海谷三山
- GPS
- 09:43
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,494m
- 下り
- 1,289m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
一般道とは言えないが、要所にピンクテープもある。 多数のロープが設置されている。 長いハシゴも。 |
その他周辺情報 | 前後に三峡パークにテントで2泊。 水、トイレ、ベンチを利用。 草地の過ごしやすいテント場。 週末は面倒見の良い管理人も。 |
写真
感想
三峡パークから海谷三山を縦走し、海谷渓谷経由で周回したもの。
初めての山域のため、夜明け直前に出発。
短い林道歩きの後、すぐに海谷駒ヶ岳の急登が始まる。ロープ設置箇所も多い。
駒ヶ岳東峰からの下りが、最初の核心だが、山慣れていれば、特に危険は感じない。
稜線を通してアップダウンが繰り返されるし、ロープ設置の数の多さには驚く。また切りたった稜線も多く、リスクもあるが、左右灌木が茂っている箇所が多く、際立った高度感を感じるところは少ない。
鬼ヶ面山に関して、南峰は簡単に登れ、北峰はヤブが酷くカットした方が良いと勧めている記録が多いものの、実際は北峰は急峻ではあるが、ヤブもなくルートも明確、展望も良い。是非共登るべし。
第二の核心といわれる鋸岳手前の長いハシゴは勿論踏み外せば致命症だが、ふらついておらず、また完全な垂壁ではなく、少しだが傾斜もある。槍の穂先、権現岳のキレット寄り、あるいは紀美子平から岳沢に降りる際の長いハシゴに比較し、ワイルド感が高いかなという程度。ただし、ハシゴにたどり着くまでのトラバースからハシゴに乗り移る辺りがややトリッキーか。
1.458mピークから海谷渓谷への下りが最大の核心と予想していたが、要所に最近付けられたピンクテープがあり、それを辿り、迷わず、渓谷まで下降できた。
なお渓谷に降りた地点で、そのテープを付けたり、刈り払いをされたボランティアの方2名と偶然お会いし、お礼を申し上げる機会があって良かった。
また鬼ヶ面山北峰の下りから海谷渓谷に降りるまで、チェーンアイゼンを利用したメンバーが多かった。急峻な登山道で落葉も多いため有効であった。
海谷渓谷の谷歩きは沢歩き装備を持参し、浅い渡渉も何回かしたが、スムーズに降りることが出来た。
また過去の記録では取水口ダムを左岸から越え、ダム下で右岸に移り登山道に上がる、とするものが多いが、実際はダムの30mほど手前の右岸にピンクテープが貼ってあり、そこから登山道に楽に入れる。(ボランティア整備の方に教わった)
登山道はトラバースが続き安定。
ただし、巨岩地帯に入り、左岸に移るポイントは水量によってはトリッキーかもしれない。
今回は天候にも恵まれ、メンバーの足並みも揃い、クライミング力も相当程度あり、持参したロープも使わずじまいであったが、周回に11時間を要した。(テント場で前日に周回(鋸岳はカット)したパーティーとお会いしたが、やはり10時間以上かかっていた)
その意味では、この周回はなかなかタフなルートで、一般登山道とは言えず、人を選ぶと感じた。
もう少し遅くすると紅葉が更にいいと思われるが、行動可能時間が短くなるジレンマがある。
首都圏からは遠いが、野生味あふれる魅了あるルートである。もっと歩かれて良い。
なお当日は我々の後をガイドパーティー2人組(周回でなく、雨飾山荘に下山?)、また鋸岳山頂で雨飾山荘からの往復パーティーと出会ったのみ。静かな山である。
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