楽古岳

2015年09月14日(月) [日帰り]

• GPS: 05:09
• 距離: 9.8km
• 登り: 1,130m
• 下り: 1,141m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:41
• 休憩: 0:25
• 合計: 5:06

距離 9.8km 登り 1,148m 下り 1,141m

8:58 楽古山荘
9:44 9:48 楽古岳登山口
11:46 12:02 楽古岳
13:20 13:23 楽古岳登山口
14:02 14:04 楽古山荘
14:04 ゴール地点

天候

晴れ→曇り（ガス）→小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

楽古山荘前に駐車場あり。今日は，自分らの他1台（3名）のみ。

コース状況／危険箇所等

　この時期，混んで居ない方面へ。と，日高地方の早い天気回復を想定して，13日（日）に楽古岳，14日（月）にアポイ岳。の予定だったが，13日（日）の雨天が回復せずで山行は止めて宿のアポイ山荘への直行移動のみ。

　翌朝起きて，窓を開けるとアポイ岳〜ピンネシリまで丸見えのピーカン。ゆっくり風呂に入って朝ご飯を食べてのアポイ岳でも良かったが，絶好のピーカンを逃すまいと欲張って初めての楽古岳に行くことに。

　様似から道道233号に入り，林道から楽古山荘の間もずっと楽古岳方面が丸見えの状態。楽古山頂から360度の開放感を想像してテンションが上がりっぱなし。

　スタート地点の楽古山荘に着くと1台の車があって既に出発しているよう。目標タイムを6時間としていたので，9時まで自分らは山荘のトイレを借り，中を見学してからのゆったり出発。

　これが裏目になったのだろうか？山頂が近づくにつれ，ガスが吹き上がってきはじめ，山頂に着くも10分位のうちに，みるみるうちに呑まれて行った。それでも時折りガスが晴れて，一部（広尾市街）が良く見えた。

　数年前の雄鉾岳でゲリラ豪雨に遭い，沢の増水で危ないことになったことを思い出し，雨になる前に下山すべく，山頂で食事（急登に参って食欲なし）もせず，そそくさと下山開始。

　幸い下の渡渉箇所は若干の増水はあったが水没することなく渡れ，安心した。が，山荘周辺は晴天に少々ガッカリ。

　登山道は，笹被りもあるが明瞭で概ね良好。朝露の心配をしたが先行の1組3名が居たので，雨具は身に付けずだった。ただ，急登の歩行面が前日の雨で良く滑る。

　渡渉個所は計7か所。昨日の雨のせいか少々増水している感じだった。この時期なら簡単に渡れる想定だったが甘かった。でも，登山靴の防水スプレー効果とロングスパッツで膝下まではジャブジャブ歩きも数回なら問題なし。

　ダニは少々。二人で5〜6匹程度。先行者様々ってところでしょうか。でもいつもと違って帽子に2匹がへばりついていた。最近，帽子を被るようになって正解な感じ。

　花は，大して無く，アポイだったらまだ沢山観られたのかもと，少々残念な感じ。紅葉もまだまだ。

　往復10Km弱なのに結構な疲労感の山行だった。

　札幌への帰路で，日高の山々の方向に積乱雲がもくもくと成長して，天気が荒れているように見えた。札幌方向にも怪しい雲が居座っていたが，着いた頃には路面はぬれていたが雨は既に上がっていた。

　来年は楽古岳に沢から行ってみようかと。

その他周辺情報

下山後は，うらかわ優駿ビレッジAERU（＠500円）へ。

写真

9/13 18:08

前日泊のアポイ山荘の晩ごはん

9/14 6:22

朝起きると超ピーカン！アポイ山頂からの日の出。

9/14 7:00

朝ごはん前にピンネシリ〜アポイ間。丸見え！

9/14 7:04

宿泊者の誰よりも早く朝ごはんを食べ，そそくさと楽古山荘に向けて出発。

9/14 8:21

様似から道道233号に入りこのサインから楽古山荘への林道に入る。

9/14 8:24

林道の途中から目指す楽古岳方向。

9/14 8:41

楽古山荘。泊ってみたいが，携帯の電波が届かないので今はNG…。

9/14 8:43

山荘内の楽古岳のマップ。

9/14 8:58

楽古山荘でトイレを借りて，登山届を済ませ，

9/14 9:00

晴天の中，出発。

9/14 9:01

最初の渡渉点�　４櫃ぅ灰鵐�リート柱の飛び石を渡って，

9/14 9:01

キリンソウ

9/14 9:02

ノコンギク

9/14 9:02

トリカブト。色が薄い。先般の黒岳にも一株だけあった。

9/14 9:02

作業道を進んで行く。

9/14 9:13

作業道の終点に「登山道入口」のサイン。

9/14 9:14

下部には，ずっとシダ類が一面にあった。

9/14 9:17

渡渉点�◆ヽ禿肋銚捗蠅箸發僕汁朧幣紊某緡未�あった。昨日の雨のせいか？

9/14 9:19

渡渉点��

9/14 9:21

渡渉点�ぁ，匹海�ら渡るか考え中。

9/14 9:30

渡渉点�ァ“瑤喟个嚢圓韻覆い箸海蹐發△辰燭�，登山靴の防水スプレー効果とスパッツで膝下までの水は数回ならば，へっちゃら。

9/14 9:32

所々にサインと，ピンクテープは多々ある。

9/14 9:34

渡渉点��

9/14 9:44

苔むした倒木を過ぎて

9/14 9:45

これが最後の

9/14 9:46

渡渉点�А，海海魏瓩�ると

9/14 9:49

これでもか！って位，「楽古岳登山口」のサイン。結構，迷う方が居るのだろうか？

9/14 9:51

「登山道取付」サインからいよいよ登りが始まる。

9/14 9:51

取付き点の苔むした倒木。（登りはこの反対側から）

9/14 9:57

若干伸びた笹を分けながら

9/14 10:06

九十九折れの登りをやり過ごすと

9/14 10:08

少し平面移動箇所に。

9/14 10:10

ここに「700m」のサイン。

9/14 10:14

コブの出来た樹を通り，

9/14 10:18

また，急登が始まり，

9/14 10:18

山頂稜線まで続く…。

9/14 10:19

途中，右手が開けて隣りの山（何山だろう？）が見える。

9/14 10:31

ふっと目に入った，カタツムリの赤ちゃん。こいつ，どれだけ大きく成長するのだろうか？

9/14 10:40

右手に誰かに積まれたような岩々の先で，先行者3名が下りてきた。

9/14 10:59

また，右手が開け，休みがてら写真撮影。

9/14 11:01

登るにつれ，疎林になっていく。

9/14 11:03

エゾオヤマノリンドウ

9/14 11:04

急登は一旦終わり，楽古岳方向が見える開けた場所で

9/14 11:08

ザックを下ろし，休憩して再出発。

9/14 11:12

後ろを見ると，雲が迫って来ている。

9/14 11:12

進む方向は，まだ晴天。ハイマツ帯を過ぎ，

9/14 11:19

ダケカンバ帯を抜け，

9/14 11:25

一旦，足元は草になるが

9/14 11:27

また，笹とダケカンバに。これを登り切ると

9/14 11:29

山頂稜線に出る。左手に十勝岳方向をみて，右手の

9/14 11:30

楽古岳への稜線歩き。

9/14 11:31

右手の山の方からも，どんどん雲が湧き上がってくる。

9/14 11:35

気持ち色付き始め，

9/14 11:39

少し秋めいた感の葉のバックは十勝岳。

9/14 11:42

最後のハイマツ帯を

9/14 11:45

真っ直ぐ楽古に進んで行く。

9/14 11:46

右手のウラシマツツジ越しに襟裳岬方向。

9/14 11:47

やっと，楽古岳に到着。

9/14 11:48

楽古岳の新旧サインと三角点。方向的には襟裳岬方向かと。

9/14 11:51

旧サイン（裏面）。今日の目的。

9/14 11:52

旧サイン（表面）。これを朽ちる前に見たかった。

9/14 11:52

新旧サイン。新サインの裏面は晴天の楽古岳の写真。

9/14 11:53

広尾町方向。山頂到着後10分少々で，

9/14 12:01

ほどなく山頂もガスに呑まれて行った…。

9/14 12:03

雨になる前にと慌てて下り始める。

9/14 12:03

が，黄色が目に入りストップ。（ミヤマキンバイ）

9/14 12:06

振り返ると楽古岳が青空に。でも一瞬だった。新山頂サインの裏面が丁度こんな感じ。

9/14 12:16

下りて行く方向は真っ白。

9/14 12:31

ヤマハハコ

9/14 12:50

小雨が降り始め，振り返るも山頂方向は…。

9/14 13:23

山頂方向で雨が降り始めたと思い，急いで下りて来たが，

9/14 13:25

幸いまだ，大丈夫だった。

9/14 13:36

でも，確実に朝より水嵩が増していた。

9/14 13:50

下りてくると日差しが射してきて，安心したのとガッカリ感とが入り混じる。

9/14 14:02

最初の渡渉点から

9/14 14:02

上流方向を見ると，暗い雲。

9/14 14:02

下流は晴天。

9/14 14:03

下山届をして

9/14 14:04

楽古山荘へ。朝は青空だったが，まったく山は見えず…。
楽古山荘の外階段に座って，しばしの休憩と昼ごはん。

9/14 14:18

キンミズヒキ

9/14 14:41

林道から山の方向

9/14 14:41

林道から町の方向。

9/14 16:12

下山後の温泉は，「うらかわ優駿ビレッジAERU」へ

9/14 17:34

帰路の途中の夕日。

撮影機器：

Canon EOS M Canon

コメント

yamaba-san

初めまして・・・・
私も　去年　登りました。　ここ短いながら　結構な急登なんですよね？　尾根取り付きの初めの部分など　道幅も狭く柔らかいし（川の付近の石も苔の生えているものが多いので　きっとあまり日のあたらない沢なんでしょうね）　おまけにその道が　つづらになっていたような・・・・・
そこそこワイルド！！！とか思いながら登った記憶があるんですが　どなたもレコにそのことを書かれている方がいなくて　そう思うのは自分だけかしら？と思っていました。
私も頂上では　ガスでした。　展望は良い山のようなので　天気の良いときにもう一度行ってみたいと思っています。

＊楓沢に行きました時　レコを参考にさせていただきました　とても役に立ちました
ＵＰされたことを感謝しています。

umasan

Re: 初めまして・・・・
　yamaba-san，こんばんは。

　楽古岳は，結構ツライ山行でしたね。自分らは奥深い日高の山って，体力的にも技量的にも不安で，ずっと敬遠していましたが，最近になって行くようになりました。次は神威岳（看板ネライです。）と思っていますが，楽古よりも更にキツそうで悩んでいるところです。もちろん楽古にも晴天時に再訪して日高山脈が海に消えて行くところを見たいと考えています。

　楓沢のレコ，参考にいただけ嬉しい限りです。

　yamaba-sanは，お一人での山行が多いようで，うちの相方と凄いね。と言いながらも心配もしています。無理せず気を付けてください。