ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 7122710
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

錫杖岳 見張り塔からずっと

2024年08月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
げん その他3人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
17:07
距離
4.7km
登り
1,378m
下り
882m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
16:49
休憩
0:18
合計
17:07
距離 4.7km 登り 1,378m 下り 882m
5:56
6:14
964
22:18
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
トンネル近くの駐車場に停めた
コース状況/
危険箇所等
沢が増水していなかったので渡渉は楽でした。
その他周辺情報 風呂:新穂高温泉の温泉街?が安くて良かった
スタートは北沢大滝の左
スタートは北沢大滝の左
1ピッチ2ピッチリンク
実質、2ピッチ目の終了点
1ピッチ2ピッチリンク
実質、2ピッチ目の終了点
3ピッチ目
直上ののち、ブッシュへ
3ピッチ目
直上ののち、ブッシュへ
フォロー引き上げ中
フォロー引き上げ中
4ピッチ目
4ピッチ目終了点
浅打ちのハーケン2枚
4ピッチ目終了点
浅打ちのハーケン2枚
後続も到着
5ピッチ目終了点
6ピッチ目
岩が脆い垂壁からスタート
越えると傾斜が緩む
6ピッチ目
岩が脆い垂壁からスタート
越えると傾斜が緩む
6ピッチ目終了点は無いので、灌木と小さいナッツで構築
7ピッチ目は洞穴まで歩く
6ピッチ目終了点は無いので、灌木と小さいナッツで構築
7ピッチ目は洞穴まで歩く
8ピッチ目は洞穴横の垂壁 
濡れている
8ピッチ目は洞穴横の垂壁 
濡れている
9ピッチ目
凹角からの垂壁トラバース
ここが核心かな
凹角からの垂壁トラバース
ここが核心かな
トラバースに入る
モヤモヤだが、高度感バッチリ
トラバースに入る
モヤモヤだが、高度感バッチリ
トラバースの後、ガバを掴んで直上
トラバースの後、ガバを掴んで直上
9ピッチ目終了点はハーケン2枚をカムで補強
9ピッチ目終了点はハーケン2枚をカムで補強
フォローを迎える
フォローを迎える
10ピッチ目 Ⅱ級
本峰基部まで緩傾斜帯の歩き
11ピッチ目も簡単な草付きルンゼの登り
10ピッチ目 Ⅱ級
本峰基部まで緩傾斜帯の歩き
11ピッチ目も簡単な草付きルンゼの登り
12ピッチ目、草付きルンゼからクラックを登る
12ピッチ目、草付きルンゼからクラックを登る
ピンクテープの巻かれたハイマツでビレイし、登攀終了。
本峰に乗り上げ、登山道と合流した。
ピンクテープの巻かれたハイマツでビレイし、登攀終了。
本峰に乗り上げ、登山道と合流した。

感想

泊まりで錫杖岳に行くことができたので、せっかくなので時間が掛かるルートに取り組んでみました。

『見張り塔からずっと』
ピッチ数も10ピッチを越え、ルートファインディングを駆使する登りごたえのあるロングルートでした。
グレードこそ5.9と難しくはないものの、残置を追うような類のルートではない(有ってもボロい支点)なので、それなりのプロテクションと心の準備が必要かな。

岩の弱点を突いて登っていくような、冒険的要素の大きいルートだと思いました。

核心は洞穴左の薄被りからの垂壁。
下部はクラックが発達し、一部濡れていたものの、岩は硬くスッキリとしているので気持ち良く登れる。

上部は凹角直上から垂壁を右にトラバースし、直上。
難しくはないが、トラバースのリードはプロテクションが取れる箇所が全くわからないので怖かった。

トラバースをノーピンで行った場合、失敗すると凹角部まで振られ、壁に激突するだろう。

幸い、トラバース途中に細いクラックを見つけ、小さめのナッツをセットできた。
ガバ足だが、ハンドホールドはそこまで良くないので、ちょっとバランシーな感じ。

トラバースしていくと、ガバの連続を見つけて直上。
結果的にトラバース箇所はプロテクションが3つ取れた。

核心の後は本峰基部までの歩き、次も草付き帯を登る。
最後のピッチは草付きルンゼからちょっとボロいクラックを登って登攀終了になった。


洞穴ピッチの前、仲間の後続パーティが迷子になったようで、待っていたらけっこう時間が経過してしまった。
後続が来るのを待ち、1時間くらい昼寝してたけど、起きても未だ来なかった。この辺りで焦り始めた。

トップアウトで夕方6時。

登攀よりも下山ルートファインディングでかなり疲れた。
暗くなるとなおさら。
下降ルートを事前に調べていたが、皆さん下山が核心みたいに書いていた。本当だった。

[下降]
下降は牧南沢を使ったが、沢型まで出るまでのルートも岩峰をいくつも巻くように歩く。
あまり歩かれていないようで、ヤブが発達。
途中で道が消失し、藪漕ぎとなる場所もあった。
GPSの軌跡がなかったら迷子だろう。

真っ暗闇の中での歩き。
トップアウトからテント場に帰着するまで4時間掛かってしまった。

明るいうちに戻りたかった。たいへん反省。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:206人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら