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記録ID: 7434527
全員に公開
ハイキング
六甲・摩耶・有馬

荒地山〜幻の岩場「ナマズすべり」と「十三間四方岩」を探索

2024年11月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:30
距離
13.2km
登り
794m
下り
797m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:59
休憩
3:31
合計
8:30
距離 13.2km 登り 794m 下り 797m
7:01
7
打出天神社
7:08
6
7:14
7:15
20
7:35
7:36
158
10:14
4
10:24
10:35
3
10:38
10:45
0
10:45
10:54
0
10:54
10:56
4
11:09
11:14
3
11:17
14:08
14
14:22
3
14:44
14:45
27
15:17
5
15:22
15:23
8
15:31
打出天神社
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス 自宅から全て徒歩
コース状況/
危険箇所等
荒地山全体に踏み跡が多く道迷いしやすい。岩場は滑落と落石に注意。道畦谷及び黒岩から奥高座の滝付近へのルートはVR、通行する方は要注意。
兵庫県道344号から見た鷹尾山、荒地山方面。いつもとは違う視点で新鮮。
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兵庫県道344号から見た鷹尾山、荒地山方面。いつもとは違う視点で新鮮。
芦屋川右岸道に旧水道施設。現在は未使用の様子。
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芦屋川右岸道に旧水道施設。現在は未使用の様子。
ここから梯子を登り山道へ。
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ここから梯子を登り山道へ。
急坂を登ると土砂崩れ防止柵にあたる。これを超え、
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急坂を登ると土砂崩れ防止柵にあたる。これを超え、
しばらく進むと、水路が現れる。管理道の急登部分にはロープがあった。
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しばらく進むと、水路が現れる。管理道の急登部分にはロープがあった。
左手には荒地山に続く山並。頂点に見える岩が扇岩。今日はあそこに登り詰める。
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左手には荒地山に続く山並。頂点に見える岩が扇岩。今日はあそこに登り詰める。
芦屋川に下り立つ。上流に大きな鋼管堰堤。
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芦屋川に下り立つ。上流に大きな鋼管堰堤。
弁天滝落ち口のフカ切り岩(左の平らな岩)、雨乞いの言い伝えがある。file:///Users/shujikubo/Downloads/suijinsantohukakiriiwa_ashiyasi3.pdf
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弁天滝落ち口のフカ切り岩(左の平らな岩)、雨乞いの言い伝えがある。file:///Users/shujikubo/Downloads/suijinsantohukakiriiwa_ashiyasi3.pdf
フカ切り岩と弁天滝。昨日までの雨で水量多く轟音。徒渉には気を遣った。
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フカ切り岩と弁天滝。昨日までの雨で水量多く轟音。徒渉には気を遣った。
対岸に渡って県道344号からの弁天滝。
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対岸に渡って県道344号からの弁天滝。
弁天岩の一つ、これは最上部にある白山大神という石碑が立てられた磐座。https://yamauo1945.sakura.ne.jp/iwakura2.html
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弁天岩の一つ、これは最上部にある白山大神という石碑が立てられた磐座。https://yamauo1945.sakura.ne.jp/iwakura2.html
弁天岩の一つ上段から。京都から来た方としばし談笑。
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弁天岩の一つ上段から。京都から来た方としばし談笑。
兵庫県道344号から見た弁天岩の下段。7-8m四方の巨石。
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兵庫県道344号から見た弁天岩の下段。7-8m四方の巨石。
ナマズ岩。阪神淡路大震災により荒地山からここまで落ちて来た巨石。今日はこの岩が落ちて来たルートを遡る。
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ナマズ岩。阪神淡路大震災により荒地山からここまで落ちて来た巨石。今日はこの岩が落ちて来たルートを遡る。
道無き道を遡る。角張った浮石が多く要注意。
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道無き道を遡る。角張った浮石が多く要注意。
急登が続く。荒地山らしい切り立った巨石が目立つようになる。
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急登が続く。荒地山らしい切り立った巨石が目立つようになる。
ビバークできそうな岩穴。
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ビバークできそうな岩穴。
これもかなり大きい。6-7mはあろう。
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これもかなり大きい。6-7mはあろう。
切り立った岩。今にも転がり落ちそう。この周辺がナマズ石のあった辺り(ナマズすべり)らしい。
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切り立った岩。今にも転がり落ちそう。この周辺がナマズ石のあった辺り(ナマズすべり)らしい。
展望の良い場所に出る。ここで道畦谷北尾根ルートに合流。
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展望の良い場所に出る。ここで道畦谷北尾根ルートに合流。
すぐ左手に扇岩。先ほどの水路から仰ぐと山上に扇を開いた様に見えることに因んだそう。
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すぐ左手に扇岩。先ほどの水路から仰ぐと山上に扇を開いた様に見えることに因んだそう。
少し降りたところにおにぎり岩。大阪方面が見通せる。
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少し降りたところにおにぎり岩。大阪方面が見通せる。
おにぎり岩の上に立つ。風が心地よい。
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おにぎり岩の上に立つ。風が心地よい。
ルートを外れてしばらく巨石散策。かなり大きな岩を発見。
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ルートを外れてしばらく巨石散策。かなり大きな岩を発見。
岩の下部に下りようとするが、足元が悪い崖。
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岩の下部に下りようとするが、足元が悪い崖。
回り込んでようやく基部に降り立つと、その岩は高さ10メートル以上はあろうか。無数の亀裂が入り、今にも崩れ落ちそう。
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回り込んでようやく基部に降り立つと、その岩は高さ10メートル以上はあろうか。無数の亀裂が入り、今にも崩れ落ちそう。
同じ岩の上部では、一本の木が倒壊寸前の巨石を支えているかのように見え、思わず応援したくなる。
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同じ岩の上部では、一本の木が倒壊寸前の巨石を支えているかのように見え、思わず応援したくなる。
荒地山山頂。魅力ある山なのに山頂は展望がなく残念。
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荒地山山頂。魅力ある山なのに山頂は展望がなく残念。
テーブルロックまで一旦下る。二人連れの方と撮りあった。ココでまったり休憩。
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テーブルロックまで一旦下る。二人連れの方と撮りあった。ココでまったり休憩。
ネコもまったり。
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ネコもまったり。
立て烏帽子岩から西方面。谷の向こう側にプロペラ岩と黒岩が見える。
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立て烏帽子岩から西方面。谷の向こう側にプロペラ岩と黒岩が見える。
拡大すると、プロペラ岩の形が確かにプロペラっぽいのが判る(右下)。
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拡大すると、プロペラ岩の形が確かにプロペラっぽいのが判る(右下)。
プロペラ岩の基部。見上げると首が痛くなる。
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プロペラ岩の基部。見上げると首が痛くなる。
プロペラ岩の上から。今度は目が回る。
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プロペラ岩の上から。今度は目が回る。
黒岩に到着。軽食後に昼寝。日差しが暖かく11月とは思えない陽気。
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黒岩に到着。軽食後に昼寝。日差しが暖かく11月とは思えない陽気。
後から来た二人連れ。驚いた。男性は昨年のキャノンで私と同じ六甲全縦3往復を達成した御仁。1年ぶり、奇跡の再会。
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後から来た二人連れ。驚いた。男性は昨年のキャノンで私と同じ六甲全縦3往復を達成した御仁。1年ぶり、奇跡の再会。
下山はキャッスルウォール脇を抜け、
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下山はキャッスルウォール脇を抜け、
高座谷でお不動様にご挨拶し、
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高座谷でお不動様にご挨拶し、
本日も無事下山、感謝。
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本日も無事下山、感謝。
滝の茶屋でまた休憩。おでんが美味しい季節になった。
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滝の茶屋でまた休憩。おでんが美味しい季節になった。

感想

本日は荒地山の幻の岩場、「ナマズすべり」と「十三間四方岩」を探索してきました。

芦屋川右岸の県道344号線脇にあるナマズ岩は、阪神大震災の際に荒地山の山頂付近(ナマズすべり)から数百メートル転がり落ちたものだそうです。推定500トンとされるこの岩は、地震で移動した石としては最大級とされています。本日の最初のミッションは、「ナマズ岩が落ちたと思われるルートを辿りながら登り、ナマズすべりと呼ばれる場所を探索すること」。

岩が転がっただろう跡は登山道ではなく、歩きづらいうえに落石の危険も高いため、決して利用は推奨できません。結果的に、ナマズ岩の300メートルほど上にある巨石が林立する場所に辿り着きましたが、そこがナマズすべりである確証は得られませんでした。

その後、道畔谷北尾根に出てから少し下って、扇岩やおにぎり岩周辺を巡りました。この辺りは展望が開けており、気持ちの良いルートでしばし気分転換になりました。

そこから再び登り、芦屋ゲート分岐手前でルートを北に外れて第2のミッション「十三間四方岩の探索」に向かいました。この岩については、jyunntarou先生が7年前に記録されたレポートで知り、以来気になっていたのです。私にはとても辿り着けそうにない場所でしたが、その姿だけでも覗き見ることができればと期待していました。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1222504.html

十三間四方岩のあると思われる場所に近づくにつれ、突然現れる崖、不安定な足場、薮漕ぎと散々でした。結果的に、十三間四方岩と思われる岩を見いだすことはできませんでした。その代わりに10mを越えると思われる岩を見つけました。その岩も多数の亀裂が入っており、近いうちに人知れず崩壊しそうでした。

一旦荒地山まで登りつめた後、テーブルロックまで下ってまったりと休憩。しばし周辺を散策し、眺望を楽しんだり、出会った人々と会話を交わしたりしました。11月に入ったとはいえ、陽射しはまだ暖かく、山登りには最高の日でした。

その後、プロペラ岩までトラバースしてから黒岩へ向かい、そこで軽食を取り、昼寝をしていると、後から男女二人連れが来られました。驚いたことに男性の方は、昨年春のキャノンボールで私が3往復した際に、もう一人3往復を完遂した方でした。https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5277806.html
奇跡的な再会に会話も弾み、彼が今ではトレイルランニングよりも登山に夢中になり、アルプス遠征を繰り返していると伺いました。彼と握手を交わし別れた後、ふと「自分は何を目指そうか」と考えました。

下山後は滝の茶屋に立ち寄り、おでんをいただきました。夕方になると風が冷たく感じられ、おでんのおいしさが身に染みる季節の訪れを感じました。

2つのミッションは完遂できませんでしたが、奇跡的な再会もあり、満足のいく山行でした。今日も無事に下山できたことに感謝です。

追記(11月4日15:45)
十三間四方岩は既に実在しないという情報もありました。真実は如何に?再探索の必要がありそうです。
「十三間四方岩の附近は石切場であったと述べている。しかも、「現在も十三間四方ある」のではなく、「十三間四方あった」と過去形で述べていることに注目しよう。すなわち、直木氏の紹介記事を「素直に読めば」、昔は十三間四方もある岩があったので、十三間四方岩と呼んでいるが、今では(石を切り出したので?)残された巨岩は、十三間四方の大きさではなくなっている、ということになる。」
https://www5f.biglobe.ne.jp/~tsuushin/sub5a.html

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