津波戸山《九州百名山》
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- GPS
- 08:38
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,061m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 8:39
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
津波戸山から松尾山に掛けては道不明瞭で険しい |
写真
感想
朝食後すぐに真玉温泉を出発し、豊後高田市来縄の応利山登山口を目指した。当初計画を変更し右回りコースを取ることにした。報恩寺の参道石段の左に山道がありH本さんを先頭に辿って行くと谷筋トラバースするように道が続いた。東側の尾根にも道があるようで、其方に行きかけたが不明瞭なようで谷を登った。応利山(297m)山頂に到ると3等三角点「向平」が迎えてくれた。山頂部の南端に風の神と呼ばれる石垣で囲われた祠があり、少し下った処にあるお寺に立ち寄ると長屋のような余りお寺らしくない建物で案内板が倒れて置かれていた。是によると養老2年(718)開基の天台宗のお寺で大折山(応利山)報恩寺と云うそうだ。お寺の裏側から展望が素晴らしく豊後高田市街と晴れていれば対岸に山口県宇部市辺りが望めるようだ。
折返して分岐から稜線を下り急登斜面を登って来縄山(くなわやま376m)山頂に達した。4等三角点「来縄」が置かれているが樹林帯で展望は得られない。豊後高田市、宇佐市、杵築市の3市境界の山で此の先は、豊後高田市、杵築市の境界尾根となる。明瞭な小ピークが5つあり、4つ目は471mの標高点が打たれていた。此の山域の最高峰となる津波戸山本峰(542’m)の山頂標識は、アルミプレートに「津波戸山」の文字が陽刻されていた。此処も樹林帯で展望は得られないがお昼の大休止を取った。
市境尾根から分かれ西に進路を取り一つピークを越えた鞍部は、杵築市山香町向野からの登山道の分岐で、津波戸山の一般的な登山道となっている。本峰から津波戸山、松尾山にかけての南斜面は険しく地形図にも崖マークがびっしり書き込まれている。登山道もかなり難度が高そうだ。一般的な津波戸山は西側の3等三角点「津波戸」のある地点を指すようで、鞍部から本峰側はロープが張られていた。山頂域の東側に展望地があり鶴見岳(1,375m)や由布岳(1,583m)が見通せるが残念ながら中腹以上は雲の中だった。展望を楽しんでいる間に一般道を登ってきた男性が一人山頂へと先行した。津波戸山(529m)に達すると山頂標識は壊れ三角点の前に置かれていた。山頂からの展望はなく山頂域の西の端に展望地があった。西の方の展望が良く日豊本線の通る硲を挟んだ向かい側に御許山(647m)や雲ヶ岳(654m)、明日行く予定の八面山(659m)が後方に英彦山(1,200m)、犬ヶ岳(1,131m)を従えて横たわっていた。
松尾山への縦走路は不明瞭でルートファインディングに苦労した。急斜面を下り鞍部から80m程の登り返しで松尾山(438m)に達するが北側に池がありルートを外れて立ち寄った。静かな池でオタマジャクシが泳いでいた。松尾山は展望のない山で豊嶺会による山頂標識が掲げられていた。両戒山への下りは最短尾根を下った。途中に現れる岩場で展望が開け、津波戸山や松尾山を振り返ることができた。両戒山(349m)山頂も展望はないが、3等三角点「大門」が置かれていた。
北北西に延びる尾根を下り栗山との鞍部を目指すが尾根の西側に吉水神社があり立ち寄ることにした。神社は山中の神社にしては拝殿を伴った立派なものだった。梺から道が通じているが、最短距離を目指し巻き道を取ったが此れは失敗で酷い竹藪でしかも倒れている。仕方がないので踏み付けると面白いようにポキポキ折れルートを切り開くことができた。這う這うの体で栗山との鞍部に達すると西側から道路が上がってきていた。栗山(115m)はピークの少し南に「USA」の看板があり、アメリカっぽい“宇佐”市をアピールしていた。この看板は宇佐駅辺りから真正面に見ることができる。山頂の大岩の前には石の祠があり小さな山頂プレートが掲げられていた。
この先は西木集落へ下って車道歩きとなる。時刻は既に16時を過ぎ大幅に押しているので、Y本Lが先行して車を回送してくることにした。宇佐市の平野部に出ると天気は快晴、田笛川を抱き込むように今日歩いた稜線を一望でき、実りの穂を垂れた田の畦には彼岸花が咲き秋を感じることができた。当初の予定通り千部山(95m)を通って来縄の応利山登山口に戻る。千部山は山肌にソーラーパネルが設置され北側の界集落からは車道が山頂まで続いていた。最高所に到るも山頂標識はなくソーラー施設の脇の藪の写真を撮って千部墓地へと下った。豊後高田市に入り峠を下ると猪群山(458m)や両子山(720m)を望むことができた。車道を分岐すると傾斜が強まり最後の試練を耐えて駐車場に戻ってきた。千部墓地に戻り二人をピックアップして今日の宿泊地守実温泉へと急いだ。
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