白砂山
- GPS
- 08:18
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,497m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:17
天候 | 晴時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般登山道 泥あり |
写真
感想
2020年から毎年、その年の西暦と標高の数字が同じ山の山名標を年賀状にしている。来年は西暦2025年なので、今年2025mの山に登り、山名標を撮って年賀状に仕立てることになる。
元々は飯豊山地の北股岳に行こうと思っていたが、山頂には「2025m」の標識はない(「2024.9m」のみ)ようだった。さらに、それでも行こうと思ってとった休みに、ちょうど北陸~東北で大雨が降ってしまい、山行自体が不可能になってしまった。
そこで少ししょぼいものの、別の2025mの山でお茶を濁すことにした。山名標が設置されていないようだったので、アルミ缶を加工して山名標を自作し、それを現地で撮影しに連休最終日を使うことにした。
甲府を2時に出発、下道で5時半に野反湖に着いた。意外とかからないものだ。ほんの数日前までは記録的な暑さで、下界では最高気温38℃だなんだと言っていたが、前日までの雨を境に気温ががくっと下がり、この時点での気温は7℃。風も強く、たまらず雨具を着込む。
野反峠に自転車をデポして登山口まで移動し、トイレを済ませて6時過ぎに出発した。
登山道は前日の雨のためにぬかるんでおり、雨具がすぐ泥で汚れた。着ておいてよかった。
ハンノ木沢を渡ってから地蔵山までや堂岩山手前では、急斜面があり息が切れるが、風があるので暑くはない。
堂岩山から先の稜線上は、樹高が低く、密度も低くなる。お馴染みのハイマツ・ササ・ダケカンバ・ナナカマドなどの他、ヒノキやシャクナゲが腰の高さまで矮小化していたのが印象的だった。カエデの枝先だけ紅葉が始まっていて可愛らしい。
展望も開け、南側には正面に榛名山が大きく、西側には浅間山、東側には赤城山や日光連山が見え、それより北の山々は頭を雲に隠していた。帰りに観光協会の方に聞いたところ、天気が良ければ谷川岳や苗場山も見えるとのことだ。
猟師ノ頭で一休憩。最低コルから白砂山までは一登りあり、その間の高さでガスに巻かれてしまった。
山頂での展望はなかったが、幸い下りの途中でガスは晴れ、上ノ間山方面の稜線を見渡せた。上ノ間山までの間に目立ったピークはないが、このうねる稜線の上の高まりの一つが目的の大涸堀沢ノ頭だ。
比高20mほどの小さなピークではあるが、その山頂が東京湾平均海面からちょうど2025mの高さにあるとされる、大変貴重なピークである。GPSの標高は2023mを示しており、確かに誤差の±3mの中に収まっていた。持ってきた山名標を、南側の大展望と一緒に撮影して年賀状用の写真とし、登山道北側の、登山道上でピークに最も近い木に掛けておいた。
国立公園の普通地域では、木竹の損傷と取られても法的には問題ないことや、樹木の少ない偽高山帯なので標識を木では作らないところは気にかけたが、高校化学にまでは気が回らず、アルミの標識に鉄の針金を使ってしまった。いずれ見るも無惨になってしまうかもしれないが、そうなったらまた回収しに来よう。
ついでに上ノ間山まで往復した。ここには2033年の年賀状を撮影するためにまた来るが、その際東側から アタックして赤線をつなげようという魂胆だ。草津白根山~苗場山周辺の上越国境域には、他にも2000m台の標高の山が20座以上連なっている。尾瀬~日光、奥秩父東部等にも多いが、この山域こそが西暦標高登山のメッカといえるだろう。
同じ道を戻る。途中で雨が弱く降ってきたため、ザックカバーをした。
帰りは野反湖の展望を楽しみに八間山を経由した。しかし、主に展望があったのは東側で、白砂山の稜線上とあまり景色に差がなく、野反湖を満足に見下ろせたのは野反峠のすぐ上まで来てからだった。
野反峠には遅くなったときのために自転車をデポしてあったが、時間があるので湖岸の遊歩道を経由して駐車場に戻ることにした。湖を横目に、白樺の森や、初夏には高山植物が咲き競う原っぱ、ゆるキャン△でちょうど連載中のキャンプ場などを楽しむことができ、そしてなんと泥に靴が沈まない。遊歩百選に選ばれているのも納得である。
車に戻り温泉に入って、帰宅したのは22時前、長い一日だった。
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