荒地山〜幻の岩場「ナマズすべり」と「十三間四方岩」を探索
- GPS
- 08:30
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 794m
- 下り
- 797m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 3:31
- 合計
- 8:30
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス | 自宅から全て徒歩 |
コース状況/ 危険箇所等 |
荒地山全体に踏み跡が多く道迷いしやすい。岩場は滑落と落石に注意。道畦谷及び黒岩から奥高座の滝付近へのルートはVR、通行する方は要注意。 |
写真
感想
本日は荒地山の幻の岩場、「ナマズすべり」と「十三間四方岩」を探索してきました。
芦屋川右岸の県道344号線脇にあるナマズ岩は、阪神大震災の際に荒地山の山頂付近(ナマズすべり)から数百メートル転がり落ちたものだそうです。推定500トンとされるこの岩は、地震で移動した石としては最大級とされています。本日の最初のミッションは、「ナマズ岩が落ちたと思われるルートを辿りながら登り、ナマズすべりと呼ばれる場所を探索すること」。
岩が転がっただろう跡は登山道ではなく、歩きづらいうえに落石の危険も高いため、決して利用は推奨できません。結果的に、ナマズ岩の300メートルほど上にある巨石が林立する場所に辿り着きましたが、そこがナマズすべりである確証は得られませんでした。
その後、道畔谷北尾根に出てから少し下って、扇岩やおにぎり岩周辺を巡りました。この辺りは展望が開けており、気持ちの良いルートでしばし気分転換になりました。
そこから再び登り、芦屋ゲート分岐手前でルートを北に外れて第2のミッション「十三間四方岩の探索」に向かいました。この岩については、jyunntarou先生が7年前に記録されたレポートで知り、以来気になっていたのです。私にはとても辿り着けそうにない場所でしたが、その姿だけでも覗き見ることができればと期待していました。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1222504.html
十三間四方岩のあると思われる場所に近づくにつれ、突然現れる崖、不安定な足場、薮漕ぎと散々でした。結果的に、十三間四方岩と思われる岩を見いだすことはできませんでした。その代わりに10mを越えると思われる岩を見つけました。その岩も多数の亀裂が入っており、近いうちに人知れず崩壊しそうでした。
一旦荒地山まで登りつめた後、テーブルロックまで下ってまったりと休憩。しばし周辺を散策し、眺望を楽しんだり、出会った人々と会話を交わしたりしました。11月に入ったとはいえ、陽射しはまだ暖かく、山登りには最高の日でした。
その後、プロペラ岩までトラバースしてから黒岩へ向かい、そこで軽食を取り、昼寝をしていると、後から男女二人連れが来られました。驚いたことに男性の方は、昨年春のキャノンボールで私が3往復した際に、もう一人3往復を完遂した方でした。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5277806.html
奇跡的な再会に会話も弾み、彼が今ではトレイルランニングよりも登山に夢中になり、アルプス遠征を繰り返していると伺いました。彼と握手を交わし別れた後、ふと「自分は何を目指そうか」と考えました。
下山後は滝の茶屋に立ち寄り、おでんをいただきました。夕方になると風が冷たく感じられ、おでんのおいしさが身に染みる季節の訪れを感じました。
2つのミッションは完遂できませんでしたが、奇跡的な再会もあり、満足のいく山行でした。今日も無事に下山できたことに感謝です。
追記(11月4日15:45)
十三間四方岩は既に実在しないという情報もありました。真実は如何に?再探索の必要がありそうです。
「十三間四方岩の附近は石切場であったと述べている。しかも、「現在も十三間四方ある」のではなく、「十三間四方あった」と過去形で述べていることに注目しよう。すなわち、直木氏の紹介記事を「素直に読めば」、昔は十三間四方もある岩があったので、十三間四方岩と呼んでいるが、今では(石を切り出したので?)残された巨岩は、十三間四方の大きさではなくなっている、ということになる。」
https://www5f.biglobe.ne.jp/~tsuushin/sub5a.html
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