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Yamareco

記録ID: 729435
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

屋久島 荒川口〜宮之浦岳〜淀川口  巨木・巨岩に囲まれて

2015年09月27日(日) ~ 2015年09月28日(月)
 - 拍手
zelvia その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
31:23
距離
22.4km
登り
1,910m
下り
1,138m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:09
休憩
0:34
合計
6:43
距離 12.1km 登り 1,158m 下り 308m
6:29
5
6:34
46
7:20
7:32
24
7:56
72
9:08
9:30
23
9:53
119
11:52
22
12:14
58
2日目
山行
7:12
休憩
0:16
合計
7:28
距離 10.3km 登り 753m 下り 841m
6:16
49
7:05
7:06
35
7:41
7:42
40
8:22
8:24
43
9:07
18
9:25
9:26
88
10:54
7
11:01
11:02
23
11:25
11:27
14
11:41
11:46
15
12:01
12:02
61
13:03
13:04
38
13:42
13:43
1
13:44
ゴール地点
天候 2日間とも雨一時曇り
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 飛行機
屋久島自然館から荒川登山口までのバスはかなり混み合います。安房に前日泊の場合、屋久島自然館までなら料金もそれほどかかりませんので、早めにタクシーで入ることを強くお勧めします。※私は、始発のバスで屋久島自然館に行きましたが、レンタカーで来た方やガイドツアーなどの方々がすでにたくさん並んでいて、荒川登山口行のバスを3本、40分間も待つことになりました(涙)。
コース状況/
危険箇所等
トロッコ道では、すれ違い時に道を譲ろうと、線路わきの枕木に足を乗せると、いとも簡単に滑りますので要注意です。

雨模様でしたので、登山道は川になっていました。中腹から上は岩場となり、ロープ場や一枚岩もたくさん出てきますが、花崗岩が隆起した山のため、濡れている岩でも滑りにくく、比較的安全だと思われます。
その他周辺情報 安房港前のショッピングセンターばんちゃん内に観光案内所があります。登山の相談にも乗ってくれる、親切な案内所です。

登山前日は、安房の御宿鶴屋に宿泊。屋久島料理がたーくさん出てくる料理自慢の宿です。様々な相談にも乗ってくれました。宿のすぐ目の前から屋久島自然館行のバスが出ています。
http://yakushima-turuya.jp/

下山後は、永田の送陽邸に宿泊。屋久島の古民家を移築した宿で、雰囲気がとても良いです。テラスでの朝食時、ミサゴ(Osprey)が海に飛び込んで狩りをするのを目の前で見ることができました。また、多くの登山者対応として、洗濯機や乾燥機が無料で使えます。また、有料ですが、靴の乾燥機があり、大変助かりました。雨をたくさん含んだ登山靴でしたが、1時間ほどで乾燥して快適になりました。
http://www.soyotei.com/
荒川登山口。登山客が多く、屋久島自然館発5時のバスに乗れず、5時20分もダメ、5時40分のバスに何とか乗れ、荒川登山口に着きました。きれいな施設でした。バスの到着と共に皆さん一斉スタートとなるので、あえてゆっくり準備をして、時間差を作りました。
荒川登山口。登山客が多く、屋久島自然館発5時のバスに乗れず、5時20分もダメ、5時40分のバスに何とか乗れ、荒川登山口に着きました。きれいな施設でした。バスの到着と共に皆さん一斉スタートとなるので、あえてゆっくり準備をして、時間差を作りました。
最初はトロッコ道を行きます。
最初はトロッコ道を行きます。
橋を渡ります。
大きな石がゴロゴロ
大きな石がゴロゴロ
ガイドツアーの方々は、ポイントごとに説明を受けながら歩いています。
ガイドツアーの方々は、ポイントごとに説明を受けながら歩いています。
大きな杉の木があちらこちらに
大きな杉の木があちらこちらに
トロッコ道からいよいよ山道に入ります。
トロッコ道からいよいよ山道に入ります。
大きな結晶を含む花崗岩。ざらざらしているので、雨でも滑りにくいのが助かりました。
大きな結晶を含む花崗岩。ざらざらしているので、雨でも滑りにくいのが助かりました。
ウィルソン株のおきまりのハート型。
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ウィルソン株のおきまりのハート型。
ウィルソン株の入り口は順番待ちの列が並びます。約200人位の入山者でこれですから、シルバーウィークの約1000人の入山者の時には、どうだったことやら…
ウィルソン株の入り口は順番待ちの列が並びます。約200人位の入山者でこれですから、シルバーウィークの約1000人の入山者の時には、どうだったことやら…
急な階段を慎重に登ります。
急な階段を慎重に登ります。
雨に煙る縄文杉
迫力満点でした。
2
迫力満点でした。
縄文杉近くの高塚小屋。中は誰もいません。清潔な小屋でした。
1
縄文杉近くの高塚小屋。中は誰もいません。清潔な小屋でした。
高塚小屋
周囲の雰囲気も良かったです。縄文杉を過ぎると、途端に人は全くいなくなりました。
1
周囲の雰囲気も良かったです。縄文杉を過ぎると、途端に人は全くいなくなりました。
晴れていれば展望が良かったんだろうなあ。
晴れていれば展望が良かったんだろうなあ。
迫力ある杉の大木
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迫力ある杉の大木
木の根が絡まる道を進みます。
木の根が絡まる道を進みます。
新高塚小屋近くの水場
新高塚小屋近くの水場
新高塚小屋
きれいな小屋です。まだ早いため、一番乗りでした。
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きれいな小屋です。まだ早いため、一番乗りでした。
2日目。ヤクシカが目の前をのんびり横切ります。
2日目。ヤクシカが目の前をのんびり横切ります。
こんな一枚岩が次々と現れます。
こんな一枚岩が次々と現れます。
展望台ですが、もちろん何も見えません…
展望台ですが、もちろん何も見えません…
ロープもある場所もたくさん出てきます。
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ロープもある場所もたくさん出てきます。
真っ白…
気持ちの良い稜線。
気持ちの良い稜線。
人の何倍もあるような大岩の脇を通ります。
人の何倍もあるような大岩の脇を通ります。
このロープも長かった。
1
このロープも長かった。
落ちてきたら終わりだな〜
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落ちてきたら終わりだな〜
岩陰にかわいらしい祠がありました。
岩陰にかわいらしい祠がありました。
巨岩奇岩の連続
季節外れのシャクナゲ
季節外れのシャクナゲ
背丈より高いササに覆われた道を進みます。
背丈より高いササに覆われた道を進みます。
水たまりの連続。登山道は川になっています。
水たまりの連続。登山道は川になっています。
永田岳との分岐
ササに覆われた道。手でガードを固めながら歩きます。
ササに覆われた道。手でガードを固めながら歩きます。
雨が降っている中、うっすらと太陽が見えますが、それも一瞬。
雨が降っている中、うっすらと太陽が見えますが、それも一瞬。
山頂付近はすごい岩です。
山頂付近はすごい岩です。
今、地震が起きたら…(^^;
今、地震が起きたら…(^^;
ついに山頂。九州最高峰に到着です。誰もいません。やや風は強いですが、問題なし。
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ついに山頂。九州最高峰に到着です。誰もいません。やや風は強いですが、問題なし。
下山中も奇岩があちこちに。
下山中も奇岩があちこちに。
人が挟まってしまうような隙間
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人が挟まってしまうような隙間
階段がぐちゃぐちゃに荒れています。
1
階段がぐちゃぐちゃに荒れています。
宮之浦岳に登って来る人にとっては、最後の水場となります。
宮之浦岳に登って来る人にとっては、最後の水場となります。
小さな湿原状の場所に出てきました。
小さな湿原状の場所に出てきました。
モウセンゴケが生えていました。
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モウセンゴケが生えていました。
登山道は、どこもかしこも水たまり。
登山道は、どこもかしこも水たまり。
ヤクシカの糞
目の前に現れたヤクシカ。
目の前に現れたヤクシカ。
ヤクシカが、右手の斜面を登っていきます。
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ヤクシカが、右手の斜面を登っていきます。
見つめあう二人♡
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見つめあう二人♡
この岩場の下で、緊急時はビバーク可能です。
この岩場の下で、緊急時はビバーク可能です。
人が数人なら雨をしのげます。
人が数人なら雨をしのげます。
シャクナゲ
足がやっと入るほどの狭い岩場をロープで降ります。
足がやっと入るほどの狭い岩場をロープで降ります。
ここのロープが一番長かったと思います。
ここのロープが一番長かったと思います。
黒味岳分岐。すれ違った方に聞いたところ、黒味岳は強い風で怖いくらいだったとのことでした。
黒味岳分岐。すれ違った方に聞いたところ、黒味岳は強い風で怖いくらいだったとのことでした。
真黒なカエルの赤ちゃん。アカガエルらしきカエルも見かけました。
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真黒なカエルの赤ちゃん。アカガエルらしきカエルも見かけました。
花之江河では、ヤクシカ5頭がのんびり草を食んでいました。
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花之江河では、ヤクシカ5頭がのんびり草を食んでいました。
天気は回復気味。この二日間で初めての青空が見えましたが、その後は再び曇天・小雨になりました。
天気は回復気味。この二日間で初めての青空が見えましたが、その後は再び曇天・小雨になりました。
展望台を示す案内板もよく見えませんが、もちろん景色もよく見えませんでした。
展望台を示す案内板もよく見えませんが、もちろん景色もよく見えませんでした。
再び、大きな杉が見られるようになってきました。
再び、大きな杉が見られるようになってきました。
きれいな川。水がとても澄んでいます。
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きれいな川。水がとても澄んでいます。
淀川小屋
縄文杉ほどではありませんが、この杉も太かった〜。
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縄文杉ほどではありませんが、この杉も太かった〜。
ついに淀川口に到着。予約したタクシーが待っていてくれました。
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ついに淀川口に到着。予約したタクシーが待っていてくれました。

装備

備考 雨が多いので、防水性の高い登山靴が良いと思います。縄文杉往復のツアーガイドの多くは、ガーデニングシューズのような短めのゴム靴を履いています。

感想

初めての屋久島。さすが屋久島といいましょうか、滞在中の4日間で雨の降らない日はありませんでした(^^;。

最初は、逆コースで登ることを考えていましたが、観光案内所の方から「一日目は雨のようだから、木で覆われている展望のきかない荒川口から縄文杉まで登り、二日目に、うまく雨が上がれば展望を楽しめる道となる宮之浦岳に登ったら?」というアドバイスに納得し、荒川口から登りました。
結果的には、二日間とも雨でしたので、残念ながら二日目も展望はききませんでしたが、なかなか良いアイディアだと思いました。
ただし、荒川口から登るデメリットとしては、多くの観光客と一緒に登ることになりますので、一日目は、静かで落ち着いた感じにはなりません。淀川口から登れば、二日目の早朝、誰もいない縄文杉を独占できるはずですが、その後の下山道で、多くの登山者とのすれ違いを覚悟しなければなりません。そこが悩ましいところだと思いました。

宮之浦岳は、中腹部は幻想的な杉の大木に抱かれた道、上部は巨岩・奇岩に圧倒される道という、変化を楽しめる山でした。上部は、一枚岩もたくさんあり、ロープが整備されています。前述の通り、登山中はほぼずっと雨で、岩の上を川になって流れていましたが、滑りにくいため、危険はあまり感じません。水たまり・ぬかるみも多くできていて、どこに足を置こうか迷う場面も何度か。

そんな状況ではありましたが、屋久島の森の奥深さ、縦走の楽しさを味わえる素敵な山行となりました。リピーターの方も多いとのことが頷けました。機会があれば、また、別のルートを歩きたいと思います。

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