に到着し、前日は控えたビールで登頂を祝うことができた。いつの日か、早月尾根〜剱岳〜室堂ルートを辿りカニのヨコバイにも挑戦してみたいものです。
Kガイド始め同行の皆さん、大変お世話になりありがとうございました。
                           fukuchi36

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:468人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
剱岳/早月尾根ルート/馬場島起点早月小屋経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [3日]
剱岳 八っ峰上部 バリエーション
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
剱岳点の記コース/剱沢〜長治郎谷〜山頂〜別山尾根 
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
馬場島〜三ノ窓〜剣岳〜早月尾根〜馬場島
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
ハイキング 剱・立山 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら