北高尾
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 867m
- 下り
- 846m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子城跡 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはありませんが、アップダウンの連続。 |
写真
感想
僕自身この道は3回目ですが、ルート図をご覧になったらわかるように、へんてこなコースを歩きました。同行のK君は高校時代バスケットボールの選手で体力は申し分ない。いずれ会の中核になる男です。山のリスクを知ってもらうため、あえて道迷いし、バリエーションルートを選びました。K君がパートナーでなかったら、こんなことはしなかったでしょう。
言うまでもなく道迷いからの脱出は、わかる道(分岐)まで戻ることです。K君にルート選びをしてもらいました。富士見台の分岐で堂所山ではなく高尾駅を選択しました。前に来た道と違う風景なのでK君は「おかしいな」と思いながら歩いていたそうです。こちらのルートもアップダウンの連続ですので、地図を広げる余裕がなかったのも事実です。中央道の下をくぐり高尾駅近くになって、K君は別ルートを採ったと気づきました。高尾駅は歩いて30分ほどですが、富士見台まで戻ろうと促しました。ここからが道に迷った時の訓練です。1時間半ほどかけてバックしなければなりません。途中にエスケープする道がなくやむをえません。K君は不平を漏らさずひたすら歩き通しました。優秀な山男になれます。途中、地蔵様のところで昼食にしました。
富士見台まで戻ってくると、午後2時半ぐらいだった。ここから堂所山〜景信山〜小仏バス停までの時間を計算すると、5時近くなる可能性がある。いざという時のためにK君のヘッ電の電池残量を確認、電池交換しました。
地図で確認すると「大下」に下る点線のバリルートがありました。ここを行ってみようと二人で決断しました。進入路に「悪路です」とある通り、かなりの悪路だった。道がザレているうえに、途中から石がゴロゴロの枯れた沢を数百メートル歩かなければならない。水量が多かったらとても選択できません。1時間ほどでバス通りに出ました。これでようやく僕らの道迷い訓練は終わりました。
帰路は八王子で下車、銭湯で汗を流し、いつもの焼き鳥屋で打ち上げた。ビールのうまかったこと。
今回の山行は、道迷い時の判断をケーススタディで学べた貴重な体験でした。
まずは、現在地を把握できる場所まで戻ること。ガーミンでおおよその位置は掴めていましたが、確実に居場所が分かる富士見台分岐まで引き返しました。
第2に、ルートの検討。ヘッドライトは持っていたものの、当初予定のコースを行くと下山時間が遅くなるため、コースを変更しました。ベテランで健脚のkenmeiさんと二人だけだったという事もあって、元来た道を戻るのではなく、小下沢へのルートを選択しました。体力的にも精神的にも余裕があったので下れましたが、そうでない場合はオススメ出来る道ではありません。個人的には猿の集団との遭遇やバリュエーション・ルートを通れて良い経験となりました。
下山後は、定番コースでの反省会。帰りの車中では仕事の疲れがどっと出て熟睡してしまい、kenmeiさんに起こして頂けなかったら乗り過ごしていました。有難うございました。
某コンビニでは(マーケティングに利用するのでしょうが)金額確定時に性別・年齢別のキーを押すのですが、行き・帰りに寄った際共に49(歳)のキーでした。その前は29(歳)のキーなので、店員さんが完全に正しいのですが少し複雑な気分。
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