八海山 （錦繍の屏風道・八ッ峰）

2015年10月10日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.3km
• 登り: 1,423m
• 下り: 1,419m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:22
• 休憩: 1:08
• 合計: 6:30

6:15 屏風道、新開道２合目登山口
7:18 五合目
8:00 8:05 七合目（ノゾキの松）
8:50 9:00 千本檜小屋
9:45 八海山（大日岳）
10:12 11:05 八海山
11:25 千本檜小屋、新道、五竜岳分岐
12:14 稲荷社（稲荷清水）
12:45 屏風道、新開道２合目登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

芝原(二合目)の駐車場。
5時40分頃に到着しましたが、紅葉シーズンとあって登山口に近い奥の方はすでに駐車されており、少し手前、林道の広い路肩スペースに駐車しました。
準備をしている間にも次々に車が来て、すぐに満車状態(20台位)になりました。

コース状況／危険箇所等

★屏風道の四合目から先と、八ッ峰は鎖の連続。鎖に頼り切る箇所・瞬間も多いので、鎖に体重を預けたら絶対に手をはなしてはならない。
★入道岳までの道は通常の登山道です。
★新開道での下山は出だしの梯子の連続や足場の狭いトラバース(鎖あり)が核心。樹林帯に入ると足元の岩や石が滑りやすいので注意が必要です。

写真

10/10 6:13

駐車場で軽く食べ、仕度をして出発。
八ッ峰は...ヨシ、ちゃんと見えてる！

10/10 6:13

6時頃で駐車スペースはいっぱいになりました。

10/10 6:15

屏風道登山口(二合目)です。
登山ポスト有り。トイレはありません。

10/10 6:17

すぐに屏風沢を渡渉します。

10/10 6:22

序盤は杉木立の中を緩やかな傾斜で登っていきます。

10/10 6:38

岩の下にお稲荷様が祀られている三合目。

10/10 6:49

幾つかの小沢を渡ってさらに進むと、落差の大きな滝(たぶん大滝)が目に入ります。

10/10 6:52

生金沢を渡渉すると上流方向に岩稜が望めるようになります。

10/10 6:52

日が当たってないので写りはイマイチ。

10/10 7:00

四合目に到着。
水場と清滝小屋は確認しませんでした。

10/10 7:07

さあ、いよいよ破線ルートに突入です。
先行するパーティ3名(先を譲った)に着いて行きながらモデルにさせてもらおうかな。

10/10 7:15

紅葉の方もだんだんと写りが良くなってきました。

10/10 7:18

五合目(出迎えの松)です。
まだまだ先は長い。

10/10 7:18

屏風道の紅葉
さっきまで白っぽかった空が青くなってました。

10/10 7:24

急登の尾根道と岩壁。

10/10 7:44

麓の方向を見下ろす。

10/10 7:44

迫力の岩壁。

10/10 7:47

六合目か？
まだまだ急登は続く。

10/10 7:47

また前方に壁のようなルートが...

10/10 7:55

七合目の手前。
モデルさんに感謝です。

10/10 7:56

落ちれば助からない... 。

10/10 8:02

七合目。ルートは左へ。右に行くと釣鐘があります。

10/10 8:04

釣鐘と八海山大神の青銅像が八ッ峰をバックに拝められます。

10/10 8:05

八ッ峰方向をアップで。

10/10 8:08

ここまで来ると、錦繍と呼ぶにふさわしい景色が目の前に。

10/10 8:09

潅木は生えていますが、崖のようなところをトラバースしていきます。鎖はしっかり付いています。

10/10 8:12

トラバースが終わると、右の沢の中の大岩を攀じ登っていきます。

10/10 8:12

素晴らしい...

10/10 8:24

沢から再びトラバースして岩稜の直登になります。
トラバース途中から見下ろします。

10/10 8:30

ようやく稜線が近くなってきました。
千本檜小屋のアンテナみたいなのが見えています。

10/10 8:33

最後の鎖場の辺り。

10/10 8:40

ようやく岩稜の登攀が終わりました

10/10 8:40

次の目標、八ッ峰です。

10/10 8:50

屏風道のゴール、千本檜小屋に到着しました。
稜線の向こう側の眺望、雲海に浮かぶ越後駒ヶ岳。

10/10 8:50

今日は未登頂の薬師岳。

10/10 8:58

先行者兼モデルのお三方と一緒に休憩しました。
富山のリーダーと長野の男女のお二人という構成。コラボ的な山行のようです。なぜかこの近辺のラーメン屋の話で盛り上がりました^^。

10/10 9:01

雲海の向こうに巻機山。

10/10 9:01

いよいよ八ッ峰に向かいます。

10/10 9:03

岩のオブジェ。
ここから先行させてもらいました。

10/10 9:04

八ッ峰、迂回路分岐。

10/10 9:08

八ッ峰最初の地蔵岳。

10/10 9:08

屏風道上部の尾根。

10/10 9:09

こちらは進行方向です。

10/10 9:10

越後駒ヶ岳から中ノ岳への稜線。
真ん中にチョコンと荒沢岳の山頂が覗いています。ワカルカナ？

10/10 9:13

二峰目の不動岳。

10/10 9:13

この先、一旦ギャップを下ります。

10/10 9:13

地蔵岳、千本檜小屋、薬師岳。
鮮やかな赤です。

10/10 9:14

大日岳方面。
本当に岩と紅葉は合いますなー^^。

10/10 9:15

鎖は多いですが、大体は短い鎖という感じですね。
でも落ちればタダでは済まないでしょう。
いざという時に片手で体重と装備を支えるだけの腕力は必要ですね。

10/10 9:19

不動岳を振り返る。
遠くから見るとすごい感じですが、実際はそれほど怖くはありません。落ちれば終わりですが...

10/10 9:22

次の七曜岳と思われます。

10/10 9:24

トラバースします。

10/10 9:26

岩峰の隙間から下が覗けます。

10/10 9:27

どこから見ても字が判別出来ませんでしたが、七曜岳でしょうか。
(各登山口の集落によって岩峰の呼び名が違うことがあるそうです。私は大崎口での呼び名に従って書いています。)

10/10 9:28

来たほうを振り返ります。

10/10 9:28

次の岩峰(白河岳)に先行者が立っています。

10/10 9:30

白河岳です。表示の河が川になっていますね。

10/10 9:31

紅葉を入れて...

10/10 9:31

岩峰のピークから滑落すれば助かりません。

10/10 9:31

越後駒ヶ岳

10/10 9:31

中ノ岳

10/10 9:32

摩利支天岳と梯子を登る登山者。

10/10 9:33

八ッ峰の中間地点で迂回路にエスケープできます。
大崎口によると、この鞍部の手前に釈迦岳があるのですが、標石は確認できませんでした。

10/10 9:37

摩利支天岳から振り返ります。

10/10 9:38

摩利支天岳。天がありませんが...

10/10 9:39

残るは剣ヶ峰と大日岳のはずですが、見えているのは大日岳です。

10/10 9:39

錦繍の新開道を見下ろします。

10/10 9:40

大日岳の取り付きの鎖を登る先行者。

10/10 9:43

大日岳への最後の梯子〜鎖。

10/10 9:45

八ッ峰の主峰、大日岳です。

10/10 9:46

奈落の底を覗く。

10/10 9:46

大日岳の次にもうひとつピークがあります。
名前は分かりません。(これが剣ヶ峰でしょうか...)

10/10 9:46

ここからの新開道と紅葉も美しい。

10/10 9:49

大日岳から下る長い鎖。
脚掛かりが少なく、どうしても腕力に頼ってしまいます。

10/10 9:50

最後のピークからの下り。
やはりモデルがいると高度感と迫力がちがいます。

10/10 9:52

終了点にあるおなじみの注意書き。

10/10 9:53

少し離れるとこの高さ。

10/10 9:54

最高地点の入道岳に向かいます。

10/10 10:06

入道岳への登りの途中から八ッ峰方面。

10/10 10:08

入道岳直下で切り立った岩壁の縁を通ります。
数人の登山者とすれ違いました。

10/10 10:12

八海山の山頂、入道岳に到着しました。

10/10 10:12

山頂にいた方に撮っていただきました。

10/10 10:13

山頂からの越後駒ヶ岳。

10/10 10:13

中ノ岳と越後三山の縦走路。

10/10 10:13

上越国境の山々と巻機山。

10/10 10:14

山頂からの八ッ峰。

10/10 11:05

山頂の少し手前の石碑がある場所でお昼の準備をしながら、さっき写真を撮ってくれた方と山談義。GPSだとここが山頂らしいです。先に下山されました。

10/10 10:57

八ッ峰にカンパイ！(忘れてて後撮りです^^;)
三人組も山頂に到着。ここで一緒に食べながら山談義(私はカップ麺、お三方は軽食)。
お三方も先に出発されました。

10/10 11:06

私もそろそろ下山に向けて出発します。
まずは八ッ峰手前の迂回路分岐に向かいます。

10/10 11:10

鞍部付近で。草紅葉と紅葉。

10/10 11:16

八ッ峰はますます賑わっていました。

10/10 11:19

迂回路方面に下ります。新開道は迂回路の途中で分岐しています。

10/10 11:22

急斜面をアルミの梯子の連続で下りていきます。

10/10 11:22

八ッ峰を見上げる。1

10/10 11:22

2

10/10 11:25

新開道分岐です。

10/10 11:25

鎖で垂直方向に下ってからトラバースが始まります。

10/10 11:32

トラバースが終わると尾根筋の下りになります。
トラバースの途中で三人に追いつきました。今度は先を譲っていただきました。いい出会いだったなぁ^^。
すこし下って振り返りました。

10/10 11:36

手前左の阿寺山。今年は残雪期に登りました。

10/10 11:41

ナナカマド

10/10 11:46

入道岳の斜面もいい感じでした。

10/10 11:48

カエデの黄色が目に眩しい。

10/10 11:50

かなり下ってきました。

10/10 11:58

少し登り返して七合目のカッパ倉のピーク。

10/10 11:58

カッパ倉より断崖絶壁を望む。

10/10 12:14

水場(未確認)のある稲荷社。

10/10 12:14

稲荷社。

10/10 12:31

ブナなどの広葉樹の林の中をさらに下ると三合目の標石があります。
この先は杉の植林地になり、傾斜も大分緩やかになります。

10/10 12:46

一旦林道に出たあと、再び登山道をジグザグに下ると新開道の登山口に出ました。

10/10 12:47

我が愛車が見えてきました。
駐車場の車はほとんど減っていませんでした。

撮影機器：

XZ-10 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kikkorin

先日の谷川馬蹄形がガッスガスの一日だったので、この3連休でもう一度紅葉を満喫できる山行をしたいと思っていました。
北アルプスのような3千メートル級はそろそろ紅葉も終盤、今のうちに早月尾根に行きたいところでしたが、好天が期待できるのは初日の10日だけ。馬蹄形と仕事の疲れが残る中での早月ワンデーはアクセスが遠くてちょっとキツイ。ならばとアルプスにも劣らない紅葉と岩稜のコントラストが楽しめる近い山、八海山を登ることにしました。
結果は目論み通り、屏風道、八ッ峰の岩稜登攀と、錦繍と呼ぶにふさわしい紅葉の両方を満喫出来ました。欲をいえば、周囲の山々がもっとくっきり見えれば更によかったのですが、素晴らしい紅葉の前では微々たる問題でした。
それと忘れちゃいけない、屏風道の途中から付かず離れず、度々愉快にお話させて頂いた三人組のおかげでいつも以上に楽しい一日となりました。

※八ッ峰の各ピークの名称について
山と渓谷社 「ヤマケイアルペンガイド �� 谷川岳と越後の山」(2000年6月初版) に掲載されている詳細図を参照しています。