鎌ヶ岳・水沢岳【爽やかな鎌尾根とイワクラ尾根を歩く】
- GPS
- 08:19
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,284m
- 下り
- 1,280m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 2:32
- 合計
- 8:22
天候 | 秋晴れの一日 【気温】登山口:21℃ 鎌ヶ岳:20℃ 奥の沢登山口:25℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【奥の谷(奥の沢)】 登山口や下降点などの他にも道標があり、一般道扱いかと思いますが、 実質的には登山道の体をなしていません。 所々に微かな踏み跡が見られる程度で、以前と比べて荒れた感じが しました。 何本も支流が合流します。登りに使用する場合は常に左股が本流になり、 概ね左岸を辿ります。 |
写真
感想
前日の雨がすっかり秋の空気に入れ替えてくれたようだ。
9月の下旬にしてようやく訪れた爽やかな秋晴れに、やっと展望を楽しむ
尾根歩きが楽しめそうだ。
標高差約800mをほぼ緩むことなく登り続けるカズラ谷コースだが、
今日は暑さを言い訳にする事はなさそうなので、順調に歩けそうだと
期待して3年ぶりにカズラ谷に入ると、あちらこちらに土砂止めや梯子など
登山道の整備が目に留まった。
一部コースが変わっているのか記憶していた景色を見る前に
「最後の水場」に到着すると、水場とは言えない状態だった。
雫のように頼りない水場の谷を横切り尾根を乗り継いだ後も、
傾斜は緩むことはなく、掘割や雨裂の中を登るに従い樹間に鎌尾根や
水沢岳がちらつきだすとやがて馬の背尾根に続く縦走尾根に合流し、
束の間の緩やかな尾根歩きを経て県境稜線に近づく。
今回の目的地は鎌尾根、イワクラ尾根だがその前に岳峠から鎌ヶ岳を
往復する。険しいアルプスを思わせる岩稜を攀じて山頂に出ると
澄んだ秋空の下に乗鞍〜御嶽〜恵那山が雲上に連なり、伊勢湾が朝陽に
輝いていた。そしてこれから向かう喫から己を経て向きを変え、
絞から徐々に高度を下げ司の鞍部から再び水沢岳へ高度を上げて
続いていく様子をしっかりと確認し、戻るように下った岳峠から
鎌尾根に入る。
爽やかな秋の風に吹かれながら、綿向山〜雨乞岳〜イブネの山並みを
堪能し、アップダウンのたび微妙に変わる鎌ヶ岳と各ピークの位置関係を
楽しみながら衝立岩の己から、西端尾根が合流する絞に移ると
ダイナミックな尾根は穏やかな尾根に雰囲気を変え水沢岳へ続いていく。
好展望とアップダウンの鎌尾根を歩いた後は磐座を訪ねアップダウンを
繰り返すイワクラ尾根の始まりだ。
いつも休憩を兼ねて喉を潤す水沢峠の水場へ下ると、こちらも僅かに
雫が垂れる程度の心細い状態だった。水の補給をあきらめてイワクラ尾根
の登りにかかる。
ザレのトラバースとなる尾根の最高点P930から始まった何度目かの
アップダウンで、宮指路岳へ向かう県境稜線を右へ見送り、間もなくして
下山予定の奥の谷分岐の小鞍部を過ぎ小さなコブに出ると「仏岩」、
そして右から大岩谷右股の尾根を併せると狭い台地に「重ね岩」が
現れるので、ここで磐座巡りを終了し昼食を摂ってから尾根のシンボル
「仏岩」を眺め、予定通り奥の谷へ飛び込み宮妻峡へ下る。
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