後方羊蹄山(幌尻岳敗退目的地変更、真狩口より山頂往復)
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- GPS
- 07:55
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,685m
- 下り
- 1,661m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前日朝方、当初の目的であった幌尻岳登山口に向かうが、台風4号の影響による洪水のため断念、急遽羊蹄山に目的地変更。 午後倶知安に到着。宿を確保後、比羅夫登山口を視察。駐車場とトイレがあるだけで登山者が少なく寂しい感じ。倶知安への途中で立ち寄った真狩登山口は、キャンプ場も整備され水場、トイレなど施設が充実していて綺麗だったので、こちらを利用することにする。下山時の泥落し用の施設が完備していたことに感動。 登ってから気付いた難点は、山頂火口壁の到達点が、最高点のほぼ反対側にあること。火口壁1周に約1時間を要す。 下山後はマッカリ温泉に入ったが、この温泉は真狩の集落から2-3km離れたところに作られた日帰り施設で、露天風呂から正面に羊蹄山の絶景が眺められる抜群の立地を誇る施設である。 |
写真
感想
今年は北海道で残る4座のうち、難関の一つである幌尻岳に照準を当てて4月から幌尻小屋の予約を取る等準備を進めてきていた。しかーし、11日の出発を前に9日に台風4号が発生、順調に(?)北上して出発の前日には九州西方から日本海に入っていた。しかも台風の近辺での大雨だけでなく、遠く北海道で大雨になっているとの天気情報が流される中を一路新千歳に向かったのである。
台風が北海道に近づくのは13日の予報になっていたので、近づく前に下山できるのではないかと淡い期待も抱いていたのだが、その期待は平取で沙流川の濁流を見るに及び脆くも崩れ去ってしまった。詳細情報を得るべく豊糠山荘に連絡すると、既に幌尻山荘からの下山者を止めているとのことで、このまま雨が降らなくても翌日登れる可能性は非常に低いとのことであった。
翌朝、せめて次回のために登山口の駐車場まで行ってみようと雨の中を車を走らせたのであるが、豊糠の集落から5kmほど入ったところで土砂が道路を覆っているところに遭遇、林道を視察することも諦めて引き返さざるを得なかった。おまけに帰る途中の豊糠-振内間の林道が7時から大雨による通行止めとなってしまい、貫気別を経由することになってしまったが、この道が通行止めの林道以上に危なく見えたのは私の恐怖心のなせる業であったろうか。実際豊糠の集落を少し下ったところで舗装道路に流れ出た土砂で車の底を摺ってしまったし、その先の橋は額平川の濁流に今にも飲み込まれそうに見えた。
今回は縁が無かったと諦め、また当日既に山中に入っておられて下山できない方々よりはマシだと自らを慰めて、急遽翌日後方羊蹄山に登るべく計画を変更して倶知安に向かったのである。
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