北横岳 麦草峠〜縞枯山〜三ツ岳周回
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- GPS
- 06:36
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 820m
- 下り
- 823m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 6:36
天候 | ガス時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
麦草峠駐車場を利用したかったが、8:15着時点で満車になっていた。白駒池には用が無いかつ有料かつ、麦草峠登山口まで往復20分歩行が追加されるという、何ともな感じ。週末はもう少し早く着かないといけないですね。白駒池駐車場のトイレは駐車場代を取るにも関わらず有料トイレだった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■白駒池駐車場〜麦草峠登山口 車道を歩くのが最短。遊歩道もあるけど遠回りになる。あまり交通量は無いので端を歩けば問題無いと思う。行きは登り。 ■麦草峠登山口〜縞枯山 しばらくはほぼ平坦な北八ヶ岳らしい、苔むした登山道。泥濘・水溜まりが多いのでゲーター装着推奨。前日に雨が降った影響もあるだろうが、多分いつもの可能性が高い。 大石峠の分岐が少し分かりにくかった。麦草峠から来ると斜めに入る感じ。ここから登り基調になるが、勾配はそこまででも無い。その内中小場の標識があり、初めて展望が開ける。 次のピーク茶臼山への勾配は中々の急登。今までのペースで登るとバテそうになるので、ペースを意識して登りましょう。茶臼山の標識があるが、展望無し。展望台の案内があり分岐からすぐそこ。ガスガスだったので何も見えなかったが、北横岳とか見えるのだろうか。岩がたくさんあるので休憩にも良い。 茶臼山分岐から少し下って、鞍部から縞枯山へ登り返し。その名の通り、縞枯の樹々を見れる場所がある。茶臼山と同様に、縞枯山も展望無し。展望台の案内があり、ヤマレコによると分岐から徒歩5分らしい。ガスガスっぽいので行かなかった。 ■縞枯山〜三ツ岳 縞枯山からは結構な勾配の下りが長く続く。周辺は相変わらず苔が一杯。ひたすら下ると雨池峠に着く。北横岳に行くなら左だけど、折角なので三ツ岳に行ってみた。登り返しをしばらく登る。振り返ると縞枯山が見える。雨池山は割とすぐ着くが展望無し。 ここからしばらく笹の道が続く。安牌な道だと思って進んでいたが、三ツ岳取り付きから突然岩稜帯になり岩登りが始まる。南八ヶ岳には普通に岩稜帯があるが、北八ヶ岳には無いと思っていたので結構面食らった。今回は累積標高が大したことないので最初からストックを使わなかったが、雨池山からは収めた方が良いと思った。段差が大きいので普通に三点支持をした方が無難な岩登りがあった。切り立ってる訳ではないので危険箇所というほどではない。 岩をえっちら登り続けると、三ツ岳喫に着く。三ツ岳は景まである。展望が開けるし、直前が岩登りの急登なのでここで休んでも良いでしょう。岩が一杯あるので座りやすい。 曲への道は鎖場が現れる。まずここは鎖が無くても登れた。ここからはゴーロになり、ペンキも一応あるが結構分かりにくい。個人的にはゴーロは苦手なので中々大変。 景へも鎖場が出てくる。ここは足を置くスペースが見当たらなかったので、鎖を頼りに腕力で登るしかないと思った。いずれの峰にも標識がある。 ■三ツ岳〜北横岳 三ツ岳景から少し下るが、ここは結構危険箇所と思った。鎖はあるけど、そこそこの崖を下る必要がある。足運びに気を遣う場所だと思う。岩稜帯の経験が無い人は、北八ヶ岳だからと舐めてかかると、結構怖い思いをするかもしれません。 ここを下ると平坦気味になる。しばらく歩くと三ツ岳分岐に出る。ここからロープウェイ利用の登山客が合流するので一気に人数が増える。軽装の人は三ツ岳には行かないように表示されていた。 三ツ岳分岐まで来れば、今までの道と比べると超イージーモード。勾配もキツくないし、滑りやすい箇所も無い。途中に北横岳ヒュッテがあって、テーブル・ベンチもたくさんあった。ただ、展望は全く無い。有料トイレもある。 北横岳へは最後に階段が待っている。最後の登りなので頑張りましょう。まず北横岳南峰に着く。ガスガスだったので何も見えなかった。北峰は平坦な道を歩いてすぐ。どちらも大休止出来るだけのスペースはあるが、南峰は周囲に何も無いので風の影響をモロに受ける。北峰の方が、ハイマツがあるので風除けにはなるのでそちらで大休止とした。どちらにも標識がある。 ■北横岳〜雨池峠 三ツ岳分岐までは来た道を戻る。そこからは特筆することも無い下りがひたすら続く。周囲は相変わらず苔まみれ。ガシガシ下れるが、ロープウェイ分岐までは登山客が多いのであまり自分のペースでは歩けない。 樹林帯を抜けるとその周囲は坪庭と呼ばれる場所。北横岳は火山なので、溶岩が固まった真っ黒な石が点在しており、中々見れない光景が広がる。坪庭はほぼ平坦な道で、所々舗装っぽくなっており歩きやすい。最後の分岐へは下り階段となる。 ロープウェイ分岐からは予想通り、登山客が激減する。雨池峠までは平坦な木道でとても歩きやすい。途中に縞枯ヒュッテがある。ベンチ・テーブルもあるけど、利用者しか使えないようになっている?ためか誰も居なかった。縞枯ヒュッテから少し歩くと、縞枯山から下ってきた見覚えのある雨池峠に着く。 ■雨池峠〜麦草峠登山口 雨池峠からまた樹林帯に入り、また苔まみれの道になる。途中結構な勾配になり、岩や根っこが濡れているので非常に滑りやすい。1回すっ転んだけど、手を付けたので大丈夫だった。新道・旧道に分かれているのだが、旧道はどう行っていいか全く分からなかった。 下りきると林道に出る。面白味は無いし、林道の割には大きな石が点在しているが平坦なので非常に歩きやすい。ガシガシ歩くと、麦草峠への分岐標識がありまた樹林帯に入る。木道が所々にあるけど、濡れているのでこちらも非常に滑りやすい。フラット歩行で靴のグリップ力を一杯に使いましょう。 麦草峠へは登り返しとなるので、これが本当に最後の登り。勾配は緩いので滑るのに気を付ければガシガシ登れる。国道を通るクルマの音が聞こえるけど、中々出ないので不思議。茶水の池に出て樹林帯を抜けると、麦草峠へはすぐそこ。登山口が見える。無料駐車場に停めれたならすぐ駐車場だけど、白駒池に停めた場合は更に10分歩く必要がある。 |
その他周辺情報 | 今回は温泉の利用無し。 |
写真
感想
縞枯山:花の100名山の1つ。
今週末は天気があまり良くなかった。なので、土曜はダラダラ過ごし、予報がマシな日曜どこの山に行こうか模索する。今回は10/6(日)19:00〜自宅周辺で野暮用があったので、あまり遠くには行けないから、こういう予報のための北八ヶ岳に行くことにした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7021958.html
前回7/14に麦草峠から白駒池・ニュウを巡った。あれから色々調べていくと、赤線繋ぎという言葉を知った。一気に縦走するのではなく、山行を重ねて登山道を通った軌跡、線を繋ぐことを言うらしい。
本当は時間に余裕があれば、編笠山〜蓼科山まで縦走したいが中々そういう訳にもいかない。それだったら、赤線繋ぎを意識するのも面白いと思い、麦草峠から北横岳に登れば赤線が繋がるな、と思い今回の山行を計画した。
登った感想としては、北八ヶ岳らしい苔むした雰囲気はたっぷり楽しめた。ただ、山頂はガスガスだったので眺望が得られなかったのが残念。その中でも、三ツ岳は岩登りや鎖場があったり、難所もあって結構楽しめた。北八ヶ岳にこんな山があるとは思っていなかったので、面食らったが今までの経験が生きて楽しく歩けた。
帰りに中央道を通っていると、編笠山と権現岳がハッキリと見えていた。こっちだったか〜と悔しくなったw
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6974567.html
前回の編笠山・権現岳はガスガスだったので、その内リベンジしたいと思っていたのだが、今日がその時だったようだw 野暮用があるので早めに帰らなくてはならなかった訳だし、登山口がより近いこちらにした方が良かったな、と後から思った。下調べをしてなかったから、また同じルートを通るのも何だしな、と思ったけど、調べると天女山から権現岳に登るルートもあるので、そちらを行けばまた違ったと思う。実は朝も晴れていたので、一瞬頭によぎったけどフレキシブルに動けなかったのが課題となった。北横岳の予報も悪くなかったので行ったけど結局ガスガスだったしなぁ。
まぁ、北横岳も楽しかったので良いのだが、晴れてる所があるならそちらを攻めた方が良いと思う。まぁ八ヶ岳ならその内また行けるでしょう。
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