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Yamareco

記録ID: 725579
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

西穂〜ジャンダルム〜奥穂〜大キレット

2015年09月19日(土) ~ 2015年09月23日(水)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
111:02
距離
24.5km
登り
2,299m
下り
3,251m
歩くペース
ゆっくり
2.52.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

【9/19(土)】神戸4:00⇒鍋平駐車場10:00→新穂高ロープウェイ10:50→西穂山荘12:10
【9/20(日)】西穂山荘4:00→西穂高岳6:15→天狗岩8:40→ジャンダルム11:05→馬ノ背13:00→奥穂高岳13:20→穂高岳山荘14:00
【9/21(月)】穂高岳山荘5:00→涸沢岳5:25(日の出5:32)→北穂高岳8:15→長谷川ピーク10:40→南岳小屋12:40→南岳山頂12:49→天狗原分岐13:05→南岳小屋13:35→槍平小屋17:00
【9/22(月)】槍平小屋7:30→白出沢出合9:40→新穂高温泉11:00⇒鍋平駐車場11:50⇒奥飛騨温泉郷オートキャンプ場
【9/23(火)】奥飛騨温泉郷オートキャンプ場⇒神戸
天候 5日間とも晴
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
予約できる山小屋
槍平小屋
【第1日】西穂山荘
2015年09月19日 12:18撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/19 12:18
【第1日】西穂山荘
西穂山荘の小屋食
2015年09月19日 16:57撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/19 16:57
西穂山荘の小屋食
2015年09月19日 17:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/19 17:39
当会・2パーティの集合写真
2015年09月19日 17:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
3
9/19 17:43
当会・2パーティの集合写真
【第2日】西穂独標
2015年09月20日 04:57撮影 by  PHOTOfunSTUDIO 4.0, Panasonic
9/20 4:57
【第2日】西穂独標
2015年09月20日 06:16撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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9/20 6:16
西穂高岳
2015年09月20日 06:19撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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9/20 6:19
西穂高岳
西穂高岳で手を振る当会・別パーティの若者たち
2015年09月20日 06:29撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 6:29
西穂高岳で手を振る当会・別パーティの若者たち
2015年09月20日 06:48撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 6:48
2015年09月20日 06:51撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 6:51
2015年09月20日 07:06撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 7:06
2015年09月20日 08:00撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 8:00
2015年09月20日 08:23撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 8:23
天狗岩
2015年09月20日 08:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
2
9/20 8:39
天狗岩
2015年09月20日 09:32撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 9:32
2015年09月20日 09:46撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/20 9:46
右は我がパーティの一人。左と上は通りがかりの他パーティの二人。
2015年09月20日 10:09撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 10:09
右は我がパーティの一人。左と上は通りがかりの他パーティの二人。
2015年09月20日 10:38撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 10:38
ジャンダルム山頂
2015年09月20日 11:07撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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9/20 11:07
ジャンダルム山頂
ジャンダルムを下降
2015年09月20日 11:18撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 11:18
ジャンダルムを下降
ジャン山頂で手を振る当会・別パーティ
2015年09月20日 11:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/20 11:36
ジャン山頂で手を振る当会・別パーティ
ロバの耳を下降する当会・別パーティ
2015年09月20日 12:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/20 12:40
ロバの耳を下降する当会・別パーティ
馬ノ背
2015年09月20日 13:03撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 13:03
馬ノ背
2015年09月20日 13:03撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 13:03
奥穂高岳
2015年09月20日 13:23撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/20 13:23
奥穂高岳
【第3日】涸沢岳の日の出
2015年09月21日 05:32撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/21 5:32
【第3日】涸沢岳の日の出
富士山を望む
2015年09月21日 05:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/21 5:31
富士山を望む
涸沢岳の下降
2015年09月21日 05:59撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/21 5:59
涸沢岳の下降
2015年09月21日 07:49撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/21 7:49
北穂高岳
2015年09月21日 08:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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9/21 8:14
北穂高岳
北穂高小屋
2015年09月21日 08:34撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/21 8:34
北穂高小屋
Hピーク ひらかたパークとはちゃいます
2015年09月21日 10:43撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/21 10:43
Hピーク ひらかたパークとはちゃいます
南岳山頂
2015年09月21日 12:49撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/21 12:49
南岳山頂
2015年09月21日 15:09撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/21 15:09
【第4日】槍平小屋の朝
2015年09月22日 07:17撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
1
9/22 7:17
【第4日】槍平小屋の朝
白出沢出合
2015年09月22日 09:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/22 9:36
白出沢出合
鍋平駐車場に帰還
2015年09月22日 11:50撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/22 11:50
鍋平駐車場に帰還
キャンプ場
2015年09月22日 16:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/22 16:14
キャンプ場
2015年09月22日 16:51撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/22 16:51
【第5日】
2015年09月23日 07:06撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
9/23 7:06
【第5日】

感想

【9/19(土)】待ちに待ったシルバーウィーク、しかも週間予報では5日間とも晴れ、嫌でもテンションが上がる。早朝神戸を出発する。5時出発の予定だったが、鍋平駐車場の混み具合が心配になり1時間早める。
シルバーウィークの初日だったが、高速道路は思ったほどの渋滞もなく予定通り鍋平駐車場に到着。駐車場に車を停め準備をし、ロープウェイへ。初日は西穂山荘までの歩行だ。新穂高ロープウェイ駅はガスっていたが山荘に近づくにつれガスは晴れていった。
昼過ぎに西穂山荘に到着。上高地から登ってきた登山教室メンバー達も一足早く到着しており合流する。西穂山荘のテント場は狭かったがギリギリ張ることができた。今回はテント泊だが明日からの縦走を考えて荷物を軽量化するため、食事は小屋食にすることにした。西穂山荘の食事は大変おいしく頂いた。その後朝も早いので就寝する。が…どこかのテントから酔っぱらいの遠吠えが聞こえてくる。(IN)
【9/20(日)】まだ暗い中の出発、今日も天気はよさそうだ。徐々に明るくなり西穂高岳に到着する。ここまでは何度となく来たことがあるがこの先は初めてである。緊張してきた。間ノ岳、天狗岩と浮石だらけの油断できない岩場を通過する。前後から落石の音が聞こえる。自分も落石をしてはいけないが自分に石が落ちてくるかもしれない。そのときに落石を避けるシミュレーションを常にしときなさいと昨日の西穂山荘のご主人がおっしゃっていたが…。果たして。
いよいよジャンダルムが目の前に迫ってきた。ジャンダルムへは空身で往復した。どれだけ怖いところかと恐れていたが登頂は難しくなかった。しかし、その後が核心部であった。
ロバの耳の下り、そして馬ノ背。ロバの耳の下りでは3人で足場を確認しながらクライムダウンして下りて行った。
馬ノ背では岩をまたぐことになり『正真正銘の馬ノ背やわ!』と心の中で思いながらも高度感に震え上がり声を発することもできなかった。本当に怖いところでは声が出ないのである。そして、無事奥穂高岳に到着する。
気の抜けないところばかりで疲れたが、合間に最近取得したばかりのアマチュア無線で登山教室メンバーと交信しながら進めたことが楽しかった。
穂高岳山荘では、テント場が混み合い設営場所の決定に時間がかかった。また、人気の山荘なので兵庫労山の他会のメンバーに多数遭遇した。その中でも我が山の会はみんな若くて目立っていたのは確かである。(IN)
【9/21(月)】4:00起床、登山教室チームは今日で下山のため、すでに出発していました。しかし、私達3人の旅はまだ続きます。
明るくなったころを見計らって穂高岳山荘を出て、涸沢岳山頂に到着、ほんの少し待ちましたが、バッチリのタイミングでご来光を見ることができました。この日も最高の天気、富士山も見えます。
「さあ今日も集中して、事故のないように行きましょう」といった矢先、涸沢岳の下降路で「ガランガラン」とけたたましい音。先行の単独行者がザックの横に入れたテルモスを落としたようです。下に人がいなかったからよかったけど、もしも人に当たったら大変。岩場などの危険な場所では、ザックの外ポケットに飲み物を入れてはいけませんよ〜。
ということで、この日も前日に引き続き、怖い岩場を上がったり降りたりの連続でした。北穂高小屋に着いた頃には反対側から来る人も大勢いて、すごくにぎわっていました。その先も飛騨泣き、長谷川ピーク、と危険な個所で、向こうから来る人とのすれ違いでの順番待ちが何度もありました。
計画では槍ヶ岳まで行く予定でしたが、穂高岳山荘でのテント場の混み具合からして、槍ヶ岳山荘の狭いテント場は絶対空いてないと思い、槍平小屋へ降りることに変更しました。昨年の修了山行のとき、私達の班は天狗原から中岳、大喰岳を通って槍ヶ岳に行ったので、今回、天狗原から合流する分岐まで南岳小屋から往復し、西穂高から槍ヶ岳までの間が歯抜けにならないように繋いできました。
南岳小屋から槍平小屋までも、岩場やくさり場もあり、さらに道も荒れていました。木のはしごが腐っていたり、入り乱れた木の根やぬかるみがあったり、とても歩きにくい道でした。地図のコースタイムでは2時間45分のところ、3時間半近くかかってしまい、とても疲れました。
やっとたどり着いた槍平小屋のテント場は人が少なく、のんびりした雰囲気。槍ヶ岳山荘まで行かないで良かったぁ。自由に好きな所にテントを張ってもいいなんて稜線上のテント場では考えられないですからね。(UN)
【9/22(月)】4日目は、ゆっくり出発して鍋平駐車場まで戻り、温泉に入って、スーパーで買い出し、オートキャンプ場でバーベキューを楽しみました。
【9/23(火)】5日間、充実した、盛りだくさんの山行でした。山に行き始めたころ、槍ヶ岳に行って、次は剱岳、ジャンダルムにもいつかは行ってみたい、と憧れていた山にやっと行くことができて幸せです。(UN)

【ジャンダルム】
・当会の2パーティがコース上を相前後して進んだ。向かいの稜線上を登下降中のパーティをお互いに写真を撮り合い、エールを交換できて楽しかった。無線の交信も楽しかった。
・ジャンダルムの登頂は難しくなかったが、西穂〜奥穂間全ルート上に難所が多数あった。特に、ジャンダルム〜奥穂間の「馬ノ背」は両側が切れ落ちたナイフリッジで、登攀するときに恐怖感があった。この箇所を奥穂方面から下降するのはさらに困難と思われる。
・浮石や垂直のクサリ場が多数ある。クサリなしでクライムダウンを強いられる箇所もある。
・間ノ岳付近の稜線を進行中、後方で大規模な岩なだれが発生し、土煙が長く舞った。人的被害はなかったもよう。
・ザックの外側に入れていたペットボトルを登山道下に落としてしまった。(反省)
【大キレット】
・涸沢岳山頂から北側に、ルンゼ状岩場をクサリで下降する箇所は、この日の最初の危険個所であり、緊張した。
・対向者とすれ違う場面が何箇所かであった。
・ザックを岩角に引っ掛けて体を振られないように注意する必要がある。(個人用マットを外付けしており、出っ張っている。)
・長谷川ピークの稜線の通過は2回目であることもあり、緊張感はそれほどでもなかった。
・計画書で、南岳小屋到着が12:00以降であればエスケープルートをとり南岳新道を下る計画であったが、この日出発時点で南岳新道を下ることに決めた。理由は〜案の疲労が残っているので早く下山する方が安心できる、∩筌岳山荘の混雑が予想され、幕営地が殺生ヒュッテになるおそれがあるため。(この日の朝、槍の穂先登攀は2時間を要したらしい。)
・実際に、南岳小屋到着は40分超過の12:40であったため、南岳新道を下った。南岳新道は山麓部で木道(はしご)が朽ちたまま放置されて歩きにくく、コースタイム2h45mのところ3h25mを要した。

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