【甘利山-千頭星山-大馴鹿峠-辻山】難路じゃなくなってました

2024年08月19日(月) [日帰り]

• GPS: 08:31
• 距離: 14.9km
• 登り: 1,713m
• 下り: 1,714m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:27
• 休憩: 0:59
• 合計: 8:26

距離 14.9km 登り 1,713m 下り 1,714m

6:15 スタート地点
6:17 6:18 つつじ苑
6:28 6:29 鍋頭
6:33 6:33 甘利山
6:54 6:54 奥甘利山
7:42 7:42 御所山・青木鉱泉分岐
7:44 大西峰
7:54 7:54 原っぱ
8:01 8:01 千頭星山
8:09 8:09 鳳凰山展望箇所
8:45 8:57 大ナジカ峠
10:38 10:39 苺平
10:50 11:19 辻山
11:26 11:26 苺平
12:20 12:26 大ナジカ峠
13:12 13:12 鳳凰山展望箇所
13:29 13:32 千頭星山
13:37 13:37 原っぱ
13:45 13:45 大西峰
14:07 14:07 奥甘利山
14:26 14:35 甘利山
14:38 14:38 鍋頭
14:45 14:45 つつじ苑
14:46 ゴール地点

天候

晴れは最初の30分だけ。あとはガスガス。
ヤマテンの予報通りでした。
おかげで涼しく歩けて、持っていった3Lの飲料は2L消費したのみ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

甘利山グリーンロッジ駐車場を利用。きれいなバイオトイレあり。

コース状況／危険箇所等

◆甘利山ー千頭星山
笹原が気持ちのいいハイキングコース。
甘利山周辺はたくさんのお花が楽しめます。

◆千頭星山ー大馴鹿峠
破線ルートです。
上部は尾根筋ですが、第1岩峰は南側の沢筋から巻き、第2岩峰は北側を巻きます。ピンテなどのマーク類はしっかりと付けられており迷うところは今はありません。特に危険を感じる場所もありませんでした。
登りの実質的なCTは1時間20～30分てところです。

◆大馴鹿峠ー苺平
破線ルートです。
倒木地獄、ルーファイ必要という情報でしたが、今は整備されていて、ピンテも豊富にあり迷う所はまったくなく、倒木に苦しめられることもありませんでした。
登りの実質的なCTは2時間ぐらいじゃないでしょうか。

◆苺平ー辻山
迷う所危険な所はありません。

その他周辺情報

◆下山後の温泉
湯めみの丘
甘利山駐車場から車で約30分。
源泉掛け流し、内湯も広く、露天風呂、サウナもあって500円は安い！
ただこの日は平日なのに混んでました。

写真

予報はイマイチだけど、そろそろ山に行っておかないと…

ということで甘利山グリーンロッジ駐車場から出発。気温は19℃と涼しいです。

甘利山周辺はお花がいっぱいです。カワラナデシコ。

ツリガネニンジン。案内板がなければワタシには同定できないヤツです。

ワレモコウ

登り始めはまだ千頭星山が見えてました。

山頂までは気持ちのいいハイキングコースです。

のっけから富士山。

ノコンギク

あっという間に甘利山山頂。12年ぶりです。平日の早朝だからか誰もいません。

マルバダケブキはわんさか咲いてました。

雲海を眺めながらの気持ちのいいハイク、この時は。

ハクサンフウロもたくさん。

マルバダケブキ畑。

いつのまにかガスガス、さっきまでの青空はどこへ？

オトギリソウ

気持ちのいい笹原です。

ハナイカリは初めて見ました。

千頭星山に到着。はじめは「せんとうせいやま」って読んでいたので、

どうしてもこれを思い浮かべてしまいます。

ミヤマヒゴタイ

いよいよ波線ルートに突入です。緊張とワクワク。

シャジン？ソバナ？苦手系。

第1岩峰のコルです。cさんは間違えてここを直進したそうですが、今はトラロープが張られていて間違いようがありません。左の谷を降りて行きます。

けっこう谷筋を降らされます。写真中央から左へ登り返します。

ガレた斜面をトラバースしながら斜上します。

ビバーク適地がありました。

危ないところにはフィックスロープが張られています。

タカネビランジ発見！ずいぶんお久しぶりですね。ちょっとくたびれてますが。

ザレた急斜面をロープ使って降りて行きます。

ダイモンジソウ

タカネビランジの群落がありましたが崖っぷちに咲いてるので近づけません。

これが精一杯。高嶺の花とはこのことか。

思ったよりあっさりと大馴鹿峠に着きました。

ここは来たかった場所。いい雰囲気です。これからの急登と難路に備えしっかり休憩。

序盤は笹原の穏やかな道。

この看板はたくさんありました。

アキノキリンソウ

思ったよりも整備されてます。難路はまだ？

この先が大崩落地のようです。

上部は苔むした森に。難路はまだ？

あれ？あっさり苺平に着いちゃいました。かなり整備されたようで、何の苦労もありませんでした。ちょっと拍子抜け。

本日のターゲット辻山に予定より早く到着。2500m峰110座目。以前はなかったはずの山頂標もありました。

一応展望地に来てみましたがご覧の通り。ちなみに北岳方面です。

ここにも山頂標。

ランチしながらのんびりします。薬師岳に行くか迷いましたが、景色が期待できそうにないのでやめました。南御室小屋に給水に行くつもりでしたが、飲料は充分残ってるのでこちらもやめときます。

さてと、帰ります。

辻山から1時間程で大馴鹿峠に戻ってきました。
ここから千頭星山への約200mの登り返しが本日の核心です。

行きでは見えなかった第2岩峰が見えました。ルートは左に巻いてます。右に見えるはずの第1岩峰はガスの中です。

行きでは満足する写真が撮れなかったので、決死の覚悟でパチリ。これが限界。

ザレた急斜面をロープを頼りに登ります。

谷筋に降りるところ。

山頂はガスですが、辻山の山体をやっと拝めました。

第1岩峰です。左から巻いて来ました。

思ったよりサクッと千頭星山に到着。この時はけっこう体力ついたなと思ったんですが…

気持ちのいい笹原を戻ります。

この辺りから両腿が攣り始め激痛が…

甘利山へのちょっとした登り返しが本日の核心でした。

ヘロヘロ、ヨレヨレで甘利山に到着。もう駐車場まですぐですが、たまらず休憩。

富士山はまだ見えてます。

ウツボグサ

ヤナギラン

足をひきずりながら帰還。

感想

kanosuke

2500m峰を意識し始めたときにリストを見ると辻山を発見。しまった、今まで2回そばを通っていたのにぃ～

それで今回ピークハントしに辻山へ。
夜叉神からのピストンはつまらないので、以前から気になってた大馴鹿峠を通る甘利山からのルートにしました。

ただ、千頭星山から苺平までの破線ルートはレコを見るとかなりの難路の様子。体力も要りそうです。
ここ最近は脚の調子もいいし、累積標高、距離的にも充分いけると踏んで、cirrusさんなどのレコを熟読して臨みました。

しかし、先に書いた通り、ピンテは豊富にあるし、倒木地獄もなかったし、普通の登山道よりはちょっと厳しいかな～ぐらいでした。
以前よりも格段に歩きやすくなっていると思われます。
ちょっとがっかり。
などと思ってましたが、終盤脚にきてしまいました。自分が思うほど体力ついてませんでした😢
欲を出して薬師岳まで行かなくてよかったです。

でもこのルート、変化があって雰囲気もいいし、静かだし(この日会ったのは千頭星山をピストンした1名のみ)晴れてれば景色も楽しめそうだし、
花も楽しめるし、いいルートです。
いつか天気のいい日に再訪したいと思います。

しかし、脚の痛みはまだ引かず明後日からのテン泊縦走どうしたものやら…

コメント

cirrus

kさん、こんばんは。

甘利山からオオナジカ峠経由での辻山でしたか。

最初に行った時には、ピンテはたまにありましたが、ロープなんて千頭星山からの最初の下り以外どこにもなかったような。。
2回目の時は、千頭星山からオオナジカ峠までは少し整備されていましたが、苺平までは結構大変だったよな。。

と自分の記憶を疑いたくなるレベルの違いにビックリしました。
ちなみに、左下に戻るように下り巻く箇所を直進すると、断崖絶壁に阻まれてあちゃーとなります。

2回目の時、薬師岳小屋のご主人が、「あそこは危ないからもう整備するのやめようかと思っている。」と言っていたのですが、ちゃんと整備されていたのですね。

決死のお花撮影も決行し、いいペースでの山歩き、お疲れ様でした！

kanosuke

cさん、こんばんは。

コメントお待ちしておりました！

今回の山行にあたり、cさんの2回のレコ熟読させていただきました。

そこからイメージされた道の状況はかなり厳しそうで、不安と期待を持ちつつ挑んだのですが、すっかり整備されてて拍子抜け。
ピンテはしっかりとつけられてて、ルーファイは必要ないし、倒木も見当たらないし、cさんが歩かれた5年前とはすっかり様変わりしていて、ただのいいルートになってましたよ。
ちょっと残念だったりして。

ここを整備された方のご苦労には頭が下がります。

どれだけ歩きやすくなったのかご自身で体感されては？
青木鉱泉からの周回ルートとか。

あと、cさんとtailwindさんのレコに登場した花が順番通りに出てきて面白かったです。

それにしてもこれぐらいで脚が逝ってしまうとは、もっと鍛えないとダメっすね。😮‍💨
北アルプスの縦走は諦めました😢