金精峠〜秋深まる日光白根山ぐるっと
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 1,283m
- 下り
- 1,283m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:00
天候 | 朝方僅かに日が射しましたが、登山中は下山までガス。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所は有りませんが、駐車場から金精峠までの登りはいきなり急登ですので、ここはじっくりウォームアップ。逆に帰りに木段が滑りやすいので注意。 |
写真
感想
8月盆以降、自分の休日は雨続きでなかなか登る事が出来ず、台風の日に下見もした今回の日光白根山。今日も雨の関越を走りながら半分だめかと思いましたが、なんとか天気が持ちました。
金精トンネル出口駐車場には既に4台、登り始めていきなり胸突きの木段です。体を山モードに徐々に切り替えながら薄暗い中、鉄ハシゴ混じりの登山道を登り、金精峠に到着。この時、東に中禅寺湖を抱えた男体山、大真名子山、女峰山の麓にたなびく白雲に日が射して白く輝き始めました、昔上州から峠を越えた旅人が目の前に見たのと同じ感動を味わった感じです。
金精山からは同じ光景が更に広がります。ここで休憩。一旦木の根に絡まる道を下って国境平で一息。さて目の前の涸れ沢を登るのかと思いきや、横にちゃんと登山道がありました(但し露で濡れた笹の中はちょっと冷たい)。頂上付近で時々、切れ込んだ斜面が左手に顔を覗かせる道を登りつめると、広い五色山頂上到着、奥白根山と五色沼がそこにありました。
どんより曇り空、奥白根の頂上付近は掛かっていたガスが僅かに切れた時にどっしりとした山の全貌が顔を出しました(麓の避難小屋の赤い屋根が目立って見えます)
山の紅葉は赤が終盤で黄色い装いに変わってきたようです。(ナナカマドからダケカンバへという感じかな)。五色沼を前に静寂の中で休んだ後は、なだらかな稜線歩きで続いて前白根山へ。前白根からなだらかに下っていく道は途中から、中腹へ向ってガレバの急斜面を下ります。避難小屋で休んでいると今日始めての山人と遭遇(栃木県人)、ここから草原の中の道をしばらく歩いて分岐を右に入り、いよいよ本日の核心へ登り始めます。この奥白根山頂上は溶岩ドームなのだとの事、どおりで全山岩だらけです。この道を黙々と、とにかく遠くは見えないので、期待していた至仏山、武尊山、赤城山の眺望はとても無理。途中で菅沼から登って来たという今日2人目(東京町田出身)に行き会う、本当にこの辺りまでは人に会いませんでした。
そろそろかな〜と思ううちに、左に一旦回り込んでから登り詰めて奥白根神社到着です。高校登山部と思しき若者グループが昼食中、この先を登って頂上です(三角点有り)
とにかくガスの中で皆さん頂上はどこだ〜と探して歩く始末、ちょっとお兄さんそこは立ち入り禁止のロープが張ってあるでしょ・・・という具合。又丸沼コース、菅沼コースから登って来た人がここで始めて一緒になるので、頂上は写真の順番待ち状態(さすが日光白根山です)、さっきまで静寂の中を歩いていたのが、突然運動会の昼食にまぐれ込んだ感じと言えばおわかりか?
邪魔にならないように岩を選んでお昼。ガスが切れてくれないかと祈りながらお握りをほおばるも、益々濃くなってくる始末、汗が冷えてきたので今夏初めてフリースをはおります(もう秋だもんね、さすがに風は寒いです)
頂上のガスは相変わらず、五色沼も望める状態ではないので弥陀ヶ池に下り始めます。頂上直下は巨岩の間をすり抜けるような道、しかもかなり急なので、こっちからのルートは最後がかなりきついだろうと思いました。下り始めると時々ガスが切れて周りの紅葉が残る五色沼、弥陀ヶ池が顔を出します。弥陀ヶ池〜五色沼共に山上のしみいる静けさがありました。あまりの静寂に、ぼ〜っと歩いていて鹿が居るのに気がつかず、しかもすぐ手の届くところに居るのに動かない・・・一瞬全てが絵の中に入ったような感覚になりましたね。ここから五色山へ登り、金精山から最後の男体山を眺めて下りました。
静かに秋が深まる日光の山々の中に身を置いて楽しんだ一日でした。男体山が呼んでるぞ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する