燕岳


- GPS
- 10:06
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,653m
- 下り
- 1,659m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:05
有明荘は朝早い人のため、朝食をお弁当に変えてくれます。
天候 | 晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし。整備されて歩きやすいです。 人も多く、全体的に安心感がありました。 なお、燕山荘滞在中にGPSが暴れたようですが、滑落はしていません。 |
その他周辺情報 | 有明荘入湯。 前日有明荘宿泊者は、下山後も5時まで無料入浴可能。 透明ぬるぬる硫黄系。良。 普通に立ち寄り利用すると大人620円、小学生310円。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
コンパス
日焼け止め
携帯
時計
タオル
タイツ
ザックカバー
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
カメラ
ストック
|
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感想
台風18号で流れた南アルプス。
せっかく取った遅い夏休みが丸々フイになった悲しみをぶつけるべく、
北アルプスの女王、燕岳に行ってきた。
燕岳に登る場合、私の住む所からだと
1)悠々と行って有明荘に宿泊し、次の日登って降りてヒイヒイ帰る。
2)深夜発して登って降りて、下山後有明荘に宿泊し、次の日悠々帰る。
3)そこそこの時間に出発して登り、燕山荘に泊まり、次の日下山して帰る。
の三つが選択肢として考えられる。
正直、一番辛いプランが1だが、今回は仕事の都合上
1を選択せざるを得なかった。それでも「泊まりあり」で
「複数人」の山行だと、予定が合わせられただけも上出来と言える。
確かに予定が合わせられただけでも上出来なのだが、
そこはそれ、人間欲が出るもの。せっかくだから晴れて欲しい。
しかし、コロコロ変わる事で有名な「てんきとくらす」でも
不動の荒天予報。夜通し降る雨にまんじりともせず迎えた朝は
望外の晴天。いや、まだ暗かったので「星天」。
神と仏と守護霊様に久しぶりに感謝したのだった。イントロ終わり。
最も登山道入口に近い第一駐車場は、有明荘から200m。
平日だからか、前評判が悪天候だったからか、意外にも駐車場は空いていた。
駐車場から登山道入口までは舗装路で500mくらい。
入口はほぼ「中房温泉」と一体化しており、中房温泉の庭先を
横切り入山するような形になる。「え、ここ?」と思った。
<登山口〜第二ベンチ>
樹林帯。序盤の高度稼ぎエリアなので、
楽しみは少なく、辛さは多い。それでもまぁ、
序盤のテンションだけで十分乗り切れる。
<第二ベンチ〜合戦小屋>
樹林帯から少しずつ開ける景色。
疲労とテンションを秤にかけるエリア。
景色が楽しめない天候だと辛いかもしれない。
<合戦小屋〜燕山荘>
森林限界を抜け、景色が楽しめる天候なら
既にこのエリアからボーナスステージ突入。
北アルプス三大急登も言うほどではないかな、
と言うのが個人的感想だが、これも景色が楽しめていなければ
だいぶ印象が変わったと思われる。
<燕山荘〜燕岳山頂>
非常に美しい稜線歩き。
山頂が見えているので近いように感じるが、
意外と時間がかかる。高度もあるため
気が逸るとへばる罠。
<燕山荘>
通常の山小屋と考えるのは間違いだが、
ホテル並みと考えるのも、(当然ながら)また間違い。
女性スタッフ多し。また、スタッフ数も多し。
いずれにしても立地や設備だけではないプロさは感じる。
<下山道中>
午前中からひっきりなしに立ち上ってくる
雲に突入する格好となり、合戦小屋以降は小雨となった。
また、花崗岩は意外と下るに怖く、滑りそうな印象だったため
なかなかスピードは上がらなかった。
本降りになる前に下山しようという気持ちが働き、
なかなか集中力が要る行程となり、精神的な意味で疲れた。
<帰宅中>
有明荘入湯後、指一本動かしたくないモードになったが
諦めて帰った。前日ほとんど眠れなかった事もあって
途中仮眠を取らざるを得なくなり、連れに迷惑をかけた。
たぶん軽いシャリばてを起こしていたように思う。
<全体的な感想>
登山道に標識は多くないが、それは裏を返すと
完全に登山道が整備されていることを意味しており、迷う箇所はない。
また、序盤は30分おき程度にベンチが設置されていて、
休憩箇所に事欠かない。合戦小屋も良い意味で洗練された中間地点である。
うるさ過ぎず自然が残っており、嫌味のない程度に人工物がある。
そして申し分のない眺望。
なるほど、人気のある山とはこういうことか、と感じた。
極めて単体で完成されている。
一方で、平日山行メインの自分はとんと目にしない
「ク○ブ○ーリ○ム」的な団体様を多く目にした。
ツアーを否定するつもりは全く無いが、極めて完成された
バランスを、「人」そのもので崩してしまっている感じもする。
(個人的美観。他意はない)
標高差と距離数から言って日帰りは全然可能だが、
まぁ、それなりに辛い。せっかくの燕山荘。
素直に一泊するのが正解のように思う。
機会があればまた登りたい山なので、その時はぜひ燕山荘に宿泊したい。
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