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記録ID: 7246884
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ハイキング
道北・利尻

【二百名山 天塩岳】天塩岳から前天塩岳周回

2024年09月16日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:28
距離
14.5km
登り
1,070m
下り
1,067m

コースタイム

日帰り
山行
6:24
休憩
1:03
合計
7:27
距離 14.5km 登り 1,070m 下り 1,067m
5:51
5:54
43
6:37
64
7:41
7:43
24
8:07
8:15
39
8:54
9:21
45
10:23
10:36
17
12:02
12:06
20
12:26
12:27
25
天候 快晴&微風
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・ 天塩岳ヒュッテへと通じる林道(市道朝日天塩岳道路)は,7月下旬に発生した災害により,通行止めとなっていましたが,9月11日から通行可能となっています。
・ ポンテシオダムの先から約9kmはダートの林道ですが,それほど荒れてはいないので,四駆でなくとも通行に支障はありません。
コース状況/
危険箇所等
・ ヒュッテの清掃管理に来られていた方が,「登山口近くに2歳程度の若いクマが居る。」とのことで,朝晩に爆竹を鳴らして追い払ってくれていました。私自身は,5分おきに笛を鳴らしながら歩いていたので,熊の気配は感じませんでしたが,このエリアは知床と同じくらいヒグマの生息密度が高いらしいので,気をつけた方が良いと思います。
・ 今回歩いた登山道は,北海道の山の中ではかなり整備が行き届き,指導標も数多く設置されているので,迷うようなことはありませんでした。ただし,前天塩岳からの下り道は浮き石が多く,急な傾斜と相まって歩行に時間がかかりました。転倒しないよう注意しながら下ったので,10分で50mさえも標高を下げられませんでした。このルートは登りに使用した方が転倒の危険も少なく,時間的にも早く歩けるように思います。加えて天塩岳から新道方面の登山道は整備が行き届いていて,下りに使用すればかなりのスピードで下れるでしょうから,逆ルートでの登山が良いのでは無いでしょうか。
・ 前天塩岳からの下り道以外は,特に注意すべき箇所や気になるポイントはありませんでした。詳しくは,写真の説明をご覧下さい。
その他周辺情報 ・ 前泊は天塩岳ヒュッテ水場脇に駐車したクルマの中で車中泊しました。
・ 下山後は前日に楽天トラベルで予約した,旭川市内のオスパーコート宮前に宿泊。この宿は24時間サウナに併設されているマンション型の施設で,サウナ入り放題のうえ,部屋には浴室・洗濯機・台所・冷蔵庫が備えられていて,登山で汚れた衣類を洗濯することができます。浴場2階には食事処もあり,生姜焼き定食(770円)+生ビール(450円)+小鉢(290円)を頂きました。朝定食は650円。歩いて2分のところにローソンがあるので,ビールやおつまみ,洗剤などの購入にも便利です。これでこの時の宿泊料金は5,900円と破格でした。登山利用にはお勧めです。ただし,宿泊者用の靴箱はなぜか鍵無しオープンタイプなので,サンダルなど安価な履き物の利用がオススメ。
登山前日の午後3時前に天塩岳ヒュッテ水場脇にクルマを駐車し,車中泊しました。
2024年09月15日 14:52撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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9/15 14:52
登山前日の午後3時前に天塩岳ヒュッテ水場脇にクルマを駐車し,車中泊しました。
天塩岳ヒュッテの玄関。
2024年09月15日 14:53撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/15 14:53
天塩岳ヒュッテの玄関。
1階の様子。畳敷きになっていて,薪ストーブが置いてあります。
2024年09月15日 14:54撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/15 14:54
1階の様子。畳敷きになっていて,薪ストーブが置いてあります。
蛇口の付いた台所もあって快適そうです。
2024年09月15日 14:54撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/15 14:54
蛇口の付いた台所もあって快適そうです。
翌朝は午前5時半頃に登山開始。まずは登山口にある解説板を確認。
2024年09月16日 05:25撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 5:25
翌朝は午前5時半頃に登山開始。まずは登山口にある解説板を確認。
鉄製のしっかりした橋を渡ります。
2024年09月16日 05:28撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 5:28
鉄製のしっかりした橋を渡ります。
登山口から10分ほどで,渡渉点に到着。木の板の上を歩き,靴を水没させずに渡渉できました。
2024年09月16日 05:34撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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9/16 5:34
登山口から10分ほどで,渡渉点に到着。木の板の上を歩き,靴を水没させずに渡渉できました。
旧道分岐点から右手の連絡道に入り,新道へと向かいます。
2024年09月16日 05:51撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 5:51
旧道分岐点から右手の連絡道に入り,新道へと向かいます。
階段状によく整備された登山道を登ります。後ろから来られた足の速い登山者が,私を追い抜いていきました。
2024年09月16日 05:59撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 5:59
階段状によく整備された登山道を登ります。後ろから来られた足の速い登山者が,私を追い抜いていきました。
新道に合流。
2024年09月16日 06:37撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 6:37
新道に合流。
登山道は刈り払いされていて,歩きやすかったです。
2024年09月16日 07:07撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 7:07
登山道は刈り払いされていて,歩きやすかったです。
標高1,300mを過ぎると,周囲はハイマツ帯に変わり,稜線も見えてきます。
2024年09月16日 07:13撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 7:13
標高1,300mを過ぎると,周囲はハイマツ帯に変わり,稜線も見えてきます。
左に前天塩岳が見えました。正面のピークは円山。
2024年09月16日 07:16撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 7:16
左に前天塩岳が見えました。正面のピークは円山。
歩いてきた尾根道を振り返る。良い天気でなにより。
2024年09月16日 07:31撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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9/16 7:31
歩いてきた尾根道を振り返る。良い天気でなにより。
岩が積み上げられたケルンの脇を進みます。
2024年09月16日 07:40撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 7:40
岩が積み上げられたケルンの脇を進みます。
円山山頂の標識?文字は読めませんでしたが,最高点はもう少し先にある感じでした。
2024年09月16日 07:42撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 7:42
円山山頂の標識?文字は読めませんでしたが,最高点はもう少し先にある感じでした。
標識の近くから前天塩岳〜天塩岳〜西天塩岳の眺めをパノラマ撮影。「元サイズ」クリックで横幅1,600ドットに拡大します。
2024年09月16日 07:43撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/16 7:43
標識の近くから前天塩岳〜天塩岳〜西天塩岳の眺めをパノラマ撮影。「元サイズ」クリックで横幅1,600ドットに拡大します。
開放的な眺めを楽しみながら,避難小屋へと下っていきます。
2024年09月16日 07:45撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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9/16 7:45
開放的な眺めを楽しみながら,避難小屋へと下っていきます。
天塩岳避難小屋に到着。左の建物はトイレ棟。ここでオニギリ&給水休憩。
2024年09月16日 08:02撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 8:02
天塩岳避難小屋に到着。左の建物はトイレ棟。ここでオニギリ&給水休憩。
小屋内部はきれいです。
2024年09月16日 08:04撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 8:04
小屋内部はきれいです。
西天塩岳分岐を通過し,天塩岳山頂を目指します。
2024年09月16日 08:23撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/16 8:23
西天塩岳分岐を通過し,天塩岳山頂を目指します。
少し登ると,前天塩岳も見えてきました。
2024年09月16日 08:36撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 8:36
少し登ると,前天塩岳も見えてきました。
左が西天塩岳,右が円山,中央に避難小屋。
2024年09月16日 08:43撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/16 8:43
左が西天塩岳,右が円山,中央に避難小屋。
間もなく山頂です。山頂碑と休憩中の登山者が見えました。
2024年09月16日 08:54撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 8:54
間もなく山頂です。山頂碑と休憩中の登山者が見えました。
天塩岳の山頂に到着。
2024年09月16日 08:54撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 8:54
天塩岳の山頂に到着。
証拠写真を撮影。
2024年09月16日 08:57撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/16 8:57
証拠写真を撮影。
快晴の空の下,山頂からは素晴らしい展望が広がっていました。正面に大雪山,左手前はニセイカウシュッペ山,右奥は十勝連峰。
2024年09月16日 08:58撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/16 8:58
快晴の空の下,山頂からは素晴らしい展望が広がっていました。正面に大雪山,左手前はニセイカウシュッペ山,右奥は十勝連峰。
パノラマ撮影。「元サイズ」クリックで横幅1,600ドットに拡大します。
2024年09月16日 08:59撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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パノラマ撮影。「元サイズ」クリックで横幅1,600ドットに拡大します。
こちらはこれから向かう前天塩岳。
2024年09月16日 09:00撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/16 9:00
こちらはこれから向かう前天塩岳。
山頂は平坦で広いので,休憩にはもってこい。ここで30分近くのんびりしました。
2024年09月16日 09:02撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 9:02
山頂は平坦で広いので,休憩にはもってこい。ここで30分近くのんびりしました。
それではあの前天塩岳へと向かいましょう。
2024年09月16日 09:18撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 9:18
それではあの前天塩岳へと向かいましょう。
気持ちの良い尾根の下りが続きます。
2024年09月16日 09:20撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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9/16 9:20
気持ちの良い尾根の下りが続きます。
最低鞍部の標高1,351m付近。
2024年09月16日 09:53撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 9:53
最低鞍部の標高1,351m付近。
登り返してトラバースルート分岐。トラバースルートは通行止め?表示が消されていました。
2024年09月16日 10:06撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 10:06
登り返してトラバースルート分岐。トラバースルートは通行止め?表示が消されていました。
前天塩岳の山頂部が見えました。
2024年09月16日 10:22撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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9/16 10:22
前天塩岳の山頂部が見えました。
前天塩岳の山頂に到着。
2024年09月16日 10:23撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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9/16 10:23
前天塩岳の山頂に到着。
前天塩岳山頂から天塩岳を望む。
2024年09月16日 10:25撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/16 10:25
前天塩岳山頂から天塩岳を望む。
ここでも証拠写真を自撮り。
2024年09月16日 10:26撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
9/16 10:26
ここでも証拠写真を自撮り。
西天塩岳と円山を望む。
2024年09月16日 10:31撮影 by  Canon PowerShot G5 X Mark II, Canon
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9/16 10:31
西天塩岳と円山を望む。
北に連なる尾根の眺め。
2024年09月16日 10:33撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 10:33
北に連なる尾根の眺め。
給水休憩後は,天塩岳ヒュッテへと下山開始。
2024年09月16日 10:36撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 10:36
給水休憩後は,天塩岳ヒュッテへと下山開始。
ハイマツ帯の中を下っていきますが,途中から浮き石だらけの歩きづらい下りとなります。転倒注意。
2024年09月16日 10:53撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 10:53
ハイマツ帯の中を下っていきますが,途中から浮き石だらけの歩きづらい下りとなります。転倒注意。
このあたりでも,まだ浮き石が多く,歩きづらいです。
2024年09月16日 11:28撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 11:28
このあたりでも,まだ浮き石が多く,歩きづらいです。
旧道分岐に出ました。ここを右に進みます。
2024年09月16日 12:06撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 12:06
旧道分岐に出ました。ここを右に進みます。
ここを渡渉。
2024年09月16日 12:12撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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9/16 12:12
ここを渡渉。
連絡道分岐を通過。
2024年09月16日 12:26撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 12:26
連絡道分岐を通過。
ここも渡渉します。
2024年09月16日 12:42撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
9/16 12:42
ここも渡渉します。
登山口に戻りました。
2024年09月16日 12:53撮影 by  OM-5 , OM Digital Solutions
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9/16 12:53
登山口に戻りました。

感想

・ 2024年9月北海道の二百名山&三百名山の山旅5座目は,北見山地の最高峰であり,北海道第二の川,天塩川の水源地でもある天塩岳に登りました。
・ 天塩岳から前天塩岳へと周回するルートは,北海道の山としては整備が行き届き,指導標も完備していて歩きやすかったです。快晴の空の下,円山の山頂付近から望む前天塩岳〜天塩岳〜西天塩岳のパノラマは,とても優美で開放的な眺めでした。そして,最高峰の天塩岳山頂から望む大雪山や十勝連峰などの展望は圧巻でした。そこには,道内の名だたる山がすべて見渡せるかのような大パノラマが広がっていて,大いに感動しました。
・ 前天塩岳からの下りの急斜面では,浮き石に転ばぬよう慎重に歩を進めたので,そこの部分は少し苦労しましたが,今回の北海道遠征登山の最後の登山としては,これ以上望みようも無いほどの好天のもと,下山することができて,感無量です。
・ また,登山口となる天塩岳ヒュッテは,とても頑丈な2階建てログキャビン風の造りになっていて,中には薪ストーブや台所などが置かれ,すぐそばに水場やトイレも完備された無人とは思えない立派な小屋で驚きました。ここに寝泊まりするだけの目的で来るのもあり得そうです。
・ 9月7日の夕方,大洗港を出港したフェリー「さんふらわあ号」にて北海道に渡り,16日までの10日間で神威岳,ペテガリ岳,ニペソツ山,石狩岳,天塩岳の5座に登頂することができました。沢靴の長時間歩行により両足の親指と中指の爪を痛めたため,予定していたカムエク登山はできませんでしたが,予定外の層雲峡温泉での宿泊なども楽しみ,十分に満足の行く遠征登山となりました。なお,天塩岳下山後は旭川市内で一泊したあと,小樽港フェリーターミナルから新潟港経由で帰宅しました。苫小牧港から大洗港に向かう「さんふらわあ号」の乗用車乗船予約は,なぜかいつも満席状態で予約が取れませんでしたので,その点にはご注意下さい。

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