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記録ID: 7233913
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ハイキング
大雪山

【二百名山 石狩岳】シュナイダーコースをピストン

2024年09月14日(土) [日帰り]
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GPS
07:47
距離
11.5km
登り
1,248m
下り
1,244m

コースタイム

日帰り
山行
6:59
休憩
0:47
合計
7:46
6:56
6:57
166
10:38
10:59
33
13:43
13:45
30
14:15
ゴール地点
天候 晴れ&微風の登山日和でした。
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
カーナビやGoogleMapで検索すると、閉鎖された林道入口に案内されます。これでは登山できないと諦めかけましたが、三国峠まで行ってようやく携帯電波がつながったので、ネットを検索すると上士幌町が整備した石狩岳シュナイダー登山口への林道(距離は14km)があることがわかり、なんとか行くことができました。
コース状況/
危険箇所等
・ 石狩岳シュナイダーコースは,北海道三大急登のひとつらしく,渡渉後の尾根に向かう登りは急登の連続でした。標高1,100m付近の支尾根に乗ったところで,たまらずに給水休憩を取りましたが,その後も次々と険しい登りが続きます。上に行くに従い,岩場や木の幹を掴んでのロープ場も現れ,一息つく暇もありませんでした。
・ それでもシュナイダーコース分岐の手前まで登ってくると,一気に展望が開けて,前日に暴風の中登ったニペソツ山の天を突く槍のような山容も指呼の元。素晴らしい展望でした。
・ 分岐のところで15分ほど食事&給水休憩をとり,いざ石狩岳山頂へ。標高差約200mの登りを頑張ると,山頂では素晴らしい展望を満喫することができました。北には以前縦走したことのある大雪山からトムラウシ山の縦走路や,さらには十勝連峰までの展望が広がっていました。まさに大雪の展望台です。
・ この石狩岳の正式な最高点は,山頂標識のある場所ではなく,そこから西に15分のところらしいですが,本日の宿泊場所が決まっていないため,足を伸ばさずに急いで下山することにしました。
・ 下りでのシュナイダーコースは登りほど疲れませんでしたが,それでも,ロープ場や岩場の急斜面が連続して,気を抜けない下りでした。転倒しないように注意が必要です。
その他周辺情報 ・ 下山後,電波の繋がる三国峠にて層雲峡温泉の観光案内所に電話をし,その晩1泊2食で宿泊できる宿の紹介をお願いしたところ,ホテル朝陽亭に宿泊することができました。3連休のためツインルームの1人利用で約2万5千円と少々高めでしたが,3ヶ所ある素晴らしい大浴場や美味しいバイキング料理などを満喫できたのでとても満足しました。
カーナビに案内された林道入口は,閉鎖されていて先に進めません。携帯電波の通じる三国峠まで行って検索し,石狩岳登山口に行くには,上士幌町が整備した林道の入口から入るとの情報をゲット。
2024年09月14日 04:45撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 4:45
カーナビに案内された林道入口は,閉鎖されていて先に進めません。携帯電波の通じる三国峠まで行って検索し,石狩岳登山口に行くには,上士幌町が整備した林道の入口から入るとの情報をゲット。
ダートの林道を14km走行し,石狩岳登山口に到着。計画より1時間以上遅れました。
2024年09月14日 06:24撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 6:24
ダートの林道を14km走行し,石狩岳登山口に到着。計画より1時間以上遅れました。
シュナイダーコース登山口を出発。
2024年09月14日 06:29撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 6:29
シュナイダーコース登山口を出発。
登山口からすぐのところにある「天狗神弁慶霊」の祠に参拝してから,登っていきます。
2024年09月14日 06:30撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 6:30
登山口からすぐのところにある「天狗神弁慶霊」の祠に参拝してから,登っていきます。
登山口から30分弱で最終水場の渡渉点に到着。靴が水没する水量でしたが,スパッツを装着していたので足を濡らさずに渡渉できました。
2024年09月14日 06:56撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 6:56
登山口から30分弱で最終水場の渡渉点に到着。靴が水没する水量でしたが,スパッツを装着していたので足を濡らさずに渡渉できました。
尾根への登りは,いきなりの急登から。
2024年09月14日 07:09撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 7:09
尾根への登りは,いきなりの急登から。
標高1,100m付近の支尾根に乗ったところで,たまらずに給水休憩。
2024年09月14日 07:30撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 7:30
標高1,100m付近の支尾根に乗ったところで,たまらずに給水休憩。
その後も急登の連続。
2024年09月14日 08:06撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 8:06
その後も急登の連続。
ここは岩と木に手足を引っかけて,体を引き上げました。
2024年09月14日 08:48撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 8:48
ここは岩と木に手足を引っかけて,体を引き上げました。
稜線が見えてきました。
2024年09月14日 08:55撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 8:55
稜線が見えてきました。
かくれんぼ岩だそうです。
2024年09月14日 09:00撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 9:00
かくれんぼ岩だそうです。
ロープ場も何カ所かありました。
2024年09月14日 09:21撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 9:21
ロープ場も何カ所かありました。
石狩岳から川上岳へと続く稜線が見えました。
2024年09月14日 09:43撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 9:43
石狩岳から川上岳へと続く稜線が見えました。
ここを上がるとシュナイダーコース分岐(石狩の肩)に出ます。
2024年09月14日 09:43撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 9:43
ここを上がるとシュナイダーコース分岐(石狩の肩)に出ます。
パノラマ撮影(左端にニペソツ山が写っています)。
2024年09月14日 09:44撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/14 9:44
パノラマ撮影(左端にニペソツ山が写っています)。
前日に暴風の中登ったニペソツ山をズームアップ。まさに天を突く槍のような山容です。
2024年09月14日 09:45撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/14 9:45
前日に暴風の中登ったニペソツ山をズームアップ。まさに天を突く槍のような山容です。
シュナイダーコース分岐にて食事&給水休憩。
2024年09月14日 09:47撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 9:47
シュナイダーコース分岐にて食事&給水休憩。
それでは石狩岳山頂へと向かいます。
2024年09月14日 09:59撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 9:59
それでは石狩岳山頂へと向かいます。
登りの途中から音更山を望む。
2024年09月14日 10:09撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 10:09
登りの途中から音更山を望む。
こちらは歩きやすい登山道です。
2024年09月14日 10:21撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 10:21
こちらは歩きやすい登山道です。
40分ほどで石狩岳山頂(1,966m)に到着。標高が1m高い最高点はもう少し西に行ったところありますが,山頂標識はここです。
2024年09月14日 10:40撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 10:40
40分ほどで石狩岳山頂(1,966m)に到着。標高が1m高い最高点はもう少し西に行ったところありますが,山頂標識はここです。
山頂に居た方に,シャッターを押して頂きました。
2024年09月14日 10:42撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
1
9/14 10:42
山頂に居た方に,シャッターを押して頂きました。
山頂から望む大雪山のパノラマ。左のピークがトムラウシ山。そこから右に高根ヶ原を経て旭岳や化雲岳,その先にはニセイカウシュッペ山。「元サイズ」クリックで横幅約2,700ドットに拡大します。
2024年09月14日 10:43撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/14 10:43
山頂から望む大雪山のパノラマ。左のピークがトムラウシ山。そこから右に高根ヶ原を経て旭岳や化雲岳,その先にはニセイカウシュッペ山。「元サイズ」クリックで横幅約2,700ドットに拡大します。
焦点距離18mm相当の画角で撮影。
2024年09月14日 10:44撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 10:44
焦点距離18mm相当の画角で撮影。
焦点距離11mm相当の画角で撮影。
2024年09月14日 10:44撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 10:44
焦点距離11mm相当の画角で撮影。
下り始める前に,山頂からもう一度ニペソツ山を望む。
2024年09月14日 10:58撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/14 10:58
下り始める前に,山頂からもう一度ニペソツ山を望む。
それでは下山開始です。
2024年09月14日 11:03撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 11:03
それでは下山開始です。
シラタマノキ
2024年09月14日 11:15撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/14 11:15
シラタマノキ
音更山と奥に大雪山を望む。
2024年09月14日 11:25撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 11:25
音更山と奥に大雪山を望む。
ウラシマツツジの紅葉が広がっている。
2024年09月14日 11:25撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/14 11:25
ウラシマツツジの紅葉が広がっている。
大雪山をズームアップ。
2024年09月14日 11:28撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/14 11:28
大雪山をズームアップ。
シュナイダーコース分岐まで戻って,石狩岳を望む。堂々とした山容です。
2024年09月14日 11:30撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 11:30
シュナイダーコース分岐まで戻って,石狩岳を望む。堂々とした山容です。
少しズームアップ。
2024年09月14日 11:30撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
1
9/14 11:30
少しズームアップ。
それではこの尾根を下ります。
2024年09月14日 11:36撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 11:36
それではこの尾根を下ります。
ロープ場の急降下。
2024年09月14日 11:53撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 11:53
ロープ場の急降下。
岩場の下りは慎重に。
2024年09月14日 12:03撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 12:03
岩場の下りは慎重に。
渡渉点まで下ってきました。
2024年09月14日 13:42撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 13:42
渡渉点まで下ってきました。
登山口駐車場に戻りました。
2024年09月14日 14:15撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/14 14:15
登山口駐車場に戻りました。

感想

・ 2024年9月北海道の二百名山&三百名山の山旅4座目は,東大雪山系の石狩岳に北海道三大急登のひとつとされるシュナイダーコースから登りました。
・ 最終水場の渡渉のあと,石狩の肩まで標高差約900mの登りは,立ちはだかる岩や木の根を両手両足をすべて使って乗り越えていく急登の連続で,息つく暇もありませんでした。でもその分,展望も素晴らしく,稜線に近づくにつれ前日登ったニペソツ山や樹間に見える石狩岳の姿に励まされながら,ようやく石狩の肩に到着。ここからは,実に堂々とした石狩岳の姿を望むことができました。
・ 石狩の肩から山頂までは標高差約200mの登りとなりますが,こちらはこれまでの急登とは違って,歩きやすい登り道。音更山などの展望を楽しみながら,40分ほどで山頂に到着。山頂では素晴らしい展望を満喫することができました。北には以前縦走したことのある大雪山からトムラウシ山の山並みや,さらには十勝連峰までの展望が広がっていました。まさに大雪山の展望台です。
・ 前日登ったニペソツ山と比べると,急登の連続ではあるものの行動時間は8時間弱と短く,登山者も多いので北海道の二百名山の中では登りやすい山という印象を持ちました。
・ なお,カーナビやGoogleMapで検索すると、閉鎖された林道入口に案内されます。上士幌町が整備した林道(距離は14km)からアプローチしないと石狩岳シュナイダー登山口に辿り着けませんのでご注意を。

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