甘く見ていた「オオヒラ山 ~ 大地山 ~ 笠菅山」縦走で、疲労困憊の巻

2024年09月24日(火) [日帰り]

• GPS: 05:40
• 距離: 12.7km
• 登り: 1,015m
• 下り: 1,013m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:34
• 休憩: 0:16
• 合計: 5:50

距離 12.7km 登り 1,015m 下り 1,013m

10:16 スタート地点
11:49 11:58 オオヒラ山
13:42 13:43 大地山
15:02 15:08 笠菅山
16:06 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

平日は林道作業車が往来するので邪魔にならない場所に停めた方がいいです。

コース状況／危険箇所等

背丈以上の根曲がり竹のゾーンは短い。
が、笹藪や短い丈の根曲がり竹の量が半端ないので、非常にキツイ。
道迷いに注意。

その他周辺情報

【温泉】百々温泉めぐみ荘に寄ろうと思ったが、休館日。大人520円。通常は月曜日が定休日だが、月が祝日の振替だったため火曜日が休館日。

写真

9/24 9:39

秋晴れ？一気に寒くなり体調管理も大変です。登山の服装にウインドブレーカーを追加しました。

9/24 10:19

迷惑にならない場所に駐車。ちょうど林業作業員さんが通過。計画では左から登って右から帰ってくる予定でしたが、確認せずに誤って右から行ってしまいました。この選択が後の…？

9/24 10:20

アケボノソウ
学名：Swertia bimaculata
初めて見ました！

9/24 10:21

アケボノソウ見れただけでも今日の収穫かも。リンドウ科の植物なんですね〜。

9/24 10:23

林道のいたるところに咲いています。（リンドウ科だけに）

9/24 10:24

渡渉ポイント？
道筋が分からないので渡るべきなのか迷いました。

9/24 10:35

栗も落ち始めています。すでに食べられていますね。鹿ちゃんの仕業かな？🦌

9/24 10:43

「荒れている」とはガイドブックに書いてある周辺、結構綺麗でした。ネマガリダケが無いのでこれぐらい少し急な坂なら楽勝、と思っていたのですが…。

9/24 10:54

他の登山者さんの記録では「クマザサ」と書いてありました。でもこれぐらいの量なら全然許容範囲内です。全体的に「これぐらい」なら楽しい山行になるはずでした…が。

9/24 11:05

ちょっとずつ密度と背丈が大きくなり…先が見えない💦

9/24 11:18

中央に「角ヶ仙」。ここは結構良い展望ポイント。

9/24 11:23

同時に道も道じゃなくなりました…。

9/24 11:35

少しマシになったかな？

9/24 11:41

オオヒラ山頂上手前はネマガリダケを通過。

9/24 11:49

オオヒラ山、四等三角点ゲット。天気が曇り空、雨は降りそうにないですが不安になります。

9/24 11:49

頂上のパノラマはありませんが、ご褒美として「花知ヶ仙」が見えます。

9/24 11:50

いつの間にか無数の虫（？）がコンプレッションに付いていました。これがダニ？マダニではなさそう。

9/24 11:50

ちなみに「オオヒラ山」山頂の標識が無かったので探しました。とりあえず三角点の上に分かりやすく置いておきました。

9/24 11:52

さて…。どうやって進みましょうか？💦

9/24 12:13

この先も進めそうに見えてコースアウト。今回は本ルートが荒れているのかどうか目視がし難く、本当に右往左往してしまいました。

9/24 12:47

946mピーク（？）。時間が経つのが早い。そろそろお昼にしないと…。

9/24 12:58

ちょうど大きな石があったので座ってお弁当を食べます。メンチカツ弁当。198円の3割引き。クオリティよりも安さ。

9/24 13:13

いい感じの木。

9/24 13:22

ネマガリダケも嫌いですが、低木も無造作にあり、コースが乱れます。アセビだったはず。

9/24 13:28

巨岩が見えました。すごいカオス。この辺も迂回したら低木らに阻まれて右往左往。

9/24 13:31

1050m峰からの展望。大地山へはもう少し。

9/24 13:33

で、ここを通り抜けるんですか？

9/24 13:43

大地山、三等三角点。

9/24 13:44

頂上の標識はかけてありました。このとき普通に撮影しただけなのに、かなり不安の表情を浮かべていました。

9/24 13:51

もしかして「泉山」？
正直、楽しい山登りしたいなら断然「泉山」の方がいいですね。

9/24 13:53

でも、急にこんな面白い巨岩が出てくるので山って面白い。ガイドブック読んだのに、このポイントは覚えてませんでした。
おそらくこれが「岩塔」かな。

9/24 13:54

露岩エリア。

9/24 13:54

自然の力で綺麗にスライスされてる。

9/24 13:55

そしてインパクト大だった「岩塔」を鑑賞。大きいし、何かのモダンアートと言われたらそう認識しちゃいそう。

9/24 13:56

芸が細かい。不動明王像があってもおかしくない。

9/24 13:57

どことなくモアイ像に…、見えませんね。

9/24 13:59

ガイドブックにもこういう「国土調査」「地籍調査」の赤い杭と「旧奥津町」の黄色い杭を目印に進むように書いてありますが、道迷いしたらそれどころじゃないと思う💦

9/24 14:01

いいラインした樹木。

9/24 14:04

自分の生存確認。

9/24 14:12

なかなかセンスある岩。

9/24 14:26

1018mピーク。

9/24 14:34

イボテングタケかな？珍しく思い撮影。イボテン酸を含み毒性がある。
（学名: Amanita ibotengutake）

9/24 14:43

「稜線上に切り開きがある」と書かれてましたが、どこ？

9/24 14:51

うわぁぁぁぁ。参考にしたルートを真に受けると同じところをグルグルしました。ダメだ…。マジで道が分からない。

9/24 15:02

町境界稜線〜作業道終点〜笠菅山の道で絶望を味わいましたが、とりあえず落ち着いて道を確認しつつ進むと開けてきました。

9/24 15:03

笠菅山、四等三角点。

9/24 15:03

笠菅山の山頂標識…文字が消えてる…？嘘でしょ…。

9/24 15:03

探したらありました。

9/24 15:04

想像以上に良い眺望。手前のどこかに「金糞山」があるはず。奥には「入道山」「天狗寺山」もある・・・はず。一番奥に、那岐山系列。たぶん。

9/24 15:04

オオヒラ山付近。

9/24 15:04

右手奥に小豆島の星ヶ城山が見えませんか？ちょっと感動。

9/24 15:26

いい亀裂が入っていますね。

9/24 15:39

参考にしたルート通りに歩いているとこの林道を見落としていました。本当、ちゃんとチェックしておかないと。

9/24 15:43

独特の沢を形成しています。

9/24 15:47

オシャレな岩。

9/24 15:58

そして林道なので、伐採した木が積み上げられていました。右から抜ける道はなさそうなので、左から迂回。特段難しいことはありません。

9/24 16:05

ホコリタケとGoogle先生は言ってるけど、そうなの？💦
（学名: Lycoperdon perlatum）

9/24 16:36

朝買った100円「おはぎ」（さらに3割引き）をご褒美に食べて帰宅。温泉入ろうと用意はしていましたが、予期していたとおりの「休館日」。全身疲労困憊。お疲れ様でした。

撮影機器：

OPPO A79 5G OPPO

装備

備考

【反省点】コンパス忘れた。特に今日の山行ではコンパスを使って方向を確認しないといけなかった。あと読図技術も磨いていかないと、GPS位置情報だけでは限界がある。

感想

翔平

　だから『新岡山の山100選』の「熟達者」向けの山を登るのは無謀だったんだ！
　と、登山中に思ったわけです。
　近場のリストに入っている山々はだいたい登ってしまいまして、あとはこういう「熟達者」にカテゴライズされた山しか残っていません。
　でも、他の方の記録をみてみると、意外と難なく行けています。そして急に気温も下がってきたので、チャレンジしてみることにしました。

　本書の「熟達者」とは書いてますが、特段「上級者」を意味してません。それは根曲がり竹ゾーンや一度迷うとルート復帰しにくい、もしくは面倒なことが起こるという意味合いなのだろうなと感じました。
　序盤は軽快に登り始めました。背丈の低い笹地帯。刈り取られているのはありがたいことです。ただ、硬い茎は踏むと痛い時もあるし、服に穴が開いたりするんですよね💦　そして徐々に根曲がり竹も加わったり、笹藪が出現したり、さらに急坂を登ったりする必要が出てきます。ルートを見つけるのにも一苦労。これもしかしてあの恩原三国山の構図と一緒では！？
【恩原三国山の撤退記録】https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6774550.html
　（恩原三国山は滑落して怪我するポイントが2箇所ぐらいありましたが、今日のコースは滑落する場所はありませんでした）

　オオヒラ山頂上以降は一般的な道になることを期待しました。道の傾斜は緩やかですが、スピードを上げると歩きにくく、ルート上に低木などが立ち塞がります。迂回してみるとコースアウトして、さらに進みにくくなりました。かなりタイムロスしたと思います。
　その後も、同じような場面の繰り返しでかなり体力を奪われました。
　一番きつかったのは、町境界稜線〜笠菅山への移動。参考ルート通りに行っても上手く進めず同じところをぐるぐるとしているだけ。しかも低木や笹をかけ分けていかないといけないので、疲れてきます。途方に暮れるとはこのこと。結果的に時間はかかりましたが、無事下山できました。

　山としては2度と登りたくないのですが、それを言ってしまうと今後の自分のためにならないので、こうなってしまった原因を考えました。
　まずGPSの位置情報と参考ルートの頼りすぎ。普通の登山なら道も明瞭ですからこの2つがあれば十分対応できると思います。しかし、今日のような山だと�．好泪曚�GPSが示す方向にズレ、�∋温優襦璽箸亡泙泙譴討い拭屮坤譟廚�致命傷になりかねないですね。微妙にズレたルートや方角、それを忠実に従って進むと酷い目に遭います。今回も身に染みました。
　こうならないためにも、普段からコンパスを用いて進む方角はどっちか確認する癖をつけておかなければならないなと、この日はコンパスを入れ忘れていて2つの意味で反省することになりました。あとは、ヤマレコアプリは有能なのですが、読図のスキルをもっと磨いておかないといけないです。

　何一つ他の人が読んで得になることは書きませんでしたが、「オオヒラ山 ~ 大地山」は、整備されたコースに物足りなさを覚える方には歯応えがあって良いと思いました。自分にはスキルの部分が足りていませんでした。今日の山行はトレーニングだったんだと思い込んで何かしら今後に活かせたら幸いに思います。