赤石〜荒川岳縦走


- GPS
- 48:50
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 3,041m
- 下り
- 3,044m
コースタイム
7月17日06:30赤石小屋-10:00赤石岳-11:45大聖寺平-12:20荒川小屋(昼食)-14:00荒川岳(中岳)-14:35前岳往復-16:10悪沢岳-17:30千枚岳-18:00千枚小屋(泊)
7月18日06:00千枚小屋-08:00蕨段-08:40清水平-09:30小岩下-10:30鉄塔横-11:30椹島
天候 | 梅雨明けしたばかりの快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ダム駐車場よりシャトルバスに乗り換え椹島ロッジ(乗車時間1時間) |
コース状況/ 危険箇所等 |
椹島〜赤石小屋までは樹林帯の中をひたすら登る。勾配のキツイ場所もあるが特に危険な場所は無い。(「椹島2/5赤石小屋」の標識が見当たらない) 赤石小屋のスタッフはとても明るくて親切な人達です。食事も冷たいビールも最高です。 富士見平を過ぎてトラバース部に雪渓を横断する箇所あり。 赤石岳を過ぎて小赤石岳手前や小赤石岳を過ぎた辺りで「雷鳥」に遭遇。 小赤石岳から大聖寺平まで長い下りだが、小岩場で滑り易い。 荒川小屋手前に10m位の雪渓を横断する箇所あり。荒川小屋の水は冷たくておいしいです。 前岳・中岳の稜線に出る手前にザレ場あり。前岳の山頂標の直ぐ後ろは崩れており、危険。中岳を挟んだ稜線で「雷鳥」に遭遇。 悪沢岳手前にザレた急坂あり危険。千枚岳の手前に岩場のやせ尾根があり危険。 千枚小屋から見る御来光と富士山は絶景。 千枚小屋〜小石下までは比較的緩やかな下りであるが、岩頭見晴の岩尾根は最後の試練で要注意である。鉄塔を過ぎると岩場の急坂が続くので、最後まで気を緩めない。最後に吊り橋を渡り林道に出て少し登ると椹島ロッジの入口に着く。 椹島ロッジでは500円でシャワーを浴びる事が出来る。またロッジのお勧めカレーは美味かった。 |
写真
感想
神惑山岳部/夏の高所トレーニング
南アルプス赤石岳〜悪沢岳縦走を決行 参加者5名
我々の山行を待ってかのように梅雨明けと同時の入山となった。
椹島(1120m)〜赤石小屋(泊2560m)〜赤石岳(3120m)〜荒川小屋(2650m)〜前岳(3068m)〜中岳(3083m)〜悪沢岳(3141m)〜千枚岳(2879m)〜千枚小屋(泊2610m)〜椹島(1120m)
全工程:26Km、最高標高差:2021m、延べ歩行時間:22時間10分
7月16日(晴れ) 畑薙ダム〜椹島〜赤石小屋
午前7時50分畑薙ダムに到着。
9時10分シャトルバスにて畑薙ダムを出発し、1時間未舗装のガタガタ道を走行、10時15分椹島ロッジに到着。
10時40分赤石小屋へ向けて登山開始、気温もドンドン上がる中、標高差1440mをひたすら登り続けること約5時間。
15時50分赤石小屋へ到着。先ずは冷たいビールで乾杯!
7月17日(晴れ) 赤石小屋〜赤石岳〜荒川小屋〜前岳・中岳・悪沢岳〜千枚岳〜千枚小屋
6時30分赤石小屋を出発。途中富士見平にて富士山を望む。その後の赤石岳手前の稜線までは、キツイ登りであったが、雪渓を渡ったり、綺麗な花を見ながらと変化を楽しみながらキツサを紛らわし一歩一歩登って行く。
10時00分赤石岳(3120m)登頂。そこらの360°のパノラマは最高です。
ここで、縦走組と赤石小屋へ引返す組に分かれた。
縦走隊は、赤石岳〜小赤石岳を登る途中に天然記念物「雷鳥」に遭遇した。
12時20途中荒川小屋で昼食と水を補給し、今回最高峰の悪沢岳を目指す。荒川小屋から前・中岳へのアプローチは450mのキツイ登りであったが、14時15分前岳(3068m)登頂、14時35分中岳(3083m)登頂。
中岳からは一度200m下りそれから260m登って、16時10分悪沢岳(3141m)登頂。その後は、アップダウンを繰り返し最後に10m位の岩壁をよじ登り、17時30分千枚岳(2879m)登頂し、間近に富士山を見る。
そこから下り、18時00分千枚小屋に到着。(連休に入った為、小屋の宿泊者は100人を超す。寝返りが出来ない程の詰込みでした。)
7月18日(晴れ) 千枚小屋〜見晴台〜清水平〜岩頭見晴〜吊り橋〜椹島〜畑薙ダム
4時過ぎに外へ出ると、御来光の明かりに雲海に浮かぶ富士山が照らされて素晴らしい夜明けに感動した。
6時00分千枚小屋を出発し、椹島へ向う。
途中見晴台で今回縦走した赤石岳、東岳、中岳、悪沢岳を見上げる。昔山林を切出すのに馬で引いた木場道(キンバミチ)を通り、清水平で水を補給した時、沢近くの木の皮が2m位つい最近剥がされているのを見つけ、もしや熊?・・・熊ベルを鳴らしながら先を急いだ。
緩やかな下りが続いていたが、後半になり疲れが出てきた頃今日の難所である岩頭見晴で岩場に奮闘しホッとした後は、足場が悪い岩場の急坂を下る。最後の吊り橋を渡り11時30分椹島ロッジ到着。
先ずはシャワーで3日間の汗と汚れを洗い流してサッパリして、椹島ロッジお勧めのカレーライスと生ビールでちょいの間の至福を感じる。
13時00分シャトルバスで椹島から畑薙ダムへ、14時30分畑薙ダムから車で帰路についた。
今回は2泊3日の山小屋泊まりで大変キツイ縦走であった。しかし、3日間好天が続き3000m超山頂からの眺望は言葉では表現出来ない感動的なものであった。
また、山頂近くの高山植物の可憐な花々、天然記念物「雷鳥」に6回も遭遇するなど登って良かった。
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