剱岳 八ツ峰
- GPS
- 80:00
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 2,306m
- 下り
- 2,308m
天候 | 四日間とも晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
長次郎谷は落石が多く、危険でした。特に稜線直下のあたりは雪渓が無くてがれた土砂が不安定な状態で、落石の巣でした。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
19日に室堂から剣沢に来てBC設営。
20日、剣沢雪渓を下って長次郎谷の雪渓を登り熊ノ岩へ。八ツ峰妻のAフェースを登ったのです。こわかった。そいでその日はビバーク。
21日 、長次郎谷雪渓を稜線までつめ、稜線上に劔岳本峰に登頂、ノーマルルートで剣沢に下山。
22日、そして、室堂〜立山まで下山。
今回は山の両先輩にお誘いいただき、お供するつもりでついていかせていただきました。ありがとうございました。
19日朝、わりとしっかりした雨が降っておりました。
「また外れたかな、予報」って思っていましたが、室堂について30分も歩かないうちにみるみる晴れだし、驚くほどの晴天になりました。
立山も劔岳もその立派な山容がくっきりと見えました。四日間この晴天が続いたのです。いったい誰の行いが良すぎたせいなのか、もしかしてこの世の終わりの名残なのか、あまりの好天に怖くなるほどでした。
20日。
劔沢雪渓を下り、平蔵谷と源次郎尾根を見送り、 長次郎谷を登って行きました。
八ツ峰は、前に源次郎尾根から見たとき、「ああ、あそこに行ってみたいな」と思ったのでした。それはまるで、ゴジラの背びれ。長次郎谷を登って行くにつれて、見えてくるナイフの先っぽのような尖がり群。
今回の山行のメインでしたが、やはりトレーニングしていないとダメですね。
久しぶりの外岩で、ぼくはかなりビビってしまいました。それでも、妻のAフェースの魚津高ルートでしたっけ、登らせていただくことができて、ありがたかったです。
あそこは、攀じりたくてたまらない人たちが、さらに競い合って攀じっているようなところなのかな、暗くなっても岩稜群にヘッドライトの明かりが見えていて、どこかのパーティは下りられなくなったのか元々そういうつもりだったのか、その岩の上でビバークしていました。寒かっただろうな。
21日は、予定はフェース群でさらに攀じる予定でしたが、変更。雪渓を稜線までつめ、劔岳本峰を狙いました。
この雪渓はとても楽しくとても危険でした。今までも雪渓は歩いたことはあったけれど、あんなに落石が多いところは初めてでした。そして、本当に音もなく転がってくる。勢いがついたものは跳ぶように。
長次郎谷最上部はもう雪は無く、ガラガラのガレ場と言うかザレ場というか、ひどい危険地帯でした。足を置きかえるたび石が崩れていきます。自分のも他人のも。先行パーティが「らく!らーくーー!!」と叫ぶので、見ると自分のほうにソフトボール大の落石が転がるように跳んでくるのです。なんとか避けようとしたにも関わらず、石は僕が避けた方向に跳ねて突っ込んできました。もう避けられません。
ガッキーーン!!
思わずストックで跳ね返したのですが、物凄い衝撃で手がしびれました。
楽しかったのは、コルから本峰までの稜線歩き。
先月の西穂〜奥穂の縦走を思わせるような、岩岩したルートを、手も足も使いながら登ったり歩いたり攀じったりしながら進んでいきました。
劔山頂の、「×」「この先一般ルートではありません!」と書いてあるところから上がって行き、登頂。面白かったな。
そして劔沢まで下りてビールの美味しかったこと。
その翌日の、帰りの中央道の渋滞がたいへんでしたが、今回の山行は最高でした。
先輩方、ありがとうございました。また、ぜひ山行をご一緒させてください。荷物はいくらでも持ちますから!!
furofukiさん、お疲れ様でした。
ホントお天気に恵まれ、充実した山行で秋の剱岳を満喫することができました。
「荷物はいくらでも持ちますから!! 」老体の身としてはとても心強いお言葉、またご一緒しましょう!!!
どうもありがとうございます。
とても充実した山行でした。また行きたいし今回行けなかったところに行けるようになりたいです。トレーニングしなければと思いました。
明神も行きたいって思ってます。
またご一緒させてください、ありがとうございました!
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