常念岳
- GPS
- 17:41
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 2,020m
- 下り
- 2,018m
コースタイム
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:14
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
僕は半端者であるが、一応、大学時代のワンダーフォーゲル部のコーチをしている。今回は、他のコーチ陣と親睦を深めようということで、常念岳に登ることになった。なぜ常念岳なのかというと、普段から学生の山行計画にネチネチ文句を言ってるのに、自らが所謂大衆的な登山というものを長らくしていないというのは、なんだかとっても忍びないからだ。だから、王道的な北アのトレイルを選んだという訳だ。
宇都宮を前夜に出て、アルプス公園の駐車場で寝る。早朝に松本駅で2人ピックアップして、三股の駐車場に着くとほぼ満車状態。切り返しているうちに黒いシエンタが追いついて、他のメンバーと合流する。
結局1つ下の駐車場に車を捩じ込んで、まだ夏の気配が残る陽気の中、ゆっくり登り始める。本当は蝶ヶ岳に先に登り、2日目に常念岳を目指す計画だったが、2日目の予報が微妙だったので、常念岳から登ることにした。
しばらく緩やかな道が続くが、やがてシラビソの森の中を縫うつづら折りの急登になる。こまめに水分補給しながら進み、やがて森林限界を越える。
森林限界を越えると前常念岳までは少し岩岩しい道を進むことになる。歩幅が限定されるのでここが1番疲れる。ガスに包まれていたのが幸いして行く先は見えず、先の長さにうんざりすることはない。
前常念岳からは穏やかな稜線歩きだ。ガスに覆われ何も見えない。黙々と進んで常念岳の肩に出た。
常念岳のピークは明日の朝のお楽しみということにして、常念小屋に下る。300mも下らされた。実にもったいない。
夕食は他のメンバーが手際よく麻婆茄子を作った。僕は、ひたすら米が炊ける様子を眺めていただけだ。程よい疲労感に包まれ、心地よく眠る。
面倒になって蝶ヶ岳に行くのは取りやめたので、少し起床時間を遅らせた。予報に反して天気は良好だ。朝日に照らされながら、再び常念岳方面へ登り始める。
常念岳はなかなかいい眺めだった。直下で雷鳥が遠くを眺めていた。雷鳥を見たのはいつぶりだろう。年単位で見ていない気がする。まあ、彼らのことは風見鶏のようなものだと思っているので、やはり予報通りこれから天気は下り坂なのかもしれない。
前常念岳までの稜線でも雷鳥が遠くを眺めていて、数分するとガスがもくもく上がり始めた。前常念岳からの下りの辺りで雨がぱらつき始めた。まあ、さっさと下って、樹林帯に入ってしまえばこっちのものだ。雨の日の森は五感に良い。
くだらない会話を交わしながら下っていくと三股の登山口に出た。たまにはこういうのも良いと思ったが、やっぱりもう少し泥臭い山の方が好きだ 。
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