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Yamareco

記録ID: 7273547
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

北八ヶ岳周遊30k(縞枯山〜三ツ岳〜北横岳〜蓼科山〜双子山〜八柱山、麦草峠起点)

2024年09月23日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
10:36
距離
30.5km
登り
1,970m
下り
1,974m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:04
休憩
1:33
合計
10:37
5:46
11
5:57
5:58
7
6:05
21
6:26
6:28
14
6:42
12
7:04
7:07
14
7:21
9
7:30
7:35
30
8:05
4
8:09
8:15
3
8:18
8:19
15
8:34
8:36
4
8:46
8:49
2
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9:06
31
9:37
11
9:48
8
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10:46
0
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10:48
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2
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5
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8
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12:02
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12:30
12:34
3
12:37
12:38
16
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13:00
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13:22
13:25
3
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0
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14:26
7
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14:54
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16:04
16:09
9
16:18
16:20
1
16:21
ゴール地点
所々走っています。
ダート道は大体走っています。
天候 晴れ
午後から雲が広がりました
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
麦草峠の無料駐車場に駐車しました。
5時半頃の到着でラスト数台、ギリギリ間に合いました。
コース状況/
危険箇所等
特別危険を感じるような箇所はありません。
全体に歩きやすい登山道ですが、雨上がりで濡れていて滑りやすい箇所、浮石等あり、悪条件時は転倒等通行注意です。
(1回派手に滑りました)

○三ツ岳周辺
岩場、クサリ場あり。
難しい箇所は無いですが、全体に注意を要します。

○双子池〜雨池
一部ダート道を通過します。
途中ショートカット道がありますが、ササ藪と化しており避けるのが無難です。

○八柱(やばしら)山
一部ササ帯、倒木箇所あり。
ルートは明瞭、通行に支障はありません。
 
その他周辺情報 下山後に、塩壺の湯(日帰り入浴600円)で入浴しました。
よく行く縄文の湯は駐車場満車だったので、こちらにしました。
朝、麦草峠を出発します。
駐車場は既に満車。ラスト数台にギリギリ滑り込みました。
朝、麦草峠を出発します。
駐車場は既に満車。ラスト数台にギリギリ滑り込みました。
ヒュッテの道路挟んで反対側が登山口となっています。
ヒュッテの道路挟んで反対側が登山口となっています。
樹林帯を登っていくと少し開けた場所、中小場に出ます。
樹林帯を登っていくと少し開けた場所、中小場に出ます。
登山道は岩、浮石多いですが、そこまで歩きにくさは感じません。
登山道は岩、浮石多いですが、そこまで歩きにくさは感じません。
標高を上げると、朝陽が差し込み明るくなります。
標高を上げると、朝陽が差し込み明るくなります。
最初のピーク、茶臼山展望台に着きました。
天気は快晴!
最初のピーク、茶臼山展望台に着きました。
天気は快晴!
手前から、これから歩く縞枯山、北横岳、蓼科山と連なっています。
手前から、これから歩く縞枯山、北横岳、蓼科山と連なっています。
雲上のアルプスの峰々を一望!
雲上のアルプスの峰々を一望!
北アルプスは穂高連峰、槍ヶ岳がよく見えています。
北アルプスは穂高連峰、槍ヶ岳がよく見えています。
左は乗鞍岳。
前週に歩いたばかりです。
左は乗鞍岳。
前週に歩いたばかりです。
さらに左は御嶽山。
さらに左は御嶽山。
雲上の中央アルプス。
雲上の中央アルプス。
南側は南八ヶ岳の峰々と奥には南アルプス。
南側は南八ヶ岳の峰々と奥には南アルプス。
南ア北部の峰々。
左から、北岳、甲斐駒、仙丈と並びます。
南ア北部の峰々。
左から、北岳、甲斐駒、仙丈と並びます。
最後に、雲上の南アルプスと中央アルプス。
最後に、雲上の南アルプスと中央アルプス。
二つ目のピーク、縞枯山。
ここも山頂と展望台と分かれています。
二つ目のピーク、縞枯山。
ここも山頂と展望台と分かれています。
縞枯山展望台。
茶臼山と比べると少し視界が狭まりますが、展望はこちらも良好です。
縞枯山展望台。
茶臼山と比べると少し視界が狭まりますが、展望はこちらも良好です。
三角点は岩に埋まっていました。
1
三角点は岩に埋まっていました。
南八ヶ岳と南アルプス。手前の茶臼山から歩いてきました。
南八ヶ岳と南アルプス。手前の茶臼山から歩いてきました。
縞枯帯を抜ける。
縞枯帯を抜ける。
縞枯山山頂付近の稜線も樹林帯が途切れると好展望です。
縞枯山山頂付近の稜線も樹林帯が途切れると好展望です。
縞枯山山頂は樹林帯の通過点といったところ。
展望もありません。
縞枯山山頂は樹林帯の通過点といったところ。
展望もありません。
雨池峠へと大きく下ります。
雨池峠へと大きく下ります。
雨池峠。
雨池へと登り返します。
雨池峠。
雨池へと登り返します。
暫く登り、雨池山展望台から。
縞枯山を振り返る。
暫く登り、雨池山展望台から。
縞枯山を振り返る。
右へ。雲海と北八ヶ岳ロープウェーが見えていました。
右へ。雲海と北八ヶ岳ロープウェーが見えていました。
展望台から少し進みと雨池山頂。
ここも展望は無く、通過点扱いです。
展望台から少し進みと雨池山頂。
ここも展望は無く、通過点扱いです。
雨池山から先は一部ササ帯になるので、この区間のみレインウェア着用しました。
雨池山から先は一部ササ帯になるので、この区間のみレインウェア着用しました。
登り返しに入ると岩がゴロゴロ。
アスレチック感覚で登れるルートです。
登り返しに入ると岩がゴロゴロ。
アスレチック感覚で登れるルートです。
直下にシラタマノキ群落。
特徴的な白い球を複数付けていました。
直下にシラタマノキ群落。
特徴的な白い球を複数付けていました。
登り切って三ツ岳喫です。
登り切って三ツ岳喫です。
三ツ岳曲、景方面。
上部は岩が積み上がって出来たような山頂です。
三ツ岳曲、景方面。
上部は岩が積み上がって出来たような山頂です。
再び雲海と中央アの展望。
再び雲海と中央アの展望。
歩いてきた峰々。
なだらかですが、奥から茶臼山、縞枯山、雨池山と連なっています。
歩いてきた峰々。
なだらかですが、奥から茶臼山、縞枯山、雨池山と連なっています。
眼下には雲上の水たまり、もとい、雨池が日差しを受けて光っていました。
雨池の左奥が八柱山。復路はあちらを歩きます。
眼下には雲上の水たまり、もとい、雨池が日差しを受けて光っていました。
雨池の左奥が八柱山。復路はあちらを歩きます。
少し進んで三ツ岳曲。
岩場の中の道標です。
少し進んで三ツ岳曲。
岩場の中の道標です。
曲から景へ。
大岳と奥には浅間山の展望です。
大岳と奥には浅間山の展望です。
三ツ岳景と歩いてきた峰々。
三ツ岳景と歩いてきた峰々。
北横岳とだいぶ近づいた蓼科山。
ここから北横岳へは一旦大きく下ります。
北横岳とだいぶ近づいた蓼科山。
ここから北横岳へは一旦大きく下ります。
三ツ岳山頂前後はクサリ場あり。
難易度は高くないですが、通行注意です。
三ツ岳山頂前後はクサリ場あり。
難易度は高くないですが、通行注意です。
北横岳への分岐に出ると、突然道が良くなります。
北横岳への分岐に出ると、突然道が良くなります。
北横岳ヒュッテ。
まだ営業開始前のようでした。
北横岳ヒュッテ。
まだ営業開始前のようでした。
登山道脇はスギゴケの世界。
登山道脇はスギゴケの世界。
登りは長くなく、程無くして北横岳南峰へ着きます。
登りは長くなく、程無くして北横岳南峰へ着きます。
広く長い八ヶ岳連峰を一望。
南八ヶ岳方面は少し雲が上がってきていました。
1
広く長い八ヶ岳連峰を一望。
南八ヶ岳方面は少し雲が上がってきていました。
再び、中央ア〜北アを一望。
再び、中央ア〜北アを一望。
北峰へ。
こちらも時間的にまだ人はほとんどおらず静かな山頂でした。
北峰へ。
こちらも時間的にまだ人はほとんどおらず静かな山頂でした。
北横岳北峰から、これから登る蓼科山の展望。
北横岳北峰から、これから登る蓼科山の展望。
北峰から亀甲池へは長い下り。
一部濡れていると滑りやすい岩場を通過します。
北峰から亀甲池へは長い下り。
一部濡れていると滑りやすい岩場を通過します。
下り切ると亀甲池。
水量は少なめ?でしょうか。
下り切ると亀甲池。
水量は少なめ?でしょうか。
天祥寺平へは快適な下り道。
天祥寺平へは快適な下り道。
歩いてきた北横岳を見上げる。
歩いてきた北横岳を見上げる。
反対側は蓼科山。
分岐から登山道へ入ります。
反対側は蓼科山。
分岐から登山道へ入ります。
登山道は急登。
途中、水無し沢を直登しガシガシ登っていきます。
登山道は急登。
途中、水無し沢を直登しガシガシ登っていきます。
頭上のナナカマド。
少し色が変わり始めています。
頭上のナナカマド。
少し色が変わり始めています。
暫く登ると、蓼科山荘に着きます。
山荘前は登山者で大賑わいでした。
暫く登ると、蓼科山荘に着きます。
山荘前は登山者で大賑わいでした。
山荘からの登山道はまさかの大混雑。
岩場で狭い箇所ではすれ違いも困難なほどでした。
連休後半、唯一の晴天予報でしたからね。
山荘からの登山道はまさかの大混雑。
岩場で狭い箇所ではすれ違いも困難なほどでした。
連休後半、唯一の晴天予報でしたからね。
少し雲が流れ込みますが、森林限界に出てきます。
少し雲が流れ込みますが、森林限界に出てきます。
山頂直下は蓼科山頂ヒュッテ。
大船渡産サンマの塩焼きを提供しており、香ばしい匂いに惹かれます。
山頂直下は蓼科山頂ヒュッテ。
大船渡産サンマの塩焼きを提供しており、香ばしい匂いに惹かれます。
山頂はもう目と鼻の先です。
山頂はもう目と鼻の先です。
登り切って蓼科山山頂。
グリーンシーズンに来たのは初ではなかろうか。
1
登り切って蓼科山山頂。
グリーンシーズンに来たのは初ではなかろうか。
広い山頂。
反対側に山座同定盤があるので、奥まで行って休憩することにしました。
広い山頂。
反対側に山座同定盤があるので、奥まで行って休憩することにしました。
風の弱いところで早めのお昼休憩。
眼下には白樺湖と霧ヶ峰方面がよく望めました。
風の弱いところで早めのお昼休憩。
眼下には白樺湖と霧ヶ峰方面がよく望めました。
広い山頂の中央には鳥居と祠があります。
広い山頂の中央には鳥居と祠があります。
再び来た道を下り、蓼科山荘から大河原峠へ。
登山道に入ると急に人が少なくなります。
再び来た道を下り、蓼科山荘から大河原峠へ。
登山道に入ると急に人が少なくなります。
途中、佐久市最高地点の道標が立っています。
途中、佐久市最高地点の道標が立っています。
苔むした朽木にサザナミニセフウセンタケ。
苔むした朽木にサザナミニセフウセンタケ。
比較的歩きやすい登山道を下っていきます。
比較的歩きやすい登山道を下っていきます。
暫く下ると大河原峠へ降りてきました。
駐車場は車で溢れていました。
暫く下ると大河原峠へ降りてきました。
駐車場は車で溢れていました。
大河原峠。
ここへ来たのも学生以来じゃないかと思います。
大河原峠。
ここへ来たのも学生以来じゃないかと思います。
大河原峠から双子山へ緩い登り返しです。
大河原峠から双子山へ緩い登り返しです。
青空の斜面を登る。
青空の斜面を登る。
登り切って双子山山頂。
展望期待していましたが、山頂着く頃にはすっかりガスの中へ。
登り切って双子山山頂。
展望期待していましたが、山頂着く頃にはすっかりガスの中へ。
何とか一部切れたところで北横岳の展望。
何とか一部切れたところで北横岳の展望。
雲上の庭園のような散歩道を進みます。
雲上の庭園のような散歩道を進みます。
双子山からの下り後半はカラマツ林に変わります。
双子山からの下り後半はカラマツ林に変わります。
途中にあったトウヒの大木。
途中にあったトウヒの大木。
下り切って双子池。
雄池と雌池があります。
下り切って双子池。
雄池と雌池があります。
雄池は広く淡く澄んだイメージ。
雄池は広く淡く澄んだイメージ。
池の間には双子池ヒュッテがあります。
両方の池を眺められる好立地ですね。
池の間には双子池ヒュッテがあります。
両方の池を眺められる好立地ですね。
反対側は雌池。
こちらは色濃く神秘的なイメージ。
(光の加減もあるんでしょうが。)
反対側は雌池。
こちらは色濃く神秘的なイメージ。
(光の加減もあるんでしょうが。)
ヒュッテの裏側の林道を緩やかに登ります。
ヒュッテの裏側の林道を緩やかに登ります。
サルオガセ下がる樹林帯を進みます。
サルオガセ下がる樹林帯を進みます。
少し登った後は暫く下り基調の林道。
途中雨池への分岐点から再び登山道へ入ります。
少し登った後は暫く下り基調の林道。
途中雨池への分岐点から再び登山道へ入ります。
登山道の大半はササが刈ってあり、登り返しですが、非常に快適に歩けるありがたみ。
登山道の大半はササが刈ってあり、登り返しですが、非常に快適に歩けるありがたみ。
途中から下りに変わり、少し下ると雨池が見えてきました。
途中から下りに変わり、少し下ると雨池が見えてきました。
思ったより広い雨池。ここは初めて訪れました。
雲がまだ夏空っぽいですね…。
思ったより広い雨池。ここは初めて訪れました。
雲がまだ夏空っぽいですね…。
雨池の東岸沿いに歩くと、途中で八柱山への分岐があります。
雨池の東岸沿いに歩くと、途中で八柱山への分岐があります。
八柱山へは登り→少し下り→少し登り。
いずれも緩やかで後半の疲労には優しい内容でした。
八柱山へは登り→少し下り→少し登り。
いずれも緩やかで後半の疲労には優しい内容でした。
登り切って八柱山山頂。山頂は樹林帯で展望は無し。
山頂には二等三角点があります。
登り切って八柱山山頂。山頂は樹林帯で展望は無し。
山頂には二等三角点があります。
八柱山山頂はおぞましいほどのヤスデが跳梁跋扈しており、休憩も束の間に雨池へ戻ってきました。
八柱山山頂はおぞましいほどのヤスデが跳梁跋扈しており、休憩も束の間に雨池へ戻ってきました。
雨池からは途中まで木道歩きになります。
雨池からは途中まで木道歩きになります。
後半、分岐から地獄谷へ寄ってみます。
後半、分岐から地獄谷へ寄ってみます。
降りていくと、火山口の跡でクレーター状に陥没し、苔むした多くの岩でできた地形の地獄谷。
あたりが樹林帯であることに加え、岩の隙間から流れ出る冷気を浴びていると、この場所の異質さが感じられます。
降りていくと、火山口の跡でクレーター状に陥没し、苔むした多くの岩でできた地形の地獄谷。
あたりが樹林帯であることに加え、岩の隙間から流れ出る冷気を浴びていると、この場所の異質さが感じられます。
再び戻り、少し進むと麦草峠の手前にある茶水の池を通ります。
再び戻り、少し進むと麦草峠の手前にある茶水の池を通ります。
茶水の池を半周し、少し進むと麦草峠へ戻ってきました。
夕方16時を過ぎ、駐車場はすっかり閑散としていました。
茶水の池を半周し、少し進むと麦草峠へ戻ってきました。
夕方16時を過ぎ、駐車場はすっかり閑散としていました。

感想

※例によって連休と連休の間で仕事が忙しく、次の週末も歩いていたので、連休後半のレコを作成するのが1週間経った今頃になってしまいました・・・

9/23、連休3日目は唯一の晴れ予報。
一昨日に歩いた疲労もあり、内容軽めで近場でもしっかり歩ける北八ヶ岳へ。
スタートは久々の麦草峠から。
ここを起点とするのは遡ると何と学生以来!実に20年ぶりです。
この日のみ晴れ予報だったので、おそらく混むな〜と思っていたので気持ち早めに到着。
それでも無料駐車場の方はほぼほぼ埋まっており、ラスト数台に何とか滑り込めました。
休日の晴天予報のタイミングは夜明け前の早めの到着が必須です…。

準備して麦草峠を出発します。
ヘッデンがギリギリ要らない明るさですが、足元は悪くぬかるみや滑る岩。
うっかり転ばないよう気を付けながら、まずはこの日最初のピーク茶臼山へ。
山頂は展望台となっており、北ア、中央ア、南アと南八ヶ岳の展望。
全てが雲上に出ており、久々に全てを一望できる展望に巡り合えました。
暫く展望を楽しみ、次なるピーク、縞枯山へ。
一旦下り、登り返すとここも岩場の展望台がありひと休み。
茶臼山には劣るものの、樹林帯歩きから視界が一気に開けます。
ここを訪れるのはやはり学生以来、20年ぶりの登頂で記憶からすっかり抜け落ちていました。
これほど時間が経つともはや初登頂なのでは、などとどうでもいいことを考えながら展望を楽しみました。
縞枯山からはまた下り、雨池峠から雨池山へ登り返し。
ここも山頂手前が展望台。
ここまで歩くと、歩いてきた茶臼山、縞枯山や北八ヶ岳ロープウェーの終点も望むことができます。
雨池からは一旦ササ帯の長い下り、下り切ると三ツ岳への登り返し。
山頂手前から岩場となり、アスレチックさながらに全身使っての登りになります。
三ツ岳はその名の通り小ピークが三つあり、ピーク間は全て岩場を通過します。
遭難事故多発箇所とのこともあり、慎重に通過します。
一部クサリ場もありますが、難易度は高くなく、巻き道もあるようでした。
北横岳への登山道に出ると、急に道が歩きやすくなります。
ヒュッテを通過して程無くして北横岳山頂。ここは確か3年ぶりくらい。
当時はレコ上げずに流れてしまったので、レコ登録は今回初めてです。
(以前訪れた時はロープウェーのタダ券を貰ったので、期限間際に来たように記憶しています)
まだロープウェーの営業時間前のようで、人は少なく、閑散とした山頂。
視界は良好で、休みながら広がる展望を存分に楽しみました。
北横岳北峰から亀甲池へと下ります。
以前歩いた時は、北横岳〜亀甲池〜双子池〜大岳〜北横岳と歩いたので、麦草峠以北のピークのうち一度歩いたことのある大岳は今回はパス。
亀甲池へ長い下りを終えると暫くは平坦な登山道。
天祥寺原から蓼科山へは長い登り返し。
この頃になると、蓼科山から下りの登山者と多くすれ違うようになります。
上は混んでそうだな〜と思いながら登っていくと、案の定蓼科山荘周辺は大賑わい。
さらに上は登り下りとも多くの登山者で所々渋滞。
この時期の晴天の休日は混雑を想定に入れて時間計画した方が良いと、改めて肝に銘じたのでした。
時折譲ってもらいながら、急登ながら距離は短い岩場をガシガシ登っていきます。
山頂手前のヒュッテから漂う焼サンマ定食の香ばしい匂いに惹かれつつ山頂へ。
広い山頂なれど、道標や山座同定盤の周辺には多くの登山者が集まっています。
少し雲が流れ込み、展望は限定的になりますが、眼下の霧ヶ峰や白樺湖方面はよく見えており、風が弱く展望の良い箇所を選んでお昼休憩します。
気温は涼しく、休憩中はライトフリースを着てちょうど良い体感でした。
これぐらいの気温になると、もう山の上はすっかり秋だな〜と実感できます。
山頂の社を経由して蓼科山荘までは来た道を戻ります。
時間帯なのか下りはさほど混んでおらずサクサク降りられました。
山荘から大河原峠への下りに入ると人気が急に無くなります。
想定はしていましたが、多くは7合目登山口からの入山だったようです。
とは言うものの、大河原峠への長い下りを降り切ると駐車場は路肩まで車で溢れていました。
この日は一体どれだけの方が蓼科山を目指していたのか。
連休中唯一の晴れ日に、好展望の山頂、歩きやすい登山道、日帰り登山、アクセスも容易、と少し考えれば好条件が揃った蓼科山はこの日歩くには絶好の候補先であったに違いありません。
考えることはどうやら皆さん同じだったようです。
そんなことを考えながら、小休止し双子山へ登り返し。
登山道は歩きやすく、後半戦に入り疲労も出始める時間帯に非常に助かる内容です。
山頂に着く頃には雲が流れ込み、何とか対岸の北横岳を望める程度。
この頃には蓼科山はすっかり雲に覆われてしまっていました。
しかしながら、この時間帯に涼しくなるのは歓迎です。
下りの樹林帯に入り、双子山から大きく標高を下げ双子池へ。
双子池からは小屋の裏手に回り、ダート道を進みます。
林道を緩やかに登った後は、分岐を経由しながら長い下り。
途中で登山道に入ると今度は緩やかな長い登り返し。
登り途中までササが奇麗に刈ってあり、歩きやすくて非常に助かりました。
登り切ってから少し下ると雨池が見えてきます。
雨池を訪れるのは今回初めてで、遠目からも分かるほど思っていた以上の大きさでした。
東側を半周し、途中の分岐から八柱山をピストンします。
八柱山へは単調な登りではなく、登り→下り→最後に登りとアップダウンがあります。
マイナー山だと思いますが、そこそこ人が歩かれているのか、通行に支障は無く、難なく登頂出来ました。
山頂はヤスデの大群。何かの前兆かと思えるくらいおぞましい数がいました。
(調べてみると”大雨が降ったあとに大量に地上に出てくる”との記載があります)
気味が悪いので休憩もそこそこに切り上げ、さっさと下りました。
雨池からは木道を歩き、さらに再び林道歩き。
分岐から登山道に入ると、行程終盤にはキツい、緩やかながら長い登り。
登り切ると下りに転じ、途中にある地獄谷へ寄ってみます。
あたりは樹林帯の中、突如として現れるクレーター状に陥没し苔むした岩場。
安易な表現をするならば、神秘的、幻想的だとかパワースポットだとか表現が思い浮かびますが、長く歩いた終盤に訪れたからでしょうか。
岩の隙間からは冷気も吹き出し、とても異質で言葉で言い表せない何かを感じさせられる場所でした。
麦草峠からはアクセスも良く、立ち寄るには良い場所だなと思いました。
ここまで来れば、茶水の池を経由してすぐに麦草峠。
駐車場の車は出払い、数台を残すのみとなっていました。
もう少し早く下山できると思っていましたが、思っていた以上にタフな内容でした。
数字に惑わされるなかれ。数値以上に歩きごたえのあるコースだと思います。

季節はすっかり秋本番。
今年も短い秋となりそうですが、やり残し、登り残しが無いよう、残るシーズンを過ごしたいと思います。
 

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