幌尻岳清掃登山
- GPS
- 43:25
- 距離
- 12.1km
- 登り
- 1,295m
- 下り
- 1,295m
コースタイム
-13:25洗心の滝13:40-14:40幌尻山荘
(18日)山荘04:30-06:30命の水06:45-8:50分岐-9:05幌尻岳山頂9:20
-12:45山荘
(19日)山荘05:30-6:45洗心の滝-7:50取水ダム
天候 | 17日(曇り時々晴れ) 18日(曇り山の上部はガスと風) 19日(曇り時々雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
一般車は通行できない取水ダムまで、マイクロバスで入ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
17日:取水ダムから、糠平川を沢登りです。若干水量が多かったですが 30回ほどの渡渉は順調に楽しめました。 18日:幌尻岳ピストン。登山道は全て雪はなく、快適です。 19日:帰りは若干増水気味でしたが、問題はありません。 |
写真
感想
毎年、夏山シーズンに何回か行われている幌尻岳清掃登山に参加してきました。
日高山脈ファンクラブ主催です。HYML(北海道の山メーリングリスト)にも
清掃登山の参加者募集のメールが流れるので、今回の参加者の半数近くは
HYMLメンバーだったようです。
2008年9月に参加した時の記録→http://mrkgen.exblog.jp/9718977/
幌尻岳は深田久弥の100名山に選ばれていることもあり、人気の山です。
アプローチが長く、幌尻山荘に宿泊して登る方が大半です。
山荘にはバイオトイレがありますが、処理が間に合わないので
ぼっとんトイレも使用されています。ぼっとんトイレの排泄物搬出は人力です。
17日は一般車が駐車する林道ゲートのトイレを清掃し、
駐車場付近のゴミ拾いをしてから取水ダムまでマイクロバスで行きます。
幌尻山荘の管理人さんも、林道ゲートまで迎えに来ていました。
一般車を通行禁止にしているのが納得の険しい山道です。交差もままならない
崖に作られた細いクネクネ道、はるか下の糠平川を見ながらは
なかなかスリリングです。8kmほどの林道を50分ほどで取水ダム到着です。
取水ダム周りでテントを張る方もいるので、ここでもゴミ拾いです。
排泄物はなかったです。沢登りの支度をし、3日間の食材と排泄物を入れる
1斗缶などを分担して背負って出発です。
17日の行程は糠平川を遡って幌尻山荘までです。
しばらくは右岸沿いの巻き道を歩きます。天気予報よりも良い天気で
暑い。早く水の中を歩きたいと汗だくで進みます。川の水は若干多めですが
暑いので川歩きの方が楽しいです。背負った食材が重い。
糠平川の源頭は大きなカール地形(北カール)で雨が降ると漏斗のように
水を集めるので、急に増水します。そのため、無理な渡渉で
亡くなる方が毎年でる、要注意の川です。
洗心の滝が見えてくると、行程の半分が終了。この滝下の流れも
要注意ポイントです。渡渉したり巻き道を歩いたり、順調に進み
山荘に無事到着です。連休の天気予報は、だんだん悪くなるとのことで
最終日にする予定の、排泄物汲みだし・缶に投入をこの日に済ませます。
女性陣は夕食の支度で、排泄物処理は免除でした<(_ _)>
シーズンが始まったばかりで、排泄物は少なめで、すべて缶に
搬入できました。
大仕事が終わり、夕食の宴会です。顔なじみの方もいれば、
初めて会う方もいますが、みな様それなりに山のベテランさんなので
山の話は尽きないですね。山荘は豊富な水で水力発電の設備があります。
でも電機は夜7時半で消灯です。
18日、4時起床です。幌尻岳から七つ沼カールと戸蔦別岳へ出発です。
明け方まで雨が降っていましたが、出発時は曇りです。山の上は
ガスがかかっています。山荘からの急登を頑張ります。
「命の水」に2時間で到着。ゆっくりペースです。
命の水は登山道から10mほどわき道に入ったところにあります。。
命の水近辺のゴミを探します。以外とないです。
先へ進みます。だんだんガスが濃くなり、雲の中の登山です。
北カールへの稜線に出ると、風もあります。でも北カールの斜面は
お花畑で、展望がまったくないですが、お花に励まされ登ります。
新冠コースからの分岐でもゴミ探し。少しありましたね。
ここまでくれば頂上もすぐです。でも所々で強く吹く風はなかなかです。
耐風姿勢が必要な時もありました。ガスの中の頂上到着。少し風下に
下がると、風当たりは少ないですが、でも寒い。フリースを出して
カッパの下に着込みます。あのトムラウシの低体温症がみなの頭に
浮かんだと思われました。ゴミを探し、記念撮影をして降りることに。
七つ沼カールの清掃は次回繰越です。来た道を、せっせと降ります。
山荘に3時間半ほどで到着です。まだお昼を過ぎたばかりです。
まったりビールタイムで一休み。その後夕食の支度です。
最終日は、いつもは日帰りで搬出組が登って来るのですが、
お天気が悪いし搬出物も少ないので、日帰り組には中止の連絡済みです。
なので、早朝出発で降りることになりました。
男性組は一斗缶を二つ背負う方もいます。女性陣は小さな缶を一つだけ。
増水気味の糠平川を下ります。取水ダムまで、何回渡渉するのか
数えた方がいましたわ。32回だったそうです。20回ぐらいかなと
思っていましたが、以外です。でも、みんなで賑やかに降りるので
とっても楽しかったです。
便槽も空になったので、8月に予定していた搬出は無くなりましたが
9月の排泄物搬出は予定通りです。力自慢の方は、是非ご協力お願いします。
コメント
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うちのメンバーも3名参加してたハズです
いつか幌尻いってみたいです
コメントありがとうございます。
3名の予定でしたが、コウジさんが踵の痛みで
キャンセルになりました。あとの2名様は若くて
力もあり、参加者の平均年齢を若返らせてくれました
当初、1967峰狙いだったようですね
aoyamaさまの力なら、小屋に泊らず日帰りかな
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