明治~大正時代の地図。ピンクのラインが今回のログ。小串硫黄鉱山はまだ無い。地図の精度差はあるものの、この時代の毛無道は谷底を通っていた模様。
0
明治~大正時代の地図。ピンクのラインが今回のログ。小串硫黄鉱山はまだ無い。地図の精度差はあるものの、この時代の毛無道は谷底を通っていた模様。
戦前の地図。小串硫黄鉱山の記載がある。建物の配置からして、1937年の山津波前の情報のようです。この時代は、干俣から鉱山まで真っ直ぐに送電線が引かれています。まだ県道112号線はありませんが、毛無峠に今も鉄塔が残る索道が描かれています。
0
戦前の地図。小串硫黄鉱山の記載がある。建物の配置からして、1937年の山津波前の情報のようです。この時代は、干俣から鉱山まで真っ直ぐに送電線が引かれています。まだ県道112号線はありませんが、毛無峠に今も鉄塔が残る索道が描かれています。
戦後の地図。よく見ると「小串硫黄鉱山跡」と書かれています。閉山した1971年以降のもののようです。毛無道はログと重なり、鉱山時代に現在残っている道が整備されたのがわかります。
0
戦後の地図。よく見ると「小串硫黄鉱山跡」と書かれています。閉山した1971年以降のもののようです。毛無道はログと重なり、鉱山時代に現在残っている道が整備されたのがわかります。
仁田沢集落付近に万座川に下れる道があります。車は路肩に駐車。
2024年08月11日 05:50撮影
0
8/11 5:50
仁田沢集落付近に万座川に下れる道があります。車は路肩に駐車。
道は舗装されていますが、深くえぐれている場所もあり、地上高の高いオフロード車でないと走れません。
2024年08月11日 05:54撮影
0
8/11 5:54
道は舗装されていますが、深くえぐれている場所もあり、地上高の高いオフロード車でないと走れません。
嬬恋牧場方面への分岐
2024年08月11日 06:06撮影
0
8/11 6:06
嬬恋牧場方面への分岐
銘版はありませんでしたが、GoogleMAPには、キッカケ橋と表示されていました。
2024年08月11日 06:10撮影
0
8/11 6:10
銘版はありませんでしたが、GoogleMAPには、キッカケ橋と表示されていました。
川沿いに進みましたが、道が無くなりました。
2024年08月11日 06:22撮影
0
8/11 6:22
川沿いに進みましたが、道が無くなりました。
川を渡るしかなさそう。
2024年08月11日 06:24撮影
0
8/11 6:24
川を渡るしかなさそう。
渡河します。靴を濡らすと、後で足がふやけて痛くなりやすいので、面倒でも履き替えます。
2024年08月11日 06:33撮影
0
8/11 6:33
渡河します。靴を濡らすと、後で足がふやけて痛くなりやすいので、面倒でも履き替えます。
で、また渡って万座川左岸へ。一番深い所でも膝くらいでした。
2024年08月11日 06:36撮影
0
8/11 6:36
で、また渡って万座川左岸へ。一番深い所でも膝くらいでした。
道はある。
2024年08月11日 06:52撮影
0
8/11 6:52
道はある。
この辺りは、滝を見に行く人が通るので、お助けロープもあります。
2024年08月11日 07:16撮影
0
8/11 7:16
この辺りは、滝を見に行く人が通るので、お助けロープもあります。
コマタ滝に到達。
2024年08月11日 07:46撮影
0
8/11 7:46
コマタ滝に到達。
写真では伝わりにくいですが、かなり大きな滝です。
2024年08月11日 07:52撮影
0
8/11 7:52
写真では伝わりにくいですが、かなり大きな滝です。
少し万座川を遡ると、三条の滝があります。
2024年08月11日 08:16撮影
0
8/11 8:16
少し万座川を遡ると、三条の滝があります。
こちらも水量豊富で、見事な滝です。
2024年08月11日 08:21撮影
0
8/11 8:21
こちらも水量豊富で、見事な滝です。
二度目の渡河。しかし渡った対岸は、崩落地で、林道に登れません。
2024年08月11日 08:26撮影
0
8/11 8:26
二度目の渡河。しかし渡った対岸は、崩落地で、林道に登れません。
石垣がありました。人跡が有るということは道もありそう。
2024年08月11日 09:14撮影
0
8/11 9:14
石垣がありました。人跡が有るということは道もありそう。
思いの外ハッキリした道がありました。
2024年08月11日 09:21撮影
0
8/11 9:21
思いの外ハッキリした道がありました。
林道に出ました。
2024年08月11日 09:32撮影
0
8/11 9:32
林道に出ました。
!!コンクリート構造物。浦倉鉱山索道千枚原動場の遺構です。
2024年08月11日 09:33撮影
0
8/11 9:33
!!コンクリート構造物。浦倉鉱山索道千枚原動場の遺構です。
真っ直ぐに、索道があったと思われる跡があります。この延長線の先に浦倉鉱山があるのでしょうか。
2024年08月11日 09:34撮影
0
8/11 9:34
真っ直ぐに、索道があったと思われる跡があります。この延長線の先に浦倉鉱山があるのでしょうか。
新川にある橋脚の遺構。森林鉄道が走っていたらしいです。
2024年08月11日 09:44撮影
0
8/11 9:44
新川にある橋脚の遺構。森林鉄道が走っていたらしいです。
そこらの石をセメントで固めた感じです。
2024年08月11日 09:46撮影
0
8/11 9:46
そこらの石をセメントで固めた感じです。
軌道床の遺構。
2024年08月11日 09:56撮影
0
8/11 9:56
軌道床の遺構。
また出ました。浦倉鉱山索道新川原動場の遺構です。浦倉鉱山には土鍋抗と猪ノ口抗の二つの抗口があり、鉄鉱石を採掘していました。
2024年08月11日 09:59撮影
0
8/11 9:59
また出ました。浦倉鉱山索道新川原動場の遺構です。浦倉鉱山には土鍋抗と猪ノ口抗の二つの抗口があり、鉄鉱石を採掘していました。
ダルマストーブの残骸。嬬恋村の冬は寒かっただろう。
2024年08月11日 10:01撮影
0
8/11 10:01
ダルマストーブの残骸。嬬恋村の冬は寒かっただろう。
枕木か何かの基礎?
2024年08月11日 10:01撮影
0
8/11 10:01
枕木か何かの基礎?
索道の跡っぽい。
2024年08月11日 10:03撮影
0
8/11 10:03
索道の跡っぽい。
排水設備か何かの跡。
2024年08月11日 10:03撮影
0
8/11 10:03
排水設備か何かの跡。
索道のパーツっぽい。川原の方には索道の搬器らしいものもありました。
2024年08月11日 10:04撮影
0
8/11 10:04
索道のパーツっぽい。川原の方には索道の搬器らしいものもありました。
昭和38(1963)年まで操業していたらしいですが、朽っぷりが激しいです。
2024年08月11日 10:05撮影
0
8/11 10:05
昭和38(1963)年まで操業していたらしいですが、朽っぷりが激しいです。
!レールです。崩落で、埋まっていたものが再び出てきたのですね。
2024年08月11日 10:11撮影
0
8/11 10:11
!レールです。崩落で、埋まっていたものが再び出てきたのですね。
またレールがありました。
2024年08月11日 10:16撮影
0
8/11 10:16
またレールがありました。
この先は崩落が激しくあまりに危険。マズいな。復路はこの林道を下ってくる予定でした。その前に、この辺りから不動沢川に下る道があるはずですが、崩落で消失してしまったか。干俣から小串硫黄鉱山には行けないのか?
2024年08月11日 10:26撮影
0
8/11 10:26
この先は崩落が激しくあまりに危険。マズいな。復路はこの林道を下ってくる予定でした。その前に、この辺りから不動沢川に下る道があるはずですが、崩落で消失してしまったか。干俣から小串硫黄鉱山には行けないのか?
諦めて引き返しかけたとき、下の方に道跡を見つけてしまいました。地図にある通り、ジグザグに不動沢川に下る道。
2024年08月11日 10:41撮影
0
8/11 10:41
諦めて引き返しかけたとき、下の方に道跡を見つけてしまいました。地図にある通り、ジグザグに不動沢川に下る道。
あー。不動沢川まで下ってしまいました。この時点では、毛無峠まで行っても5km位。だめならビバークしちゃえと楽観的に考えていました。で、3度目の渡河。
2024年08月11日 10:46撮影
0
8/11 10:46
あー。不動沢川まで下ってしまいました。この時点では、毛無峠まで行っても5km位。だめならビバークしちゃえと楽観的に考えていました。で、3度目の渡河。
不動沢川左岸。道跡らしきものはあるが、人跡ではなく完全にケモノ道。
2024年08月11日 10:55撮影
0
8/11 10:55
不動沢川左岸。道跡らしきものはあるが、人跡ではなく完全にケモノ道。
この鞍部を登るらしい。この辺りから笹地獄が始まります。
2024年08月11日 11:06撮影
0
8/11 11:06
この鞍部を登るらしい。この辺りから笹地獄が始まります。
なんと立派な石垣がありました。画面左が、小串硫黄鉱山方面。右は?どこに続いているんでしょう。
2024年08月11日 11:16撮影
0
8/11 11:16
なんと立派な石垣がありました。画面左が、小串硫黄鉱山方面。右は?どこに続いているんでしょう。
道の跡。樹林地は、陽当りが悪いためか笹も薄く、歩きやすい場所も時折あります。
2024年08月11日 11:32撮影
0
8/11 11:32
道の跡。樹林地は、陽当りが悪いためか笹も薄く、歩きやすい場所も時折あります。
突然ワイヤーが道を横切っていました。索道の跡か送電線か。
2024年08月11日 12:17撮影
0
8/11 12:17
突然ワイヤーが道を横切っていました。索道の跡か送電線か。
道はだいたいこんな感じで、笹の丈は150cm前後でしょうか。行けども行けども笹の薮漕ぎ。
2024年08月11日 14:03撮影
0
8/11 14:03
道はだいたいこんな感じで、笹の丈は150cm前後でしょうか。行けども行けども笹の薮漕ぎ。
岩場にでました。
2024年08月11日 14:21撮影
0
8/11 14:21
岩場にでました。
傍らに破断したワイヤーがありました。ここで、道をロスト。
2024年08月11日 14:28撮影
0
8/11 14:28
傍らに破断したワイヤーがありました。ここで、道をロスト。
地図の点線道を探すより、鉱山の作業道を目指して斜面を登ることにしました。これが思ったより大変で、沿面距離200m標高差70mを進むのに1時間かかりました。これが笹地獄ですよ。
2024年08月11日 15:03撮影
0
8/11 15:03
地図の点線道を探すより、鉱山の作業道を目指して斜面を登ることにしました。これが思ったより大変で、沿面距離200m標高差70mを進むのに1時間かかりました。これが笹地獄ですよ。
疲労困憊で作業道に到達。ここまでくれば生きて帰れそうです。
2024年08月11日 16:03撮影
0
8/11 16:03
疲労困憊で作業道に到達。ここまでくれば生きて帰れそうです。
作業道も下草が多く、そんなに歩きやすくはないです。
2024年08月11日 16:04撮影
0
8/11 16:04
作業道も下草が多く、そんなに歩きやすくはないです。
中央の水面はスライム沈澱池。中央付近のコンクリート構造物の足元に黄色いザックが立て掛けてありました。
2024年08月11日 16:32撮影
0
8/11 16:32
中央の水面はスライム沈澱池。中央付近のコンクリート構造物の足元に黄色いザックが立て掛けてありました。
前方に選鉱所跡が見えて来ました。崩落で道がありません。崩れやすい斜面をトラバース。
2024年08月11日 16:52撮影
0
8/11 16:52
前方に選鉱所跡が見えて来ました。崩落で道がありません。崩れやすい斜面をトラバース。
選鉱所の基部。時間的に車まで戻るのは無理そう。
これでは前回の遭難と同じではないか。地蔵堂まで少し歩けば、屋根もトイレもあるのですが、だめだ。もう歩きたくない。一応、こーゆー事態も想定して、食料も水もツェルトもある。落石の危険が無さそうな、適当に平な所でビバークすることにしました。
2024年08月11日 17:01撮影
0
8/11 17:01
選鉱所の基部。時間的に車まで戻るのは無理そう。
これでは前回の遭難と同じではないか。地蔵堂まで少し歩けば、屋根もトイレもあるのですが、だめだ。もう歩きたくない。一応、こーゆー事態も想定して、食料も水もツェルトもある。落石の危険が無さそうな、適当に平な所でビバークすることにしました。
ビバーク地点。シックナー下。昨夜は適当にツェルトひっかぶって横なりました。さすがにマットまでは持ってこなかったので、ザックと中身を敷きましたが寝にくかった。ろくに眠れませんでしたが、だいぶ回復しました。
2024年08月12日 04:57撮影
0
8/12 4:57
ビバーク地点。シックナー下。昨夜は適当にツェルトひっかぶって横なりました。さすがにマットまでは持ってこなかったので、ザックと中身を敷きましたが寝にくかった。ろくに眠れませんでしたが、だいぶ回復しました。
毛無峠に登る途中から浅間山方向。
2024年08月12日 05:23撮影
0
8/12 5:23
毛無峠に登る途中から浅間山方向。
地図にあるクネクネ道(ジロー坂)は、崩落で通行危険。
2024年08月12日 05:24撮影
0
8/12 5:24
地図にあるクネクネ道(ジロー坂)は、崩落で通行危険。
地蔵堂に続く道。現在の小串硫黄鉱山探索のメインルートです。
2024年08月12日 05:34撮影
0
8/12 5:34
地蔵堂に続く道。現在の小串硫黄鉱山探索のメインルートです。
六千尺地蔵堂。1937年の山津波の慰霊のために建立されました。多少無理しても、ここまで来ればよかった。もう少しよく眠れたかもしれない。
2024年08月12日 05:41撮影
0
8/12 5:41
六千尺地蔵堂。1937年の山津波の慰霊のために建立されました。多少無理しても、ここまで来ればよかった。もう少しよく眠れたかもしれない。
慰霊碑
2024年08月12日 05:42撮影
0
8/12 5:42
慰霊碑
毛無峠は雲の中でしたが、少し下った所は快晴です。
2024年08月12日 06:00撮影
0
8/12 6:00
毛無峠は雲の中でしたが、少し下った所は快晴です。
毛無峠に到着。いつものことですが強風。雲の中で何も見えません。県境トレイルを歩いて戻ろうかとも思いましたが、水の残りがさびしい。県道を少し下り、風当たりの弱いところでタクシーを呼んでみたら、1時間ちょっとできてくれました。
2024年08月12日 06:34撮影
0
8/12 6:34
毛無峠に到着。いつものことですが強風。雲の中で何も見えません。県境トレイルを歩いて戻ろうかとも思いましたが、水の残りがさびしい。県道を少し下り、風当たりの弱いところでタクシーを呼んでみたら、1時間ちょっとできてくれました。
車まで戻ってきました。タクシー会社(浅白観光自動車)さん朝も早ようから、群馬の果てまで迎えに来てくれて、ありがとうございました。お値段23740円(有料道路代含)也。痛い。今回も長々とお付き合いありがとうございました。
2024年08月12日 09:13撮影
0
8/12 9:13
車まで戻ってきました。タクシー会社(浅白観光自動車)さん朝も早ようから、群馬の果てまで迎えに来てくれて、ありがとうございました。お値段23740円(有料道路代含)也。痛い。今回も長々とお付き合いありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する