崩壊地をさけ小無間東北尾根からの大無間
- GPS
- 25:26
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 3,241m
- 下り
- 3,546m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:00
- 山行
- 10:56
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 12:18
天候 | 1日目 晴れ 2日目 曇り 3日目 雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
まだ田代側から大無間に登っていなかったが、テント装備で崩壊地を越えるのに躊躇して小無間東北尾根を使って大無間に登り寸又峡に抜けた。
自主運行バスに乗るため、前日静岡にて前泊した。後30分早く静岡に着く事が出来れば前泊する必要が無くなるのでなんとかならないものだろうか?今回の自主運行バスは自分を含め登山者2人と地元のおばちゃんの合計3人だった。もう一人の方は今日聖平まで入り荒川三山へ行くとおっしゃっていた。明神橋で途中下車しようかと思っていたが、もう一人の方がおられたので終点の白樺荘までそのまま乗った。白樺荘でトイレをお借りしてから出発する。明神橋の尾根取り付きで水を補給(今回は6L)してから出発する。登りはじめから中部電力の巡回路が着いているが、急で柔らかい地面に足を滑らせないように高度を上げていく、下りに使う場合は気を使いそうだ。しばらくして初めの鉄塔に到着する。巡回路は鉄塔の下をくぐり、右手に進み上に伸びている。途中で巡回路は水平に左手に進んでいたが、主尾根も見えてきたので、送電線から少し離れた小規模なゴーロ帯の急登を登っていく、岩は苔むしていてふさふさで気持ち良かった。1300m付近で主尾根に乗る。東側に張っているロープが目印となる。ここから急登も一段落して歩きやすくなる。1450m付近から先、所々にテント適地があるが時間もまだあるので予定の1805mを目指して進む。1760m付近で絶好のテント適地となり、空身で予定していた1805mまで進んで見るも先ほどの適地以上の場所はなく、戻ってテントを張る。木が邪魔して景色はいまいちだったが、昨年お世話になった青薙山が木々の間から確認出来た。
今日は天気は持ちそうなので明るいうちに営林署小屋に着ければいいので、ゆっくり出発する。昨日空身で進んだ1805mのピークにはすぐに付き一旦コルまで下り、1970m付近へ向けて急登を通過しやすい箇所を選びながら、木を掴み体を引き上げながら上を目指す。斜度が緩くなってきたところで1970m付近に乗り、しばらく進むと小無間山への最後の登りに取り付きひと登りで山頂の少し先にでた。少し田代側に戻るとすぐに山頂標識が有った。崩壊地方面への下りもなかなか急そうだった。ここまでくれば大無間までは急登もなく歩きやすい山道が続く、途中ふと後ろを振り向くと単独行の方がすぐ後ろまできていてびっくりする。田代からのピストンだろう。しばらくするとさらに後ろからこんにちわと3人組の方から声がかかる。しばらく先行したがすぐに先に行ってもらう。すれ違うときに先頭の方のお顔を見るとヤマレコで拝見した覚えのある方だったが確信を持てなかった。ここから少し頑張ってあまり引き離されないように頑張って後を追ったおかげで調子よく山頂まで歩くことが出来た。山頂では先行していた単独行の方と3人組の方々が休んでおられ、3人組のかたの話が聞こえてきてヤマレコで拝見したお名前が聞こえてきたので、よくレコを拝見しているSHCの方々だと思ったが、人見知りなので自分から名前を名乗ることなくお別れした。3人組の方が戻られた後、単独行の方としばらくお話した。愛知からの方でこの辺りでは鎌崩と千頭山以外はほとんど歩かれているとのことだった。合地山から柴沢へも行ってみたいと言われていたのでだいたい考えることは同じだなと思いニンマリとしてしまった。結局1時間近く大無間山頂に長居してしまった。大無間から三隅池への下りは、一昨年、昨年とGWに残雪時に降りていたが、途中右手に行き過ぎてしまいGPSで位置を確認してからトラバース気味に左手に戻る。三隅池からは迷うことなく三方峰まで進む。この場所からの深南部の眺めは何回見てもいつもすばらしいが、今回は曇りですっきりせずいまいちだった。この先三方窪への下りが解りづらい、最近は右手よりに下って最後は左手に笹原を下り三方窪へと降りていたが、今回は左手から攻めてみることにしたが、コッパ沢と倉沢の合流点への尾根に乗ってしまいだいぶ左手に行き過ぎてしまい、右手へトラバース気味に戻る。途中から何となく山道or獣道らしい後が出てきてこれに従って降りていくと、三方窪の右手に降り立つことが出来た。さらにここから鹿の土俵場までは、低木の藪尾根沿いか、荒れ始めているトラバース道を行くか迷うところだが、前回は尾根沿いにいったので、今回はトラバース道に進む。初めは迷うことなく進むが途中で道が怪しくなり途中で少し迷ってしまい歩きづらい笹の斜面を歩くことになってしまった。コッパ沢の頭に着く頃には17時近くなってしまい、営林署小屋に明るいうちに着けるか怪しくなってきた。大樽沢方面への分岐に明るいうちに着ければ何とかなるだろうと思いつつ少し焦って先に進む。17時半前になんとか分岐までこれたが日はもう落ちてだいぶ暗くなってきたが、あとは広い尾根をだらだらと下っていくだけなのでヘッドランプを出すことなく小屋にたどり着く。
昨夜のラジオでの天気予報通り明け方は雨が時々強く降っていた。完全に雨がやむまで停滞しようかとも思ったが、今年は3年に一度の掛川大祭をやっていると初日のテントの中で知ったので、今日中に掛川まで行くために寸又峡からの最終バスに間に合うように小雨になってきたところで出発する。日向山の山頂は毎度の事ながら気が付かずに過ぎてしまい、すぐにお立ち台へ直接おりる尾根に着く。降りはじめは多少傾斜がきついがしばらくすると傾斜が緩み、M大プレートの残る大木の横を通り抜け以前テントを張った1670m付近に降り立つ。ここから赤テープに従って右寄りに進み、低木のうるさい場所をザックを引っかけつつ下り少し登ると1620mにつく、ここで休憩しようとしたが相変わらず小雨だが雨が降っていたのでそのまま下り続ける。1367mを過ぎて見覚えの無い切り株のある植林帯の斜面を降りていくおかしいと思ったが、前方を子鹿が楽しそうに走り回っていてつられてさらに下ってしまうもやはりおかしいので、左手にトラバースしながら隣の尾根を目指す。所々で歩きやすい所を降りつつトラバースしているのでなかなか尾根にたどり着けず、最後は木に捕まりながら強引に10mほど上がり尾根に乗ることが出来た。ここで前方で大型の動物が走り去るのが見えてクマかと思ったがイノシシだった。どちらにしてもこちらに向かってこなく良かった。ここで休憩しても良かったがもう少しなのでお立ち台まで頑張る。お立ち台に有るトイレの屋根の下で雨宿りをして一息入れる。最近になく休憩なしに一気にここまで降りて来れれることが出来て時間に余裕が出来たが景色は今一で長居せずに千頭ダムを目指す。日向林道に降り立つ手前の傾いた梯子は雨で滑りやすく慎重に降り、林道を横断して最後の下りに取りかかる。いつもどちらに行こうかと迷う千頭ダム方面と天地第一吊り橋方面の分岐は今回は天地第一吊り橋方面へ向かう。途中、斜面に上から倒木が倒れていて歩きづらい箇所が何カ所か有ったが危険は感じない。天地第一吊り橋は遠くから見るだけとして千頭ダム方面へと進む。千頭ダムに着いたときもまだ小雨が時々降っていてゆっくりする気になれず先に進み初めの長いトンネルの出口で雨宿りをしつつ一休みしているとようやく雨がやみ始める。ダムから7km程度だが、前回の水窪ダムまでの林道歩きに比べると今回は荷物も軽く、靴擦れもほぼ起こしていなかったので快適に歩くことが出来た。尾崎台展望台まで来ると観光客がちらほらといて、登山者には場違いな場所となった。寸又峡で温泉に入りさっぱりしてから、いつもお世話になっている「手造りの店さとう」でビールとわさびそばを頂く。まだ最終バスまで時間があるので、紅竹食堂でさらにとろろ蕎麦をいただく。バスの中で掛川のドーミーインの予約を入れて掛川に向かう。20時ごろ掛川駅に到着するとまだ祭りをやっていて人混みの中、ザックを背負い祭り見学をしつつ宿に向かう。
翌日、奴道中(西町)、獅子舞かんからまち(瓦町)、大獅子(仁藤町)の三大余興を一通り見て回り掛川大祭を満喫した。今回、以前に見学した島田の帯祭りも3年に1度だと初めて知ったが、掛川大祭も帯祭りも3年に1度なのでより盛り上がるのだと思った。
前回の山行では靴が合わずに?久しぶりに靴擦れを起こし、最後の林道歩きが非常につらく、また足の爪が何本かいってしまっていたので、今回厚手の靴下をやめて薄手の靴下にしたところ調子よく歩くことが出来、右足のかかとが多少靴ずれしただけで済んだ。
コメント
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kumahikoさん、こんばんは
大無間に北東尾根から行ってるという事は知っていましたが、kumahikoさんの事ですのでその後の展開は全く想像出来ませんでした
今回は寸又峡に下りるルートという事で僕もいつか歩いてみたいので参考にさせて頂きたいと思います
帰りに掛川の祭りを見物なされたんですね!
昨日の午前中は仕事で街中に居たのでとても近い距離にいたのかもしれませんが僕はkumahikoさんにお会いした事が無いので発見できませんが...
ところでお気に入り登録が既に5名 (あれっ?ブラックリストの人がいる(笑))
僕の記録はくだらない事ばかり書いてあるのでお気に入りは本当に少ないんですよね
また感想を楽しみにお待ちしています
kaikaireiさん、こんばんは
コメント有り難うございます。
今年はまだ一回しか行っていなかったので、帰りは寸又峡と決めていましたが、
途中、日向林道の様子を見に行こうかあるいは、最終日に千頭近辺の低山にでも行こうかと思っていましたが、ネットで調べたら今年は3年に一度の大祭とのことで宿もとれたので掛川におじゃまさせて頂きました。
昨日はひょっとしてkaikaireiさんがいないかときょろきょろしていました。
静岡100山のフィナーレ楽しみにしています。
○沢まで?どうやっていくのか今からわくわくしています。
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