立間戸谷
- GPS
- 13:22
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 2,474m
- 下り
- 2,481m
コースタイム
天候 | Day1 快晴, Day2 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
下山時に気づいたが、立間戸谷出合右岸から子ノ泊山への登山道は、何時ぞやの台風で複数区間が崩れて以来、復旧させる予定は無いっぽく、通り抜けられないので通行禁止の旨の看板があった。 |
写真
装備
個人装備 |
寝るための道具
|
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共同装備 |
28m7.8mmダイナミックロープ(ツェルト張る時にしか使ってない)
ガチャ
ジャンピングキット
ツェルト
タープ
焚火缶大中
|
感想
今回の山行、彼岸というのに本当に暑かったですね。出発がゆっくり目で昼前というのもあったけど……30℃以上で巨岩帯を超えるものではないわ。温暖化からの異常な気候、肌で感じます。
二年ほど前にもこの沢に来ているけど、その時は作業小屋までで帰ったので、今回稜線まで行けてよかったです。超ロングな美しいナメも見ることが出来て。山頂も風が吹いて涼しく、太平洋も見えて満足でした。
今回は、久々に沢登りらしい山行マンチクリんでした。前回の記憶とK氏の山行記録を頼りに思っていたのですが、僕の耄碌した頭では思い違いも甚だしく大変迷惑かけました。それでも「それも含めての沢登りや」と言ってもらい嬉しかったです。(だいぶ恥ずかしいけど……)またリカバリーもありがとうございました。やっぱり沢登りは水線たどってナンボですね。気合い入れるには歳取り過ぎてるけど。
前回、作業小屋からの下山道、だいぶ外していると思うけど、どこを通って下山したのか今だに思い出せません。今回と同じ支沢を使って本流に降りてるんだけども。設置してたロープも見た記憶ないし、そんなに選択肢あるとは思えないし、疲れと焦りでそれどころじゃなかったかな?下山が核心としてトラウマが残っていました。まあ、良いか。
2日間と行程長めだったので、なんとか付いて行けて良かったです。テン場に荷物デポ出来たのもラッキーでした。自分の体力と相談してまた参加したいです。懲りずに宜しくお願いします。ありがとうございました。
●同行者&行先選び
今年の盆休みに同じメンツで福井県側から山越えで岐阜県の谷に泊まりで行こうとしたが、蚋ブト虻の百匹以上の襲来に車から出れず、っつか、車にも十匹以上侵入してきてたけど、嫌になってヤメて温泉だけ入って、翌日に日帰りで鈴鹿の谷に行く…ということがあった。
今回、同じメンツ。金曜土曜のチョイスはCLのシフト休暇マター。gpvで様子見。雨予報やなってことで一旦ヤメにしたが、4日前くらいにgpv予報が好転し、やっぱり行くかと。お盆と同じ行先説も一瞬あがったが、緯度が低いほうが雨降らなさそうってことで、CLが「柱状節理を見てみたい」との理由で、この立間戸谷に行くことになった。俺的には行ったことが無い谷、という意味で、良かった。
●俺の体調、行こかヤメよか
出発前日の体調は悪かった。ヤメにしようかとも思ったが、沢に入ればシャキっとするかも、行かないと後悔するかも、との思いが過ぎり、ネオキムチ鍋の用意も済んでたこともあって、行くことに。
●自宅からのアプローチから出発まで
Day1
am 5:40 関目でCLを拾う → 阪高でCLが沢靴を積み忘れたことに気づく → 6:12 SLを浅香山で拾う → 6:49 関目に沢靴を取りに戻る → 6:55 給油 → 8:10 ローソン五条インター店 8:27 → 9:03 道の駅 吉野路大塔 9:08 → 10:42 瀞峡めぐりの里 熊野川 11:01 → 11:11 立間戸谷出合付近駐車地
--- Day1 (9/20) ---
●駐車地→源助滝下
出発後5分弱歩いたところでCLが「日焼け止めを取りに戻る」というので、日陰で休憩。それにしても暑い。ゴーロ帯のところで熱中症気味になり、沢水に数分、全身を浸して冷却する、というようなことを1時間おきに繰り返しながら進む。こんな暑い日に入る谷やないな、と思った。とにかく暑くてボぉ〜っとしてきて しんどかった。
●源助滝の巻き→泊地
記念撮影後、右岸巻き。ピンテを辿ってると立派な登山道らしき道っぽいところに辿り着き、トラバって落ち口を越える。沢床に降りないかと提案するが、CL/SLに「もう少し沢が近づいて降り易いところで」と却下され、20〜30分、登山道だか踏み跡だかを辿った後、沢床に降りた。
もう、ほんまにしんどかったんで、泊適地あったら寝させて、とお願いした。SLは「林業小屋まで行かんと泊適地ないで」と言うてはったが、40分ほど歩いたところで整地なしで寝れそうなところがあり、燃やす木も杉の小枝も豊富やったので そこで寝させてもらうことにした。
●泊地宴会
SLは断酒中とのことで少し寂しいが、偉いな、と思った。
CLと二人で お揃いの250ccのアサヒ生ビールマルエフで乾杯。
ここでも暑かった。汗かきながら焚火にあたってネオキムチ鍋を食うとか、修行やった。この谷は冬に来るべし。ネオキムチ鍋は美味しかったが、CLが野菜やコメを作ってる弟さんから貰ったというシシトウが辛くて、SLはヤられていた。辛すぎて悶えていた。シシトウ核心。
ツェルト内に蚊が侵入してた。蚊取り線香、1巻きしか持ってきてなかった。2巻き要るな。
--- Day2 (9/21) ---
●泊地→屏風滝下
泊荷はデポって屏風滝見学へ。俺が「見たいんやったら行ったらエエんちゃう?絶対いかなあかんってことないんちゃう」と言うと、SLが「MUST GOです」と言う。言うだけあって、見ごたえはあった。帰りに気づいたが、滝壺付近まで左岸側にピンテがあった。
●屏風滝下→牛鬼滝
本流に戻って少し遡ると牛鬼滝。記念撮影を終えると、CLがおもむろに水流の左岸際岸壁を登り始めるので ついていく。途中、植生に逃げるが、苦も無く落ち口に。簡単に巻けてしまった。
●標高400〜450mあたりの滝の巻き
「右岸の小リッジから巻いたら?」と言ってみるが、CLとSLが左岸から巻きたいというので、「まぁ取り付きは左岸の方が楽やろけど」と取り付いてみる。SLの記憶では「しばらくトラバると上に仕事道があった」とのこと。3回ほど、バンドっぽいところを落ち口方向に辿るが、切れていて進めず、岩盤に追いやられ、滝から多分百m以上はなれたところの斜度が緩いところで ようやく枝尾根っぽいところに出ると、そのあたりに虎ロープがあり、これ登山道やな、と。で、ロープに導かれ、枝尾根をのっこして急に斜面が緩くなったところで沢床に降りる。5m滝を下って、その下の大滝の落ち口まで見に行った。結局、行ってみてないので分からんけど、右岸リッジ付近から巻いた方が楽なように見えた。SLも「右岸から巻いてましたわー。思い出しましたー」とかゆうてはった。
まぁでも、短時間で巻ける、楽に巻ける、のが必ずしも正しいとは言えない。自分達の選択の結果を全て受け止める?!のが沢登りの本当の楽しみ方やと思う。もちろん、途中で方向転換するのもアリやけど。
●標高400〜450mあたりの滝の上から子ノ泊山
今回、CLの お達しにより、komahisaルートリスペクトで登っていた。標高565mの二又はkomahisa( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6901408.html )のGPSログは左又を登ってたが、左又は水が枯れていて、右又は水が豊富だったので、相談して、水平距離的には長くなるが徐々に高度をあげる右又をとることにした。おかげで、ひたすら長く続くナメ滝ウォークを楽しむことが出来た。標高650〜800m付近が ずっとナメやった。で、三人で「このナメは立間戸谷のMUST GOやろ」と言い合ったw
このナメ滝ウォークが二日間の間で一番シヤワセやった。大して暑くもなかったし。
ナメ滝が終わって15分ほど植林っぽいところを詰め上がると道に出て、そっから5分で頂上へ。熊野灘や太平洋が望め、また、吹き渡る風が気持ちよくて、いつまでも居たい感じやったが、時間も押してるので下山にとりかかる。
●子ノ泊山からの下山
純正komahisaルートを辿って下山しようと意気込んで降りると、まずは桐原方面に下る道に降りてしまい、頂上まで戻って、純正komahisaルートに復帰、したのはいいものの、それは純正komahisa登りルートであり、下山ルートではなかった。まぁ純正komahisaルートの登りがドコに突き上げたのか現場を見れたのでヨシとする。
で、純正komahisa下山ルートに戻り、しばらく幅広道をいくと、自然に戻りつつある林道のようになり、九十九折れのところでCL/SLが そのまま林道を辿ってしまい、「Em Oi」と呼び戻して、純正komahisaルートの尾根めざすトラバり路に入るが、多分、この時点で少し道を外していたかも。
しばらく適当に歩き易そうなところをトラバってると小沢を渡る所に子ノ泊山登山道の看板あり。そこから少し明瞭な区間が続くが、また、よく分からなくなり、適当に歩き易い斜面を辿って沢床に。上がってきたナメをピストンで戻った方が良かったかもしんない。
その後、暫く沢筋を下降し、標高500m辺りの左岸のピンテから登山道に上がる。往きの巻きで使った虎ロープが見つからず上のほうまで探しに行ったがCLが見つけてくれて事なきを得る。
ひたすらロープやらピンテを辿って本流左岸枝谷に出て、そこから少しで泊地に戻ってデポ荷回収。
源助滝の落ち口付近まで沢筋を下降し、往きの巻き道より滝に近いところがトラバれないかと探ったが、結局、虎ロープのある往きの巻き道まで戻ってから巻き降りる。この頃から だいぶ暑くなってきて、またしんどなってきた。
源助滝の巻き降りから右岸の登山道に入るところまではスムーズだったが、そこから左岸に渡るところで少し苦労した。左岸の踏み跡を探す前に、また沢水で全身ひやして長めの休憩をとる。
左岸の林内のピンテを見つけたころ、林内は暗く、ヘッドライトをつける。そこから再度右岸に渡り、半時間で駐車地へ。「登山道は山頂まで通り抜けられません。通行禁止」の旨の看板を見つけた。
●自宅への帰途
Day2
19:04 立間戸谷出合付近駐車地発 → 19:15 熊野川温泉さつき 19:53 → 21:44 ファミマ五条 21:55 → 22:50 浅香山でSL降ろす → 23:20 関目でCL降ろす → 西チベ帰宅
●交通費精算(JPY)
浅香山⇔立間戸谷 往復 ガソリン代高速代 3人割り勘で2600円/人
●2024/9/28 8:19 am JST追記
下山後にGoogleMapの航空写真を見たりして考えた別の下山ルート案
https://www.amazon.co.jp/photos/share/yU2chDSuPiJsEiD8WCjM5qB6PzmzqD9CFkveUZO2wRy
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