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Yamareco

記録ID: 718561
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

燕岳

2015年09月18日(金) [日帰り]
 - 拍手
takepan その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:06
距離
12.4km
登り
1,653m
下り
1,659m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:25
休憩
1:40
合計
10:05
距離 12.4km 登り 1,656m 下り 1,659m
5:15
10
スタート地点
6:00
25
6:25
6:30
40
7:10
7:15
30
7:45
35
8:20
8:40
25
9:45
10
9:55
20
10:15
5
10:20
10:40
10
10:50
15
11:05
10
11:15
11:55
35
12:45
12:55
30
13:25
30
13:55
25
14:20
20
14:40
35
15:20
ゴール地点
前日は有明荘に宿泊。4時起床。
有明荘は朝早い人のため、朝食をお弁当に変えてくれます。
天候 晴れのち雨
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
長野道・安曇野ICを降り、県道327を通って登山口へ。
コース状況/
危険箇所等
特になし。整備されて歩きやすいです。
人も多く、全体的に安心感がありました。
なお、燕山荘滞在中にGPSが暴れたようですが、滑落はしていません。
その他周辺情報 有明荘入湯。
前日有明荘宿泊者は、下山後も5時まで無料入浴可能。
透明ぬるぬる硫黄系。良。
普通に立ち寄り利用すると大人620円、小学生310円。
前日の写真です。雨ですね。
2015年09月17日 14:26撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/17 14:26
前日の写真です。雨ですね。
安曇野に着いても雨です。
2015年09月17日 16:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/17 16:30
安曇野に着いても雨です。
見づらいけど、道中に猿がいた。ちなみに帰りもいた。この辺り住処なんだろうね。
2015年09月17日 17:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/17 17:15
見づらいけど、道中に猿がいた。ちなみに帰りもいた。この辺り住処なんだろうね。
有明荘客室。布団を自分で敷くシステムであること以外は、いわゆる普通の温泉旅館です。
2015年09月17日 18:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/17 18:18
有明荘客室。布団を自分で敷くシステムであること以外は、いわゆる普通の温泉旅館です。
夕食。特に凝ってはいませんが、必要十分。
2015年09月17日 18:33撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
9/17 18:33
夕食。特に凝ってはいませんが、必要十分。
これで一泊二食つき9,950円なら満足っすよ。
2015年09月17日 18:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
9/17 18:35
これで一泊二食つき9,950円なら満足っすよ。
おはようございます。朝になりました。
2015年09月18日 05:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 5:00
おはようございます。朝になりました。
昨日の雨が嘘のようです。夜中の2時半まではざんざん降りでした。
2015年09月18日 05:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 5:00
昨日の雨が嘘のようです。夜中の2時半まではざんざん降りでした。
第一駐車場。平日だからか、満車にはなっていません。ナンバー処理が面倒くさいので、わざとブレ写真。
2015年09月18日 05:15撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 5:15
第一駐車場。平日だからか、満車にはなっていません。ナンバー処理が面倒くさいので、わざとブレ写真。
登山口ロータリー。バスなどはここまで来るみたいですね。
2015年09月18日 05:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 5:23
登山口ロータリー。バスなどはここまで来るみたいですね。
中房温泉。登山口は温泉施設入口を横切るシステム。
2015年09月18日 05:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 5:24
中房温泉。登山口は温泉施設入口を横切るシステム。
最初は当然樹林帯です。
2015年09月18日 05:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 5:36
最初は当然樹林帯です。
そして最初からわりと急登です。
2015年09月18日 05:36撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 5:36
そして最初からわりと急登です。
だんだん空が白み始めた。
2015年09月18日 05:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 5:44
だんだん空が白み始めた。
派手な標識は少なめですが、登山道は整備されていて迷う箇所はないです。
2015年09月18日 05:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 5:57
派手な標識は少なめですが、登山道は整備されていて迷う箇所はないです。
雨に濡れた木々は美しい。
2015年09月18日 06:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 6:00
雨に濡れた木々は美しい。
エンジンがかかってきました。
2015年09月18日 06:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 6:12
エンジンがかかってきました。
日の出!有明山かな?
2015年09月18日 06:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 6:21
日の出!有明山かな?
朝日に山々が照らされ始めてきた。このくらいの時間になると、「いつもなら起きている時間」とか日常と比べたりする。
2015年09月18日 06:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 6:39
朝日に山々が照らされ始めてきた。このくらいの時間になると、「いつもなら起きている時間」とか日常と比べたりする。
路面はほぼずっと花崗岩で、泥成分はほとんど無し。
2015年09月18日 06:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 6:53
路面はほぼずっと花崗岩で、泥成分はほとんど無し。
沸き立つ雲。一日雲と追いかけっこでした。
2015年09月18日 06:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 6:53
沸き立つ雲。一日雲と追いかけっこでした。
たぶん東天井岳方面と思われる。
2015年09月18日 06:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 6:54
たぶん東天井岳方面と思われる。
それにしても良い天気だな。
2015年09月18日 06:54撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 6:54
それにしても良い天気だな。
第三ベンチ。30分間隔くらいにベンチがあります。
2015年09月18日 07:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 7:02
第三ベンチ。30分間隔くらいにベンチがあります。
少しずつ紅葉が色づき始めています。
2015年09月18日 07:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 7:11
少しずつ紅葉が色づき始めています。
花崗岩なので、水はけ良いのよね。昨日の雨の影響ほぼ無し。
2015年09月18日 07:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 7:18
花崗岩なので、水はけ良いのよね。昨日の雨の影響ほぼ無し。
富士見ベンチ。富士山は今日は見えない模様。
2015年09月18日 07:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 7:44
富士見ベンチ。富士山は今日は見えない模様。
ワイルドな、路面。
2015年09月18日 07:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 7:50
ワイルドな、路面。
紅葉が映えるのは青空だと思うんだ。
2015年09月18日 08:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:00
紅葉が映えるのは青空だと思うんだ。
あざとい紅葉押し失敗の絵。
2015年09月18日 08:01撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:01
あざとい紅葉押し失敗の絵。
狙って撮っている部分もあるが、いかに登山中人は下を向いているかわかる。
2015年09月18日 08:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:04
狙って撮っている部分もあるが、いかに登山中人は下を向いているかわかる。
合戦小屋直下。視界が開けてくる。
2015年09月18日 08:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:11
合戦小屋直下。視界が開けてくる。
ホント天気いいな。
2015年09月18日 08:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:13
ホント天気いいな。
合戦小屋到着。写ってませんが、人結構居ます。
2015年09月18日 08:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:17
合戦小屋到着。写ってませんが、人結構居ます。
ケーブルリフトで荷揚げしている模様。
2015年09月18日 08:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:17
ケーブルリフトで荷揚げしている模様。
ナナカマド、ではないよねぇ?(無知
2015年09月18日 08:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:18
ナナカマド、ではないよねぇ?(無知
合戦小屋といえばスイカ。一人分を三等分でちょうど良い。
2015年09月18日 08:21撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:21
合戦小屋といえばスイカ。一人分を三等分でちょうど良い。
合戦小屋以降はずっと視界が開けています。
2015年09月18日 08:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:48
合戦小屋以降はずっと視界が開けています。
やー見事だ。
2015年09月18日 08:48撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:48
やー見事だ。
槍ヶ岳さんのさりげないアピール。
2015年09月18日 08:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
9/18 8:49
槍ヶ岳さんのさりげないアピール。
写真、選びきれないくらい綺麗な風景でした。
2015年09月18日 08:57撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 8:57
写真、選びきれないくらい綺麗な風景でした。
東沢岳方面の稜線。
2015年09月18日 09:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:02
東沢岳方面の稜線。
紅葉はもういいね。飛ばします。
2015年09月18日 09:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:02
紅葉はもういいね。飛ばします。
槍ヶ岳先輩の雲が晴れる!
2015年09月18日 09:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:05
槍ヶ岳先輩の雲が晴れる!
やっと見えた燕岳。
2015年09月18日 09:05撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:05
やっと見えた燕岳。
燕山荘も見えます。
2015年09月18日 09:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:06
燕山荘も見えます。
最後の紅葉押し。
2015年09月18日 09:09撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:09
最後の紅葉押し。
あんだけ低かった雲がだいぶ上がってきました。
2015年09月18日 09:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:16
あんだけ低かった雲がだいぶ上がってきました。
槍先輩は完全復活を遂げました。
2015年09月18日 09:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/18 9:18
槍先輩は完全復活を遂げました。
燕山荘。見えるけど後30分くらいかかる。
2015年09月18日 09:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:22
燕山荘。見えるけど後30分くらいかかる。
山小屋って山の風景と調和するよう考えられていますね。
2015年09月18日 09:37撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/18 9:37
山小屋って山の風景と調和するよう考えられていますね。
稜線到着。やっと山頂が見えた。
2015年09月18日 09:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:49
稜線到着。やっと山頂が見えた。
そして望む北アルプスの奥部。
2015年09月18日 09:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:49
そして望む北アルプスの奥部。
燕岳カッコええなぁ。
2015年09月18日 09:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:49
燕岳カッコええなぁ。
山座同定できたら楽しいんだろうなぁ・・・。
2015年09月18日 09:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/18 9:49
山座同定できたら楽しいんだろうなぁ・・・。
何度も撮ってしまう燕さん。
2015年09月18日 09:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:51
何度も撮ってしまう燕さん。
ちょっとRAW現像してみた。
2015年09月18日 09:51撮影 by  DSC-RX100, SONY
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ちょっとRAW現像してみた。
いるか。
2015年09月18日 09:56撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 9:56
いるか。
山頂までもう少し!が遠い。
2015年09月18日 10:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:00
山頂までもう少し!が遠い。
花崗岩も極まってます。
2015年09月18日 10:03撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:03
花崗岩も極まってます。
振り返って燕山荘。なぜかこれがカッコいい。
2015年09月18日 10:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:06
振り返って燕山荘。なぜかこれがカッコいい。
日も出てきました。
2015年09月18日 10:06撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:06
日も出てきました。
めがね岩。
2015年09月18日 10:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:13
めがね岩。
山頂付近の写真は多めでお送りしています。これでもカットしていますが。
2015年09月18日 10:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/18 10:18
山頂付近の写真は多めでお送りしています。これでもカットしていますが。
燕山荘がオアシス的存在に見えるんだよ。
2015年09月18日 10:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:22
燕山荘がオアシス的存在に見えるんだよ。
山頂到着!
2015年09月18日 10:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:23
山頂到着!
40代男子が神々しく見える絵。
2015年09月18日 10:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:23
40代男子が神々しく見える絵。
北アルプスは美しいね。
2015年09月18日 10:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/18 10:24
北アルプスは美しいね。
その角度の自撮りで山が写るのか。
2015年09月18日 10:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:24
その角度の自撮りで山が写るのか。
シャッター押してくださったお姉さんありがとう。
2015年09月18日 10:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/18 10:31
シャッター押してくださったお姉さんありがとう。
北燕方面。
2015年09月18日 10:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:34
北燕方面。
「なう。」的な何か。
2015年09月18日 10:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 10:35
「なう。」的な何か。
名残惜しいけど、下山します。
2015年09月18日 10:40撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/18 10:40
名残惜しいけど、下山します。
燕山荘まで戻ってきました。
2015年09月18日 11:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 11:11
燕山荘まで戻ってきました。
燕山荘にはテントサイトもあります。
2015年09月18日 11:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 11:11
燕山荘にはテントサイトもあります。
燕山荘内部のテラス。
2015年09月18日 11:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 11:18
燕山荘内部のテラス。
なぜ皆カレーにしたのか。
2015年09月18日 11:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/18 11:22
なぜ皆カレーにしたのか。
噂にたがわぬ良小屋でした。素晴らしい。
2015年09月18日 11:55撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 11:55
噂にたがわぬ良小屋でした。素晴らしい。
さて、下山します。下山風景はばっさりカット。
2015年09月18日 12:18撮影 by  DSC-RX100, SONY
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9/18 12:18
さて、下山します。下山風景はばっさりカット。
下山完了。雨です。駐車場はやはり空いており、この日は一日空いていた模様。
2015年09月18日 15:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
9/18 15:22
下山完了。雨です。駐車場はやはり空いており、この日は一日空いていた模様。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食 飲料 コンパス 日焼け止め 携帯 時計 タオル タイツ ザックカバー ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット ロールペーパー カメラ ストック

感想

台風18号で流れた南アルプス。
せっかく取った遅い夏休みが丸々フイになった悲しみをぶつけるべく、
北アルプスの女王、燕岳に行ってきた。

燕岳に登る場合、私の住む所からだと

1)悠々と行って有明荘に宿泊し、次の日登って降りてヒイヒイ帰る。
2)深夜発して登って降りて、下山後有明荘に宿泊し、次の日悠々帰る。
3)そこそこの時間に出発して登り、燕山荘に泊まり、次の日下山して帰る。

の三つが選択肢として考えられる。

正直、一番辛いプランが1だが、今回は仕事の都合上
1を選択せざるを得なかった。それでも「泊まりあり」で
「複数人」の山行だと、予定が合わせられただけも上出来と言える。


確かに予定が合わせられただけでも上出来なのだが、
そこはそれ、人間欲が出るもの。せっかくだから晴れて欲しい。

しかし、コロコロ変わる事で有名な「てんきとくらす」でも
不動の荒天予報。夜通し降る雨にまんじりともせず迎えた朝は
望外の晴天。いや、まだ暗かったので「星天」。
神と仏と守護霊様に久しぶりに感謝したのだった。イントロ終わり。



最も登山道入口に近い第一駐車場は、有明荘から200m。
平日だからか、前評判が悪天候だったからか、意外にも駐車場は空いていた。

駐車場から登山道入口までは舗装路で500mくらい。
入口はほぼ「中房温泉」と一体化しており、中房温泉の庭先を
横切り入山するような形になる。「え、ここ?」と思った。

<登山口〜第二ベンチ>
樹林帯。序盤の高度稼ぎエリアなので、
楽しみは少なく、辛さは多い。それでもまぁ、
序盤のテンションだけで十分乗り切れる。

<第二ベンチ〜合戦小屋>
樹林帯から少しずつ開ける景色。
疲労とテンションを秤にかけるエリア。
景色が楽しめない天候だと辛いかもしれない。

<合戦小屋〜燕山荘>
森林限界を抜け、景色が楽しめる天候なら
既にこのエリアからボーナスステージ突入。
北アルプス三大急登も言うほどではないかな、
と言うのが個人的感想だが、これも景色が楽しめていなければ
だいぶ印象が変わったと思われる。

<燕山荘〜燕岳山頂>
非常に美しい稜線歩き。
山頂が見えているので近いように感じるが、
意外と時間がかかる。高度もあるため
気が逸るとへばる罠。

<燕山荘>
通常の山小屋と考えるのは間違いだが、
ホテル並みと考えるのも、(当然ながら)また間違い。
女性スタッフ多し。また、スタッフ数も多し。
いずれにしても立地や設備だけではないプロさは感じる。

<下山道中>
午前中からひっきりなしに立ち上ってくる
雲に突入する格好となり、合戦小屋以降は小雨となった。
また、花崗岩は意外と下るに怖く、滑りそうな印象だったため
なかなかスピードは上がらなかった。
本降りになる前に下山しようという気持ちが働き、
なかなか集中力が要る行程となり、精神的な意味で疲れた。

<帰宅中>
有明荘入湯後、指一本動かしたくないモードになったが
諦めて帰った。前日ほとんど眠れなかった事もあって
途中仮眠を取らざるを得なくなり、連れに迷惑をかけた。
たぶん軽いシャリばてを起こしていたように思う。


<全体的な感想>
登山道に標識は多くないが、それは裏を返すと
完全に登山道が整備されていることを意味しており、迷う箇所はない。
また、序盤は30分おき程度にベンチが設置されていて、
休憩箇所に事欠かない。合戦小屋も良い意味で洗練された中間地点である。
うるさ過ぎず自然が残っており、嫌味のない程度に人工物がある。
そして申し分のない眺望。
なるほど、人気のある山とはこういうことか、と感じた。
極めて単体で完成されている。

一方で、平日山行メインの自分はとんと目にしない
「ク○ブ○ーリ○ム」的な団体様を多く目にした。
ツアーを否定するつもりは全く無いが、極めて完成された
バランスを、「人」そのもので崩してしまっている感じもする。
(個人的美観。他意はない)


標高差と距離数から言って日帰りは全然可能だが、
まぁ、それなりに辛い。せっかくの燕山荘。
素直に一泊するのが正解のように思う。
機会があればまた登りたい山なので、その時はぜひ燕山荘に宿泊したい。

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳(中房温泉から往復)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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