唐松岳
- GPS
- 07:05
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 975m
- 下り
- 977m
コースタイム
- 山行
- 3:34
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 4:34
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
9月前半の三連休、唐松岳から五竜岳への縦走を企てる。
確認すると五竜山荘は既に予約可能、蚕棚で予約。最悪、唐松岳頂上山荘が取れなかったら五竜ピストンで行こうと軽くプランBも用意。
そんな心配をよそに、無事、1ヶ月前の予約開始で唐松岳頂上山荘も予約できた。ヨキ!
普段はYouTubeで山の予習はしないが、牛首の辺りが心配なのでYouTubeも確認。なんか…唐松→五竜より、五竜→唐松の方が良くないか?ん~、でも、宿取っちゃったし、これで行こう。2泊もするからゆっくり安全プランだ。
相変わらず定まらない天気予報にヤキモキさせられたが、幸いなことに初日の土曜日は晴れ、日曜日と月曜日は午後に少し降るが午前中は曇りの予報で連休スタート!
9月だというのに前泊の松本も麓の白馬も暑かった。
鹿島槍での教訓を活かし、タオルは迷わず濡らしてゴンドラに乗り込む。
それにしても白い、景色が白い、誰だ?晴れとか言っているのは?
上に行けば雲を抜けて晴れるのかなぁ?という淡い期待を持っていたが、八方池山荘前も景色は白かった。ガッスガスやで!
まあ、歩こう、明日のことは後で考えよう。
八方池までは観光の方も多い。皆んなはりきって歩いているが、体力温存、ゆっくり安全プランの私はコースタイムとんとんを目指して歩く。
今回は八方池に映る白馬三山を撮りたかったが、白馬三山など見える天気では無かった。池のほとりにも下りずに上を目指す。
それにしても暑い、八方池までは封印しようと思っていた首タオルは早々に解禁されていた。
登山者は沢山いる、折角の雷鳥日和だが、これでは期待できないだろう。
丸山のケルンまで来ると、かなり山荘に近づいた気がする。が、ここからは登山道が狭くなる。そして、下山者とのすれ違いがめちゃくちゃ増えた。すれ違いで待っていると延々と下の列が続く。途切れてやっと進むも、再び下山攻撃(笑)。さすがにヤバい場所では後ろも前も詰まりそうだったので、下りのお姉さんに待ってもらうよう声を掛けた。
下山待ちはあったものの、やはり丸山のケルンからはさほど遠く感じなかった。辿る道に少しアドベンチャー感がでるからだろうか?
山荘でチェックイン、荷物を置いてから山頂を目指した。
唐松岳頂上山荘は、一泊二食で本館は16,000円、北館は15,000円と1,000円の差があった。
トイレはどちらにもあるという事で、今回は節約プラン。
貴重品と飲み物だけ持って山頂を目指す。雲に覆われたり晴れたり、目まぐるしく様子は変わる。いずれにせよ、五竜岳も剱岳も見えないことは確かだ。厚い雲に覆われて、晴れる気配は全くない。唐松岳から不帰方面が晴れたり隠れたりを繰り返している。
今まで気が付かなかったが、不帰方面への入り口に看板があった。
山頂に長く居たかったが、そういえばバーナーとコーヒーを忘れて来た。ザックに入れたまま、置いて来てしまった。仕方ない、下りよう。お腹も空いたし…。
何を食べようかなぁと考えたが、シーフードヌードルに決定。山でカップラーメンを食べるのは久し振りだ。全つゆが中々にハードル高し、そう思うと日帰りでは手が出ないのだ。小屋泊でトイレも水も心配ないからこそ、心置きなく楽しめるのだ。美味しかった!
昼が遅くなるので夕食は2回目の17:40を選択。が、17:00前には既に空腹。おかげで食事は残すことなく完食。美味しかった~。
夜には星が見えるほど雲が晴れていた。月明かりが無ければ、もっとたくさんの星が見えるだろう。
色々と悩んだが、翌日は下山しようと決めた。
当初の下山予定日の天気は午後から雨予報であること、同室の方から遠見尾根の木道が滑り易い事をきいたからだ。好天の見込みが無いまま初めてのコースをわざわざ歩かなくてもよいではないか。
午前3:30頃に目が覚めたので、お日様の影響が出る前に星を…と外に出ると、小雨が降っている。あぁ、下りることにして良かった。たぶん、今回は行かないのが正解なのだろう。
もう、迷いはない。
朝食後はゆっくり支度をして山荘を出発。
風も強い、ほんとうに行かなくて良かった。山荘裏は昔、雷鳥軍団を見かけた場所、これは…もしや…、残念、そんなに易々とは出てこなかった。
足元に気をつけながら下る。少し下ると風はおさまった。こうなると暑いのだ、レインの上は早々に脱いだ。雨は霧雨が降ったり止んだり。
何も見えないのだからサクサク下った。丸山のケルンまでは雷鳥…雷鳥…と思いながらも、出会いはなく到着。
写真を撮って引き続き下ろうと振り返ると、何かが視界の中で動いた。ん?「あ、オコジョ」誰も気が付かなかった、10人くらいは居たが、誰も気付いて居ない。一瞬、目が合う、そして、人の気配に「ヤベッ!」のようなタイミングで出て来たハイマツの中へ逃げてしまった(T ^ T)。オコジョさんは、一対一でしか相手をしてくれないのね…。
まぁ、会えたからヨキ。ちょっと嬉しくなって、引き続き下山。
八方池で粘ったら、もしかして白馬三山が出てくるか?そう思い、畔でコーヒーと羊羹をいただきながら待つ。姿を現すどころか、時々自分達がガスにのまれる。こりゃダメだ、下りよう。登山道に戻ろうと木道の一歩目、転んだ。しっかり尻もちをついて転んだ。止めていたログを再開しようとスマホをいじっていたのが悪かった。反省…。
転んだこともあり、改めて慎重に下りる。
この辺りの岩はツルツル滑る。無事に下山するまで気を引き締めないと!最後は木道の道を選択。トントコトントコ下りる。途中、コンビニコーヒーか何かのカップが捨てられていた。飴のカラとかティッシュなら、うっかりポケットから落ちちゃったかな?と思うが、これはウッカリではない。悲しい、自分が好きな山が適当な人に汚されるのは悲しい。拾って引き続き歩く。ならず者が口にしたカップなんか持ちたくないが、山に残っている方が悔しいから拾うんだ。
八方池山荘に無事到着。
霧雨でまつ毛に水滴が付くし、もうリフトで下りよう。お風呂へまっしぐら~!
八方の湯は混んでいた。入場制限の前に入れたのはラッキーだった。
お風呂の後はコインランドリーへ行く予定、駅前まではバスで行こうと思ったのでチケットを購入して待つ。
お腹が空いた。ランチを検索すると、歩ける距離にお店があるではないか!バスを一本遅らせる計画でお店へ向かって歩く。とうちゃーく!え?今日は予約客だけ?え~!あ、あと5分くらいの所にもう一軒あるじゃん!よし!とうちゃー?ここも、予約でいっぱいクローズ表示…。ひもじいよぅ(T ^ T)、あ、なんかクレープって見える、あの幟まで行けばさすがに何か食べ物にありつけるはず!クレープ~っと、手前にお洒落な珈琲店、なんか、パンもあるらしい。これは、勇気を出して!in!!
素敵な雰囲気のカフェというか、喫茶店。
なんと、ランチもあり!嬉しい、スープセットのランチを注文。ドリンクは別のようなので、アイスコーヒーも頼む。コーヒーはハンドドリップで丁寧に淹れている。スープセットも、とても美味しい。コーンスープ、サラダ、イタリアンオムレツも美味。そして、自家製のパンがどれも美味しいのだ。さんざん振られた後のランチ、これはきっと導かれたのだ~!
満足してお店を出る頃には傘無しで歩けない本降りの雨。
心が満たされ、お腹も満たされ、さぁ、もう、バスターミナルに戻るより駅まで歩いた方が近い。
バスチケット¥180のことは忘れよう。
五竜岳はまた今度!
五竜→唐松でいつかリトライしに来るね~!
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