三輪山《関西百名山》
- GPS
- 02:26
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 397m
- 下り
- 404m
コースタイム
天候 | 小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
下山口:JR桜井線三輪駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大神神社御神体の山で摂社・佐井神社で入山料\300を納め入山、山内撮影禁止 |
写真
感想
集合が遅れ桜井から乗る予定だったJR桜井線の列車を逃してしまった。仕方がないのでタクシーに分乗し小雨のそぼ降る中、大神神社二の鳥居で下車し、真っ直ぐに伸びる参道を歩き正面の拝殿に達した。お祭りでもないのに結構な人出がある。大神神社は古事記の国造り神話に登場し日本最古の神社とされる由緒ある神社だ。祭神は大物主大神(おおものぬしのおおかみ)で大己貴神(おおむなちのかみ)と少彦名神(すくなひこなのかみ)が配祀されている。ご神体は拝殿裏の三ツ鳥居から遥拝する。
「古事記」によると国造りの途中で少彦名神が常世の国へ去り大国主神が悩んでいると光り輝く神が現れ「我を倭(やまと)青垣、東の山の上に斎きまつれ」と言う。大国主神が「どなたですか」と問うと「我は汝の幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)なり」と答えた。大神神社縁起によると大国主神が大物主神の名を持って自らの幸魂・奇魂を三輪山に鎮めたとある。
さて御神体の三輪山への登山口だが、大神神社の北にある摂社・狭井神社で入山料300円を払い「三輪山参拝証」の鈴の付いた襷を受ける。襷を首に掛け神前に置かれた御幣を取って左右左と振り、自分でお祓いして登拝口へと進む。立札に「入山心得」があり、登山中は渡された襷を掛けること、山中での飲食禁止(水だけOK)、撮影禁止等が書かれていた。
敬虔な気持ちで、登拝口(標高約115m)の注連縄をくぐり、階段のよく整備された登山道を登った。急坂で始まりトラバース道で水呑谷に到り丸太橋を渡ると谷筋を登り切った処は三光の滝の行場。寄進された休憩舎がある。脱衣場があり水垢離の行をする人の便を図られたものだ。休憩舎の前を右に折れ尾根に取り付く。標高365m付近で注連縄の張られた岩、中津磐座(なかついわくら)が神々しく鎮座している。道は整備され危険は無いが昨日からの雨で足元は濘んで歩き辛い。山頂域に近づくと高宮神社(こうのみやじんじゃ)の祠があり傍らには「あと100m」と表示されていた。なだらかな山頂部を進み三輪山(467m)山頂に到ると奥津磐座(おきついわくら)が鎮座し御神体の山の核心部であることを物語っていた。
山頂には3等三角点「三輪山」が置かれている筈で、皆で磐座の近くを探し回るが発見できなかった。今日のミッション1「三輪山から狭井神社までの所要時間を予想」をしてもらうと30分から41分の予想が出た。小雨が続き腰掛けることもできず、おまけに食べることもできないとあっては、参拝した後はすぐに下山するしかない。来た道を歩きだすと右側の草原の中に三角点がポッカリ。ありました!
この山は山屋が登山の対象として登るよりも信仰あるいはハイキングがてら登ることが一般的だ。普通の観光の格好でブーツを履いて登ってくる人もいる。恐らく下りてくるころには靴は泥んこ、ズボンは泥跳ね大変なことになるだろう。下山時尿意を催すが御神体の神山(おやま)とあっては小雉撃ちとも行かず我慢を強いられた。
狭井神社に戻ったのは11:45、立ち止まった時間を差し引き所用時間は44分だった。今回は珍しく誰もが短い予想をしてしまい一番近かったのは41分を予想したH中さんだった。神社に襷を返し預けたカメラを受け取り、大神神社境内を通ってJR三輪駅へと向かった。ネットで調べるとJR桜井線の時刻がぎりぎりで最後は急いだが列車が5分遅れていたのでラッキーだった。
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