白馬岳・五龍岳・鹿島槍ヶ岳

- GPS
- 99:30
- 距離
- 35.5km
- 登り
- 3,320m
- 下り
- 3,807m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 10:00
【2日目】テン場→杓子岳→白馬鑓→不帰瞼→唐松岳(テン場)
【3日目】テン場→五竜岳→キレット小屋(小屋泊)
【4日目】小屋→鹿島槍ヶ岳→冷池山荘→爺ヶ岳→扇沢
| 天候 | 晴→晴→晴→雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
どこかのサイトで見た「剣より安易」はどうだろう・・・? 今回は荷物が大きかったせいか、すれ違いや体位変換?の際に不安定さを感じることが多かった。 高度感に対しては、行程中に感覚が鈍っていくのが実感でき良かった。 高所恐怖症の俺にとっては、クサリやはしごよりもやせ尾根を渡る・乗越す方が怖かった。 |
写真
感想
【1日目】晴れ(薄曇り)→曇り
7:00 栂池高原到着。駐車料金(300円/日)を支払い山人に変身。
駐車場の入りは1割にも満たないが、周辺には登山者らしい姿がゾロゾロ・・・
我ら津軽衆も大急ぎ準備を整え、パノラマウェー乗り場で入山計画書を書き込む。
6年連続の「夏山遠征」、今年のメンバーは昨年「立山&剣」にも同行したユウジとヨシモト。
剣から眺めた後立山のギザギザを走破したいと、今年の目的地は早々と決定したが山行日程では二転三転・・・昨年のメンバーを一人欠く結果に。
一気に標高を稼ぎ8:20「栂池ヒュッテ」からいよいよ登山道へ。
「白馬大雪渓」を正しく歩いて登る意見もあったが、〇故が多いこと▲▲ぅ璽麒の軽量化B領鷲坩造砲茲蠅△辰気蝓醗其畸察匹箸覆辰拭
順調な梅雨明けを迎えた今夏、山上に薄く雲が掛かるが晴れで猛暑。
「天狗原」付近の雪渓では涼風を感じたものの、2Lの水がドンドン軽くなる。
11:15「白馬大池」に到着、早速小屋にて昼食&ビール。
今回は軽量化のため、朝飯以外は極力小屋で済ますことに・・・酒&ビールに比べたら安上がりなもンダ^^
小蓮華山〜三国境〜白馬への道は白砂が美しく優しい稜線が続く。
遠くの山並みには薄雲がかかるが、振り返る「白馬大池」と枯れ気味のコマクサを見やりながらのんびり歩く。
14時頃から遠くに雷鳴が聞こえ始め、心持ちスピードを上げ白馬山頂へ。
いよいよ雲が厚くなり「白馬山頂山荘」に駆け込む。間一髪で雨を逃れ、スカイレストランで雨宿りの祝杯♪
小1時間ばかり休んだ後ようやく腰を上げ、16:00「村営宿舎テン場」に居を構える。
小屋の夕食は、飯もおかずも食べ放題。左党の俺には意味ないこと、ビールとチュウハイを買い込み強風+濃霧の夜を過ごす。
それにしても、韓国からの大学生グループの喧しいこと<`ヘ´>
【2日目】曇り→快晴→曇り
昨夜はズ〜ッと強風にテントがバタつく。
昨日のチェックイン時、小屋の方が「明朝5時、ヘリが飛来するのでそれまでにテントを撤収して下さい」との事だったが、視界不良が幸いしのんびりできた。
5:30行動開始、強風と濃霧のため視界は20mほどか。
1時間ほど進んだ辺りで雪渓を見下ろしながらアルファ米+チラシ寿司の素で朝食。
これがなかなかいい塩梅。酸味に加え喉の通りもよく、味噌汁とベストマッチ。
次第に晴れだし、7時過ぎ「杓子沢のコル」から振り返ると「白馬岳」もクッキリ。
三国境方向から見るのとは違った険しい姿。更に西には登った「剣」の姿も!
進行方向左(東)には雲海、それ以外の3方には延々と稜線が続き一気にテンションアップ。
「白馬鑓ヶ岳」〜「天狗山荘」〜「天狗の大下り」下で昼食タイム。
難所『不帰ノ瞼』を前にたっぷり1時間の休憩。汗で湿った靴を脱ぎ、ソックスを交換しスッキリ爽やかに・・・
思ったほか苦労せず『不帰ノ瞼』を所要2時間ほどで通過する。
どちらかといえば後半、土のザレタ所の方が足元が危うく怖かったかな?
13時、前方に「唐松岳」を確認した辺りから湿った風が強くなり雷鳴が響く。
13:40「唐松岳」山頂では記念写真もそこそこ、山岳パトロールに促され唐松山荘へ避難する。
またしても間一髪で雷雨をかわし、テン場申し込み後ビールで雨をやり過ごす。
今年は梅雨明けが順調で、まっこと夏山らしい雷が多いのだとか・・・
30〜40分で嘘のような青空になりテント設営。
ここのテン場、小屋から15分ほども急坂を下らなければいけない。
困ったことにトイレは小屋利用、水場は最下部とのこと。
ビールを買い出しに行くにも一苦労。
よって今夜は早々に就寝・・・雷雨と酒不足で何度も目覚め寝不足な一夜を過ごす^_^;
【3日目】快晴→曇り
すっかり寝坊し「素晴らしいご来光ダヨ」の声に起こされる。
雲海上の朝日と、赤く染まった「唐松岳」〜「不帰ノ瞼」〜「白馬三山」の山並みに見入る。
西には「立山&剣」と白い月・・・一段と神々い。
5:20、3日目のスタートを切る。
天気上々なれど雨に濡れたテントはズッシリ重い。
スタート直後から岩場の急尾根が続き、高度感が麻痺するまではかなり怖い。
「大黒岳」を過ぎた辺りで朝食。今日も尾根の東には雲海が広がり、西には「立山&剣」がどっしり構えている。
9:20「五龍岳」
五龍山荘から見上げたその山容はドッシリでかく男前。それでいて山頂直下は険しく、ストックをザックに取り付け正1時間を要する。
迎えた山頂からの眺めはス・バ・ラ・シ・イ!!
深く長大な黒部渓谷を挟む山並みはもちろん、黒場ダムの湖面が輝き空に浮いてる・・・?
前にも後にも雲海を割く稜線が続き、更に前方には小さく「槍」。
11:30「北尾根ノ頭」
G4→G5→赤抜・・・こっちの方がけっこうスリリングだったかも。
12:50 以降は淡々と稜線沿いを進み小ピークを何度か巻いた頃、突然「キレット小屋」が現れる。
小屋前後とも平坦地は無く、クサリや梯子を通過しなければ到着できない。
当然テン場は無く今夜は初の小屋泊まり。
行程も半分を過ぎ、ザックの食料が少々重いことに気づく。
快適な今夜はあえて素泊まりとし、そのぶん晩酌にまわすことにする。
ビールロング缶3本+ウィスキー小瓶1本・・・ヒック
【4日目】雨+濃霧
5:40 激しい雨ではないが朝からカッパを着込む。加えて霧が濃く景色も頂けない。
いきなりの鉄梯子、クサリ場の連続・・・深い谷底が見えないぶんマシかもしれない。
7:25 悪天候なのに雷鳥さんは姿を見せない。
寂しいなぁ〜などと思う間もなく「鹿島槍ヶ岳・北峰」に着く。
視界は一層悪くなり雨足も強くなったり、弱くなったり・・・風も加わる。
遂にカメラのバッテリーも赤貧になり、ますますタンパクに足を進め8:05「鹿島槍ヶ岳・南峰」。
「鹿島槍ヶ岳・南峰」に居た20人ほどの団体ツアー。
「布引岳」への下りで追い越したのだが、その際に聞こえた、「この花〇〇〇ダベ?」・・・懐かしい訛にビックリ。
思わず声を掛けると、同郷の皆さんでした♪地元のバス会社の登山ツアーで起こしだそうです。
9:30「冷池山荘」→11:20「爺ヶ岳」→12:10「種池山荘」
予定では種池山荘にテン泊でしたが、一向に止まぬ雨に山荘の乾燥室で作戦会議。
繰り上げて一気に下山することにしました。
キレット小屋から前後して歩いてきた埼玉からお越しの単独男性も、一緒に下山したらタクシー乗り合いで行こうということになりソソクサと下山。
下山路の「柏原新道」を2時間で駆け下り、14:30「扇沢」へ到着。
急遽同行の人となった埼玉の男性にはチョッとオーバーペースだったかもしれません。スミマセンでした。
おかげで駅までの予定が、栂池高原までタクシーで帰れることになりました。
オマケしてくれたやさしい運転手さん・・・ホントありがとうございました。
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