高座山
- GPS
- 06:27
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,009m
- 下り
- 1,009m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
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GPS
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ナイフ
カメラ
ヘルメット
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無線機
細引き
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感想
今日の目的は、明るい陽射しの中のレイジンソウを撮る事。駐車場脇に1株咲いているのを見つけたが早い時間で、山陰になり、陽射しが無いので、写真は後回しにした。
でも、駐車場に戻ったのが遅過ぎて、今度は木陰。諦めて、ライトを使って写真を撮ったが、毛深くて輪郭がクッキリせず一寸ピンボケな感じ。一旦、時間を置こうとして、金毘羅山に登ったが、花は全く無し。駐車場に戻ったら、木漏れ日が当り、目的達成。
帰宅してから植生などを確認していたら、分布域が近畿地方以西となっていて、えぇー!。では此処の花は何物かと調べると、分布域としてはアズマレイジンソウで、特徴の一つに「上萼片は外面に屈毛が生える」となっていたので、毛の生え方を調べたら、以下の名称。
開出毛:葉・葉柄・枝 等の面に対して直角に近い角度で伸びている毛。
屈毛 :曲がっている毛。
腺毛 :先端が小球状に膨らんでいて液体を分泌する毛。
撮った写真を見ると、開出毛と腺毛?で違う。更に調べると以下のフジレイジンソウ?らしい。
フジレイジンソウ:アズマレイジンソウとレイジンソウとの自然交雑由来と推定されているもので、花柄と上萼片の基部にアズマレイジンソウに生える屈毛だけでなく、レイジンソウに生える開出毛が生え、腺毛が疎らに生える。本州各地にも「レイジンソウ」が分布するというのはこの雑種。
これらの特徴を事前に把握していれば、違いを見極める為の写真を撮ったはずで、改めて予習が大事と思った。まあ是迄も同じ様な出来事があり、何時まで経っても学習しない自分に、一寸は刺激になったとは思う。
ヒナノキンチャクは終盤で、名前由来の巾着形状の実が花茎の下部〜中部に沢山出来ていたが、上部には綺麗な玉形状の花が残っていた。
山頂で出会った人に、この花が咲く場所に案内しようとしたが、見逃して下り過ぎてしまい、申し訳ない事をしてしまった。掲載写真は再び登り返して撮ったもので、今度は忘れない様に場所を記録した。視力の衰えた自分には、最も良く見える距離に目を近付けても微かに赤色の玉が判別できる1mm程の大きさで、知らなければ単なる雑草で通り過ぎると思う。
でもマクロレンズで拡大すると、宝石の様な透明感のある赤い玉が現れ、見る度に何と綺麗な花かと感動してしまう。
ハナハタザオは、前回見た場所を探したが、時期遅れなのか全く見付けられなかった。元々が、土が剝き出した斜面で大雨で崩れていく場所なので、何時消えてもおかしくはない。
フシグロは、前回見た場所を探したが見付からず、周回してもう一度探索したら1株見付けた。今回は深度合成を使って、前回よりクッキリ写真が撮れたと思う。
野菊は、ユウガギクが圧倒的に多く、葉の切れ込みが浅い深いや裂片の細い広い形状の変化を確認でき、この花の同定にかなり自信が付く思わぬ収穫があった。他に、シラヤマギク、ノコンギク。
今回は自分にとって目新しい花は無いが、月当りの運動目標も兼ねて、適当な目的を作って来た結果は、予想外の収穫も有り、やはり来て良かったと思う。感謝。
コメント
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当日高座山山頂でご一緒させていただいた者です。山レコユーザーさんだったのですね。
ヒナノキンチャクの所在ということで一緒に戻っていただいて大変恐縮です。またヒナノキンチャクおじさんなどと勝手にめいめいして大変失礼しました。
また高座山に戻られる時に撮られたのですね。やはり下りより登りの方が足元みやすく見つけやすいですかね。
お写真拝見しますとかなり可憐な綺麗な花ですねぇ。写真の腕前も素晴らしいですが、初めて見て、これが自然の造形美だなと感じました。
かなり私よりお年上ですが、下りも早かったですね。90歳まで楽しみたいものですね。
三百名山も達成されて、今は専らこういったお花を目当てに登られているのですね。
全く花に無頓着な自分としては本当に新鮮です。
今後はフォローさせていただきますのでよろしくお願いします!
返信有難う御座います。
経験的には下りで見付ける事もありますが、今回は極端に小さい対象物で、目の位置が低くなる登りの方がピントが合って見付け易かったと思います。
今では旬の山野草を追掛けていますが、同じ山、同じ道でも凡そ2週間程で新しい花が咲き、偶に初見の花を見付けたりして、楽しみが続くので、どっぷり嵌っています。
「自然の造形美」を感じて頂いたので、何時の日か山登りに山野草が加わる気がします。
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