剣山 - 三日月山 → 雄山 - 雌山 → 二子山【新見市・地獄の藪漕ぎ登山旅行・3日目】
- GPS
- 07:27
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,753m
- 下り
- 1,717m
コースタイム
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 9:14
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・雄山&雌山…大佐大井野の舗装路終点。(「登山者はここから先、車で行かないで」という趣旨の看板がある)2台ぐらいしか停められない。 ・二子山...二子山西登山口まで車を進められなかったので、橋がかかった林道の手前の空いた場所に駐車。【座標】35°09'39.9"N 133°29'17.3"E |
コース状況/ 危険箇所等 |
・剣山…整備されていて登りやすい。眺望もよく、晴れていたらくっきり伯耆大山が見える。最高 ・三日月山…展望なし。少々急坂があり、滑らないように注意。ちょっとした藪漕ぎでサプライズ。オススメはしない。 ・雄山 & 雌山...超絶快適なハイキングができました。笹が刈られているという情報を得ました。雌山からは南から東への眺望がとても美しい。雄山からは伯耆大山やその周辺の山が一望できて素晴らしい。トレラン好きな人にとっては毎日トレーニングに使いたいレベルでオススメ。 ・二子山...地獄。最初から最後まで藪漕ぎって。1回山頂へむかうために方向転換(南方向へ)が必要だがどこから行けばいいのか全くわからない。テープはあってもないようなもの。踏み跡、ほぼ見えず。 |
写真
感想
まさか三日連続で笹薮地獄を歩くとは思ってもいませんでした。今回ばかりは、「時間もできたから"ついで"に二子山でも登るか」と考えてしまった自分のミスです。ルートだけみたらシンプルな山行、他の方の記録を見れば「藪漕ぎ」というワードは出てきますがそこまで酷くはなさそう。
はい、剣森山での悪夢再びです。
他の方が登ったときよりも圧倒的に笹薮のレベルが上がっておりました。
さて話を戻して最初に「剣山 - 三日月山」。朝早くから登れたのがラッキー。そして先に剣山を登ったのがよかった。三日月山のらくルートは破線ルートになっているんですけど、これが破線ルート(=難路)とすると、僕を苦しめた数々の山々は全部破線ルートになりそう…だけど、まぁすべては自分の力不足でございます。言いたかったのは、剣山へは快適登山道。三日月山は少々難ありですが、そこまで藪は濃くないですし、坂もまぁまぁ急なだけで悪くはなかったです。昨日登った天銀山の方がキツイかもしれません。
剣山の頂上からの眺望は今まで見た中でも10本の指に入るレベルで素晴らしく、ほぼ360°眺望が良いです。伯耆大山はもちろんのこと、花見山の美景も楽しめます。
花見山とセットで剣山を登るのもいいですね。三日月山は余力があれば。その後、新見温泉に入ってご飯食べるのとかなり良い休日の過ごし方になりますね(自分もそれぐらい余力のある1日が過ごせたらいいな〜)
次は「雄山 - 雌山」です。こちらは期待大。ここは絶対笹薮化していないはず!そういう勝手な想像で行ってしまいました。登ってみてすぐに分かったのは笹がしっかり刈られているということ。めちゃくちゃ快適に登ることができました。土曜日だったからか、2名の登山客とすれ違いました。
ただ後からコメントをいただいて知りましたが、「雄山 - 雌山」も藪化しているときがあるということ。やっぱりタイミングなのですかね?いつか剣森山や明石山やこの後登る「二子山」も笹が刈られている可能性も…たぶん二子山は刈られる可能性は絶望的じゃないかと思いました💦
「雄山 - 雌山」はどちらも眺望が良い。雌山は東の泉山方面も見渡せてとても美しい。雄山は、頻出ですが伯耆大山が綺麗に見えます。
星山と同じぐらいオススメの山ですが、ちょっと交通の便が悪いのが残念。電車、バスと乗り継いでこれるみたいですが、今チェックしたら帰りの便がなくてダイヤ縮小しちゃったのかな。「中国百名山」にも入って欲しい、登るのが楽しい山でした。
最後に、「二子山」です。同じことを繰り返しますが、「ついで」に登る山ではありませんでした。そもそもこの山の登山口に行くまでが大変でして・・・。県道112号から「伏谷バス停」から伏谷川に沿って細い道を入っていくと、なぜか前方より飛ばしてくる車とぶつかりそうになりました。なぜ、その方向から…? 女性から「〜〜ダムへ行く道はこっちですか?」のように聞かれたのですが、全く分からず僕が来た道を行けば広い道には出られますとだけ伝えました。
怖い。一体どこから来たんでしょうか?
ここを進めば登山口、つまり行き止まりのはずです。
まぁ、この地点は全く携帯の電波が届かないので迷い込んで戻ってきたのだと思います。とにかくぶつからなくて良かった💦
そしてグーグルマップが示した場所に辿り着くと、ライダーさんがお一人休憩されてました。登山者もめったに来ないので良い遊び場になっているのかもしれません。登山口手前までタイヤの跡がついていました。
という感じでこの山では登る前からいろんなことが起こりまして。
他の方の車だと自分のスタート地点よりも登山口に近いところまで行けるみたいなので、二子山に登りたい方は行けそうなところまで進んでからの方が後々楽だと思います。
なんせ、二子山はこれまで登った笹薮地獄よりも密度が高く面倒なのですから💦
登山口から数歩で笹薮。ピークまで笹薮。山頂への方向転換箇所も分からないぐらいの深い笹薮。そこから抜けると嘘のように開かれています。が、山頂直下で再び深い藪。眺望も無い。三角点の位置もわからない。とても大変な山行です。生きて帰れただけでも喜ばしいかなと思います。
方向を1回変えないといけない箇所は一番面倒できつかったですが、二子山はそれ以外は尾根筋をがむしゃらに進めばなんとかなるので、やはり剣森山の方がキツさレベルは上かなと思いました。(まだアゼチを筆頭に「新ルート岡山」の熟達者指定の藪漕ぎ必須の山たちを登り切れていないのであくまで現時点での評価です)
どちらも達成感よりも疲労感が上回りヘトヘトになりましたが、二子山下山後、90分以上運転して無事に帰宅できたので相応の充実した二泊三日の登山旅行になりました。二子山のおかげで「この旅は藪漕ぎ地獄ってタイトルつけられそう」と思い付いたので良しとします。
一人で藪漕ぎはなかなか危険ですので、皆様は藪漕ぎ必須の山は避けていただくか、複数名で臨んでいただければ幸いです。
次の旅行は再び伯耆大山方面へ。大山ではなく三鈷峰を登って紅葉を楽しみたいと計画中です。
【1日目の山行記録】https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7409164.html
【2日目の山行記録】https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7409163.html
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