はじめての富士山は強風のため七合目で下山(吉田口ルート)
- GPS
- 19:50
- 距離
- 6.2km
- 登り
- 485m
- 下り
- 483m
コースタイム
2日目 06:30山小屋→07:40?五合目
天候 | 曇りのち雨のち晴れのち大雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
2日目 五合目12:30→15:50新宿駅西口 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・五合園レストハウスは下山客と登山客で大賑わい。トイレは100円でおしぼり付きでしたが、メロンパン売店横の出入り口近くの左隣りの建物のトイレは無料だったそうです。 ・五号園レストハウス三階に広い、着替えスペースあります。知らなかったので、準備はバスの座席の中でしてしましました。 ・三階に喫煙スペース有り。 ・登山道にお馬さんの落下物あり、注意!! ・七合目山小屋の外でも風は砂混じりで、コンタクトレンズ装着者は涙ポロポロです。 下山時にはゴーグルして大正解でした。私は防塵マスクもしましたので大丈夫でしたが、他の人たちは砂や雹が顔に当たり痛かったと言ってました。 |
写真
感想
台風が近づいていましたが、中止連絡もないので集合場所へ行きバスにて出発。
20人くらいのツアーでしたので座席を移動し、爆睡。
目が覚めたらまだ八王子。
山なみがずーっと見渡せ、登った山もあるだろうなあと思う。
談合坂SAは、人、人、人。
焼きそば、お好み焼き、アメリカンドッグ、ナン、どれもこれも美味しそう。
河口湖IC近くで富士山の裾野だけが見えて、全容は見えず。
スバルラインから五合目に到着したが、霧でどこがなんなのやら皆目見当がつかない。
明日は、赤いポストの前に12:00集合、と私は聞いたが次の日グループのメンバーは 11:45って言ったり、12:30って言ったり、聞いてなかったり…
混みあうレストハウスで空きテーブルを見つけて、お稲荷さんを頂く。
この時点でスパッツもザックカバーも私は着けてしまい、レインウエアはすぐ取り出せるところに。
出発した時は霧も晴れていましたが、安全センター前で雨に。
女の子3,4人率いるインストラクター?みたいな男性が私たちのグループの雨支度の隣で女の子たちに指示を出している。
「雨具の上衣は、ザックの上から二人羽織のように被って着ればいいから。そうすると暑くならないからな!」
「ハイッ!」「はいっ!」「ハイッ!」
「靴にレジ袋被せて雨用ズボンを履けばいいんだ。そうするとズボンが汚れないだろ?!」
「はいっ!」×3
「スパッツはズボンの下に装着するんだ。スパッツ外側だったら雨が入ってくるだろう!?」
…シーン…
あれっと思ったら、このインストラクター、私に指示してたのね〜
それも、ストックの先っぽで私の膝をツンツンしながら。
その時のことは後で酒の肴にはなりましたが、またとってつけたように私のストックを見て、
「お、これは変わっている。ストックにLEDライトが付いている。ほほー、磁石まで付いている、こんなのは初めてみたな。」
女の子たちは黙々と自身に養生をしている。
小雨から若干強い雨の中ゆるい傾斜のジグザグを上っていると胸が苦しい。
急な道でもなんでもないのに締め付けられているような。
ちょっとした岩場を越えている時胸のきつさは忘れていましたが、その岩場も二つ越えただけでもう今日の宿へ着いてしまいました。霧で上の方がよく見えなかったので七合目山小屋群が突然現れた感じでした。
私はトイレで汗を拭いたり着替えたりしましたが、言えば着替え用のポンチョ?を貸してくれたそうでした。
明日頂上でご来光眺めるには22:00に出発した方がいいでしょうと言われ、防寒具、ヘッドランプを準備。
夕飯まで何もすることがないのでミーテイングと称して囲炉裏傍で持ち寄りのもので乾杯。
缶ビールは600円でしたが、ここでは下界より酔いが二倍ですよと山小屋のお兄さんに言われて「じゃあ1本で2本分だー」「お得だ〜」とか既に超スピードで出来上がる。
バスも寝る場所もお隣の、小学生二人連れの4人家族のお父さんにもグループのひとたちがお酒を勧めプチ宴会状態。
あとで考えれば、この時間に休息とっても良かった。
ルーマニア人とレバノン人の女の子も誰も寝ていないこの時間に睡眠出来たと言ってたし…
山小屋前を続々と人が通り過ぎて行く。
本当を言えば、もうちょっと上まで行く体力ありましたが、ね…
17:00頃から風がだんだん強くなってきました。
寝袋にもぐっても眠れるわけもなく起き出すと、山小屋のお兄さんが強風のため八合目滞在のツアーは頂上登頂中止にするかもしれないと言ってます、と教えてくれた。
22:00に上も私たちも中止決定。
もう少し様子を見て、収まるようだったら01:00に出発を予定したけれど収まりそうもない風。
トイレで外に出ただけで突風にあおられる。
ゆっくり星を見たくても、顔を上に上げておくと風でグラリと体が揺れる。
山小屋のお兄さんたちは、止めはしないけれど危ないし、ご来光ならここからでも見られます、と言ってくれる。
3人グループで来ていた男子3名のうち2名は強風の中出発した。
ルーマニア人とレバノン人も02:00頃出発したが、上へ様子を見に行った山小屋のお兄さんに見つけられて連れて帰ってもらっていた。
ご来光までの時間、少しスペースが広がったのでやっと眠れました。
「ご来光ですよ〜」
慌てて着込んで全く衰えない強風のなか、ご来光を待つ。
はるか向こうの黄金色に染まる水平線を背景に、足元直下からモクモクと雲が上昇してきて渦巻きになり、竜巻のような形になっては千切れたり、集まったりしている。上からは、サーッと薄い雲が凄いスピードで下りていく。
やがてご来光。
一日の始まりは金色。
頂上行けずに悔しい思いをした人たちみんなの顔もキラキラだ。
下山もまだまだ風が激しいので、多くの固まりで下りたほうがいいとのことで、同じバスの人たちと一緒に下りることにする。
風で先を行く人のレインウエアがちょうちんみたいに膨らんでいる。
できるだけ砂防壁づたいで下りるが、風で体が揺れる。
頂上まで行った男の子二人は既に五合目に到着している、と残って一緒に下山した男の子が教えてくれる。
頂上は雲でご来光は見られず、風と寒さでうずくまったままだったということだ。
雨の中下山したレストハウスで着替えて落ち着くが、雨はどんどんひどくなる。
八合目から下りてきたという女の子二人は「凄い風でした…」と、ずぶ濡れでガタガタ震えていたから三階の着替え場所を教えてあげる。
バス出発まで4時間以上もある…
食べたり飲んだり、4人家族とお喋りしたり、下山ご一緒の美人母娘とメアド交換したりして過ごすが、バス出発12:30→13:00のアナウンスを聞きのんびりしていて1階の凄い混雑振りを眺めていたらグループの人たちが慌てて階段を下りてくる。
聞くと、集合時間に私たち大量11人も集まってないから、捜しにきたという。
ご家族のお母さんが私のザックとストックを持って駆けおりて下さっていた。
わ-、すみません!!ありがとうございます!!
バスは遅れて到着はしたけれど、13:00アナウンスを聞いてない他の人たちは集合していたのでバタバタ出発になった…らしい。
雨は収まっていたが、あの強風豪雨の中を上った人もいるのかしら…
山小屋のお兄さんが、富士山は雨でも上れるけれど、風では上れません、とキッパリ。
山小屋滞在時間約17時間の計算のよーな気がする…
これにレストハウスにいた時間も加えると、何しに行ったのだか。
ご来光を見に行って来ました、かな。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する