帳付山
- GPS
- 09:07
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,120m
- 下り
- 1,129m
コースタイム
天候 | 晴れ後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | ヴィラせせらぎ:日帰り入浴は休業中。 |
写真
感想
久しぶりに西上州の山を登りたくなり,未だ登っていない関東百名山の一つである帳付山を選んだ。何時もより遅く,3時過ぎに自宅を出る。天丸橋に着いたのは,すっかり明るくなった6時半。朝食のサンドイッチを食べながら支度をして出発する。
しっかりした踏み跡があり,赤テープも沢山ついているので問題なく進める。沢沿いに路が続いており10回以上の渡渉があったが,沢身が細いので簡単に渡れる。30分ほどしたころ,ちょっとした滝が現れる。ここで滝に寄りすぎてしまい,ルートを間違える。最初は踏み跡もあったが,途中で浮石だらけの傾斜となる。数メートルの距離だが,確かな手掛かりがない中,ぐらぐらする石を押さえつけながら何とかクリア。少し先にはちゃんと下から上がる踏み跡があった。今回の山行で一番の難所であった。
その後,一旦稜線状を登るが再び涸れた沢筋を行くと,古びた標識が大山への路を指している。落ち葉を踏み分けながら,倉門山と大山とを結ぶ稜線上に出る。ほんの一登りで大山に到着。西の方角に八ヶ岳や浅間山が良く見え,東の方は多分両神山と思われる。ゆっくりとしたかったが,出発時刻が予定よりも1時間遅かったので,早々に出発。気持ちの良い稜線歩きで倉門山に到着するが,見晴らしは余りないので直ぐに歩き出す。
20分程で天丸山の登り口に着く。一気に50mほどの岩を登るルートだが,山頂までロープが固定してある。ただ,かなり古い様子だったので殆ど頼りにせず,豊富にあるホールドを使って登った。浮石も少なく快適な登りであった。山頂からの眺めは限られていたが,帳付山が良く見えた。再び岩のルートを下り,帳付山に向かう稜線に戻る。馬道のコルから先は小さなアップダウンの繰り返しになる。赤目印をたよりにして岩稜の右や左へとルートを取る。時々,樹の間から帳付山や遠方の山並みが顔を出す。時たまだが紅葉している樹もあった。2度ほどルートを取り間違えて少し戻ったりもしたが,何とか帳付山に辿り着く。この時点で予定よりも1時間20分の遅れ。大分,日の暮れるのも早くなってきているし,暗い中を歩くのは嫌だなと思いながらも暫し休憩。水蒸気が多くなってきているせいか,遠方の山並みはぼんやりとしてきた。
馬道のコルまでは来たルートを逆にたどるが,1,2か所で間違えたこともあり1時間20分を要し,コースタイムよりもかなり遅い。ここで2時間近くも予定より遅く,直ぐに下りにかかる。社檀乗越までの路は良く整備されており歩き易かったが,倒木が少し多かった。10回くらい,倒れた木の下を潜ったり,跨いだりするのは結構疲れる。それでも時々見える天丸山を眺めながら,落ち葉の路を行くのは気持ちの良いものだった。
社檀乗越には広い舗装林道が通っており,天丸橋までは30分程だったので,かろうじて暗くなる前に到着できた。途中,林業関係者が伐採している脇を通ったりした。手早く支度を整えて温泉に向かうが,樹木に囲まれた林道は既に薄暗くなっていた。
20分ほどの運転で日帰り温泉を楽しみにしていた「ヴィラせせらぎ」に着くが,玄関に「日帰り温泉は当面中止」の張り紙。残念。近くには他に温泉は無さそうなので,諦めて帰宅の途に就く。結局,渋滞を避けて下道も使ったりしながら,約4時間かけて21時少し前に帰宅。疲れた。
今回は久しぶりの上州の山だったが,小粒とはいえ岩を辿るルートは楽しかった。風がほとんどなく,気温も終始10度程度だったので,暑くも寒くもない快適登山だった。紅葉にはまだ少しだけ早かったのが残念だ。
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