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Yamareco

記録ID: 7257736
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ハイキング
八ヶ岳・蓼科

鬼門のシャクナゲ尾根から「にゅう」周回

2024年09月20日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:24
距離
11.6km
登り
985m
下り
984m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:53
休憩
2:32
合計
8:25
5:53
60
6:53
7:01
53
シャクナゲ尾根(1880m)
7:54
8:00
22
シャクナゲ尾根(2080m)
8:54
11
9:05
9:48
50
10:38
8
10:46
10:47
6
10:53
11:12
17
12:09
1
12:10
13:19
18
13:37
41
ヤマレコでは距離11.6Km累積標高985mとなっていますが
GPS実測値は12Kmの1,000m超です
天候 天候:晴れ 気温:15℃〜 風:西から20kt〜(山頂は強風)
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
みどり池入口の駐車場を利用しました。付帯設備はありません。
500mほど下ると稲子湯があります。R141からずっと舗装道路なのでアクセスしやすいです。
コース状況/
危険箇所等
登山口に「シャクナゲ尾根倒木注意」の案内がありましたが、整備されていて問題なく通過できました。前日しらびそ小屋の方が手入れしてくれたそうです(小屋のおばあに聞きました)。ありがとうございます。とはいえ結構大変な尾根です。
1800mからの長い尾根がシャクナゲ群生地でここまでは割と普通でしたが、その先は溶岩台地の森になり、倒木や岩を避けながら行ったり来たり、登ったり降りたりで消耗します。方向感覚も麻痺するような深い森もあるので注意してください。
※なお積雪期は通行できません
ニュウから中山峠までは八ヶ岳らしい神秘の森が続きます。東側は断崖なので気をつけてください。
中山峠から急降下の鎖場がありますが、慎重に下れば問題ありません。みどり池周辺は長閑な森で気持ちがよいです。
しらびそ小屋から登山口まで危険な場所はないですが、中途半端な林道の下りが疲れます。今回は人間以外の動物には出会いませんでした。
沈む月
昇る太陽
目指すは正面のコブ
2
沈む月
昇る太陽
目指すは正面のコブ
生暖かい風が吹き抜ける
朝焼けの駐車場を後に
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生暖かい風が吹き抜ける
朝焼けの駐車場を後に
シャクナゲ尾根に突入します
シャクナゲ尾根に突入します
強風の吹き荒れる斜面をしばらく登ると
強風の吹き荒れる斜面をしばらく登ると
白樺尾根に続く林道に出合い
白樺尾根に続く林道に出合い
少し巻いたら再び乳に向け山の中に踏み入ります
少し巻いたら再び乳に向け山の中に踏み入ります
爆裂火口を横目に
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爆裂火口を横目に
1800mあたりまで高度を上げると
1800mあたりまで高度を上げると
特徴的な岩が現れます
特徴的な岩が現れます
ここを巻いてしばらく登ると
ここを巻いてしばらく登ると
鬱蒼とした石楠花群生地の始まりです
鬱蒼とした石楠花群生地の始まりです
それもつかの間
様相が一変し倒木の斜面となりました
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それもつかの間
様相が一変し倒木の斜面となりました
開けた東側には
特徴的な男山と天狗山
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開けた東側には
特徴的な男山と天狗山
そして御座山が鎮座します
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そして御座山が鎮座します
その先も倒木のV字谷から
その先も倒木のV字谷から
苔むす台地と変化を繰り返しながら高度を上げ
苔むす台地と変化を繰り返しながら高度を上げ
いつしか高度は2100mを越えていました
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いつしか高度は2100mを越えていました
白樺尾根からの道と合わせる十字路を左に折れ
白樺尾根からの道と合わせる十字路を左に折れ
八ヶ岳らしい苔の台地を一登りすると
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八ヶ岳らしい苔の台地を一登りすると
前方にニュウの頭が見えてきました
(写真ではわかりませんが肉眼なら見えます)
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前方にニュウの頭が見えてきました
(写真ではわかりませんが肉眼なら見えます)
そしてついに山頂に到着です
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そしてついに山頂に到着です
写真からは想像もできないような強風の山頂では
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写真からは想像もできないような強風の山頂では
素晴らしい展望が待っていました
(おそらくここから眺める天狗岳が一番でしょう)
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素晴らしい展望が待っていました
(おそらくここから眺める天狗岳が一番でしょう)
荒々しい断崖の東天狗岳と
(強風のせいか人影がありません)
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荒々しい断崖の東天狗岳と
(強風のせいか人影がありません)
硫黄岳の彼方には今年もお騒がせのあの山が
(やはり富士山は眺めるのが一番です)
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硫黄岳の彼方には今年もお騒がせのあの山が
(やはり富士山は眺めるのが一番です)
手前のシルエットは金ヶ岳と曲岳です
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手前のシルエットは金ヶ岳と曲岳です
こちらは金峰山から国師ヶ岳の塊と
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こちらは金峰山から国師ヶ岳の塊と
手前には瑞牆山も見えるのですが
写真では判別不能ですね
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手前には瑞牆山も見えるのですが
写真では判別不能ですね
さらに東に向けると御座山
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さらに東に向けると御座山
北東には手前から
妙義山〜相馬山(榛名の山々)
そして一番遠くに日光白根山
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北東には手前から
妙義山〜相馬山(榛名の山々)
そして一番遠くに日光白根山
そして北側には
浅間山から四阿山への国境の山々と
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そして北側には
浅間山から四阿山への国境の山々と
目を凝らせば頚城の山々
(妙高・火打・焼)
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目を凝らせば頚城の山々
(妙高・火打・焼)
眼下の白駒池の先には北八ヶ岳の山々が続き
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眼下の白駒池の先には北八ヶ岳の山々が続き
丸山の彼方には
霞沢岳までと一周したところで
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霞沢岳までと一周したところで
強風の山頂を後にします
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強風の山頂を後にします
写真では穏やかそうですが
この一周を撮影するのはとても大変でした
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写真では穏やかそうですが
この一周を撮影するのはとても大変でした
さてここからは
中山峠に向けた周回の始まりです
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さてここからは
中山峠に向けた周回の始まりです
八ヶ岳の中でも秀でた美しさの森を進み
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八ヶ岳の中でも秀でた美しさの森を進み
標高を上げ切った所が
標高を上げ切った所が
中山との分岐点です
中山との分岐点です
ここからしばらく断崖に沿って
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ここからしばらく断崖に沿って
東側に御座山や
遥か彼方に男体山を眺めながら下ると
(手前は艫岩です)
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遥か彼方に男体山を眺めながら下ると
(手前は艫岩です)
展望地に到着します
(ヤマレコで見晴らし台となっている場所です)
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展望地に到着します
(ヤマレコで見晴らし台となっている場所です)
ここからは荒々しい天狗と
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ここからは荒々しい天狗と
稲子岳や
乗鞍岳も見えるんですね
(手前には鉢盛山とからたきの峯も見えますね)
一番手前はたぶん霧訪山です
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乗鞍岳も見えるんですね
(手前には鉢盛山とからたきの峯も見えますね)
一番手前はたぶん霧訪山です
ほどなくして中山峠ですが
時間も時間でおなかも減ってきました
ともあれ
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ほどなくして中山峠ですが
時間も時間でおなかも減ってきました
ともあれ
ニュウ経由で稲子湯に行かれる方は注意ですね
(今年は道迷いの遭難も多かったです)
ニュウ経由で稲子湯に行かれる方は注意ですね
(今年は道迷いの遭難も多かったです)
ここから歩いて数分の黒百合ヒュッテには
名物のビーフシチューが…
と後ろ髪を引かれつつ
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ここから歩いて数分の黒百合ヒュッテには
名物のビーフシチューが…
と後ろ髪を引かれつつ
峠から急降下です
峠から急降下です
300mを一気に下り
穏やかな林間の道に変わると
穏やかな林間の道に変わると
みどり池が見えてきました
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みどり池が見えてきました
さあ今日の昼食は
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さあ今日の昼食は
しらびそ小屋のランチです
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しらびそ小屋のランチです
美味しいカレーライスを頂いて昼寝をしたら
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美味しいカレーライスを頂いて昼寝をしたら
小屋を後に最後の区間を下ります
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小屋を後に最後の区間を下ります
最初は廃線跡の歩きやすい道ですが
最初は廃線跡の歩きやすい道ですが
あとは普通の登山道を黙々と歩き
あとは普通の登山道を黙々と歩き
あ〜もう足腰が
と泣きたくなるころ
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あ〜もう足腰が
と泣きたくなるころ
懐かしの駐車場に辿り着きました
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懐かしの駐車場に辿り着きました

装備

個人装備
腕時計 携帯電話 現金 健康保険証 計画書 地図 筆記具 GPSロガー デジカメ モバイルバッテリー ヘッドライト 予備バッテリー サングラス ナイフ ライター EMGシート ホイッスル レジ袋 山岳保険証の写し 着替え 行動食 テルモス カッパ 上着 帽子 手袋 手ぬぐい メインザック ザックカバー 登山靴 スパッツ トレッキングポール 虫除け 無線従事者免許証 無線局免許状 携帯トイレ マスク アルコール消毒液
共同装備
First Aid Kit 無線機

感想

久しぶりに仲間と登る機会がやってきました。この季節は天候判断が難しく、前日まで乗鞍岳かこっちかで悩みましたが、結果的にはどちらでもよかったみたいですね。
まあそれはそれで良しとし、パーティー山行を楽しみました。
未踏のシャクナゲ尾根はうわさどおり激しい尾根でした。というか尾根部分はそれほどでもないですが、それ以外がハードでした。それと今回はニュウの強風がすごかった。
計画ではピストンも視野に入れていましたが、多少余裕もあったので予定通り周回にしました。しばらく歩いていなかった中山峠なども訪れることができ有意義でした。いつもは行動食で済ませてしまうのですが、しらびそ小屋のランチも初めての経験でとても良かったです。次はビーフシチューかな。

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