権現岳:駅to駅で挑む南八ヶ岳の難敵(甲斐小泉駅〜小淵沢駅)
- GPS
- 13:59
- 距離
- 28.7km
- 登り
- 1,957m
- 下り
- 2,120m
コースタイム
- 山行
- 12:44
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 13:59
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三ツ頭までは踏跡明瞭、危険個所なし、傾斜も一定で登り降りとも快適。 三ツ頭から権現岳・青年小屋までは、岩場・鎖場・ガレ場・ザレ場多数。青年小屋からは露岩・木の根だらけで下山には不向き。 |
写真
感想
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7123777.html
↑夏の18きっぷ3回目の続き&今回のメインターゲット。
今年の夏は標高2,000mまでの山にしか登っておらず、ひたすら暑さとアブに耐えながらの山行が多いため、どこか高山に登りたいと思い立てた計画のひとつ。公共交通機関派にとっては八ヶ岳の鬼門となる権現岳です。
今回は、甲斐小泉駅からのスタートであり、当地で前泊をしていればもっと早い時間帯から登れるのですが、「温泉に入りたい」という実にどうでもよい理由から別の駅で前泊したため、この時間からのアプローチとなりました。
前日の疲れがありながらも、それでも三ツ頭までは比較的順調に登れていたのですが…
【コース状況】
■甲斐小泉駅〜三ツ頭山頂
・このコース、驚いたことに山頂まで傾斜がほぼ一定で、しかも土の登山道が大半であり、たまに露岩が出てくる程度で、非常に歩きやすいです。
・ただし、標高差は1,000m越えるため、初心者向けとは言い難いです。
・ところどころ、景観が開けている箇所があり、富士山、南アルプス、奥秩父山塊等が見えます。
・登りの脚力を使い果たした頃に、なんとか三ツ頭に登頂。
・このまま登ってきたルートを引き返すか、あくまで権現岳へのアタックをするか、考えあぐねていたため、周りの景色の撮影をさっぱり忘れていました(もっとも、かなりガスが出ていましたが…)。
・脚力と青年小屋までの鎖場に不安があったものの、翌日の登山を諦め、翌日のために取っておいたアミノバイタルと、非常食のカロリーメイトに手をつけ、あれこれ栄養をチャージしたうえで、権現岳に挑むことに決めました。
■三ツ頭山頂〜権現岳山頂〜青年小屋
・三ツ頭から権現岳の山頂直下までは、ごく普通の登山道です。
・山頂直下からは、あちこちに巻きながら、時に岩場を登って権現岳山頂を目指します。よく見るとルートを見失うことはないのですが、意外とルートファインディングの能力が求められる場面があります。
・どうにかこうにか、目標時間の30分オーバーですが、なんとか権現岳に登頂できました。
・山頂がガスにまかれていたのと、時間も押しているため、早々に下山に取り掛かります。
・権現岳からは、いったんギボシに登り返し、鎖つきの岩場の巻道を降りていきます。また、それとは別に、鎖で降るルートもあります。
・事前の調査では核心部であったはずなのですが、少なくとも降りで使う分には、特に難易度は感じられませんでした。
・そうこうしているうち、青年小屋に到着。
■青年小屋〜観音平〜小淵沢駅
・青年小屋では給水する予定でしたが、まだ水に余裕があり、気温も下がっていたことから、時間を優先して早々に巻道に突入。
・ここから観音平の駐車場までが、自分にとってはよほど核心部でした。
・何しろ、標高差約1,800mのルートのほとんどが露岩の登山道であり、まともにスピードを出すことができません。なぜ逆ルートの登山者が多いのか、身をもって経験しました。
・おかげで観音平の手前でナイトハイクとなり、しかもガスが濃かったために視界は足元くらいにしか効かず、足の感覚とスマホのGPSを頼りに、どうにか観音平に到着。
・そこからは、ひたすら車道歩きで小淵沢駅まで到着し、本日の山行は無事?終了。
【まとめ】
・三ツ頭までの登山道が非常に歩きやすく、標高も高いために涼しく、時折風も吹くため、前半は快適な登山を楽しめました。問題は後半です。
・権現岳の山頂直下の岩場や、青年小屋までの岩場・鎖場の核心部は想定通りであり、なんなら思ったよりも楽な感じではありました。
・しかしながら、青年小屋から先の巻道と観音平までの降りは、終始露岩(それも大小様々)の登山道であり、降りではまったくスピードがでません(かつて冬に編笠山に登った際には特に気にならなかったのですが…)。やたらと逆ルートで登っている登山者とすれ違った理由は、このあたりにあるのでしょう。
・1名だけ、同じルートで三ツ頭に上られていた単独の方もいらっしゃいましたが、その方も三ツ頭で引き返していました。
・個人的も、逆ルートのほうがまだマシだと思います。
・前日の宿泊施設の環境のため、実は一睡もできておらず、途中で猛烈な眠気と闘いながらの山行となりましたが、意外に脚力は保っていたため、筋トレは間違いではなかったと思った次第。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する