鳥海山
- GPS
- 09:42
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,374m
- 下り
- 1,374m
コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:39
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
父の遺した山行記録によると、鳥海山には2回来ている。
1999年8月、風が強くて途中で引き返している。
2000年8月、前年のリベンジで登頂。当時62歳。湯ノ台からの周回コース。コースタイムを見ると、なんと12時間も歩いていた。
ヤマレコで標準コースタイムを見ると、9時間。悩んだが、父と同じコースを辿ってみることに。鳥海山のことはよく話していたので、きっと記憶に残る良いコースであったに違いない。
天気予報は曇りだったが、ガスではなく、曇り空だったので、よく景色が見えた。登りはじめから山頂方面も見え、日本海を見ながら登る。紅葉も綺麗で、これは晴れていたら最高だったろう。
河原宿跡をこえて伏拝岳まで登ると、新山の山頂が見えた!ゴツゴツとした山容。外輪山の稜線をぐるっと回って、先に七高山へ。ここからの新山の眺めが本当に素晴らしい。
いったん下って、一気に新山の山頂へ。ゴツゴツした岩場を登り、山頂直下の胎内くぐりを通って山頂へ!
父のアルバムで見た新山の山頂。そのままの景色。ついにここまで来たんだと達成感が湧いてくる。この素晴らしい景色を見たんだなと、あらためて目に焼き付ける。
神社まで下ろうとしたが道がわからず、同じ道を戻ってしまう。胎内に入ると、方向がわからなくなる。
神社からは七五三掛、鉾立方面の道を下って進む。ここの登りは山頂を見ながらで、いい感じ。次回はこの人気コースを歩いてみたい。
歩いていると扇子森の奥に青空が!これは午後は期待できると思っていると、進む千畳敷方面は突然湧いてきたガスに包まれる。
ガスに飲み込まれる前に鳥海湖を見ようと、急ぐ。なんとか間に合った!父の愛した鳥海湖、この景色が好きだったんだな。
だいぶ脚が疲れて来たので、ゆっくりガスに包まれた千畳ヶ原へ。下っていくと、次第にガスが晴れ出した!木道の気持ちいい道。太陽に照らされた草紅葉が光り輝く。まるでナウシカの世界のよう。
木道をゆっくり楽しんで歩くと、幸治郎沢の登り返し。ここは辛かった。案内も不明瞭なので、ひたすら道が大丈夫なのか心配しながら岩をよじ登り続ける。
登り終えると月山森へ。ここからの木道も気持ちいいが、ガスの中なのでちょっと寂しい印象。
ついに河原宿まで戻って来た。後は来た道を戻るだけ。しかし、ここからが長かった。脚がガクガクで思うように進まない。9時間で回る予定だったが、スピードが出ない。疲れすぎて、独り言がついつい出てしまう。自分へのグチと励まし。
そして、やっとゴール!62歳の父が12時間かかった理由がわかった。このコース、素晴らしい景色の連続と、思った以上にハードな道のりだった。それは時間はかかるなぁ。
父が好きだった鳥海山。同じコースを巡れたことに達成感があった。次回は晴れた日にー鉾立のコースを歩いてみたい!
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