烏帽子岳、悪沢岳目指すもハイマツ帯の雷雨で逃げ帰る（鳥倉登山口から往復）

2024年08月24日(土) ~ 2024年08月25日(日)

• GPS: 08:53
• 距離: 12.3km
• 登り: 1,270m
• 下り: 1,268m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:32
• 休憩: 0:33
• 合計: 6:05

距離 7.8km 登り 1,187m 下り 378m

8:31 スタート地点
8:34 8:34 鳥倉林道登山口
9:35 9:35 豊口山のコル
10:14 10:27 ほとけの清水
11:00 11:10 塩川・鳥倉ルート合流点
11:35 11:46 三伏峠小屋
11:49 塩見・烏帽子分岐
12:40 12:40 烏帽子岳
13:48 13:48 烏帽子岳
14:33 14:34 塩見・烏帽子分岐
14:40 三伏峠小屋

2日目

• 山行: 1:45
• 休憩: 0:45
• 合計: 2:30

距離 4.4km 登り 84m 下り 890m

14:40 三伏峠小屋
6:15 6:19 塩川・鳥倉ルート合流点
6:42 6:43 ほとけの清水
7:17 7:18 豊口山のコル
7:54 8:36 鳥倉林道登山口
8:37 ゴール地点

天候

曇り時々雷雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

（往路）
伊那大島駅→（伊那バス）→鳥倉登山口　　￥2520（荷物代含む）

（復路）
鳥倉登山口→（伊那バス）→伊那大島駅　　￥2520（荷物代含む）

写真

8月、三週連続で鳥倉へ行く計画を立てたものの、先週は到底納得できない東海道新幹線の全面運休であえなく中止。伊那バスの鳥倉線、この土日が今シーズン最後の運行となります。乗客は私の他2名、お一人は途中大河原地区で下車。小渋ルートを行かれたのかな。ツワモノです。

8：30、鳥倉登山口。下山便を待つ人は2人ほど。

今日は緊張しています。いつまでもグズグズしていないで、本気で悪沢岳へのステップを固める。途中の高山裏避難小屋まで行き、数時間の休憩後、深夜に山頂を目指し、日の出とともに帰ってくる計画を作った。でも、一回でうまくはいかなくてもいい。経験が必要だ。

まだ4回目だけど、なんだか慣れ親しんできた気もする道。

9：35、豊口山間のコル。ここまで約1時間。空模様は今のところ、晴れ間も見えていますが、さて…

焦らず、力を抜いて行きます。背中の荷物は前回より軽い。頑張らなくても昼前には三伏峠小屋に着くはず。

10：17、ほとけの清水。水もここまでの分として1リットルしか担いできていません。でも気のせいか、ちょっと水量少ない？雨は日々降っていると思うけど、そんなにすぐじゃぶじゃぶ出てくるわけではないのかな。

500mlを3本給水するのに10分くらいかかりました。いつも手に入るとは思わない方がいいのか。三伏峠小屋まで行けばミネラルウォーターは入手可能です。

あと200歩。標高2590mです。

11：30、三伏峠小屋に到着。

小屋の前のトリカブト。紫が鮮やかです。

今日は食料を少なめにしてきています。食べられるところで食べる、という軽量化作戦。ランチタイムはこれとうどんのメニュー、11：00からやってます。

明日、帰りのバスに間に合わないという事態も大いに考えられます。そのときは！

ごちそうさまでした。さっさと出発。今日はまだテントはひとつもありません。

今日は右へ行きます。

お花畑。あ〜、白くなってきちゃったな。

そうだ、マツムシソウがいるんだった。うまいことハチのお食事中を撮れました。

丸みがあるけどハクサンフウロでいいのかな。

それとオトギリソウ。コゴメグサとかもいました。

鹿柵の向こうには群生しています。でもかなり食べられちゃってるみたいですね。そういえばこの間、塩見から夜中に帰ってきたとき、鹿の鳴き声が聞こえてきました。

あちらは三伏山

ここまで、低い樹林からハイマツ帯に変わっていく区間を来ました。もうすぐ烏帽子岳です。塩見は真っ白になってるな。このあたりからポツポツと雨が降ってきました。

12：40、烏帽子岳。2018年にここまでは来ました。通過します。

12：48、烏帽子岳を軽快に下ります。が、この先、前小河内への登りに入ったところ、遠くで雷が鳴りだし大雨に。小河内岳に避難小屋もあるが、稜線は怖いな。樹林帯までも遠いので少し迷います。夕方以降ももう一雨ある予報、戻ったほうがいいな。

14：19、お花畑に戻ってきました。このあたりは晴れています。烏帽子岳の山頂付近で、直上ではないものの、爆音を三発喰らいました😱😱😱生きた心地がせず、焦って転んだりしましたが、ハイマツがふわっと受け止めてくれて事なきを得ました。危なかったな。

うわあ、塩見は真っ黒な積乱雲の中だ。

日が当たっているので、少し乾かしてから小屋に向かいます。体力的には物足りない感じなので、このまま鳥倉へ下山、大鹿村まで歩くくらいはOKですが、村に夜中到着ではなあ…

「雷が怖くて引き返してきちゃったもんで、予約なしですが…」と言い訳しつつ宿泊をお願いしました。飛び込み料金＋1000円かかりますが、快く迎え入れていただいて一安心。大広間の一区画、今夜は誰もいないのでどこでもいいですよ、って。

また雨が降り出したようです。

濡れたものは全部乾燥室に入れ、着替えてほっと一息。せっかくだからゆっくりさせていただきますよ。

夕食もカレーだった！ランチもいただくならうどんの方がいいですね。食前にもビールを買ってしまったので、エビフライをつまみに。お腹いっぱいです。

翌朝。久しぶりに高所で長時間滞在したせいか、ちょっと頭痛がありますが、よく眠れた方かな。

6：03、下山開始。

今日も湿気が多そうな感じ。午後にはまた雷さまのお出ましかな。

6：39、ほとけの清水。雨が降って昨日より少し水量は増えたようでした。

7：17、豊口山間のコル

順調に下ります。

7：48、マルバダケブキの黄色もまだあります。少しくたびれてきているけど花が長持ちするんだな。

8：01、鳥倉登山口。

バスの出発まで1時間以上ありますんで、少し気になっていた林道の先を見に行ってみましょう。ここでバスが転回するんだな。

その先が行き止まり。許可証掲出した車が6台。

ここからさっきのマルバダケブキの森あたりに登れるようです。

8：30、ちょうどバスが来ました。運転手さんはここで30分ほど休憩ですね。

帰りのバスも乗客は私のほかお一人のみ。テント装備で道なき道を本谷山へ登ったという野生的な方でした。

バスで戻った後、駅からタクシーで清流苑へ。前回と同じく、お風呂の後ここで飲もうと思ったのだけど、厨房設備不具合のため休業。

タクシーの運転手さんは行きと同じ方。たしか前回も往復とも乗せてもらったな。おすすめの店を教えてもらってここに来ました。駅から坂を登ってすぐ。

いかにも田舎の定食屋さんですが、うなぎもあります。

おすすめNo.1はあちこちに、ごぼとん丼、ごぼとん丼、ごぼとん丼、と貼ってあります。

が、敢えてシンプルにとんかつ定食を。これ、950円ですが、大満足です。付け合わせの野菜が田舎の味。

そうそう、これ、鳥倉でバス待ちの間にひらひら飛んでたんだ。綺麗だなって思ったんだけど、写真撮れず残念。「アサギマダラ」だね。

時間が中途半端なので、予約していた飯田からの高速バスをキャンセルし、飯田線で帰ります。

この手も考えなくはないが…、駅の外の登山者休憩所と書いてあるあずまやでもいいかな。

車窓から見た大鹿村方面。やっぱり雨だな。

各駅停車を乗り継いで4時間！豊橋に着きました。駅西は炉端焼きっぽかったのでにぎわっている東口に戻って夕食。ちょっとした特色は「練り物」かな。ごちそうさまでした。