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Yamareco

記録ID: 7160050
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無雪期ピークハント/縦走
蔵王・面白山・船形山

蔵王山 蔵王古道で蔵王温泉から遠刈田温泉へ

2024年08月20日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:42
距離
24.1km
登り
1,070m
下り
1,643m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:44
休憩
0:55
合計
8:39
5:13
51
酢川温泉神社
6:04
4
6:08
6:10
76
7:26
17
7:43
13
8:20
8:41
9
8:50
8:55
7
9:02
14
9:29
9:35
4
10:13
10:14
18
10:32
10:40
13
10:53
15
11:08
11:20
77
12:37
54
13:31
21
13:52
刈田嶺神社(里宮)
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
酢川温泉神社
写真は前日夕方に撮ったもの
酢川温泉神社
写真は前日夕方に撮ったもの
蔵王温泉スキー場の中の舗装道を直登していく
登山仕様では無いので斜度がエグい
蔵王温泉スキー場の中の舗装道を直登していく
登山仕様では無いので斜度がエグい
ドッコ沼
水面の色もわからないガスっぷり
ドッコ沼
水面の色もわからないガスっぷり
地蔵山へ向かうザンゲ坂
名前に違わぬなかなかな登り
地蔵山へ向かうザンゲ坂
名前に違わぬなかなかな登り
蔵王地蔵尊
あたりにはスノーモンスターの骨格が点在
蔵王地蔵尊
あたりにはスノーモンスターの骨格が点在
熊野岳直下
火山らしい岩ゴロゴロが好き
熊野岳直下
火山らしい岩ゴロゴロが好き
蔵王山(熊野岳)山頂
真っ白な世界
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蔵王山(熊野岳)山頂
真っ白な世界
ご存知!蔵王の御釜
このあたりからガスが取れてきた
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ご存知!蔵王の御釜
このあたりからガスが取れてきた
刈田嶺神社奥宮
こちらで蔵王古道の地図を入手
刈田嶺神社奥宮
こちらで蔵王古道の地図を入手
刈田岳山頂からの御釜
下にはたくさんの観光客が
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刈田岳山頂からの御釜
下にはたくさんの観光客が
蔵王東側の荒々しい眺め
火山活動の痕跡であり修験らしさでもあり
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蔵王東側の荒々しい眺め
火山活動の痕跡であり修験らしさでもあり
アサギマダラ
刈田岳からの下り道で沢山飛んでいて楽園感を演出
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アサギマダラ
刈田岳からの下り道で沢山飛んでいて楽園感を演出
不帰ノ滝
もうちょっと近くで見たいなぁ
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不帰ノ滝
もうちょっと近くで見たいなぁ
駒草平からの眺望
すっかり雲が取れて歩いてきたピークが両端に
2024年08月20日 10:35撮影 by  iPhone X, Apple
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8/20 10:35
駒草平からの眺望
すっかり雲が取れて歩いてきたピークが両端に
賽の磧
地下足袋にはちょっとした浮石地雷原
賽の磧
地下足袋にはちょっとした浮石地雷原
下り道はきのこ天国
タマゴダケかなモドキかな
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下り道はきのこ天国
タマゴダケかなモドキかな
蔵王不動尊
だいぶ麓にやってきたので熱い
蔵王不動尊
だいぶ麓にやってきたので熱い
蔵王古道の標識(一合目)
これとピンクテープを頼りにここまで来た
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蔵王古道の標識(一合目)
これとピンクテープを頼りにここまで来た
刈田嶺神社里宮にゴール
ぶちゃ可愛いはじめ狛犬がお迎え
2024年08月20日 13:57撮影 by  iPhone X, Apple
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8/20 13:57
刈田嶺神社里宮にゴール
ぶちゃ可愛いはじめ狛犬がお迎え
神社近くの共同浴場 その名を‘神の湯’
蔵王温泉とはえらく違う泉質の湯で疲れを癒す
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神社近くの共同浴場 その名を‘神の湯’
蔵王温泉とはえらく違う泉質の湯で疲れを癒す

感想

去年に引き続き8月に東北の山を登りに来ました。
蔵王山は冬の樹氷が有名であり、御釜を中心としたかなり開かれている観光地でなので、今まで正直あまり食指が動きませんでした。
ところが調べてみると、去年の鳥海山と違って(灼熱の車道歩きを思い出す)、麓からの参詣道が蔵王古道として残っている模様。ならば歩いてみるべしと、暑いのは勿論覚悟の上で行ってきました。ちなみに足元は去年同様に地下足袋スタイルです。

蔵王温泉の朝湯を浴びて5時過ぎにスタート。すっぽりと雲に覆われた山上を目指して歩き始める。
まずは酢川温泉神社にお詣り。これから始まらないと今日の山行目的がぼんやりするので。
序盤は実質スキー場の直登。斜度が登山用ではないので、舗装道とはいえかなりエグい。汗が一気にふき出す。
1時間ほど這い上がって平坦部へ。すっかり周りはガスガスの真っ白でサイレントヒル状態。人っ子一人いないスキーリゾート地を進む。
地蔵山へ向かう道がまた急登。途中に‘蔵王古道 ザンゲ坂’の標識。どうやら参詣道に入ったらしい。この辺りは冬場に樹氷が見られる地帯でもあり、スノーモンスターの骨格になりそうな木々が点在。
ロープウェイ駅の近くに大きな地蔵尊。そこからもうひと登りし、真っ白な地蔵山山頂を抜けていく。
木道、奪衣婆の石像、石枠の道を進むと、右手に‘近道’の文字。火山らしい岩がゴロゴロした山肌を丸印ペンキを頼りに登っていく。これだけガスっていると目印は本当にありがたい。
しばらくして蔵王山最高峰の熊野岳山頂に到着。早速お詣りした蔵王山神社を中心にかなりだだっ広い。むろんガスって眺望も無いので、社前の避難小屋の中で補給休憩する。
刈田岳へ向かう。ちょうど県境を越えたあたりでガスが消え始める。有名な御釜を見下ろす縁に到達した頃にはすっかり夏山模様。しっかりベタな写真も撮れた。御釜展望台の沢山の観光客を横目にしながら、目の前のピークを登る。
刈田岳山頂到着。鎮座する刈田嶺神社にお詣り。ここで‘蔵王古道地図’を入手。ヤマレコのルートと照らし合わせながら下ることにする。
頑丈そうな避難小屋を過ぎ、灌木帯の狭い道を降りて行く。ここからしばらく区間アサギマダラが沢山飛び回っていて、なんだか突然別世界に来た気分。剣ヶ峯からはまたガラッと火山帯の荒々しい景色が変わる。
大黒天の駐車場からは蔵王エコーラインを縫うように緩やかな山道を歩く。去年と大違い。
途中、駒込平で不帰ノ滝と熊野岳&刈田岳を眺望し、賽の磧の浮石に悩まされながら進み、蔵王寺にお参りして、蔵王不動尊に手を合わせ、あらゆる種類のキノコを発見しながらいつの間にやら標高を下げていく。それと共に気温も湿度も上がって行くが、森林帯の木陰でしのぎやすい。
一合目を通過してしばらくして完全に車道に出る。橋のたもとの大鳥居を抜けて右に曲がると、後はひたすら真っ直ぐ進む。
刈田岳から4時間半弱で蔵王古道を完歩し、刈田嶺神社里宮にゴール。早速お詣りして無事下山を感謝。バスの時刻までの小一時間ほど、隣接する共同浴場 神の湯で疲れを癒す。

信仰のお山とはいえ、山頂近くまで車道が通っているのは今は当たり前だったりするので、昔の参詣道を維持している意味はずっと問われていると思います。車で行けるのを片道4時間以上かかる道を歩くなんて、世間一般からしたら酔狂以外の何ものでもないわけで、信仰文化歴史の不可逆性をしみじみと感じずにはいられない山行になりました。
あと蔵王は冬に来ないといけないかなぁ。

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