【西黒→谷川岳→土樽駅】雲と紅葉の海を渡る

2024年10月26日(土) [日帰り]

• GPS: 07:12
• 距離: 14.4km
• 登り: 1,534m
• 下り: 1,675m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:17
• 休憩: 0:51
• 合計: 7:08

4:11 スタート地点
4:15 4:18 谷川岳山岳資料館
4:31 4:32 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
4:36 4:39 西黒尾根登山口
6:09 6:09 ラクダの背(ラクダのコブ)
6:12 6:12 ラクダのコル
6:55 6:55 ザンゲ岩
7:07 谷川岳・肩の小屋
7:13 7:14 トマノ耳
7:32 7:39 谷川岳
7:42 7:42 富士浅間神社奥の院
7:57 7:58 ノゾキ
8:18 8:19 一ノ倉岳
8:33 8:42 茂倉岳
8:50 9:10 茂倉岳避難小屋
9:47 9:55 矢場ノ頭
10:58 10:58 茂倉新道登山口
11:12 11:13 水場／高波吾策像
11:24 土樽駅

天候

薄曇り＋雲海
快晴だったら暑かったかも。

風はまぁまぁありましたが、谷川岳としては弱い方では。
気温は～10℃→16℃くらいまで上がったようです。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

谷川岳インフォメーションセンター駐車場 / 無料、登山利用不可のエリアあり。

25時ごろ着で5～6割程度、朝4時には満車に近かったのでは。さすが土曜日の紅葉の百名山。

⚠️谷川岳インフォメーションセンター駐車場脇のトイレが渇水で閉鎖されています。土合駅等で事前に済ませて来るか、谷川岳ロープウェイor登山指導センターのトイレまで歩くことになります。

◾️
今週末までは谷川岳ロープウェイの駐車場は夜間閉鎖です。トイレは使えましたが、場所を知らないとトイレファインディングの難易度が相当高いと思います。

コース状況／危険箇所等

◎土樽駅から土合駅への切符は車内販売です。乗車後に車掌さんが巡回してくるので、切符購入の意志と乗車駅と下車駅を伝えて精算するシステム。
9分で着いてしまうので、スムーズに済ませるために小銭をピッタリ払えた方が良さそう。
交通系ICは使えません、と電光掲示板に出てました。

あと清水トンネル通過なので爆音の中やりとりすることになります。でかい声で話さないと聞こえないぞ！

◾️西黒尾根樹林帯
ナイトハイクになりましたが、一回歩いているので問題なし。そこまでわかりにくい所はないと思います。
でも超急登です。

◾️西黒尾根岩場
たのしー！きつーい！
岩場としての難易度は高くない。
マーキングはたくさんあるんですが、一生懸命登ってるとルートを外す事が多いかなと。尾根道なのでよほど変な事しなければ迷ったりすることはないと思う。

◾️トマ～オキ
今回は着雪や着氷がなかったのでらくちん。
靴底で磨かれた蛇紋岩が圧倒的に滑るのでそれだけ注意。

◾️～一ノ倉岳
山頂直前の急登が急登すぎて参った。このタイミングでこの急登はキツイよ！

◾️～茂倉岳
軽いガレや土中心で歩きやすい。登り返しも優しい。
癒しタイム。

◾️～矢場ノ頭
ヤセてる所もあるがおおむね歩きやすい。

◾️～茂倉新道登山口
上部の歩きにくさは異常。あまりにも歩きにくくてだんだん笑えてきた。
滑る石と滑る木の根と滑る粘土に落ち葉が合わさり殺人的。

綺麗なブナ林まで来ると落ち着きますが、引き続き急に滑るので怖い。

写真

10/26 13:04

（戻ってきてから撮影）
谷川岳インフォメーションセンターＰのトイレ使えません❗️女性用もです❗️
これが僕の一番伝えたいことです...！

10/26 4:28

トイレ使えないし、谷川岳ロープウェイの駐車場は閉鎖中だしで困りましたが、駐車場に侵入することでトイレ発見しました。
ALSOK来たらどうしようとビビってましたが、まあ鍵開いてたし良いんでしょう。

10/26 4:38

朝からバタバタでしたが、暗闇の西黒尾根、いくぞ！

10/26 4:46

西黒尾根序盤の樹林帯、結構キツイので、暗闇で訳わかんない状態で適当に登った方が精神的に楽かもしれない。

10/26 4:50

iPhone16、夜間撮影ちょっと上手になったかも？

10/26 5:13

ガスに突入。
いよいよマジで何も見えなくなってきたw
黙々と足元だけを見て登る。

10/26 5:15

なんか暑くてダラダラ汗が出ると思ったら、結構暖かいんだね。

10/26 5:24

一瞬眺望が効くポイントに出たら、予測ドンピシャの雲海！！
やったー！元気出てきた！

10/26 5:43

紅葉にも期待が持てる感じ！

10/26 5:46

とんでもない景色だった。
先行の方が休憩してたのにニマニマが隠せない！

10/26 5:47

ロープウェイ天神平駅もみえた。
もう灯り点いてるんだね。

10/26 5:53

谷川岳さま、お久しぶり！！
紅葉は流石にちょっと終わりかけ？傷んでる葉が多かったかな。

10/26 5:54

くさり。
無くても登れますが、マジで滑るので掴んでた方があんしん！

10/26 6:00

だいぶ日が上がって来た感じがある！

10/26 6:04

雲海と日の出と紅葉です。最高すぎます、大変です。

10/26 6:08

ラクダの背まで来ました。
ちょっとオーバーペースだったかも、汗冷えがひどい！

10/26 6:08

馬蹄形方面。
朝よりは少し雲海が消えてきた。

10/26 6:09

これどこ登るんですかシリーズです。
尾根直登です。

10/26 6:11

秋の道

10/26 6:12

こっちもなー、行ってみたいんだけど...

10/26 6:14

もう出てるような気もしますが、薄曇りで丁度隠れてる太陽さん。

10/26 6:16

いや、出たか！？

10/26 6:17

モルゲンロートの中をよじ登っていく幸せ。

10/26 6:18

これは出たでしょ、日の出だー！
いいタイミングにいい位置に居られた。

10/26 6:20

やばい良すぎる。

10/26 6:21

ルートはタフですし、振り返れば絶景なのであんまり進まない。

10/26 6:24

これ見ないで登れるかってハナシよ。

10/26 6:25

そうして、一瞬だけの光芒。
あまりにも現実離れしすぎている景色に、柄にも無くポロポロと泣いてしまった。
言語化は難しいが、一番近い感覚は「赦された」だった。

10/26 6:29

もう胸いっぱいですが、マチガ沢方面の暴力的な紅葉にも襲われる。

10/26 6:54

ザンゲ岩脇より。
普段なら満足して帰りたくなってる。
今日はどんどん先に進みたくなった。

10/26 7:01

主脈方面。こちらはまたいつか。

10/26 7:08

ここ絵になるよね〜！
肩の小屋が良すぎる。

10/26 7:11

ちゃちゃっとトマ耳へ！
なんと無人！ラッキー！！

10/26 7:11

トマからの赤城。
薄雲に浮く。

10/26 7:13

稜線は流石に風が強くて寒いので動きます。
なんかTシャツの方何人も見たけど、寒さに強すぎない！？

10/26 7:17

西黒尾根をながめる。

10/26 7:22

オキにちゃく！寒い！

10/26 7:30

7℃でまぁまぁ風吹いてるんだから寒いに決まってるw
久々のインサレーションを出しました。

10/26 7:31

岩陰で風を避けながら休憩。
谷川岳から見る笠ヶ岳のかっこよさたるや。

10/26 7:41

インサレーション羽織った所で寒いもんは寒いので移動。富士浅間神社奥之院にご挨拶。

10/26 7:44

紅葉やばいんだけど、相変わらず写らず。

10/26 7:45

次は一ノ倉岳へ。
この辺りから未踏です！たのしみ！

10/26 7:51

ノゾキで一ノ倉沢をノゾいて大興奮。

10/26 7:51

左岸

10/26 7:51

右岸。
なんでこんな所登れるんだろう。

10/26 8:10

いやー...
いやーーー！とぶつぶついいながら歩いていく。
クラシカルなアルパインクライマーへの憧れが強い。

10/26 8:16

急登きつかった...キツすぎて写真撮ってなかった...！
一ノ倉岳着！

10/26 8:17

（極小）と紹介されていた一ノ倉岳避難小屋。
綺麗ではある。

10/26 8:18

清水峠アップ。
いつか行ってみたい。馬蹄形とか清水国道とかは言わないので...

10/26 8:19

快適な道が続きます。景色を眺めながらテクテク。

10/26 8:19

こんなの見ながら歩けること無いもんね。
やっぱりやってみたいな馬蹄形。1泊すればいけるかな？

10/26 8:22

急に隈笹が切れた。いい草原でした。

10/26 8:31

なんてデカい山塊なんだろう。

10/26 8:32

茂倉岳ちゃく！
ちょっと早すぎるので休憩！

10/26 8:33

歩いてきた稜線。

10/26 8:33

主脈方面。
日帰りは厳しいよなぁ。

10/26 8:35

富士山見えてた！気づかなかった！

10/26 8:37

奥秩父😭

10/26 8:38

越後駒方面。

10/26 8:46

谷がすごい。
落ちたら助からないだろうけど吸い込まれそうになる。

10/26 8:50

茂倉岳避難小屋。
めちゃ立派な建物！

10/26 8:51

中もめちゃ綺麗。泊まりたい。
トイレ休憩とする！

10/26 9:12

トイレまで綺麗だった...住める...！
下山に使う茂倉新道は歩きにくいらしいので、12時台の電車までまだ3時間ありますが出発します。

10/26 9:16

さらば...

10/26 9:21

吸い込まれそう。
ササがあっても地面がない時があるので要注意です。落ちたら死ねます。

10/26 9:32

赤系出てきたな！！

10/26 9:39

矢場ノ頭付近の紅葉がすごそう。
紅葉ヤバの頭ということ。

10/26 9:43

ヤバ。

10/26 9:45

関越トンネルの換気口では！？

10/26 9:47

矢場ノ頭着。
数名いらっしゃったのでドリンク補給だけして進みます。

10/26 9:50

まだ肩の小屋みえてるw

10/26 9:57

ちょっと傷んでるんだよな。
終わりかけだからか、夏が暑すぎたか。

10/26 9:58

で、この辺りからマジで歩きにくいです。

10/26 10:00

紅葉は綺麗ですが

10/26 10:05

バリか？みたいなとこもあり。

10/26 10:06

紅葉は綺麗ですが。

10/26 10:14

ナイス紅葉

10/26 10:17

ナイス紅葉2

10/26 10:21

この辺もよかった。

10/26 10:33

急に好みのタイプの森になった。

10/26 10:34

え、いいじゃん、なんだこのブナ林！

10/26 10:38

引き続き歩きにくい所もチラチラありますが、さっきまでよりは遥かにマシ！

10/26 10:51

関越道のランプがみえる。

10/26 10:55

終わっちゃった...

10/26 10:56

「木の根が露出し歩きにくい」
「急登、滑りやすい」
全面的に同意します。

10/26 11:11

車道を歩いて土樽駅を目指す。
安全登山の広場があった。

10/26 11:15

なんのゲートも立ち入り禁止とかの表示もなく、清水トンネルの真横に入り込めてしまった。

すごい。おおらかだ。

10/26 11:22

廃線の趣すら感じるポイント（転てつ器）
奥の線路は現役なのにね。

10/26 11:22

うお、ガッシャン！ってやるやつだ！ガッシャン！ってやるやつがある！！

10/26 11:24

ふらふら歩いてましたが、土樽駅に着いてしまいました。1時間待ちですが、まあ駅舎の見学などして時間を潰します。

10/26 11:27

こういう情報を！！来る前に知って安心したかった！！！

10/26 11:29

駅ノートの脇に、私えんぴつですよ？という顔で折れたYペグがあって笑ってしまった。

10/26 11:30

秘境駅だよなー。

10/26 11:31

名所案内がわりとハード。徒歩3.3hて。

10/26 11:33

コーラ！と思ったらなんとドクペがあったので迷わずドクペ。
やっぱりドクペなんだよな最終的に。

10/26 11:56

向かいのホームに下り列車が来た。
一応撮っておく、せっかくなので！

10/26 12:43

土合駅に移動。
土合駅って宿泊禁止なんだ...みんな今でもここで駅寝してるんだと思っていた...

10/26 12:45

土合なので、例の階段を見に行きます。

が、ほんとにこれ駅？バイオじゃない？みたいな通路でビビる。

10/26 12:46

あった。すごいすごすぎる。
登山前にこんなの登りたくなさすぎる！

10/26 12:51

というわけで土合駅の見学も済ませて駐車場に戻ります。
そこそこ歩きますし、時間的に交通量もあってちょいコワ。

10/26 12:59

これが湯檜曽川か！という写真。

10/26 12:59

逆側。
見慣れない形の砂防堤があった。
アーチ式にすることで水を中央に集めてるらしい。なるほど。

10/26 13:05

インフォメーションセンターでクマーの剥製をみる。

10/26 13:09

さっき上から眺めた一ノ倉沢の解説を読んだり

10/26 13:10

これ一番興奮、清水国道の解説板。
おそらく憧れのまま手を出さない清水国道。

10/26 14:21

道の駅みなかみ水紀行館に移動してモツ煮を食す。
美味しかったので買って帰ろうと思ったのですが、冷凍だったので諦めた。次はクーラーボックス持ってこなきゃ。

撮影機器：

iPhone 16 Apple

感想

こむそう

前日の仕事終わりに荷物を積み込み、谷川岳へ。
意外と到着が遅くなってしまって、車の出入りも多くて寝付けず、そんならまぁ、ちょっと早いけど登り始めちゃうか！

という感じで4時出発となったのですが、お陰でとんでもない日の出の景色が見られました。
雲海、薄曇り、歩くペース、寝付けなかったこと、トイレが閉鎖されてたこと、全てが噛み合って最高のタイミングで最高の日の出が見られました。
山を歩くのって楽しいね...


西黒尾根も久しぶりでしたが、やっぱり好きだなこの尾根。
「この岩場を登りたい！」という感覚が常にある、登るのってしんどいのに、それを圧して手を動かされる感覚がある。辛いなとか嫌だなとか一切感じない。
不思議だ。

馬蹄形の一部であるトマ～茂倉岳も歩けて、歴史ある登山道の茂倉新道も歩けて、僕にしては珍しく電車帰還の周回型ではないルート構成。
大満足の山歩きでした。

谷川岳、もっと色々歩いてみたいな。

コメント

サワハナ

こむそうさん、谷川岳お疲れ様でーす😆✨

日の出、雲海、紅葉、すべてのタイミングが合わさってスゴい景色の中を歩けて良かったですね!😊

最新iPhoneのカメラ性能素晴らしいですね
もちろんこむそうさんの撮影テクニックあってですけど😁
写真というより宗教画を見てるようです✨

谷川岳はいつも天神尾根から降りてしまうんですけど、茂倉岳の方まで足を伸ばすとまたステキな稜線歩きができるんですね💖
下山がしんどそうですが…
チャンスがあれば行ってみたいです！

また素晴らしい写真楽しみにしてます😊

"雲取遊人"シバちゃん

こむそうさん、素敵な谷川岳ハイクお疲れ様です。

谷川岳に登るなら無難に西黒尾根と天神尾根、なんて考えていたのですが一ノ倉方面も素敵ですね。
薄曇りだったようですが遠景も楽しめたようで羨ましい限りです。

ぎゃ〜！ハズレ引いてしまった！
金曜の夕方にクルマで乗り付けて未明から西黒尾根から登ろうかな？なんて事を考えていたのですが、、、
お天気が微妙そうだなぁ、と結局サボって酒飲んで寝てました。
う〜ん、悔しすぎる！

今日も休みなのですが、今日は家族で投票行って外食するので谷川岳はまた次の機会ですかねぇ（遠い目