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Yamareco

記録ID: 7249901
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無雪期ピークハント/縦走
東海

静岡県「薩埵山」激薮死闘!あと5m届かず・・・

2024年09月17日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
01:58
距離
1.0km
登り
62m
下り
62m
歩くペース
ゆっくり
2.22.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:16
休憩
0:43
合計
1:59
7:06
66
スタート地点
8:12
8:55
10
9:05
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
薩埵山近くに走る林道へ。
通行止め箇所に路駐。

🔶道順
1️⃣、国道1号線より東勝院から林道を登っていく。
2️⃣、離合困難で細い林道(舗装路)を薩埵山方面へ上り詰める。
3️⃣、通行止めの看板があり、そこで車両は行き止まり。
 ⚠、道が細く、カーブと勾配がキツイ(あの暗峠並?)
   上りでタイヤがスリップします、四駆が適切!
コース状況/
危険箇所等
※藪山であり、整備された登山道はありません。
 辛うじてあると言えるのが、鉄塔巡視路。

まず、鉄塔巡視路を伝って上り詰めていく。
最初の部分は、巡視路としてしっかり整備されている。
鉄塔の約15m手前から、突然激薮の壁が現れる。

薮の主体は篠竹であり、ツルも絡んで、稀に棘付きもあり。
強引に突破を挑んだが、どう藻掻いても全く進めない。

背丈も高く、根本が太く固くて、かき分けることも困難。
強引に南側へトラバースすると、ピンクテープと踏み跡発見。
踏み跡利用するが、行けても鉄塔までが精一杯だろう。
三角点のある山頂部までは、ソコから20mくらいだろうか。

当然、その奥は巡視路も無い。
背丈を超える篠竹が行く手を阻む。
それでも乗っかったり、潜ったり藻掻きながら。
後5mという地点で撤退。
どう足掻いても、かき分け不能な硬さ。

下山も一苦労、歩いてきた方向の定めも出来ず。
進みたい方向へ進むことが出来ず、右往左往。
南の樹林帯側斜面には、頼みのピンクテープが続いており、何とか林道まで降りた。

あとは、車回収に、通行止め地点まで林道を歩くだけ。
たったの「距離1km、上り62m」と言う数字に、
2時間も格闘・・・。
(距離の半分は林道として、恐ろしい数字である)

結果的に。
薩埵山を、薮の深い夏に攻略することは不可能だった。
地形図によれば三角点が有るようだが、参考に出来る情報は無い。
剣鉈等で、払いながらで無ければ進めない。
最強の激薮で有ることは間違いない。

この悔しさを晴らすため、晩冬にリベンジしたい!
その他周辺情報 下山飯に、由比名物の「桜海老」がオススメ。
特に、かき揚げ丼が有名。
薩埵山近くに走る林道より。
通行止め箇所に路駐。
スペースは4〜5台は行けるだろう。

ただしココに来るまでの林道が難所。
垂れ下がった木の枝の接触等、
車に傷が付く可能性が十分有り得ます。
2024年09月17日 07:08撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 7:08
薩埵山近くに走る林道より。
通行止め箇所に路駐。
スペースは4〜5台は行けるだろう。

ただしココに来るまでの林道が難所。
垂れ下がった木の枝の接触等、
車に傷が付く可能性が十分有り得ます。
登山口(道)というモノは無いが。
鉄塔巡視路が通行止め箇所より、山の斜面へと続いている。
2024年09月17日 07:14撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 7:14
登山口(道)というモノは無いが。
鉄塔巡視路が通行止め箇所より、山の斜面へと続いている。
はじめはトラロープや、巡視用の標識があったりで拍子抜け。
これくらい余裕だろうと、進んでいった。
2024年09月17日 07:14撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 7:14
はじめはトラロープや、巡視用の標識があったりで拍子抜け。
これくらい余裕だろうと、進んでいった。
鉄塔まで、あと50mくらいだろうか。
まだまだ余裕。
2024年09月17日 07:20撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 7:20
鉄塔まで、あと50mくらいだろうか。
まだまだ余裕。
左右に篠竹の薮が迫ってきた。
しゃがみ姿勢で突破していく。
2024年09月17日 07:22撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 7:22
左右に篠竹の薮が迫ってきた。
しゃがみ姿勢で突破していく。
すると鉄塔が見えた!
同時に緑の壁が現れる。
完全に踏み跡も無く、塞がれてしまった。
2〜3m藻掻き進んだが、これ以上はどう足掻いても進まない。

仕方なく、少しでも薄い方向へとトラバースし、回り込む作戦へ。
2024年09月17日 07:33撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 7:33
すると鉄塔が見えた!
同時に緑の壁が現れる。
完全に踏み跡も無く、塞がれてしまった。
2〜3m藻掻き進んだが、これ以上はどう足掻いても進まない。

仕方なく、少しでも薄い方向へとトラバースし、回り込む作戦へ。
なんとかかき分けながら。
この部分は半分枯れかかっていて、かき分けるたびにポキポキと折れてくれる。
ただし、折れた篠竹の先端が凶器に変わる。

このレベルの藪漕ぎは、初めての経験。
コレこそ、ようやくゴーグルが必要なレベルだと言える。
2024年09月17日 07:37撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 7:37
なんとかかき分けながら。
この部分は半分枯れかかっていて、かき分けるたびにポキポキと折れてくれる。
ただし、折れた篠竹の先端が凶器に変わる。

このレベルの藪漕ぎは、初めての経験。
コレこそ、ようやくゴーグルが必要なレベルだと言える。
薄暗い篠竹の中をトラバースし、かき分け進んだ先に。
ピンクテープ発見!
同時に、道だ!
2024年09月17日 07:47撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 7:47
薄暗い篠竹の中をトラバースし、かき分け進んだ先に。
ピンクテープ発見!
同時に、道だ!
薮が少し開けると、次なる厄介者がジョロウグモだろう。
濃密な薮地点には、蜘蛛の巣を張らないらしい。
たしかに、虫との遭遇も少ない気がした。
2024年09月17日 07:49撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 7:49
薮が少し開けると、次なる厄介者がジョロウグモだろう。
濃密な薮地点には、蜘蛛の巣を張らないらしい。
たしかに、虫との遭遇も少ない気がした。
道を伝っていくとやがて、謎の機械が立つ地点で途切れている。
2024年09月17日 07:50撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 7:50
道を伝っていくとやがて、謎の機械が立つ地点で途切れている。
その機械の←に鉄塔への踏み跡があった。
恐らく電気関係の機械だろう。
2024年09月17日 07:51撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 7:51
その機械の←に鉄塔への踏み跡があった。
恐らく電気関係の機械だろう。
しかし、ここで衝撃の事実を知った。
鉄塔が山頂では無く、機械の立つ行き止まりの先に山頂(三角点)が有る模様。
2024年09月17日 07:51撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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9/17 7:51
しかし、ここで衝撃の事実を知った。
鉄塔が山頂では無く、機械の立つ行き止まりの先に山頂(三角点)が有る模様。
踏み跡も無く、強引に突破します!
薮が深すぎて、地面に足がつかず。
折り重なりメッシュ状になった薮に、乗りながら進んでいった。
踏み抜けば、地面はどこに有るのか見えない。
2024年09月17日 07:55撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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9/17 7:55
踏み跡も無く、強引に突破します!
薮が深すぎて、地面に足がつかず。
折り重なりメッシュ状になった薮に、乗りながら進んでいった。
踏み抜けば、地面はどこに有るのか見えない。
あと7m
2024年09月17日 08:00撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 8:00
あと7m
あと6m
たった1m進むのに5分近く掛かっていた。
雪山のラッセルならぬ、薮のラッセルかよ!
薮は雪と違って、踏み固められずに跳ね返される
かなりの強敵だ。
2024年09月17日 08:12撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
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9/17 8:12
あと6m
たった1m進むのに5分近く掛かっていた。
雪山のラッセルならぬ、薮のラッセルかよ!
薮は雪と違って、踏み固められずに跳ね返される
かなりの強敵だ。
正面の木が立つ辺りが山頂と思われるが。
藻掻いても進まなくなってきた。
2024年09月17日 08:15撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:15
正面の木が立つ辺りが山頂と思われるが。
藻掻いても進まなくなってきた。
あと5mまできたが・・・
篠竹が徐々に太くなり、もうかき分けが出来ない硬さ。
これは惜しいが、諦めるしかない。
ここで、リタイアを決めた。
2024年09月17日 08:17撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
1
9/17 8:17
あと5mまできたが・・・
篠竹が徐々に太くなり、もうかき分けが出来ない硬さ。
これは惜しいが、諦めるしかない。
ここで、リタイアを決めた。
先程の白い機械が立つばしょから、鉄塔下だけでも到達したくて、やってきました。
2024年09月17日 08:20撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:20
先程の白い機械が立つばしょから、鉄塔下だけでも到達したくて、やってきました。
名板があります。
平成20年3月とな!
以外に古くない。
しかも3月にヒントが隠されている気がする。
つまり、薮が薄い時期は3月だろうか?
2024年09月17日 08:21撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:21
名板があります。
平成20年3月とな!
以外に古くない。
しかも3月にヒントが隠されている気がする。
つまり、薮が薄い時期は3月だろうか?
下山はピンクテープがあった踏み跡に安心していたが。
途中で途切れた為、歩いてきた方向へ戻ったり。
なんていうか、軌跡通り右往左往状態でした。
2024年09月17日 08:26撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:26
下山はピンクテープがあった踏み跡に安心していたが。
途中で途切れた為、歩いてきた方向へ戻ったり。
なんていうか、軌跡通り右往左往状態でした。
篠竹方面は難しく、樹林帯の薮へ逃げ込んだ。
少しづつ斜面を下っていくと、次のピンクテープ発見。
その下に謎の箱。
2024年09月17日 08:51撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:51
篠竹方面は難しく、樹林帯の薮へ逃げ込んだ。
少しづつ斜面を下っていくと、次のピンクテープ発見。
その下に謎の箱。
眺望がひらけた!
そして林道が見えた〜。
2024年09月17日 08:54撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:54
眺望がひらけた!
そして林道が見えた〜。
さらに下っていくと、最後は階段!
2024年09月17日 08:57撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 8:57
さらに下っていくと、最後は階段!
ふうぅ。
やっと降りてきた。
もう全身汗で、ズブ濡れ状態。
靴までビチャビチャだった。

気づけば、2時間近く薮と格闘していた。
2024年09月17日 09:01撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 9:01
ふうぅ。
やっと降りてきた。
もう全身汗で、ズブ濡れ状態。
靴までビチャビチャだった。

気づけば、2時間近く薮と格闘していた。
麓の景色が見えて、一安心。
結果的に、登頂は叶わなかったが。
達成感だけは半端ない。
2024年09月17日 09:01撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 9:01
麓の景色が見えて、一安心。
結果的に、登頂は叶わなかったが。
達成感だけは半端ない。
たとえ下山しても、誰も入ってこないような林道。
静けさだけは続いている。
2024年09月17日 09:02撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 9:02
たとえ下山しても、誰も入ってこないような林道。
静けさだけは続いている。
通行止めの先から歩いてきた。
ようやく下山しました。
誰も来ない場所。
シャツを絞ったり、薮クズにまみれたザックを叩いたり。
1時間近くも滞在しいた。
2024年09月17日 09:04撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
9/17 9:04
通行止めの先から歩いてきた。
ようやく下山しました。
誰も来ない場所。
シャツを絞ったり、薮クズにまみれたザックを叩いたり。
1時間近くも滞在しいた。
林道を下りながら、薩埵山の山容が視界に入ってくる。
感慨深い〜。
次こそはリベンジしたい!
たった5mの為に、遠方からリベンジしに来るなんて「He◯tai」かな?(笑)
2024年09月17日 10:15撮影 by  SCG06, samsung
9/17 10:15
林道を下りながら、薩埵山の山容が視界に入ってくる。
感慨深い〜。
次こそはリベンジしたい!
たった5mの為に、遠方からリベンジしに来るなんて「He◯tai」かな?(笑)
下山飯。
ちょっと豪華に行っちゃおう。
ご褒美飯「桜海老のかき揚・炊き込みご飯・刺し身」
+蕎麦セット

久々に、燃えるような山行でした。
2024年09月17日 13:16撮影 by  SCG06, samsung
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9/17 13:16
下山飯。
ちょっと豪華に行っちゃおう。
ご褒美飯「桜海老のかき揚・炊き込みご飯・刺し身」
+蕎麦セット

久々に、燃えるような山行でした。

装備

個人装備
藪漕ぎ用に ホムセンの撥水ヤッケ。<br />(カインズの リップストップ生地のヤッケがオススメ)

感想

🔶【最後に感想】
なかなか手強い藪漕ぎを楽しめます。
低山だからこそ、歩き回れる安心感だけはあり。
数々の薮山歩きをしてきた私でも、かつてない激薮具合でした。
藪漕ぎランクは、間違いなく最高位の5でしょう。

🔶【本行程の総合評価】
 藪度指数★★★★★(篠竹が中心、かき分け困難な硬さ)
 不快指数★★★★★(虫より、汗だくと藪カスまみれ)
 難易度数★★★★★(もはや、進めない)
 オススメ☆☆☆☆☆(夏にやるもんじゃない)
 達成感数★★★★☆(バッチリだけど、あと5m・・・)

最後に、動画に収めてきました。
後に公開いたします!

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