恵那山 神坂峠ピストン

2024年08月11日(日) [日帰り]

• GPS: 08:43
• 距離: 15.7km
• 登り: 1,332m
• 下り: 1,330m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:42
• 休憩: 1:01
• 合計: 8:43

5:09 スタート地点
5:11 神坂峠
5:29 5:30 千両山
5:49 5:51 鳥越峠
6:13 ウバナギ
6:26 6:31 大判山
7:00 こだまエリア
7:18 7:19 テングナギ
7:30 テングの頭
8:37 恵那山前宮ルートと神坂峠ルート分岐
8:55 8:57 恵那山
8:58 8:59 恵那山頂避難小屋
9:08 恵那山一等三角点
9:22 9:50 恵那山頂避難小屋
9:53 恵那山
10:08 10:13 恵那山前宮ルートと神坂峠ルート分岐
10:52 テングの頭
11:00 11:04 テングナギ
11:18 こだまエリア
11:46 大判山
12:06 ウバナギ
12:33 12:41 鳥越峠
13:24 13:26 千両山
13:49 13:51 神坂峠
13:52 ゴール地点

神坂峠ルートより、広河原登山口ルートの方が人気があるようだった。
山頂まではこだまエリアからの登りがしんどいが、岩場や鎖場がない、感じの良い上りだった。
下山は逆に長い下りと、後半はアップダウンがあるので、疲れた下半身のケアが大事である。

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

早朝4時前に自家用車で神坂峠駐車場に駐車

コース状況／危険箇所等

登山道は危険な個所はない。
全行程でアブが居るので、アブ避け効果ある防虫スプレーかハッカ油ミストを持っておくのが良い。

その他周辺情報

下山後に車で約30分走って東山ラジウム温泉へ

写真

8/11 3:18

真っ暗な林道を上がって行きます。ゆっくり進んで約45分くらいでした。何か出てこないかと目を凝らして運転していると、ウサギ1匹とだけ目が合いました。

8/11 3:21

強精水の登山口です。以前はこの先の林道が通行止めだったことがあり、この登山口からか、もしくはここで駐車して神坂峠まで歩くコース取りもあったようです。

8/11 3:41

強精水から更に約20分走り、神坂峠駐車場に到着です。ここを左に少し下ると、5〜6台停車できるスペースがあります。盆前三連休中日の山の日(祝日)で、混んでいるかと思いましたが、4時前到着で3番目でした。明るくなるまで少し仮眠します。

8/11 5:08

フト目が覚めて登山準備に掛かり、出発です。神坂峠駐車場の目の前に登山口の看板があり、吸い寄せられます。しかし、生来からの方向音痴なので、ヤマレコの登山計画通りに進むべしとパスします。後から確認すると、ここから登ってもメイン道と連結していました。

8/11 5:10

神坂峠駐車場から少し上がります。この時点で既に高度1,500m超あるので、ひんやりしています。

8/11 5:11

この登山口からスタートです！5時過ぎに出発とは、早出早着のセオリー通りと自分で感心します。

8/11 5:14

まだ日は出ていませんが、かなり明るいです。

8/11 5:25

日が出てきました。

8/11 5:26

笹が日に照らされますが、まだまだ日差しは強く感じません。笹が夜露でパンツや靴が濡れるので、真夏の日光パワーで乾かないかなぁと思いながら進みます。

8/11 5:29

良い天気になりそうな予感です。

8/11 5:30

ところどころの分岐には、行先看板があります。

8/11 5:30

道中、ずっとこの量産看板を見かけました。中津川村の名前があるので、神坂峠からのルートは中津川村の主管のようです。

8/11 5:34

本日のゴールの恵那山が正面に見えます。何か割と距離がありそうなのと、一旦下に落ちているのが分かって戦慄します。

8/11 5:50

鳥越峠です。恵那山まで3時間という掲示の通り、頂上まで3時間掛かりました。

8/11 6:27

見晴らし良いです。しかし、遠くに見えている山が何なのか分かりません(悲)。

8/11 6:31

前衛の大判山(1,696m)です。恵那山の大標識は年季のためか、文字部分の色が消えているものが多かったです。遠くからだと読めません。

8/11 6:34

頂上までの道中8割は、このような雑木林です。眺望ゼロであるものの、真夏の日差しもほぼゼロです。面白くないと不評もあるようですが、私は雰囲気が地元の六甲山に似ていて、親近感が湧きます。

8/11 6:34

雑木林の間から恵那山がチラ見えします。

8/11 6:38

たまに眺望良くなります。

8/11 6:38

笹の夜露が凄くて、びちょびちょです。パンツから垂れた水が靴下を伝って靴中浸水しました。歩く度にズッポンズッポン言い出して、山頂まで乾かず足裏が軽い靴擦れになりました(弱)。軽登山靴にショートゲイターが良かったと思いました。

8/11 7:00

こだまエリアです。もののけ姫のこだまが出て来そうな雰囲気あるからだそうです。残念ながら笹が雰囲気ブチ壊しています。この辺りまで結構歩いている感あるものの、一定のレンジのアップダウンの繰り返しで、あまり高度が上がりません。

8/11 7:01

明け方は気にならなかったアブが急に増えてきました。チクっとすることが2回あり、見るとスネと腕の薄手のウエアの上にアブが止まっていました。ポイズンリムバーで吸い出そうとも特に何もなっておらず、その後も腫れることありませんでした。でも、鬱陶しいです。大嫌いです。

8/11 7:05

柄が安物の蛍光ペンみたいな色をしたキノコが生えていました。

8/11 7:18

天狗なぎです。山の地名で「なぎ」が付くのは、地面が崩れて山肌が出ている場所を表すのだそうです。確かに、恵那山は下から見ると、緑の間にところどころ崩れて箇所ありました。

8/11 7:18

快晴です。やっぱり晴れが良いです。遠くに見える山は何でしょうか(謎)。

8/11 7:30

天狗の頭を通過します。テング・ヘッドです。

8/11 8:21

中々の勾配の上りが続くようになります。気が付いたら、アップダウンは無くなり、常に上りです。左右にジグザグせず、直線的な登りのためか、息も上がります。雑木林バリアで日は当たりませんが、滝汗です。真夏なのに、体からうっすら湯気も出ていました。この上りが前半戦の勝負所です。

8/11 8:36

雑木林の間から見える青空を糧に、黙々と登り続けて平らなジャンクションに到着です。後から思えば、ここまで来ればひと段落でした。

8/11 8:37

頂上まで40分と表示あるものの、感覚的には約20分ほどでした。もう辛い上りはありません。高度も頂上とほぼ同じ2,100m台なので、下から見た時の頂上稜線上にあるようでした。

8/11 8:41

ジャンクションから頂上へ向かいます。

8/11 8:51

雑木林もありますが、笹の勢力減っているように思います。アブの勢力はマシマシです。

8/11 8:54

地図上ではそろそろ最高点があるはずなのにと思いながら歩いていると、ポツンとありました。前調べで見た他の方の記録に「気付かんわ」と書いてあったことを思い出します。

8/11 8:56

日が当たらないためか、万年沼地みたいな箇所が割とあります。

8/11 8:59

避難小屋です。前に広場とベンチがあります。神坂峠から1組しか出会わなかったのに、俄かに人の数が増えます。皆さん、広河原ルートから上がって来たようでした。

8/11 8:59

恵那山山頂トイレの前にある、とても秀逸な山頂付近図です。恵那山は最高点と見晴らし台のある三角点の場所が離れていて、更に雑木林のために展望ないので位置関係が分かり難いです。この地図で関係良く分かりました。

8/11 8:59

案内板でガムテープが貼られていた黒井沢登山口方面です。よっぽどそっちへ行ってはいけない何かがありそうです。何があったのでしょうか。

8/11 9:05

見晴らし台の方へ進みます。周囲にいくつか祠があるので、山行の安全を祈願して手を合わせます。

8/11 9:07

山頂碑です。最高点よりこちらの方が見晴らしが良く、三角点がこちらに設置されたため、ここにあるようです。

8/11 9:07

上がっても何も見えないで有名らしい見晴らし台です。

8/11 9:08

記念に上がってみましたが、期待した通り何も見えません(笑)。周囲の木を切り倒せば眺望出るのでしょうけども、国立公園の木はそう簡単に切れないのだと思います。

8/11 9:43

避難小屋前に戻り、遅めの朝食です。リゾッタとカップラーメンを持参しましたが、割と疲れていてリゾッタしか食べませんでした。これが後半戦のシャリバテに繋がり、無理をしてでもカップラーメン食べておけば良かったと反省です。

8/11 9:43

アシックスのGEL-Trabuco 9(廃盤)を履いていましたが、登りの途中で木の根っこか何かに引っ掛けて破れました。、約3年履いたので、充分頑張ってくれました。

8/11 9:54

広河原ルートからも神坂峠へ戻れるのですが、予定通りピストンします。途中で片方落とした手袋を回収する必要もありました。再び通過した最高点のプレートのアップです。良く見ると手打ちで、2024年とあるので最近作られたもののようでした。素晴らしいです。

8/11 9:55

来た雑木林を戻ります。

8/11 9:56

祠では手を合わせます。最後の最後は神頼みです。

8/11 10:05

雲は出てきましたが、ガスってくる感じはありませんでした。快晴です。

8/11 10:09

あっという間にジャンクションに戻りました。

8/11 10:10

このジャンクションは、神坂峠からと前宮登山道と山頂への道の三分起です。流石百名山なので、色々なルートがあるのですね。

8/11 10:13

前半戦でバテてしまい、楽な下りなのにスピードがでません。この辺りで神坂峠から上がって来られた5組くらいの方と擦れ違いました。

8/11 10:13

本日の行動食は山よりだんごです。持参した2袋は全部平らげました。

8/11 10:27

前半戦で落とした手袋です。すれ違いのカップルが「木に掛けておきましたー」と親切に伝えてくれたので、回収できました。本当に感謝です！

8/11 10:37

急な下りは抜けたものの、調子が出ません。前半戦で頑張り過ぎたのか元気が出ません。下りなのにやたらと汗が出ます。

8/11 10:44

快晴ですが、積乱雲の初期的な雲が出来ています。

8/11 10:52

テング・ヘッドに戻って来ました。

8/11 11:02

登りでは気が付きませんでしたが、斜面が崩れている所が見えます。

8/11 11:17

こだまエリアまで降りて来ました。この辺りから太ももの前側、大腿四頭筋の外側広筋と大腿直筋が攣るようになります(辛)。大量発汗の塩分・ミネラル不足かと思い、塩分チャージタブレットをほうばるも改善しません。

8/11 11:28

昼を前に、日差しが強くなります。直射日光対策は万全ですが、気温が高くて下りでも滝汗状態です。風がないのと、照り返しの熱で山全体がムワムワです。あと、アブの羽音のせいで、体感温度＋5度です。

8/11 11:35

アップダウンの登り返しで太ももが攣ってスピードが出ません。芍薬甘草湯を飲んでも直らず、だましだまし頑張ります。上りではC3-POみたいになります。

8/11 11:46

大判山です。恵那山では貴重なベンチに座りたくも、直射日光が危険なので先に進みます。

8/11 12:31

両足の太ももがほぼカチコチに攣って、1歩も進めなくなります。何てことはない上りが、酷い拷問です。しかし、立ち止まっても熱中症で倒れそうになるので、C3-POで少しずつ進みます(体感時速100m)。

8/11 12:33

やっとのことで鳥越峠です。登りの時より下りの方が長く感じます。

8/11 12:38

熱中症非常用の水色のヤツを飲んでみるも、太ももは直りません。ここまでで水分2.5リットルを摂取して、一度もトイレに行きたくなっていません。真夏の登山はハードです。

8/11 13:27

太ももをさすりながら、ゆっくり進みます。痛過ぎて何ともならないのでダメ元でロキソニンを飲んだら、太ももの攣りが直りました。飲んでおきながら、えっ！？って感じです。

8/11 13:51

ビクトリー・ロードです！いやー、後半は長かった。

8/11 13:52

神坂峠駐車場に到着です。アブだらけになっていました。

8/11 14:00

飛び乗った車の窓にとまったアブです。恵那山では色々なアブが居ましたが、これは蜂みたいなアブで見た目がやばいです。

8/11 14:15

エアコン最強にして林道を下ります。昼間に走ってみると、今までで最高に綺麗な林道した。小石がほとんど転がっていないので、パンクの心配がありません。飛び石だらけの阪神高速が見習って欲しいレベルの綺麗さです。ただし、両側は登山道と同じで眺望ゼロです。

8/11 15:27

林道降りたところにクアリソート湯舟沢がありましたが、混雑を避けて、更に車で20分ほど走ったところにある東山ラジウム温泉へ行きました。ほぼ貸し切り、ラドン吸い放題で最高でした。近くにはローソク温泉もあります。

撮影機器：

OPPO Reno7 A SIMフリー OPPO

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 着替え 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 笛 計画書 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 サングラス タオル

備考

高カロリーの非常食

感想

ibkexp

久しぶりの登山で太ももの筋肉が落ちていたのか、自分史上最大の太もも攣りが発生した。

登りは何ともなかったのに下りの登り返しで攣りまくった。思い返すと、登りはそれなりの勾配と長さがあり、思う以上に頑張り過ぎていたのかも知れない。
油断せずにストックを持って行き、使っていればと反省した。百名山は距離と高低差のスケールが近所の山(六甲山)とは違うので、入念な準備が必要だった。

真夏の快晴なるも雑木林のお陰で、直射日光は浴びない。しかし、昼につれて気温は高くなるので熱中症対策も大切である。山中は水場も売店もなく、神坂峠ルートは人通りも少ないので、熱中症でぶっ倒れると野垂れ死ぬと思った。
最終的に水分は3リットル強を消費し、登りも下りも常に滝汗だった。

あと、アブが非常に鬱陶しかった。虫除けミストで少しマシになった気もするが、気のせいレベルだった。次回の真夏の登山では、おにやんま君を投入してみたい。