エブリ差岳(梶川尾根-権内尾根)
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- GPS
- 11:25
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,175m
- 下り
- 2,403m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 4:54
天候 | 1日目 小雨 1200m以上は霙 無風 2日目 快晴 無風 気温 ・登山口:9℃ ・小屋:到着時5℃、就寝時3℃、翌朝8℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 ・梶川尾根:歩きやすい ・稜線 (地神山−エブリ差岳):歩きやすい ・権内尾根:地図に無いアップダウンが多い。池塘の辺りは少し泥濘。カモス峰から下は結構急。 ・大石ダムへの林道:ほとんどの区間で自転車は厳しい ■頼母木小屋 協力金2000円 豪華な水場が印象的な避難小屋。2階の窓から見えるエブリ差岳が素敵。毛布は無し、ゴザは何枚か有り。トイレは別建屋。今年は10/26ごろに水場を閉めるとのこと。 |
その他周辺情報 | 温泉:桂の関温泉 ゆ〜む 700円 ★4.2 (この辺では安定) 道の駅併設の温泉。泉質は塩化物系。内装がキレイ、広い露天風呂、サウナ有り、営業時間が長い、と非の打ち所がない。 食事:荒川らーめん魂あしら 特製味噌ラーメン 1050円 ★4.5 (味良しコスパ良し) あまりの美味しさに、4年半前に2日連続で訪れた店。甘さと酸味を感じる複雑な味の味噌、プリプリの自家製麺、最強のコスパ。非の打ち所がない。 |
写真
装備
個人装備 |
ベース10.4kg (冬シュラフと防寒具が重く
夏山テント泊並み)
水2kg
酒0.7kg
食料
|
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感想
■0日目
今週は土日フリーだが、天気はイマイチ。日曜の午後と月曜は晴れそうなので、有休を使って泊まりで山へ。h野を誘うとちょうど有休予定だったらしく、同行してくれるとのこと。ありがてー。行き先は、車2台でエブリ差岳のウォークスルー縦走に決定。私は4年前の4月に登って以来、2度目。無雪期は初めてだ。土曜の昼過ぎに出発し、道の駅おぐにで前泊。
■1日目 9km +1600m -400m 1900kcal
h野とは当日朝に大石ダムで合流。お盆以来2ヶ月ぶり。飯豊山荘へ向かい、出発しようとしたら、小雨が降り始めて出鼻を挫かれる。予報では降水は無かったのだが…。20分ほど待って止まないので、痺れを切らして出発。予報では午後からは晴れるはず。
飯豊山荘から稜線に出るルートはいくつか選択肢があるが、今回は荷物が重いので、斜度が緩い梶川尾根を選択。湯沢峰まではやや急だが、それ以後は緩くて歩きやすい。前日も降水があったようだが、泥濘はそれほど無い。天気は、時々晴れ間が覗くが、基本的にずっと小雨or霙。展望は無かったが、今回は話し相手がいるので、気が紛れて辛く無かった。こんな天気だから、ほとんど人がいない。遭遇したのは、下り中の3人組と、後ろから追い抜いてきた短パンのお兄さんのみ。
真っ白な稜線を歩き、登山口からちょうど5時間で頼母木小屋へ。4年前の4月ぶり。稜線の小屋なのに、超豪華な水場がある。内装も綺麗で、快適な小屋。室温は5℃だが、2階でゴザを敷くと意外と暖かかった。
一眠りして16時に起きると、すっきり晴れていた。最高の眺めだ。日が暮れてから晩酌し、19時には就寝。怪しい赤色に輝く中秋の名月と、満点の星空が素敵な夜だった。
■2日目 14.8km +500m -1950m 1350kcal
朝起きたら6時。寝坊した。寒いのに11時間も寝てしまうとは(笑)h野を叩き起こし、のんびり準備。時間に余裕があるので、急ぐ必要は無い。外に出ると、無風快晴。最高の有給日和だ。エブリ差岳がとてもキレイに燃えていた。日の出の位置がちょうど良い時期なのだろう。昨日がしんどかっただけに、感動はひとしお。今年度の日の出で一番良かったと思う。
この日は寒気で冷える予報だったが、朝の小屋は8℃と暖かい。半袖で歩くと汗をかくほどの暑さ。エブリ差岳への稜線は笹被りが多く、朝露に濡れるので注意。鉾立峰への登りが急でキツイ。その後は癒しの草原を歩いて、貸し切りの山頂へ。山頂から日本海まで30km、新潟の海岸と佐渡島を一望できる。山は飯豊・朝日、月山、鳥海山、蔵王、二王子岳が望める。道中拝める山体、山頂からの景色、どちらも最高で、色んな尾根から登りたくなる山だった。大熊尾根とアゴク尾根が気になったので、帰ったら調べてみよう (どちらも難路だろうが)。山頂直下の小屋は新しく、ゴサと毛布を完備しており、快適そうだった。いつか再訪したい。
権内尾根は池塘を過ぎてからはアップダウンが多いが、疎林でそよ風が通るので、気持ちよく歩けた。しかし、膝の調子が芳しくない。11時間も寝たので体は元気だが、脚 (膝) がついてこない。老いを感じて悲しくなる。カモス峰からの急下りもだましだまし歩き、何とか第二橋へ。ここからはトラバースで枯松峰から延びる稜線に乗る。山深い感があって素敵なルートだ。朝7時ごろにここら辺で熊が出たそうなので (すれ違った人談)、アイドルソングを爆音で流す。その後は4.5kmの林道を1時間で突破し、ゴール。
下山後は、道の駅の温泉に浸かり、ラーメンを爆食。どちらもとても良かった。飯豊山荘まで運転して、18時に解散。h野、お疲れ様。また一緒に旅しよう。私は4時間運転して、帰宅。月初めに左上半身に大きめのケガを負ったが、今回は何ともなくてよかった。膝の方が心配だったが。いつまでも安全に登れるよう、健康で頑丈な体を維持せねば。
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