ぐんま県境稜線トレイル（三国峠→野反湖）

2024年10月12日(土) ~ 2024年10月13日(日)

• GPS: 16:12
• 距離: 26.9km
• 登り: 2,485m
• 下り: 1,990m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:09
• 休憩: 0:47
• 合計: 8:56

6:32 スタート地点
6:45 三国峠登口
7:03 7:07 三国権現御神水
7:33 7:40 三国峠
8:11 8:15 長倉山
8:47 ムタコ沢ノ頭
9:23 キワノヒラノ頭
9:46 東京電力中東京幹線
9:50 コベックラ沢分岐
9:54 9:55 東京電力新新潟幹線
10:44 10:53 稲包山
11:13 小稲包
11:27 11:28 西稲包山
11:42 三坂峠
11:53 12:03 三坂峠分岐
12:44 ・1563
14:14 ・1766
14:57 セバトノ頭
15:04 15:15 ムジナ平の近くの水場
15:19 ムジナ平
15:28 ムジナ平避難小屋

2日目

• 山行: 6:18
• 休憩: 0:57
• 合計: 7:15

3:58 ムジナ平避難小屋
4:34 大黒ノ頭
4:53 4:58 上ノ倉山
5:46 5:47 忠次郎山
6:16 赤沢山東峰
6:21 赤沢山西峰
6:47 6:54 上ノ間山
7:08 大涸掘沢ノ頭
7:25 猟師尾根ノ頭
7:32 白砂山東峰
7:39 白砂山中峰
7:45 8:05 白砂山
8:29 金沢レリーフ
8:48 猟師ノ頭
9:06 堂岩山分岐
9:10 9:23 堂岩山
9:39 9:40 堂岩の泊場
10:17 10:18 地蔵山
10:30 10:31 地蔵峠
10:51 10:59 ハンノ木沢
11:13 白砂山登山口

ログ最初付け忘れ、三国峠行く途中から
2日目は、12:37発バスに乗りたくて、CT（7h）＋休憩（1h）＋ゆとり（0.5h）を見込み4時出発にしました。（避難小屋の方にはご迷惑をおかけしてしまったかもしれない。。）
赤沢山だけGPSが結構ズレました

天候

晴れ 小屋内朝7℃

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

＜往路＞
池袋駅東口 24:05 -（西武バス 新潟13便）- 27:16 湯沢IC …（徒歩25分）… 越後湯沢駅 ベンチで仮眠
越後湯沢 05:35 -（南越後観光バス 西武クリスタル前行き）- 06:18 西武クリスタル前

日没までにムジナ平にCTでつけるようにしようとすると、この時期は始発バスでないと厳しい。始発バスで乗るためには夜行バスに…

※夜でも明かりがあり何とか湯沢ICから駅まで歩けます
※越後湯沢駅は05:30まで駅構内閉まってます。自由通路経由で東口（バス出る）と西口（コンビニある）を行き来できますが、片道10分くらいかかります
※人がおらず、もう秋なので駅での仮眠はやや快適
※西武クリスタル前が、ヤマレコ地図の「横川橋」です

＜帰り＞
野反湖 12:37 -（中之条町バス ローズクィーン交通運行）- 13:53 長野原草津口駅
昼食
長野原草津口 15:43 -（特急 草津4号）- 18:09 上野

ローズクィーンのバスは季節運行です。確か座席13席の小型です
https://rosequeen.jp/bus/kunibus/

コース状況／危険箇所等

道
野反湖登山案内センターが一番詳しい（刈払状況等） https://sites.google.com/nakanojo-kanko.jp/nozoriko/ホーム?fbclid=IwAR2_zXf_UfFqbXVpCvLIA4x50uunZCJ6FjyGmNuu0TyXvzPTf9-ZpXiNnsA

Bエリア（三国峠〜三坂峠）刈払ありきの道で、今年は刈り払い入ってなさそうですが、道は明瞭、普通に歩けます。幅広く刈られたようで、横から飛び出てくるみたいなのがないです。他、送電線の巡視路と交差します、間違えないよう注意。
Cエリア（三坂峠〜野反湖）刈り払いがすごいです。幅2mくらい刈られてます。石とかはないんですが、斜度があると笹と濡れた土でよく滑ります。

水場
ムジナ平 出てました。500mL溜めるのに10秒程度。20cmくらい落差ありいれやすい
堂岩山の方は見てません（道が刈られているのは見た）

電波docomo
公式サイトだと全然通じないようでしたが、麓見えるので意外と通じました。白砂山も通じるし、ムジナ平手前の笹平も通る。
ムジナ平避難小屋は通じませんが、5分くらい登ると繋がるところがありました。

トイレ
野反湖。ムジナ平は携帯トイレがいる
西武クリスタル前や三国トンネル横にはない

その他周辺情報

温泉 知らずに来てしまいましたが、花敷温泉バス停近くに尻焼温泉なる日帰り入浴施設があります
飲食 長野原草津口駅横の、長野原・草津・六合ステーション
越後湯沢駅は、西口にのみコンビニがあります

写真

10/12 2:57

湯沢ICバス停で降ります。3時前…

10/12 2:57

こんな感じで地下通路を通って出ていきます。ICに直結する道路は歩行者禁止のようです

10/12 2:58

新宿行き深夜便で 01:51、02:11発なんてのがあるんですね

10/12 2:59

なかなか無骨な入口

10/12 2:59

なんか出そうですね

10/12 3:08

バイパスを歩いていきます まあなんとか歩ける明るさ

10/12 3:15

遠くに越後湯沢駅が見えてきました。デカい。

10/12 3:29

んな殺生な。というかその割には電気は付けっぱなしなのか

10/12 5:01

朝食。左はミネストローネなのだが、なんか独特の味がした

10/12 5:28

仮眠に使ったベンチ

10/12 5:34

朝の西武クリスタル行き。意外にも15人くらい乗客がいました。大半は平標山登山口である元橋で降りていきました。逆に平標山登山口と浅貝からお一人ずつ。車置いて移動という感じですかね

10/12 5:35

越後湯沢駅

10/12 6:21

西武クリスタル。鏡のよう。立地は中々奥まったところだが、まだリゾートマンションとしては機能しているよう

10/12 6:29

国道を歩く

10/12 6:37

スノーシェッドは、一応中に歩道があるが（冬はそちらか）、今は外の通路を通ることができる

10/12 6:44

三国トンネル。新しくなったのだった。

10/12 6:50

三国峠へ。昔の主要道だけあって、勾配は緩やかだし幅も広い。

10/12 7:03

名前が読み取れないが、清水。ダバダバと岩の隙間から湧き出していた。登山地図にはここの記載はなかったが。ここで汲んでも良かったか

10/12 7:33

三国峠の神社

10/12 7:38

いざ縦走路へ

10/12 7:42

三国のスノーシェッドを見下ろす。遠くに苗場山が見える。平らだ

10/12 8:06

長倉山への登り

10/12 8:10

長倉山

10/12 8:14

平標山〜仙ノ倉山。今日は登山日和なことだろう

10/12 8:15

行く先。右奥の方にムジナ平っぽい平地があり、あそこまで登る。左のトンガリが稲包山

10/12 8:22

道はこのような感じ。稲包山までは県境トレイル関係なく整備が入っているのだろうか。

10/12 9:08

キワノ平の頭への登り。このあたりから笹原地帯が現れ始め、眺めが良い。

10/12 9:14

キワノ平の頭

10/12 9:36

稲包山が遠い…

10/12 9:36

多分これから行く上ノ倉山〜忠次郎山〜赤沢山の稜線。結構高く見える（実際2000m程度あり、比較的高い）。ちなみに忠次郎とは地元の名猟師の名前と聞いた。奥深い山域だが、意外と人が入っていたのだろうか

10/12 9:49

時たま笹の圧が弱いところがあり、そういうところは快適

10/12 9:50

巡視路分岐。トレイルは右。この分岐は、昔トレイルが笹薮だったときの写真で見た記憶。巡視路のほうが手が入っている。巡視路メンテ、大変そうだなあ…（全国に何千キロとかそういうレベルであるんだろうか？膨大な人出が必要そうだが…）

10/12 9:50

誤侵入防止の看板

10/12 9:52

エヴァ

10/12 9:54

ここの下りで盛大に滑った。

10/12 9:56

ここは看板がなかったが、ピンクテープがあって、右にはいる。

10/12 10:08

道の状況

10/12 10:21

少しは近づいただろうか。意外と木がない場所がある。ムジナ平、道ができる前は幻の別天地のような存在だったのだろうか

10/12 10:44

稲包山。

10/12 10:44

稲包山。そこそこ人気らしく、三国峠側から1PT2名、三坂峠側から個人2名がこの山を目指していた

10/12 10:50

谷川の主稜線もところどころ見える。天気がいいときに仙ノ倉山に行きたい…ような…

10/12 11:13

ムジナ平のあたり。

10/12 11:25

紅葉

10/12 11:27

西稲包山

10/12 11:35

稲包山〜三坂峠もこのような感じ。この区間が今回歩いた中で一番刈払われていないことが多そうで、やや不安視していたが問題なかった。笹刈りの翌年ならまだあまり伸びないのだろうか。

10/12 11:42

三坂峠。道標があるだけ。分岐は少し先。昔は湯之沢から四万に行く道があったらしい。

10/12 11:47

三坂峠分岐。ここでBエリアからCエリアになり、刈払の状況がガラッと変わる

10/12 11:47

避難小屋できたよ

10/12 11:49

行動食。OKのおにぎりが割引になっており、流石に見逃すわけにもいかず

10/12 12:08

土地借用の標識が立っていた。2018年に新しく開通しただけあって、このような権利関係がしっかりしていそう

10/12 12:26

秋の樹林帯、悪くない

10/12 12:28

10/12 12:44

1563m峰

10/12 13:47

1766m峰の直下50mくらいだけは、他と雰囲気の異なる、根の露出した道

10/12 14:13

1766m峰

10/12 14:14

ずいぶん笹平が近づいてきた

10/12 14:26

笹平というらしい

10/12 14:29

笹平

10/12 14:29

笹平から。ここはかなり爽快な稜線歩きを楽しめる

10/12 14:33

秋

10/12 14:35

右奥が1890mのセバトノ頭か

10/12 14:52

まだ？

10/12 14:57

セバトノ頭。ぐんま県境稜線トレイルのこのタイプの道標、悲しいかな設置からまだ5年程度だろうに大半が折れている。

10/12 15:09

水場分岐。水場までも刈払済

10/12 15:27

ムジナ平避難小屋。これがあるからこそ歩ける。

10/12 15:28

上ノ倉山かな

10/13 3:50

ムジナ平避難小屋の内部。金属の骨材と壁で、かなり頑丈そうな、しっかりとした造り。冬もこれなら耐えられるんだろう（基礎次第？）

10/13 3:57

星がきれいでした。オリオン座とおおいぬ座、子犬座で冬の大三角形ですね。大星雲っぽいのも見えてますね。てかうさぎ座も見えているな。なんか意外と見えてるなこれ

10/13 3:58

学生さんたちがすでに出発していて、明かりが見えます

10/13 4:34

大黒の頭

10/13 4:48

上ノ倉山

10/13 4:48

主三角点と書かれた石が残っていました。農商務省設置のものだろうか

10/13 4:48

有名な看板ですね。今や誰でもアクセスできる山になってしまった。いいのか悪いのか。

10/13 4:57

10/13 5:14

夜明け来た

10/13 5:15

このトレイルがなかったら見ることは絶対なかったであろう白砂川の上流。このあたり、確かスルスの岩洞なるものが沢沿いにあって、どうしてここだけピンポイントに地形図に載っているんだ…と思ったことがある

10/13 5:20

夜明け

10/13 5:23

忠次郎山の登り

10/13 5:23

佐武流山の方。多分2095mピーク

10/13 5:33

忠次郎山

10/13 5:34

忠次郎山

10/13 5:53

このあたりから登山道が本領発揮し始める

10/13 5:57

10/13 5:58

この景色は確かにトレイル作るに値する…ありがとう群馬県…（どちらかというと100kmの長大コース作ろうとするとここにもコースが必要とのことなんだろうけれど）

10/13 6:00

ついに最終目的ピークの白砂山（右側のとんがり）が見える

10/13 6:01

10/13 6:10

10/13 6:17

赤沢山、上ノ間山、白砂山

10/13 6:25

もうめっちゃ景色がいいので何枚も撮ってしまった。ビバ偽高山帯

10/13 6:30

来た道

10/13 6:31

上ノ間山

10/13 6:38

来た道

10/13 6:43

ラスト

10/13 6:45

上ノ間山

10/13 6:45

上ノ間山の看板1。新潟県境全縦走調査…って686kmあるらしいです。すごすぎる。

10/13 6:45

あまりよみとれず

10/13 6:46

イイヨー

10/13 6:46

浅間山と嬬恋村が見えてきた。浅間山は今日も噴煙が上がっていた

10/13 6:54

大涸堀沢上部

10/13 6:55

浅間山。左奥は八ヶ岳か。右に多分草津の市街

10/13 6:57

10/13 6:58

10/13 7:08

佐武流山への稜線。ここも登山道ついたりしませんか…野反湖→佐武流山→苗場山→切明→野反湖→渋峠→岩菅山→秋山郷とかいう変態ルート取りができる。

10/13 7:09

大涸掘沢ノ頭

10/13 7:12

白砂山手前のピーク

10/13 7:35

白砂山が見えてきた

10/13 7:38

これは私の眼の前で突然ガサゴソと獣の動く音がし、熊か！？と思ったら遠くまで逃げてから見つめてきたカモシカ。ニホンカモシカを見たのは久しぶり

10/13 7:48

白砂山。200名山

10/13 7:46

白砂山からの眺め。浅間山

10/13 7:46

白砂山からの眺め。本当なら榛名が見えるのだろうか

10/13 7:46

白砂山からの眺め。右は赤城山かなあ

10/13 7:46

白砂山からの眺め。佐武流山

10/13 7:46

白砂山からの眺め。八十三山？

10/13 8:01

多分渋峠が見えている。その右側に遠くに見えるのは槍？

10/13 8:03

ガスが取れて草津白根が見えるようになりました

10/13 8:34

秋だ

10/13 8:46

佐武流山。こう見るとかなり近いんですけどね…。秋山郷の周り、200名山がたくさんありますね

10/13 8:47

猟師の頭手前から白砂山を振り返る。

10/13 8:47

猟師の頭

10/13 8:49

おそらくメイビーおおよそ草津

10/13 8:50

八十三山

10/13 9:02

堂岩山手前から振り返る

10/13 9:10

堂岩山

10/13 9:24

ゴールの野反湖がようやく姿を表す。

10/13 9:37

水場分岐

10/13 9:55

いいねえ。まあこの写真はこの景色に飽きて撮ったんだけど…

10/13 9:59

10/13 10:30

切明方向は通行止めらしい。この道もちょっと気になっている。

10/13 10:49

ハンノキ沢

10/13 10:50

最初、橋が最後流されたのかと思った。足で渡れとのことらしい。これ好機とばかり、泥に塗れた雨具、ゲートル、靴を洗った。今住んでいるマンションは庭の水道とかないので、泥汚れのものを洗うのがしんどい…

10/13 11:11

三面山

10/13 11:13

登山口です

10/13 11:17

野反湖バス停

10/13 11:17

バスの時刻表。まあ立地的に1日3便来てくれるだけいいほうかな…200名山基準でいうとそもそもバスが有るだけすごい。アクセスはいいほうでしょう。

10/13 11:37

こっちが登山口だったか

10/13 12:08

せっかくなので野反ダムの堰堤を

10/13 12:08

堤上の道路

10/13 12:08

野反湖

10/13 13:57

こんなバスでした

10/13 14:02

長野原草津口で食べたお弁当。半額だった。

10/13 15:05

長野原草津口駅

10/13 15:18

これで帰りました。草津は乗車券特急券を発券して乗る人が多いのか、残席△でもチケットレス割引が買えました。

撮影機器：

Pixel 7a Google

感想

inhumanus

念願のぐんま県境稜線トレイル、新規開通（といっても5年前だが）区間に行ってきました。本当は志賀高原まで歩くつもりでしたが、月曜は用事があって野反湖まで。野反湖のバスが10/20までなので駆け込みでした。

開通したときはそれはもうびっくりして、既存登山道の維持管理も課題になっている中で、約10kmもの、しかも縦走路を新規開通！？とか思ったものですが、群馬県は財力があるのか？そこからずっと刈払をし、なんなら避難小屋まで新設しと本気で維持整備して下さっているようです

もとより縦走が好きなので「稜線トレイル」ほど魅力的な響きはありません。去年、一昨年から行きたいと思っていましたが、Bエリア（特に稲包山〜三坂峠）が笹薮になってるとか（去年刈払が入った）、野反湖のバス終わっちゃったとかでなかなかいけませんでした。ようやく歩けたので満足です

実際行ってみると、予想の100倍くらい良い稜線でした。このあたりは谷川主脈に似て群馬側は笹が多く、ずっと眺望がよいです。刈払もすごくて2mくらいの幅の道がずっと続いています。しかも1泊2日で行けて超おすすめ。

今年は天気の悪い土日や連休が多かったですが、今回ばかりは秋晴れの清々しい青空のもと涼しい風に吹かれつつ稜線歩きを楽しめ大満足です。

（水は万が一を考え5L担いだが、別にいらなかった）

歩いていて、白砂山〜佐武流山とは言わないから、せめて佐武流山〜赤倉山〜苗場山は歩いてみようかなという気になりました。来年以降の課題。

残ったDエリア（野反湖〜渋峠）もまあ来年以降ですね…情けないですが刈払われていないとしんどいので、状況を見つつ…という感じ